中学受験作文の解説集(言葉)




問題1、2、3は略。

 これらの問題が正確に書かかれていることが、問題4の評価の前提になる。



問題4

 複数の意見と総合化の主題で考える。

 第一段落は、説明。「言葉は時代とともに変化する。その変化によって、従来のニュアンスと違うものや場合によっては正反対の意味となるものも出てくることがある、しかし、大きく見れば、このような言葉の変化は、止められないものだと思う。……」など。

 第二段落は、意見A。「確かに、言葉を本来の意味で使い続ける工夫は大切だ。そのためには、さまざまな言い換えの仕方を考えるような努力も必要になってくる。例えば、『材料選びにこだわる』などという言い方はよくするが、『こだわる』を悪い意味で考える人にも抵抗ない言い方にするには、『材料選びに心をくだいた』『じっくり取り組んだ』『心を配った』などいろいろな言い方ができる。……」など。

 第三段落は、意見B。「しかし、言葉の変化によって、日本語がより豊かになっていく面もある。『こだわる』という言葉にしても、従来の悪い意味だけでなく、新しくよい意味でも使われるようになることで、『こだわる』という言葉の世界が豊かになったと考えることもできる。少なくとも、言葉の変化を法律などで取り締まれない以上、言葉の変化をむしろ言葉が生きている証拠と肯定的に見ることも大切だ。……」など。

 第四段落は、総合化のまとめ。「このように考えると、大事なことは、言葉の変化がよいか悪いかということではなく、私たちがどういう言葉の変化を作っていくかということであるように思われる。よりよい変化を作っていくためには、私たち自身が言葉というものに対して敏感でなければならない。言葉とは、……ではなく……なのである。……」など。



 第一段落は、説明と意見。「人前で堂々としゃべれることは大切だ。しかし、上手な話ができるということは、中身のない『話だけがうまい』ということにも通じる。しゃべる力を、言い訳のようなことに使わず、自分の考えを伝える本来の役割として使えるようになりたい。」など。
 第二段落は、方法1。「そのためには、第一に、しゃべる力よりもまず実行する力をつけることだ。いい意見を言うが行動しない人と、口数は少ないが行動する人がいた場合、私たちは行動する人の方を尊敬する。ライト兄弟は、スピーチが苦手だったらしい。初めての飛行に成功したあとの新聞社のインタビューで、自分がうまくしゃべれないことを知っていたので、『飛べないオウムはよくしゃべる』と言って済ませたらしい。たとえ話がうまくなくても、実際の行動や成果があれば、周囲の人は納得する。私も……」など。
 第三段落は、方法2。「しゃべる力を正しく使うために大事なことの第二は、いつも自分をふりかえることだ。そして、自分が間違っていると思ったら、上手な言い方でごまかすのではなく、正直に謝る勇気を持つことだ。先日、私は何かの勘違いで先生に叱られた。私は、あとから考えてやはりおかしいと思ったので、先生に事情を話に行った。すると、先生はすぐに謝ってくれ、おまけに引き出しの中にあったお菓子まで私にくれた。私はその正直な対応を見て……」など。
 第四段落は、まとめ。「人間にはしゃべる力がある。しゃべる力によって、互いに協力したり、よりよい意見を作ったりすることができる。しかし、そのしゃべる力が同時に、ごまかす力になることもある。私はこれから……」など。



 第一段落は、説明。「日本語は同音異義語が多いため、話し言葉は、本来の意味とは違う意味で受け取られることがある。」など。

 第二段落は、実例1。「例えば、私が小学1年生のとき、歌の歌詞で「その横顔に」というところを、「その横が鬼」を聞いていたことがある。自分なりに違和感が合ったがそうとしか聞き取れなかったので、そのままイメージを持つようにした。しかし……」など。

 第三段落は、実例2。(字数が短くてよい場合は第三段落は省略してよい)「また、父に聞いた話だが、父が外国の人と一緒に仕事をしているとき、擬声語のニュアンスがなかなか通じないということだった。例えば、川がさらさら流れているという表現と、川がちょろちょろ流れているという表現のニュアンスを伝えにくいということだった。」など。

 第四段落は、一般化の主題でまとめ。「言葉は、人間どうしのコミュニケーションの手段として役立つものだ。しかし、その言葉によって誤解が生じることもある。私はこれから……」など。



