a 長文 10.1週 u
 十二月じゅうにがつ三日みっかだい事件じけん起きお ました。ぼくのした前歯まえば抜けぬ たのです。友達ともだちはみんな抜けぬ ていたのに、ぼくだけ、まだ一ぽん抜けぬ ていませんでした。 
 そのは、まえから少しすこ ぐらぐらしていました。抜けるぬ  まえから、走っはし 震動しんどうでぐらぐらしてしまうぐらい揺れゆ ていました。だから、ぼくだけ、あさごはんをおかゆにしてもらいました。おかゆはあまり食べた がしません。ぼくは何杯なんばい食べた ました。
 あさごはんはなんとか食べた られたけれど、心配しんぱいなのは給食きゅうしょくです。その献立こんだてはきびなごフライでした。まるで歯医者はいしゃさんに行っい たときみたいに大きなおお  くちけ、慎重しんちょうくち入れい ました。そんなにをつけて食べた たのに、ぐらぐらのにがつんと当たっあ  てしまいました。とても痛かっいた  たです。ぼくは、おなかがぺこぺこでしたが、それからは、もうになってあまり食べた られませんでした。
 ぼくは、一かい給食きゅうしょく残しのこ たことがありません。それなのに、今日きょう残しのこ たので、友達ともだち心配しんぱいしてくれました。大ちゃんだい   は、 
自然しぜん抜けるぬ  まで待っま ほうがいいよ。」 
言いい ました。てっちゃんは、 
「ぼくは、お兄ちゃんにい   とケンカしてたらうでがぶつかって抜けぬ たよ。」 
言いい ました。そのはなし聞いき ていた女の子おんな こたちも、自分じぶん抜けぬ たときのことを教えおし てくれました。歯医者はいしゃさんで抜いぬ てもらったもいました。ぼくがいちばんうらやましいなと思っおも たのは、あさ起きお たら抜けぬ ていたというはなしです。どうしてかというと、ているあいだだったら痛くいた てもきっと気がつかき   ないなと思うおも からです。
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 

 給食きゅうしょくのあとの掃除そうじ時間じかんも、帰りかえ かいのときも、ぼくはいつもの元気げんきませんでした。きっと給食きゅうしょく食べた られなかったからだなあと思いおも ました。帰りかえ 大ちゃんだい   が 
今日きょう遊べるあそ  ?」 
こえをかけてきたけど、断っことわ てとぼとぼといえ帰りかえ ました。 
 いえ着くつ お母さん かあ  が、 
「うわー、これぬいてあげようか。」 
と、ぼくのゆびでぐらぐら揺らしゆ  ました。ぼくは、思わずおも  逃げに たくなりました。
 ばんご飯 はんも、痛くいた 食べた られませんでした。思い切っおも き 抜いぬ てしまおうとも思っおも たけれど、結局けっきょくそのままにしてお布団ふとん入りはい ました。明日あしたあさ起きお たら抜けぬ ていたらいいなあと考えかんが ながらました。 
 つぎあさ覚めるさ  と、なんと、まくらのとなりに落ちお ていました。
「やったあ、抜けぬ たよう!」 
ぼくはお母さん かあ  のところへ走りはし ました。思っおも たとおり、ているときに抜けぬ たので嬉しくうれ  てたまりません。痛くいた なかったので本当にほんとう よかったです。

言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい ω)
 666564636261605958575655545352515049484746454443424140393837363534 
 
