KotobanomoriNo.749

言葉の森新聞

2002年2月4週号

文責 中根克明(森川林)

  2月4週に先生から父母への電話面談(通信生徒)

 通信で受講している生徒に関して、2月4週に清書の説明のあと時間がとれる場合、先生から父母への電話面談を行ないます。日ごろの勉強の様子や今後の勉強の予定などについてご説明しますので、ご意見ご質問がありましたらおたずねください。

 2月4週に電話面談の時間がとれない場合は、後日あらためてお電話をさしあげます。

 電話指導なしのオンラインのみで受講している生徒の保護者にはお電話をしませんが、ふだんのメールに書いてある講評をごらんになり、ご意見ご質問がありましたらお寄せください。

 港南台に通学している生徒に関しては、3月1週に教室で個人面談を行ないます。

  3月1週に港南台教室での父母面談(港南台生徒)

 港南台の教室に通学する生徒は、下記の日程で父母面談を行ないます。

 内容は、現在の勉強の様子と今後の勉強の予定です。

 日時をこちらで決めさせていただきましたが、空欄の時間帯は空いておりますので、変更をご希望の方はご連絡ください。(「/」の時間帯は空いておりません)

 なお、いずれの時間帯にも教室においでになれない方には、電話面談をいたします。電話面談は当日の午後から夜にかけて行なう予定ですが、時間が確定しませんのでお待ちいただく必要はありません。当日連絡のつかなかった場合は後日ご連絡いたします。

 

3/1(金)

3/2(土)

(日)

3/4(月)

3/5(火)

3/6(水)

3/7(木)

9:00

角野た(いそは)

角野の(いそく)

   

筒井み(いこの)

筒井あ(いはぬ)

市山(いせわ)

佐藤か(られ)

福田(わら)

9:15

岩崎し(てせ)

   

秦りょ(あゆと)

秦り(あゆて)

小池(いはち)

大胡(いせね)

池添(あにい)

9:30

山脇(ほし)

   

澤本(いたら)

米谷(いつあ)

志田ゆ(あそみ)

志田な(あろら)

内田ゆ(いせて)

内田け(いせつ)

9:45

住友ひ(あめね)

   

元木(いしと)

 

吉田(いしえ)

星野(のと)

10:00

斉藤(やあ)

   

依田(いしな)

大田黒(いせぬ)

大島(いうみ)

荘司(すふ)

10:15

杉田(うい)

   

隅田(ぬり)

千田(いつち)

大角地(こむ)

中澤(しふ)

10:30

野本(あさつ)

   

関本(あちは)

山下よ(いのめ)

山下わ(いのも)

辻川(せし)

小島(あむろ)

10:45

柴田(いなく)

   

村上(あめお)

岩崎よ(あいま)

高田(いいし)

額田(あもせ)

11:00

山田(えま)

   

伊東(うの)

     

11:15

石上(いふめ)

   

宇井(いふま)

栗岡(いはさ)

   

11:30

秋元(えや)

   

河原塚(いのね)

佐藤ふ(いはね)

佐藤た(いはの)

   

11:45

             

午後

〜夜

 午前中の個人面談においでになれなかった方には、当日の午後から夜にかけて電話面談を行ないます。

当日ご連絡できなかった場合は後日ご連絡いたします。

 曜日・時間帯の変更や欠席のご連絡は、電話0120-22-3987 ファクス0120-72-3987 メールnane@mori7.com

  2月4週は清書

 2.4週は清書です。これまでの作文の中からじょうずに書けたものを選んで清書しましょう。

 小学生の生徒は、できるだけ600字以上の作文にして、習った漢字を使い、たとえを入れて、空いているところに絵を描いて清書をしてください。しかし、まだ低学年の生徒や作文がまだ苦手な生徒の場合は無理に600字まで書かなくてもかまいません。

 中学生以上の生徒は逆に、400〜500字に縮めて清書をしてください。

 感想文を清書する場合は、できるだけ三文抜書きや要約は省略して、その清書だけで一つの作品としてまとまるようなかたちに直して清書してください。

 くわしくは「学習の手引」をごらんください。

 