 課題1と課題2を合体させて説明。



 第一段落は、説明(火と煙を使って)。「文章を書くためには、書くための中身があることが必要だ。中身という火があってこそ、文章という煙が出てくるからだ。私も作者の意見に賛成で、文章を書くにはまず書くべき内容があることが大切だと思う。」など。(賛成意見を中心に。しかし、「わたしもそう思う」のように指示語では書かない。また、できるだけ同じ言葉を使わないように表現を工夫する)

 第二段落は、方法1。「そのために大事なことは第一に、いつも問題意識を持って物事を見ることだ。同じものを見ていても、観察力のある人は詳しく表現することができる。例えば、1年前、遠足に行ったときの思い出をクラス全員で作文に書いたことがある。すると……」など。

 第三段落は、方法2。(字数が短くてよい場合は第三段落は省略してもよい)「書く中身を作るために大事なことの第二は、気がついたことがあったらすぐにメモをとる習慣をつけておくことだ。私は、小さいころ忘れ物が多かったので、父から言われてできるだけメモをとるようにした。すると、いつかそれが習慣になり、今ではすぐにメモをとることができるようになった。先日、あるテーマで作文を書くときに、そのメモが役に立った。……」など。

 第四段落は、一般化のまとめ。「文章を書くということは、これからだんだん必要になってくると思う。情報化時代には特に、文章によるコミュニケーションが大事なるからだ。しかし、その文章を書くためのいちばんの準備は、書く材料を用意することだ。私はこれから……」など。



中学受験作文の解説集(学問)




問題1 略。

問題2 略。

問題3 略。

問題4 略。

問題5



 第一段落は、説明(ウとエをもとに)「ウのグラフによると、平成12年から平成24年にかけて、小中学生の読書の冊数は増えている。しかし、高校生の場合は読書冊数があまり増えていないことがわかる。エのグラフによると、読書をしない主な理由は、『読まなくても不便はない』『読みたい本がわからない』『勉強や部活が忙しい』などだ。これは、勉強や部活で忙しいために本を読まなくなり、その結果、読みたい本がわからない、読まなくても不便はないという結果になっていると考えられる。」など。

 第二段落は、意見。「私は、読書は大切だと思う。」など。

 第三段落は、その方法1。「そのためには第一に、アの文章にもあるように、少し背伸びをして読むこと、食わず嫌いをしないことだ。例えば私も、昔は説明文の本をあまり読まなかった。しかし、……」など。

 第四段落は、方法2。「また、第二には、イの文章にあるように、自分の表現力を高める気持ちで読むことだ。私たちも、大人になれば文章を書いて人に説明する場面が出てくるかもしれない。そのために、今のうちからさまざまな表現力を身に付けておくと考えると、読書にももっと前向きになれる。例えば、私は将来SFを書いてみたいと思っている。そこで……」など。

 第五段落は、まとめ。「確かに、読書以外の生活にも大事なものはたくさんある。勉強も部活も人間の成長には欠かせない。しかし、人間にはその時期でなければ感動できない本との出合いがあると聞いたことがある。私はこれから……」など。



 複数の実例と一般化の主題で書くとよい。

 第一段落は、説明。「新しい何かを知るというのは、うれしいことだ。それは、人間に向上心があるからだと思う。」など。
 第二段落は、実例1。「私はスポーツがあまり得意でなく、クラスの友達から、休み時間などにドッジボールを誘われても断ることが多かった。しかし、ある日その一人の友だちが、私にボールのキャッチの仕方を教えてくれた。その方法でボールを取ると、取り損ねることが少ないのだ。私は、新しい知識を身につけたことによって、自分の世界が広くなったように感じた。……」など。
 第三段落は、実例2。「私の父は、昨年からプログラミング教室に通っている。これまで父は、パソコンなどにはそれほど詳しくなく、操作の仕方は私が教えることも多かった。しかし、ある日突然、これからはITの時代だと言い出し(ちょっと古いが)、プログラミングの勉強をすると言い出したのだ。日曜日などにそのことを話してくれる父はとても楽しそうだ。……」など。
 第四段落は、一般化でまとめ。「人間は、新しいことを知ることが好きな動物だ。たぶん、その性格は年をとっても続くのだろう。現代の社会は、覚えなければならない知識が多いが、大事なことは、自分から新しい知識を選んでいくことだ。私はこれから中学生になるが……」など。