a 長文 10.2週 u
 急いいそ 食べるた  と、食べ物た ものがのどにつまり、せきこんでしまうことがあります。わたしたちののどのおくは、二つのみちにわかれています。ひとつは、はなくちから入っはい 空気くうき通るとお みち、もうひとつは、食べ物た もの通るとお みちです。空気くうき通るとお みち気管きかんとよばれ、のどのまえほうにあり、空気くうきはそこからはい送らおく れます。食べ物た もの通るとお みちは、食道しょくどう呼ばよ れ、後ろうし のほうにあり、食べた たものはそこから送らおく れます。
 食べ物た ものが、のどのかべにあたると、空気くうき通るとお みち反射はんしゃてきにふさがれて、食べ物た もの通るとお みちだけがあきます。まるで、手旗てばた信号しんごうで「あか上げあ て。」「しろ上げあ て。」とやるように、「食べ物た ものだ。」「つぎ空気くうきだぞ。」と、べん開きひら ます。だから、急いいそ 食べるた  と、「あか上げあ て、しろ上げあ て、あか上げあ ないで、しろ下げさ ない。」などという命令めいれいになって、べんがまちがえてしまうことがあるのです。
 きちんとかんで、唾液だえきが十ふんまざっている食べ物た ものは、食道しょくどう動きうご によって送らおく れます。しかし、大きいおお  ままのものや、よくかんでいない食べ物た ものは、二つのみちのわかれるところにつまってしまうことがあります。生えは ていない赤ちゃんあか   やかむちから弱いよわ 年寄りとしよ が、流動りゅうどうしょくといって、水分すいぶん多くおお 柔らかいやわ   ものを食べるた  のはこのためです。
 食べ物た ものがのどにつまったときは、背中せなかをたたいてもらったり、それでも取れと ない場合ばあいゆびをつっこんで取っと てもらったりします。空気くうき通るとお みちをあけてやるためです。いずれにしてもすばやい対処たいしょ必要ひつようとなります。最近さいきんでは、とっさに掃除そうじ使っつか て、おばあさんがのどにつまらせたおもちを吸い込んす こ 取っと れいもあるそうです。
 空気くうき食べ物た もの区別くべつのように、からだ自然しぜん動作どうさするたようなれいとして、イルカやクジラのはながあります。イルカやクジラは水中すいちゅう入るはい と、自然しぜんはなあな閉じると  ので、みず入りはい ません。

 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい(φ)
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 


□□□□□□□□□□□□□□
 
a 長文 10.3週 u
 ミナちゃんは、まるくて小さなちい  うえきばちにあさがおのたねをまきました。
 うえきばちのつちに、ゆびさきで五つの小さなちい  あなをつくると、そのなかに一つぶずつたねをいれてそっとつちをかけました。
 おとうさんがいいました。
「すこしだけみずをかけておきなさい。」

 ミナちゃんが、じょうろですこしずつみずをかけると、たねまきはすっかりおわりました。
 おとうさんが、についたつちをポンポンと、おとをたてておとしながらいいました。
「これでよし。」

 ミナちゃんもまねをしてポンポンと、についたつちをおとしながらいいました。
「これでよし。」
 すると、ねこののぼるくんまでが、
「ニヤーッ。」
となきました。
 
おおきいたねと小さなちい  たね」東君平ひがしくんぺい
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 


□□□□□□□□□□□□□□
 
a 長文 10.4週 u
 大きなおお  赤いあか ハサミを持っも たアメリカザリガニは、子供こどもたちに人気にんきがあります。このアメリカザリガニは、名前なまえのとおり元々もともとはアメリカで暮らすく  生き物い ものでした。昭和しょうわ初めはじ ごろ、食用しょくようガエルだったウシガエルのえさにするために、わざわざうみ向こうむ  のアメリカから買わか れてきたのです。
「ウシガエルに食べた られるなんてまっぴらだ。」
きっとそんな考えかんが をもったアメリカザリガニたちがいたのでしょう。カエルに食べた られるぐらいならもう帰るかえ とばかりに、近くちか かわいけ逃げ出しに だ 、そこで子供こども生みう あっという間に     ま 日本にっぽんじゅう広がりひろ  ました。それだけ生きるい  ちから強いつよ 生き物い ものだったのです。それもそのはず、アメリカザリガニはなんでもムシャムシャと食べた てしまうし、少しすこ くらい汚れよご みずなかでもへっちゃらなのです。もし、アメリカザリガニがグルメできれい好きす だったら、今ごろいま  日本にっぽんには生息せいそくしていなかったかもしれません。
 さて、立派りっぱなハサミを持つも アメリカザリガニは、生き物い ものはもちろん、仲間なかま同士どうしでもよくケンカをします。そんなときあしやハサミが取れと てしまうことがあります。さあ、大変たいへんです。でも、心配しんぱいはいりません。なん脱皮だっぴをしていくうちにあしやハサミはもとのように戻っもど てしまいます。まるでしっぽを切らき れたトカゲのようです。
 エビやカニの仲間なかまには、このように優れすぐ 再生さいせい能力のうりょく持つも ものがあります。もちろん人間にんげんにも、ちょっとした怪我けがならもとのように直しなお てしまうちから備わっそな  ています。
 アメリカザリガニは、仲間なかま同士どうしでもケンカをしてしまいますから、たくさんつかまえたときは、全部ぜんぶうちに持っも 帰らかえ ずに、かわ返しかえ てあげましょう。