  港南台教室で、講義の時間

 港南台教室では、これまで特別の講義時間はとっていませんでしたが、この2月から4:00、5:15、6:30にそれぞれ一斉講義(10分程度)を行なうことにしました。講義の内容は、その時間帯にいる学年の人を対象にしたその週の課題の説明です。将来は、おもしろそうな部分をインターネットで放映する予定です(笑)。

 港南台教室は、ここ数年フレックスタイムでいつ教室に来てもいいようにしていましたが、これからはできるだけ4:00、5:15、6:30に間に合うようにおいでください。講義の直前に教室に入ると、勉強の流れが、(1)講義を聴いて(2)個人指導を受けて(3)勉強を開始するという具合にスムーズに進みます。

  港南台教室で、読みかけの本チェック

 港南台教室では、この3月から、毎週生徒の読みかけの本をチェックします。そのときに読んでいる本を教室に持ってきてください。これは小学生だけでなく、中学生・高校生以上の生徒も同様です。

 兄弟で教室に来て、勉強が早めに終わり相手を待っているような場合は、この読みかけの本を読んで待っていてください。

 読書の習慣のある人は、どこに出かけるときも読みかけの本を一冊持っています。そして、バスを待つ数分の間に読みかけのページを開いて読むというような読み方で本を読んでいます。

 子供の読書習慣をつけるためには、家庭の雰囲気も大事です。子供が読みかけの本を持っていても、家ではテレビのつけっぱなしという状態では、やはり読書の習慣はつきません。お父さんお母さんが率先して、家庭の雰囲気作りをしていってくださるようお願いします。

  港南台教室で、長文音読のチェック

 港南台教室では、この3月から、授業の始まる前に一人ずつ長文音読のチェックをします。最初は、その週の長文がすらすら読めることを目標にしますが、慣れてきたら、長文の暗唱の範囲を決めて、毎週少しずつ暗唱できるページを増やしていきたいと思います。

  将来は通信指導でも読書長文チェックの仕組みを

 港南台教室での指導と同様に、将来は、通信指導の中でも読書や長文のチェックが日常的にできるような仕組みを作っていきたいと思います。

  漫画と読書

 小6の生徒(女子)から次のような質問がありました。

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 「読書」と「マンガを読む」ということは別なんですか?

 よく、本はどんどん読めばよいけど、マンガはあまり読んではいけないと言いますが、読むことに変わりはありません。

 どうなのでしょうか?

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 今の漫画には感動的なものがあります。日本の漫画界のレベルはとても高く、芸術の新しい分野を切り開いていると言ってもいいほどです。

 また、読書の好きな子は、ほぼ例外なく漫画も好きです。

 しかし、問題は、漫画の好きな子が必ずしも読書好きではないということです。漫画を読むことがいけないのではなく、漫画を読むことで漫画以外の本を読まなくなる子が、高学年になると急に増えることが問題なのだということです。

 漫画も勉強になる面がありますが、決して読書のかわりにはなりません。

 「よく学びよく遊べ」という言葉がありますが、漫画と読書の関係も同じです。読書も漫画もたっぷり読んでいいのです。しかし、漫画は一度読んだものを惰性で繰り返して読まないようにすぐに片付けておくことが大事です。

  勉強もスポーツも慣れが大事

 人間の心身には適応力があります。勉強でもスポーツでも同じです。初めは1時間も勉強したら頭痛がしてくるとか、グラウンドを1周回ったら息が切れるとかいう人が、毎日同じことを何度もしていると、やがて心身に適応力ができてきて、楽に同じことができるようになります。

 最初は無駄なところに力が入っているので、苦しいだけで成果がなかなか出ないという状態が続きますが、やがて同じことをするにも必要最小限の力で楽にできるようになりそれに比例して成果も出てきます。

 この慣れの期間は、私の経験では6か月ぐらいです。早寝早起きの習慣も、半年続けると習慣になるようです。多くの人は、この期間を少なめに見積もって、がんばればすぐにできるように思うので、かえって三日ぐらいたって思ったように進まないとあきらめてやめてしまうのです。(三日坊主)

  光る表現(小1−小3) 2002年2月4週号

●日奈子さん(いにへ/幼長)の作文より(けいこ先生/2.2週)