課題一 略。
課題二 略。
課題三

 第一段落は、説明と意見。「人間には、抽象的に考える力がある。それは、表面上の具体的な違いを超えて、物事の本質をわかりやすくする力だ。私は、この抽象的な力をつけることが大切だと思う。」など。
 第二段落は、理由と実例。「その理由は、抽象度が増せば、表面上の違いの奥にある共通点を見つけることができるからだ。例えば、今世界では、宗教の違いや民族の違いによる争いがある。しかし、宗教はもともと人間が幸福に暮らすためにできたものだ。そう考えれば、抽象的に考えることによって……」など。
 第三段落は、理由2と実例(字数が短くてよい場合は省略)。「もう一つの理由は、抽象的に考えることによって、物事を能率よく進めることができるからだ。例えば、算数の例で言えば、掛け算という抽象的な計算方法を知らなければ、足し算を何回も繰り返すという操作をしなければならない。サッカーなどでも、下手なうちはすぐにボールという具体的なものに集まるが、上手になってくると、そのボールがどういう方向に行くべきかという抽象的な理解ができるようになる。……」など。
 第四段落は、まとめ。「確かに、具体的な物事をしっかり味わうことも大切だ。抽象的な情報だけを鵜呑み(うのみ)にするのではなく、自分で実際の経験をすることも人間には必要だ。しかし、……」など。



問一 後述。

問二 略。夢と探究心は自分に対するもので、そのほかに周囲の人々との協力などが必要になるからというようなことが書いてあればよい。



 第一段落は、説明。「私たちは、日々新しい疑問に出合う。その疑問をその場限りのものにせず、自分なりにひとつずつ解決しようとすることが大切だ。」など。(字数が短くてよいときは、直接実例から書いてもよい)

 第二段落は、実例1。「私は、小学3年生のとき、父におもちゃのロボットを買ってもらったことがある。そのとき、中の仕組みが知りたくて、ドライバでネジを全部はずして分解してみた。結局分解しただけで、元に戻すことができなくなってしまったが、その経験から……」など。

 第三段落は、実例2。(字数が短くてよいときは2は省略してよい)「また、あるとき、アリの巣がどのように作られているか知りたくて、図鑑を調べたことがある。図鑑の説明では実際のことがわからないので、羽アリの飛ぶ季節に、女王アリらしいものをつかまえて土を入れた水槽に飼ってみた。すると……」など。

 第四段落は、まとめ。「これらの経験から、私は、自分でやってみることよって、最初は予想しなかったことがわかることがあるということを学んだ。この経験を生かして、私は将来、自分の興味のあるものづくりの分野で、世の中をよくする発明をしたいと思っている。」など。



中学受験作文の解説集(人生)




 異なる意味を複数考えて、一般化でまとめるとよい。

 第一段落は、説明。「人間は、それぞれの辞書を持っている。『明日』という言葉の意味も、私には二つの異なる意味がある。」など。
 第二段落は、意味1。「第一は、まだ来ない未来としての明日だ。私の母はよく、過去を悔やんだり未来を不安に思ったりするのではなく、今日を精一杯生きることが大事だと言っている。私も、この母の影響で、今日できることはできるだけ今日のうちに済ませることにしている。例えば、夏休みの宿題なども、いつかやろうなどとは言わずに、思いついたその日にすぐ着手するようにしている。……」など。
 第三段落は、意味2。「しかし、第二の『明日』の意味は、明るい未来としての明日だ。今日を充実して生きることも大切だが、人間には未来を想像する力がある。私の未来の夢は、途上国の医者になることだ。世界には、まだ多くの貧しい国がある。そういうところで、困っている人を助ける仕事がしたい。こういう未来の明日を考えると、私はいつも元気になってくる。……」など。
 第四段落は、まとめ。「人は、言葉に対してそれぞれの辞書を持っている。そして、その辞書は決まったものではなく、これからの経験によってだんだん豊かになっていくものだ。私は、これから中学生になるが、この私の辞書を……」など。