 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい(ω)
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 


□□□□□□□□□□□□□□
 
a 長文 11.1週 u
 十一月じゅういちがつ最後さいご日曜日にちようび万博ばんぱく公園こうえんでちびっこマラソン大会たいかいがありました。わたしは、二年生ねんせい女子じょし参加さんかしました。一年生ねんせいと二年生ねんせいは、一・五キロメートルを走りはし ます。
 万博ばんぱく公園こうえん着いつ たら、すぐランニングを始めはじ ました。さくらちゃんが、
「ああ、もうしんどい。いずみちゃん、まってえ。」
と、わたし呼びよ ました。わたしも、転げるころ  ように走っはし て、大きなおお  長いなが はし渡りわた ました。さくらちゃんのかおは、とてもつらそうでした。その足踏みあしぶ をして待っま ていると、ようやく、さくらちゃんが追いついお   てきました。やっとゴールに着いつ たときには、まるでお風呂ふろ上がりあ  のように、からだがぽかぽか温かくあたた  なっていました。
 ランニングが終わるお  と、コーチが、
「おい、一ねん、二ねんこっちきて。」
といったので、小太郎こたろうくんと、わたしと、さくらちゃんは、コーチのところに駆け寄りか よ ました。
「ちょっとここを走っはし てみて。」
言わい れたので、そのコースを三ぼん走っはし たあと、ちびっこマラソンのコースを教えおし てもらいました。思っおも ていたより短いみじか ようながしました。
 一年生ねんせいが、最初さいしょ走っはし ていきました。つぎは、自分じぶんたちが走るはし ばんです。
「ようい。」
というこえ聞こえき  たとき、きゅうむねがドキドキしてきました。のどもからからに渇いかわ てきました。
「どんっ!」
という合図あいずで、みんな一斉いっせいにバタバタと走り出しはし だ ました。
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 

 ところが、後ろうし のだれかが、いきなりわたし背中せなかをドーンと押しお てきました。その拍子ひょうしで、わたしは、ばったりと転んころ でしまいました。わたしまえにいたも、転びころ ました。転んころ でしまったわたしたちだけ取り残さと のこ れ、みんなどんどん走っはし ていきます。
「くやしーい。」
と、こころなか叫びさけ ながら立ちあがりた    まえに、
「ごめんね。だいじょうぶ?」
こえをかけました。相手あいては、頷きうなず ました。最初さいしょ押しお ひとが、謝らあやま ないといけないのに、わたし謝っあやま てしまいました。
 押しお 知らんぷりし    なのではら立ちた ました。あたまがカッカしたせいか、ものすごい勢いいきお 走っはし て、十にんか十二にんくらい抜かしぬ  ました。いつもよりずっと速いはや スピードだったはずです。まるでかぜのようだと思いおも ながら走りはし ました。
 あっという間に     ま ゴールに着きつ ました。わたしのタイムは、七ふん三十びょう順位じゅんいは、四十四でした。悔しかっくや   たけれど、押さお れたぶんを、少しすこ 取り返しと かえ ました。もしも転ばころ なかったら、いままでのなか一番いちばんのタイムだったかもしれないなと思いおも ました。だから、四十四でも満足まんぞくでした。