 千八百三十倍。この数字は、きょ年を一とする今年のひろしまけんのインフルエンザかんじゃ数だそうです。 評:今年は日本ぜん国、インフルエンザがはやったけれど、ひろしまはとくにおおいみたいだね。数字をつかったせつめいがとてもわかりやすい。

●あかりさん(いはぬ/幼長)の作文より(メグ先生/2.2週)

 まるでコーラになったきぶんでした。あふれるぐらいコーラをのみました。【評】あかりちゃんは、コーラがすきなのね。コーラをのむと、じぶんもコーラのようにすっきりさわやかなきぶんになれるみたいね。

●コナンさん(いすみ/小1)の作文より(ふじのみや先生/2.2週)

 「沖縄は、日本一、さくらが早くさくよ。」と、おしえられました。 ぼくは、なぜかなと、おもったけど、さくらは、太ようが、すきなんだなとわかりました。 ☆☆☆さくらは、太ようと沖縄のあたたかさが、だいすきなんでしょうね。 よくかんがえたね。

●なるなるさん(いとほ/小1)の作文より(みのり先生/2.1週)

 はじめてうまくいったとき、わたしの心もピョンピョンはねまわりました。(評)なわとびがとべたときのうれしいはずむようなきもちがとてもすなおにひょうげんできました。うれしいね♪

●真季さん(いなく/小1)の作文より(メグ先生/2.2週)

 わたしが一ばんおもしろかったのは、三びきが花のあいだでふざけているところです。なぜかというと、そのライオンの赤ちゃんたちがよっぽど花がすきなんだなあとおもって、花のかおりがただよってくるみたいだからです。【評】1年生とは思えないすばらしい表現です。

●耀子さん(いふね/小1)の作文より(そら先生/2.2週)

 そこに植えられていた、イチョウの葉が、うっかりペースを落としちゃうかもしれないぐらい、綺麗でした。★学校を出て道路を渡って…と視線を移していって、ここでふと自然の景色に目をやる。う〜ん、うまい、効果的!  ペースを落としてしまうかもしれないぐらい綺麗、という表現もとてもいいね。 

●くわがたさん(いきと/小2)の作文より(ポプリ先生/2.2週)

 むらの、そんちょうは、カンガルーのかんちゃんです。ふくそんちょうは、ペンギンのペンちゃんです。たのしい村です。もし、どうぶつの村があったら、ぼくは、その村に入りたいです。そして、ぼくは、この村に入ったら、学校の先生になりたいです。先生になったら、どうぶつに、図工を教えます。評:たのしそうなしごとですね。もし・・・だったら、というかき方がとてもいいですよ。

●みのりさん(いこの/小2)の作文より(メグ先生/2.3週)

 いもうとが、「あーちゃん、10回ぐらいこけちゃっていたいなあ。」ところびながらいっていました。まるでうさぎのようなかめのようなころびかたでした。【評】おもしろいたとえですね。

●昂生さん(いせぬ/小2)の作文より(メグ先生/2.2週)

 ぼくが「ほしい。」と言ったら買ってくれました。まるで父は神のようでした。【評】おもちゃを買ってくれたお父さんが神さまのように思えたのね。この作文をお父さんに見せたら、また何か買ってもらえるかもね。(笑)

●慧人さん(いそゆ/小2)の作文より(ゆうこ先生/2.1週)

 マラソンをするときは、とてもきもちがいいです。どうしてマラソンをつづけているかというとぼくのゆめは、マラソンのせんしゅになることだからです。いつか一番長いきょりの四十二・一九五キロメートルを走ってみたいです。【講評】漢数字の表現もとてもきれいに書き上げてくれました。

●カヤさん(ありそ/小3)の作文より(ゆうこ先生/2.1週)

 鬼のお面は、毎年、こわくないのでお面にらくがきをしてお面をこわくしています。今年もやりました。節分の夜はとてもドキドキしていました。ぼくとお兄ちゃんは、豆があたらない鬼のこんぼう用に、うちわをもっていました。でも、ほとんど意味はありませんでした。【講評】豆をまくのも楽しいけれど、鬼役のカヤさんもうちわで参戦してくれましたo(^▽^)o

●真章さん(ありる/小3)の作文より(スズラン先生/2.1週)