 第一段落は、説明と意見。「植物が、同じ時間に花を咲かせることによって、同種の植物や昆虫との交流を行っているように、私たちもできるだけ多くの人と交流して、生涯を豊かなものにしていくべきだ。」
 第二段落は、方法1。「そのためには、第一に、他の人と密度の濃い時間を共有することだ。私は、よくいろいろな団体で行うサマーキャンプに参加している。サマーキャンプでは、協力して食事を作ったり、夜中までお喋りを楽しんだり、さまざまな交流がある。この交流によって、新しい発見をすることも多い。今までで最も印象に残っているのは……」など。
 第三段落は、方法2。「第二には、ただ同じ時間を共有するだけでなく、自分から積極的に働きかけることだ。例えば、いろいろな話し合いで、自分の意見を積極的に言えば、多くの人との理解が深まる。例えば、先日……」など。
 第四段落は、まとめ。「確かに、人間にはひとりで孤独に考える時間も必要だ。しかし、世の中の仕事の多くは、人間どうしの協力によって成り立っている。私はこれから中学生になるが……」など。
 結びの5行に、「花時計」「実り多き」などの課題文のキーワードを入れるとよい。



 生き方の主題と複数の方法で考える。

 第一段落は、説明。キーワードを入れる。「植物が大輪の花を咲かせないと思っているように、私たちもともすれば、大きな成功を夢見る。しかし、大きな夢だけ考えて何も行動しないよりも、小さく実行できるところからまず行動することが大事なのではないか。」など。(実例を入れてもよい。例えば、七夕で「お姫様になりたい」などの空想的な夢など。)
 第二段落は、方法1。「そのためには第一に、まずすぐできることから着手することだ。例えば、私は、将来科学者になりたいと思っている。特に、実験で新しい物質を作ることができたらいいと思っている。しかし、その夢だけを考えていても、何も実現しない。そこで、身近なところから実行することにした。まず、父に子供実験道具セットを買ってもらった。そして……」など。
 第三段落は、方法2。「また第二には、小さな夢をたくさん持ち、一つがうまくいかないときでもすぐに新しい夢を実行できるようにすることだ。母に聞いた話だが、母は小さいころ、花屋さんになりたいと思っていたそうだ。しかし、自分ひとりで花屋を始めるのは難しいとわかり、好きな花を描く仕事を始めた。今では、母の描く花の絵は多くの人に人気があり……」など。
 第四段落は、反対理解とまとめ。結びに課題文のキーワードを入れる。「確かに、大きな夢を持ち続けることは大事だ。世の中には、大輪の花を咲かせる植物もある。しかし、小さな花を集めて大輪と同じ大きさにするという考えもある。私は、これから中学生になるが……」など。



 一般化の主題と複数の実例で考えるとよい。

 第一段落は、説明。「職業・仕事というのは、自分が社会とどうつながるのかということだと思う。」など。
 第二段落は、実例1。「私は、職業というのではないが、家で家事の仕事の一部を受け持っている。それは、ペットの小屋の掃除と散歩、そして自分の洗濯物をたたむことだ。私の仕事は、まだほんの少しだが、もし私がその仕事をさぼったら、その分周囲の人に迷惑がかかる。逆に言えば、私がきちんと仕事をすることがみんなから期待されているということだ。だから、私は、くたびれているときでも……」など。
 第三段落は、実例2。「私の父の仕事は、コンピュータープログラミングだ。たまに、日曜日なのに急な仕事ができたと言って出かけていくことがある。父がいなければできないことがあるのだろう。昔、父は、『かごに乗る人、かつぐ人、そのまたわらじをつくる人』という話をしてくれたことがある。世の中にはいろいろな仕事があるが、それぞれに重要な役割を果たしているということだ。……」など。
 第四段落は、まとめ。「人間は、職業・仕事によって社会の中での役割を果たす。これから私は中学生になるが、私の仕事のひとつは勉強をすることだ。そして、その勉強を生かして、私は将来の仕事を……」など。



中学受験作文の解説集(社会)




 第一段落は、説明。「世の中は便利になったとよく言われる。私もときどき、父や母から、『昔はもっと大変だった』という話を聞かされることがある。例えば……。では、その便利になったことによるよい面と悪い面は何なのだろうか。」など。
 第二段落は、意見A。「よくなった面は、便利になったことによって人間の自由な時間が増えたことである。例えば、交通機関の発達していなかったころは、どこかに出かけるにも徒歩や自転車などで時間がかかった。そのため……」など。
 第三段落は、意見B。「しかし、悪くなった面ももちろんある。それは、例えば、テレビやインターネットでいながらにしていろいろな情報が手に入ることによって、自分で苦労して情報を手に入れることをしなくなった点だ。例えば、勝海舟は、お金がなかったので、辞書をすべて書き写して自分のものにしたそうだ。今のようなコピー機のある時代でなかったから、苦労はあったが、その苦労が人間の成長に役立ったといえるのかもしれない。……」など。
 第四段落は、まとめ。「このように考えると、便利になったことそのものがよかったり悪かったりするのではなく、その便利をさをどう生かしていくかという自分たちの姿勢が大事だということが分かる。私はこれから……」など。