原作げんさく ポメラニアン 編集へんしゅう 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい
 666564636261605958575655545352515049484746454443424140393837363534 
 
a 長文 11.2週 u
 画用紙がようし色鉛筆いろえんぴつ手渡さてわた やまをかくようにいわれたらほとんどのひと緑色みどりいろやまをかくでしょう。一めん緑色みどりいろでおおわれているのですから、たしかにやま緑色みどりいろです。しかし、あきになるとまるですてきな衣装いしょうをまとったかのように、やまあか黄色きいろ色づいいろ  てきます。これを紅葉こうよう言いい ます。紅葉こうよう美しいうつく  ことで有名ゆうめいやまは、たくさんのひとでにぎわいます。紅葉狩りもみじが という言葉ことばみみにしたことがありませんか? 美しくうつく  色づいいろ  やま楽しむたの  ということです。やま出かけで  なくても公園こうえん街路樹がいろじゅ美しくうつく  色づきいろ  ます。真っ赤ま かなもみじや黄色きいろのいちょうなど、みなさんもたことがあるはずです。
 では、どうしてあきになると木の葉こ はいろ変わるか  のでしょう? これはふゆになって落とすお  ための用意よういをしているからなのです。
 には、ふゆ落ちるお  落葉樹らくようじゅふゆ落ちお ない常緑樹じょうりょくじゅとがあります。ふゆ落ちるお  は、なつ日差しひざ 強いつよ ときはひかりのエネルギーでたくさんの栄養えいよう作りつく ます。しかし、ふゆになって日差しひざ 弱くよわ なると、栄養えいよう作るつく よりも、乾燥かんそうさむさから守るまも ために落とすお  のです。落葉樹らくようじゅは、「ふゆになったら、落としお  たほうがらくよう。」と思っおも ているのでしょう。
 緑色みどりいろ部分ぶぶんは、ひかり栄養えいよう変えるか  ところです。落葉樹らくようじゅは、落とすお  まえに、だんだんと緑色みどりいろ部分ぶぶん少なくすく  していきます。そのため、黄色きいろあかといった緑色みどりいろ以外いがい成分せいぶんかお出しだ てくるのです。
 木の葉こ は美しくうつく  変身へんしんするには、昼間ひるま気温きおんよる気温きおん大きいおお  ほうがよいそうです。また、空気くうき澄んす でいて十分じゅうぶん日光にっこう当たるあ  ことも大切たいせつ条件じょうけんになります。

 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい(ω)
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 


□□□□□□□□□□□□□□
 
a 長文 11.3週 u
 はじめてのはながさいてから、にがうりのはなはつぎからつぎへとさきました。
 ベランダには、はなのみつをすいに、アシナガバチやハナアブがあつまってきました。
はながさいたことどうしてわかったのかな。」
 おとうさんもミナちゃんも、うれしそうにみていました。
 ミナちゃんのあさがおは、ゆっくりのびました。
「でも、ほらもうこんなに大きくおお  なったの。」
 ミナちゃんが、あさがおのよこにたつと、おへそのあたりまでせがのびていました。
「もうじき、つぼみもつくだろう。よくおみずもあげているようだから。」
 おとうさんは、わすれずにおみずをあげているミナちゃんをほめてくれました。
 
 「おおきいたねと小さなちい  たね」東君平ひがしくんぺい
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 