 (ホテルで食事をしたとき)お肉に塩をかけた時、ぼくがジーッと見ていたら、コック長さんが、「その塩は、大昔にとれた塩をつかっています。」と言いながら、ひきだしの中から、二種類の岩塩を二つずつとり出しました。:評:お塩をかける手つきにも、「これは良い塩ですよ」という感じだったのですね。コック長さんは、自慢の塩に気がついてくれたのが嬉しかったのかもしれませんね。

●あやこさん(ありろ/小3)の作文より(クマのプーさん先生/2.1週)

 さすがに、ぞなぞなくんが、うでをくんでまよいはじめた。【評】なぞなぞの答えを考えている様子がよくえがけています。ただ「まよいはじめた」ではなく「うでをくんで」をつけたことで、場面が思い浮かぶようですね。

 

●ナオさん(あわも/小3)の作文より(スズラン先生/2.1週)

 ねるときは、いつも「おやすみなさぁい」と、みんなに言ってからねます。でも、たまにわすれてしまいます。なので、これからは、「おやすみなさい」を毎日言うように気をつけます。:評:この作文を書いてみて、そういえば、、、、と、ちょっと反省をしたのですね。

●ユータンさん(いくい/小3)の作文より(ポプリ先生/2.2週)

 私は、もっとへんなふうに想ぞうしました。それは、スケートぐつがアイロンになっていて、すべるところにハンカチやブラウスや、Tシャツがひいてあり、その上を、アイロンのスケートぐつですべるのです。評:おもしろそう。想像力がゆたかだね。

●とよよっちさん(いせく/小3)の作文より(ふじのみや先生/2.1週)

 のみ物は、フルーツパンチをのみました。 ぼくは、食べている時、まるできぞくに自分がなったようでした。 ふつう、家では、フルーツパンチなんかじゃなくて、お茶か水なので…  【評】 「きぞく」という言葉が、ごうかさにまんぞくする気持ちをバッチリあらわしているね。

●フレディさん(いせそ/小3)の作文より(ふじのみや先生/2.2週)

 足のあたりもふんでくつの形をつけ、顔もかいて、雪の私のかんせいです。 私は、その私に向かって「ヤッホー! 元気?」と声をかけてみました。 その時、風がふいて雪の私の顔が少しゆがんだのが、私には、まるでわらっているように見えました。 【評】まるで音の出る絵のように、できごとを表現できていますね。

●春まきくんさん(いせね/小3)の作文より(メグ先生/2.2週)

 1ヵ月してキュウリのはちを見てみると、「花だ。」と花がさいていた。二週間。「やった、キュウリがなってる。」まるでまがったどうろみたいなキュウリがなった。【評】キュウリの花がさいととき、実がなったとき、それぞれの感動が伝わってくるよ。

●ウイングさん(いたら/小3)の作文より(メグ先生/2.2週)

 命をあずかることは、大切だと思います。毎日動物のことを見ているので、幸せです。【評】どんなに小さな動物でもそばにいると、人の心をなごませてくれるよね。

●スマイルさん(いにわ/小3)の作文より(さかな先生/2.2週)

 「ギャッ。動かない。」私はさけびました。氷が動きません。★評:会話からの書き出し、大成功だね。つい、何だ何だ?と思いながら読んでしまいます。

●ポッターさん(いねり/小3)の作文より(はるな先生/2.2週)

 わたしが、水を入れているとき、心の中で、「きもちいいですか?ヒヤシンスさん」と聞くと、「気持ちいいですよ。愛さん。早く成長して、きれいな花をさかせたいから、水をたっぷり下さいね。」と言っているようでした。わたしは、やさしい心をもって、植物を大切にしたいと思います。 (講評);愛情いっぱいで、お花と対話している場面、ほのぼのとしていて、すごく感動しました。草花や木に、話しかけたり、きれいな音楽を聴かせてあげたりすると、育てくれる人の気持ちにしっかり応えてくれるそうですよ。むすびの感想が、とてもすばらしくて、光っています。

●くにさん(いのか/小3)の作文より(ゆうこ先生/2.2週)