 第一段落は、説明。「現在は、友人とのコミュニケーションに、携帯電話やメールやそのほかさまざまな情報伝達手段が使えるようになっている。例えば……。」など。
 第二段落は、意見A。「携帯電話のメールなどのよい面は、手軽にコミュニケーションがとれる点だ。遠方にいる人とでも、すぐに連絡がとれるし、小さなことでもあまり負担に思わずにやりとりができる。例えば、先日、友達が元気のない顔をしていることに気がついたので、あとで家に帰ってから、メールで聞いてみた。すると……」など。
 第三段落は、意見B。「しかし、メールなどには悪い面もある。それは、第一にコミュニケーションが多くなりすぎて、自分ひとりで考えたり本を読んだりする時間が少なくなることだ。もうひとつは、やはり直接会って話す方が、相手の微妙な感情なども理解できることが多いという点だ。……」など。
 第四段落は、総合化でまとめ。「このように考えると、携帯電話のメールそのものがよいか悪いかということではなく、それをどう生かしていくかという自分たちの使い方に問題があるように思われる。私はこれから……」など。



 問題一、問題二、問題三は略。
 問題四を四段落で説明。短くまとめる場合は、1、2、4段落を中心に。

 第一段落は、説明。「世の中の進歩に必要なことは、何をおいても創造である。新しいものが生まれるから、人間の社会は豊かになってきた。同じことをただ繰り返しているだけでは、人間はいつまでも動物と同じ生活をしているだけだっただろう。その創造のために必要なことは二つあると思う。」など。
 第二段落は、方法1。「第一は、偉い先生の説明であるからといって無批判に受け入れないことだ。それは例えば、アインシュタインの述べたことであっても、将来はその間違いが指摘されるようになることもあるということだ。私のクラスの算数の先生は、よく私たちに同じ問題でもいろいろな解き方があることを教えてくれた。……」など。
 第三段落は、方法2。「第二に、まず自分の身近なところで、自分なりの創造性を発揮してみることだ。私は、趣味でプログラミングの勉強をしているが、同じ結果を得るためにでも、できるだけほかの人と違うスマートなやり方をするよう心がけている。そのため……」など。
 第四段落は、まとめ。「世の中の進歩は、人間の創造によって実現してきた。今、日本は豊かだが、この豊かさに安住することなく、新しい創造をしていく必要がある。私はこれから……」など。



 共通点は、人間の趣味や好みは、その人の年齢や性別や他の物事に対する関心などによって確率的に推測できること。

 意見と複数の方法で考えるとよい。

 第一段落は、説明。「コンピュータの発達によって、日常生活が便利になった面もある。しかし、同時に人間が自分の意思で判断することが少なくなった面もある。私たちは、これからのコンピュータの発達を生活の中にうまく生かしていくべきだ。」など。
 第二段落は、方法1。「そのためには第一に、コンピュータをうまく活用できるようにすることだ。私は、文章を書くときはいつもパソコンで書いている。それは、パソコンの方がきれいに書けるし、編集も容易だからだ。また、塾の模試などでは、コンピュータによる判定をもとに、自分の志望校の合格可能性を判断したりする。このようなコンピュータを活用することはこれからますます重要になってくるだろう。」など。
 第三段落は、方法2。「しかし、第二に、コンピュータにできない人間だけが持つ力も同時に発達させていく必要がある。例えば、どこかに旅行に行くときに、コンピュータは時間やコストを考えて最適のコースを提案してくれるかもしれない。しかし、そのコンピュータの指示にしたがっているだけでは、自分が新しいことを経験するチャンスは少なくなる。例えば、桶狭間の戦いなどをもしコンピュータが計算したとすれば、信長が勝つ確率はきわめて小さかったはずだ。しかし、信長は……」など。
 第四段落は、まとめ。「これから、コンピュータの機能はますます発達していくだろう。しかし、だからこそその分、人間は人間しかできないことをしていく必要がる。私はこれから中学生になるが……」など。