□□□□□□□□□□□□□□
 
a 長文 11.4週 u
 どこの水族館すいぞくかんでも人気にんきのショーといえば、イルカのショーでしょう。みずなか気持ちよきも  さそうに泳いおよ でいるイルカは、実はじつ さかな仲間なかまではありません。わたしたち人間にんげん同じおな ほ乳類 にゅうるい呼ばよ れる生き物い ものなのです。わたしたちはみずなか呼吸こきゅうをすることはできません。それと同じおな ように、あれほど自由自在じゆうじざい泳ぎおよ 回れるまわ  イルカも、みずなかでは呼吸こきゅうができません。イルカのあたまうえには噴気孔ふんきこう呼ばよ れる小さいちい  あな開いひら ています。イルカは、わたしたちのはなあなのように、このあなをつかって呼吸こきゅうをしているのです。
 イルカは、昼間ひるま起きお ているときには、一分間いっぷんかんにおよそ六かいみずからあたま出しだ 呼吸こきゅうをします。そして、眠りねむ につくよるは、昼間ひるまのほぼ半分はんぶんの二かいから三かい呼吸こきゅうをします。ですから、水面すいめん近いちか 浅いあさ ところをゆっくりと泳ぎおよ ながらているのです。
 けれども、えさをとるために深くふか もぐる必要ひつようがあるときなどは、十五ふんくらいのあいだいき止めと ていることもできます。
 生物せいぶつむかしうみから誕生たんじょうしました。さかなのひれがあしになり、地上ちじょう歩き回るある まわ 生物せいぶつになりました。イルカの先祖せんぞも、大昔おおむかしは、地上ちじょう歩いある ていたのでしょう。それがなぜか「やっぱりうみにいるか。」と、再びふたた うみ戻りもど 自分じぶん手足てあし泳ぐおよ のに適してき たひれのようなかたち変えか ていきました。うみ戻っもど たイルカがいまどんな気持ちきも でいるか、聞いき てみたいがします。

 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい(ω)
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 


□□□□□□□□□□□□□□
 
a 長文 12.1週 u
 夏休みなつやす に、野毛山のげやま動物どうぶつえん行きい ました。桜木町さくらぎちょう駅前えきまえから、バスに乗りの ました。ずっとまえから動物どうぶつえん行っい てみたかったので、嬉しくうれ  てたまりません。どんな動物どうぶつがいるのかなあ? ゴリラはいるかなあ? 本物ほんもののゴリラやサルをてみたいなあ。ぼくは、わくわくしながらバスに乗りの ました。
 動物どうぶつえん着くつ と、ぐちでパンフレットをもらいました。パンフレットをてみると、ゴリラはいませんでした。ぼくは、ちょっとがっかりしました。でも、チンパンジーやマントヒヒがいます。
 ぼくは、サルの仲間なかま大好きだいす です。動きうご 人間にんげんのようでおもしろいからです。早くはや チンパンジーのところに行きい たかったけれど、最初さいしょから順番じゅんばんていくことにしました。どうしてかというと全部ぜんぶ動物どうぶつたかったからです。
 レッサーパンダは、クーラーのついた部屋へやていました。ぼくのいえにはクーラーがないので、ぜいたくだなと思いおも ました。ライオンも、トラも、ていました。みんな暑くあつ 元気げんきがないのかなと思いおも ました。
 ぼくがいちばんおもしろいと思っおも たのは、ヨザルです。ヨザルは、赤いあか ライトのついた暗いくら 部屋へやにいました。同じおな ところをなんかいなんかいもぐるぐる回っまわ ています。時々ときどきえだ立ちどまった    休憩きゅうけいし、ぼくたちのほうをじろじろとます。それからまた、同じおな ところをなん回りまわ ます。ぼくはそれに気がついき   て、お母さん かあ  教えおし ました。お母さん かあ  も、ヨザルをて、
「ほんとだ。ずっと同じおな ことをしてるね!」
笑いころげわら    ていました。ぼくは、ヨザルが大好きだいす になりました。お母さん かあ  も、ヨザルが気に入っき い たみたいです。
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 

 そのあと、なかよし広場ひろば行きい ました。モルモットやハツカネズミをうえ乗せの 遊べあそ ます。ぼくは、茶色ちゃいろのハツカネズミが気に入りき い ました。何匹なんびき乗せの ました。かわいいなあと思いおも ました。あたまうえ乗せの ているひともいて、びっくりしました。
 お母さん かあ  
「あそこて、ラットがいるよ。」
うえ向いむ たので、ぼくもてみると、ラットが綱渡りつなわた をしていました。何匹なんびき連なっつら  てちょこちょこ走っはし ているので、まるでラットの運動会うんどうかいみたいでした。
 ぼくがどうしても本物ほんものてみたい動物どうぶつは、ピグミーマーモセットです。算数さんすう教科書きょうかしょ写真しゃしん載っの ていました。バナナよりも小さいちい  サルで、とてもかわいいです。お母さん かあ  調べしら てみたら、静岡しずおかけんにある動物どうぶつえんにいることがわかりました。ぼくは、早くはや その動物どうぶつえん行っい てみたいです。