 夏が半分くらい終わったら、カブッチとハナちゃんは、死んでしまいました。とても長い間生きていたカブッチとハナちゃんが死んでしまったので、僕は心にポッカリ穴があいたようでした。死んだ後、プラスチックの水そうの中をさがしてみたら、カブトの卵を見つけました。僕はうれしくて、十八個の卵を小さい水そうの中に入れました。卵からすぐによう虫が生まれました。よう虫は、初めは小さくてかわいかったけれど、おがくずをガツガツ食べて、みるみるうちに大きくなりました。大きくなったら、まるで、太いペン型消しゴムの中身みたいでした。このよう虫は、さなぎになり、そして、メスの成虫になりました。【講評】たとえの表現、じょうずな接続詞の使い方、美しい表現がたくさんつまっています。

●知恵理さん(いはさ/小3)の作文より(メグ先生/2.2週)

 球根に書いてあった色は、ピンクでした。まるで、色えんぴつで書いたようなとてもうすい色でした。【評】やわらかいピンク色のチューリップ。あたたかい春にぴったりの色ですね。

●由緒さん(いひく/小3)の作文より(ふじのみや先生/2.1週)

 すると(どろぼう役の)みんなは、ダーッといっせいにろうやからとびだしました。まるで、タンポポのわた毛がとんでいくように… 【評】つぎつぎに、自由になっていくようすをかさねあわせた、楽しい〈●たとえ〉ですね!

  光る表現(小4) 2002年2月4週号

●ビーバーさん(あにい/小4)の作文より(メグ先生/2.2週)

 餌を食べる時のしぐさも、なかなかのものでした。まるで熱気球のように水面の方に向かって浮いて、時々浮いている藻を食べにいったりしました。【評】ザリガニがゆっくりと水面に向かっていくようすを熱気球にたとえたところがうまいね。

●アーサーさん(あひわ/小4)の作文より(みち先生/2.1週)

 今僕は、宇宙飛行士として国際宇宙ステーションで働いている。そして子供の時あこがれていた毛利衛が僕の上司である。「..君来月そうそうに火星の生物の調査にいってきてくるかな」「はい、わかりました」僕は早速データを整理するためパソコンのスイッチをいれた。:評:動きのある描写がうまさを感じさせ、読む人を引き寄せる書き出しの工夫がすばらしいですね。

●ししさん(あふか/小4)の作文より(さかな先生/2.2週)

 ・・・我先にと草を食べるようになり競争が激しくなり性質があらくなるのは、競争に負けないようにするためでしょうという所がすごく頭に残ってまるで、おばさんたちが、バーゲンで、やすくて良い品物の取り合いをしているバーゲン会場みたいだと思って、これを言ったらお母さんに大笑いされてしまいました。★評:鋭いたとえだね。私もバーゲンに行くときには、気をつけなくちゃ・・・。

●秀雄さん(あろう/小4)の作文より(ゆうこ先生/2.1週)

 僕にとって、ひまでしたが、体力はついたかなあと思いました。(この作文を書いていると、山登りのことを思い出して、疲れが出てくるなあ。)【講評】素直なきもちが表現されていていいですね!

●直樹さん(あろら/小4)の作文より(メグ先生/2.2週)

 寝るときは、僕はすぐまっすぐ寝て、ハムスターは丸く寝ます。まるで、ボールみたいです。【評】ハムスターが寝ているようすをたとえを使って表すことができたね。自分と比べたところもおもしろいよ。

●ハッピーさん(あろる/小4)の作文より(けいこ先生/2.1週)

 節分は、冬から春への立春の前日ですよね。でも私は、「こんな寒いのに春のわけがない。ぜったいウソだ。」と思ってしまいます。ですからもう春だということを自分に説得するのに一苦労なんです。 評:暦の上の季節と、実際の季節は少しずれているものね。ハッピーさんの身の回りには、春は見つかったかな?