中学受験作文の解説集(学校)




(1)(2)(3)(4)は略。

 記述問題は、例えば80字以内という指定であったら、80字ぴったりにすばやく書く練習をしておく。



課題2

 200字で書くには、第一第二段落だけで。設問のキーワードのとおりに書いていくとよい。



 第一段落は、説明。「よりよい学校や社会を作るために、私が大切にしたいと思うのは、思いやりだ。その理由は、社会は互いの思いやりによって住みよくなると思うからだ。」など。

 第二段落は、実例1。「先日、学校へ行く道の途中で、道路が凍っているところがあった。そこに立て看板で、『すべるから気をつけて』と書いてあるのを見て、私は気をつけてそこを歩いた。気をつけて歩いても滑りやすいぐらいだったから、もしその看板がなければ……」など。

 第三段落は、実例2。「私の家の近くの公園の空き地に、何かをまいているおじいさんがいた。私が不思議に思って聞いてみると、おじいさんは、『家で取れた花の種をまいているんだよ。花が咲いていた方がきれいだろ』と笑っていた。私はそれを聞いて……」など。

 第四段落は、反対理解と一般化の主題。「よりより学校や社会を作るためには、確かに施設や環境の整備も必要だ。しかし、私はそれ以上に、ひとりひとりの行動や気持ちが大切だと思う。私は、これから……」など。



 設問をよく読み、次の点に注意して書く。
・資料や会話を参考にする。
・理由を書く。
・体験を書く。
・未来の話は長くは書きにくいので、自分の過去の体験と結びつける。体験は、できるだけ積極性のある体験にする。

 第一段落は、説明。「私は、よい人間関係というものは、自然にできるものであると同時に、努力や心がけによってもできると思う。その理由は、例えば、アンケートの2位にある『きちんとあいさつができる』などというのは、自然にできるだけではなく、やはりそこにはみんなでそうしようという努力があったからできたのだと思う。また……」など。
 第二段落は、展開1。「私が、よい人間関係ということで思い出すのは、友達とのことだ。私たちのクラスは、一時、男子と女子があまり交流していなかった。私は、もっとクラスが仲よくなるように、みんなで遊びに行くことを提案した。……」など。
 第三段落は、展開2。「私は、これから中学生になったときにもよい人間関係を作るために次のようなことをしたいと思っている。それは、第一に、同級生とばかりでなく、上級生や下級生とも仲よくすることだ。……。また、第二に、自分のクラスだけでなく、ほかのクラスの友達とも……。」など。
 第四段落は、一般化の主題でまとめ。「よい人間関係というものは、人間がよりよく生きていく土台になるものだと思う。私はこれから……」など。



 設問をよく読み、次の点に注意して書く。
・会話を参考にする。
・理由を書く。
・体験を書く。
・未来の話は長くは書きにくいので、自分の過去の体験と結びつける。体験は、できるだけ積極性のある体験にする。

 第一段落は、説明。「全校レクリエーションの計画で大事なことは、1年生から6年生までが楽しめるということだ。そのためには、運動や知識の面で差があるようなことはあまりふさわしくない。『……』という会話にもあるように……。また、あまり長い準備期間を必要とするものも、やはり全校レクリエーションとしては行いにくい。……」など。
 第二段落は、展開1。「私は、考えた全校レクリエーションは、1年生から6年生までが組になり互いに助けあう形で行う俳句作りだ。それは、どのように行うかというと……」など。(自分の知っている例を挙げるとよい)
 第三段落は、展開2。「このレクリエーションがよいと思った理由は、道具をあまり必要とせず、みんなで協力して楽しめることだ。……。私は似たような経験を自分の家族の旅行でしたことがある。小さい弟と一緒に車で旅行するときは……」など。
 第四段落は、一般化の主題でまとめ。「全校レクリエーションというものの意義は、学年を超えて誰もが楽しめる点にある。これは、学校の中だけでなく、社会全体にもあてはまることだと思う。世の中には、強い人も弱い人もいる。それらの人々が誰もが楽しめるように……。私はこれから……」など。