言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい ω)
 666564636261605958575655545352515049484746454443424140393837363534 
 
a 長文 12.2週 u
 「地震じしんかみなり火事かじ、おやじ」は、むかしから怖いこわ ものの代表だいひょうとしてあげられてますが、最後さいごの「おやじ」は、本来ほんらいは「大山風おおやまじ」と言っい ていたもので、台風たいふうのときの強いつよ かぜ意味いみしていたそうです。自然しぜんには、人間にんげんちからでは太刀打ちたちう できない脅威きょうい秘めひ られています。ここでは、そのなかかみなり焦点しょうてん当てあ てみましょう。 
 かみなりは、まず、くもができるところから始まりはじ  ます。地面じめん海面かいめん近くちか 湿っしめ 空気くうきは、水分すいぶんをたくさんふくみ、あたたまるとうえにのぼっていきます。その空気くうき上昇じょうしょうすると、温度おんど下がりさ  水分すいぶん積乱雲せきらんうんとなります。積乱雲せきらんうんうえほうでは更にさら 温度おんど下がりさ  水分すいぶんこおりになります。そのこおりくもなか落ちお ていくときに、うえ向かうむ  空気くうき激しくはげ  ぶつかり合っあ てプラスとマイナスの静電気せいでんき発生はっせいします。プラスの静電気せいでんき帯びお 比較的ひかくてき軽いかる こおり結晶けっしょう雲の上くも うえのほうに舞いま 上げあ られ、マイナスの静電気せいでんき帯びお 重いおも こおりつぶくもしたのほうにたまります。
 くも大きくおお  なればなるほど電気でんき強くつよ なり、くもしたほうにたまったマイナスの電気でんきは、地上ちじょうのプラスの電気でんき目指しめざ 一目散いちもくさん飛んと でいきます。このとき、とても大きなおお  電流でんりゅう一度にいちど 流れるなが  ので、激しいはげ  ひかり大きなおお  おと出しだ ます。こういうかたち落雷らくらいかみなりの九十パーセントを占めし ています。残りのこ の十パーセントの落雷らくらいは、雲の上くも うえのほうにあるプラスの電気でんきが、地上ちじょうのマイナスの電気でんき目指しめざ 飛んと でいくかたちかみなりです。かみなりにはこのほかに、くもからくも飛んと でいくものもあります。
 かみなりのエネルギーは、くも大きおお さなどによってもちがいがありますが、およそ五まんアンペアにもなります。これは、六〇ワットの電球でんきゅうを八まん以上いじょう灯せとも るエネルギーに相当そうとうします。わっとおどろくほどのエネルギーを一瞬いっしゅんのうちに放出ほうしゅつしているのです。
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 

 
 むかしひとは、かみなりを、くもなかにいる魔物まものがあばれているのだと思っおも ていたそうです。かみなり鳴りな 始めはじ たら、そとにはずにいえなか魔物まもの機嫌きげんがおさまるのを静かしず 待ちま ましょう。
 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい(Λ)
 666564636261605958575655545352515049484746454443424140393837363534 
 
a 長文 12.3週 u
 おとうさんがいいました。
「きょうのあさごはんはベランダでたべよう。」
 ミナちゃんもおかあさんも、だいさんせいしました。
 おとうさんはだいどころで、にがうりりょうりをつくりました。にがうりをちいさくきざんで、ぶたにくととうふといっしょにいためました。

 おかあさんは、あさがおのはなをそっとさわってみました。
 ミナちゃんは、はながさいているうちに、えにっきにかきました。
「うん、うまいうまい。」
 たねをまくときから、おとうさんはあさがおのはなをみながら、じぶんでつくったにがうりのりょうりをたべたかったのです。
 ミナちゃんがいいました。
「おとうさん、うれしいでしょう。」
 おとうさんは、へんじのかわりに、もういちど、
「うまいうまい。」
といいました。

「それにしてもはやいものだ。」
 あさごはんがおわってから、おとうさんがいいました。
「たねをまいてめがでて、はがでてはながさいてみがなった。そのあいだにミナちゃんもすこし大きくおお  なったね。」
「おとうさんもね。」
 ミナちゃんがいいました。

 するとおとうさんは、
「いやちがう。おとうさんはそのあいだに、すこしとしよりになったのさ。」
といって、たのしそうに、
「ワッハッハハ。」
とわらいました。
 ベランダにすずしいかぜが、さっとふきました。
「もう、なつもおしまいだね。」
 おとうさんがいいました。
 
おおきいたねと小さなちい  たね」東君平ひがしくんぺい
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 


□□□□□□□□□□□□□□
 
a 長文 12.4週 u
 生きい ているものには、すべて寿命じゅみょうがあります。しかし、生物せいぶつからだ作っつく ている細胞さいぼうのレベルで考えるかんが  と、実はじつ 寿命じゅみょうがないのです。 
 例えばたと  、アメーバは、自分じぶんからだ分裂ぶんれつさせながら増えふ ていきます。栄養えいようがいいと、自分じぶんからだ一部いちぶ分裂ぶんれつさせて、自分じぶん増やしふ  ていきます。
 このアメーバのような増えふ かたをしている生物せいぶつは、たまたま一つの個体こたい死んし でも自分じぶん分身ぶんしん生きい ていますから、死んし だことにはなりません。
 実はじつ 人間にんげんにも、同じおな ようなことが言えい ます。人間にんげんはアメーバのように分裂ぶんれつして増えるふ  わけではありませんが、自分じぶん細胞さいぼう一部いちぶ子供こども伝えつた 生きい ています。だから、子供こどもは、お父さん とう  お母さん かあ  ているのです。 
 このように細胞さいぼう無限むげん生きい 続けつづ ていきますが、人間にんげん個体こたいには寿命じゅみょうがあります。どうして、このような寿命じゅみょうがあるのかはわかりませんが、この理由りゆうつぎのように考えるかんが  ことができるかもしれません。
 例えばたと  、もし何百なんびゃく年間ねんかん壊れこわ ない自動車じどうしゃがあったらどうでしょう。古くふる なって、いろいろ改良かいりょうしたいところがてきても、いつまでもその古いふる くるま乗りの 続けつづ なければなりません。もの壊れるこわ  から、また新しいあたら  ものを作るつく ことができるのです。 
 プラスチックは、人間にんげん人工じんこうてき作っつく たものです。そのプラスチックの特徴とくちょうは、腐りくさ にくいことでしたが、その腐りくさ にくさのためにいつまでも自然しぜんなか残りのこ 環境かんきょう汚染おせんするようになりました。壊れこわ ないものばかりで世の中よ なかができていると、新しいあたら  ものが登場とうじょうできなくなるのです。 
 生物せいぶつています。寿命じゅみょうがあるから、新しいあたら  生物せいぶつ生まれう  、その新しいあたら  生物せいぶつ古いふる 生物せいぶつのできなかったことをできるようにしていくのです。
 333231302928272625242322212019181716151413121110090807060504030201 

 アメーバと同じおな ような生き物い ものにゾウリムシがいます。このゾウリムシは、栄養えいよう状態じょうたいのよいときに自分じぶん分裂ぶんれつさせて増えふ ていきます。しかし、七ひゃくかいぐらい分裂ぶんれつ繰り返すく かえ と、それ以上いじょう分裂ぶんれつはできなくなり、突然とつぜんすべてのゾウリムシが死んし でしまいます。そうならないように、ゾウリムシはときどきべつのゾウリムシと結婚けっこんして、いままでの自分じぶんとは違うちが 新しいあたら  子孫しそん作りつく ます。と言っい てももちろん、ゾウリムシがゲタムシやサンダルムシになるのではありません。ゾウリムシのまま新しいあたら  性質せいしつ入れるい  のです。
 寿命じゅみょうがあるということは、新しいあたら  ものを生み出すう だ 条件じょうけんだと言えるい  のかもしれません。

 言葉ことばもり長文ちょうぶん作成さくせい委員いいんかい(Σ)
 666564636261605958575655545352515049484746454443424140393837363534