 設問をよく読み、次の点に注意して書く。
・図の内容と会話を参考にする。
・誰に対してかという対象を書く。
・理由を書く。
・方法を書き、その方法を選んだ理由も書く。
・体験を書く。
・未来の話は長くは書きにくいので、自分の過去の体験と結びつける。体験は、できるだけ積極性のある体験にする。

 第一段落は、説明。「感謝の気持ちを表すために大事なことは、一つには、相手にその気持が確実に伝わるようにすることだ。もう一つには、自分たちみんなが協力してできるようにすることだ。……」など。
 第二段落は、展開1。「私は、この学校の下級生たちが、私たち6年生の言うことをよく聞いて協力してくれたことに感謝したいと思う。その理由は、私たちの学校は、これまで卒業してきた人たちも含めて、多くの人の歴史によって作られているからだ。だから、私たちはこれまでの人たちに感謝するとともに、これからこの学校の歴史を作っていく下級生たちに……。私が、下級生たちのことで最も印象に残っているのは、全校レクリエーションの企画をしたときのことだ。……」など。(意見や説明は、過去の実例と結びつけると長く書きやすい。)
 第三段落は、展開2。「感謝の気持ちを表す方法として、私は次のようなことを考えた。それは、私たちが1年生からだんだん成長して6年生になったときまでの歴史を絵巻物のようにして表すことだ。その理由は、私たちのいろいろな失敗や成功の経験が、これから下級生の人たちが同じようなことをする際に、参考になると思うからだ。例えば、……」など。
 第四段落は、一般化の主題でまとめ。「感謝の気持ちとは、人間の生活を豊かにするものだと思う。私たちの感謝の気持ちが、その人たちに伝わると、やがてその人たちが新しい感謝の気持ちを別の人たちに伝えていくだろう。私は、これから中学生になるが……」など。



中学受験作文の解説集(海外)




 第一段落は、説明。「私は、海外で、……という生活をしていた。家で、日本のニュースなどを見ていると、海外からの見方と違うところがあると感じることがあった」など。

 第二段落は、その1。「一つは、日本人は、やはり内弁慶に見えるということだった。海外で暮らしていると、自分の意見を積極的に言わないと、なかなか相手に認めてもらえないところがある。ところが、日本人はともすれば……」など。(お父さんやお母さんと話したことなども入れてみよう)

 第三段落は、その2。「もう一つは、日本ではあまり評価されていないように見える、アニメの技術など、日本の手仕事のよさが海外で高く評価されていることだ。あるとき、私の友達が……」など。

 第四段落は、一般化の主題でまとめ。「日本と世界はこれからますます密接な関係を持つようになる。そのときに、私たちが日本のよさを自覚していくことが、これから更に大事になってくるのではないか。私も、これから……」など。



 第一段落は、説明。「今、世界にはさまざまな戦争や紛争がある。その中で、私たちができること二つある。」など。
 第二段落は、その1。「第一は、身近な人と人との関係でも、話し合いと理解を大切にすることである。私たちはよく意見の違いから衝突することがある。しかし……」など。
 第三段落は、その2。「第二は、対立する問題について、お互いに譲り合う気持ちを持つことである。信号のない交差点でも、両方から来る車が互いに譲り合えば、動きはスムーズになる。それと同様に……」など。
 第四段落は、まとめ。「平和な世界とは、決して大国の政治家だけが考えるものではなく、私たち一人一人が毎日の生活の中で実現していくものである。私はこれから……」など。



 第一段落は、説明。「私が海外生活の中で困ったことは、言葉がなかなか通じなかったことだ。」など。
 第二段落は、その出来事。「私が買い物に行ったとき、ほしいものを説明できなくて困った。それは……」など。
 第三段落は、その解決策。「私は勇気を出して、紙と鉛筆にその絵をかいた。すると……」など。
 第四段落は、まとめ。「困ったことは、そのときは大変だが、それをのりこえることによってかえって自信がつく。私はこれから……」など。



 第一段落は、説明。「海外生活の中でいちばん印象に残っている行事は、夏の山登りだった。それは、……」など。
 第二段落は、第一の実例。「私は副班長でみんなの先頭を歩いた。途中で急に雨模様になり……」など。
 第三段落は、第二の実例。「その前の年も、山登りに行った。そのときはまだ事情がよくわからなかったので……」など。
 第四段落は、まとめ。「私は、この行事を通して、いつも明るい気持ちを持つことの大切さを学んだ。これからも、いろいろな行事に参加して……」など。


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