●理良さん(いいそ/小4)の作文より(けいこ先生/2.1週)

 まくはりに行く日まであと1日。楽しみでなかなかねれません。あと1日だと思うとドキドキ・ワクワクします。 評:楽しみにしていたおもちゃのイベント、早く明日にならないかな……そんな気持ちだっただろうね。

●上原さん(いきあ/小4)の作文より(ふじのみや先生/2.2週)

 えさを食べるときは、えさのうえにのっかってすうように食べていました。ぼくは、その時まるでカブトムシは虫の王様みたいだなあと思いました。 【評】えさを食べるときも、堂々としているようすが、「王様」なんだね。

●真裕子さん(いさは/小4)の作文より(ふじのみや先生/2.1週)

 マラソン大会をはしりおわったら、くるしくて口でいえなかったけれど、「ハー。よっしゃあ! もう一年後まではしんなくて(走んなくて)いい!」と、思いました。 【評】正直で、わらえます。 わらいながら、気持ちがつたわってくるよ。

●かずさん(いしす/小4)の作文より(けいこ先生/2.1週)

 節分とは季節の変わり目は邪気が起こりやすいと考えられ、これを追い払うために豆まきをするそうです。しかし、我が家ではこのあと、毎年忘れずに必ず行うことがあります。それは、「ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー」と、歌ってからケーキもいっぱい食べるのです。なぜかというと、2月3日は私の誕生日でもあるからです。晩ご飯は私の好きな手巻き寿司でした。節分の日に大阪では巻き寿司を食べるそうですが、それとは、関係はありません。 評:大阪で食べる節分の巻き寿司の話をうまく入れられた。メインは豆まきではなく、誕生日なのだね! 

●かずさん(いしす/小4)の作文より(けいこ先生/2.2週)

 それから数日後なすとかぼちゃにアブラムシがたくさんついていました。なかでもなすにたくさんついていました。お母さんがいらなくなった、歯ブラシで何度かアブラムシをとったけれどしだいにかれていきました。私はテストで自信があったところを間違っていたような気持ちになりました。 評:自信があったところ・期待したことがだめだったときには、その分、ショックも大きいね。このなすは、マーボーナスか天ぷらにして、おいしく食べるはずだったかな。 

●駿作さん(いしと/小4)の作文より(メグ先生/2.2週)

 ライオン(ハムスターの名前)はすごくすばしっこいので、かごから出すと、すぐに逃げてしまい、毎日さがすのが大変でした。さがしてもさがしてもみつからないときは、まるでライオンと鬼ごっこをしているみたいでした。【評】脱走したハムスターをさがすのって意外と大変なのよね。

 

●ヒマワリさん(いすさ/小4)の作文より(はるな先生/2.2週)

 「うわー。ボーボーだ!」休日の朝、ベランダに出て、私は、ボーボーに育っている小松菜を発見しました。その小松菜は、妹の「はなまるくん」のふろくについてきたたねが、そだったものです。遊び半分でプランターにまいておいたものが、りっぱな小松菜になっていたのです。・・・・・(中略)プランターから、「妹の親指二つ分」の大きさの小松菜をさがして、30枚くらいつみました。(講評);会話の書き出しが、とても印象的です。また、そのあとに、きちんと、「いつ、どこ、だれ」を書き入れたので、とてもよかったです。 小松菜のたねをプランターにまいておいたら、りっぱに成長し、沢山、収穫(しゅうかく)できて、実によかったですね! おどろきと、うれしさが入り混じった気持ちが、ありのまま、表現できました。おひたしにする菜っぱの大きさを、妹の親指二つ分というふうに、身体の一部を用いて、くわしく説明してあるので、大変分かりやすかったです。

●キティさん(いぬこ/小4)の作文より(ゆうこ先生/2.2週)

 洗面所に行って筆を洗いながら、私は悲しいのかおこっているのか分からなくなりました。そして壁に向かって筆を思いっきりふりました。すると、ピシャ!っと壁に薄い墨がつきました。点々についた薄い墨は、やがてツーーっと線になって落ちていきました。まるでしまうまのお腹のようです。うわっ!まずい!見つかったら怒られる!と思いました。が、なぜか妙にすっきりしました。【講評】壁につたう墨がしまうまみたい・・・・・・は楽しいたとえの表現ですね♪

●薫さん(いねむ/小4)の作文より(みか先生/2.2週)

  画用紙をはずしてみるとうつくしい色の羽のアゲ子が飛んでいた。「アゲ子、すごくきれいだよ!」アゲ子に言った。 休み時間、とうとうアゲ子とのおわかれの時間がきた。ふたを開けようと思っても手が動かない。アゲ子との思い出がいっぱいうかんできた。やっとの思いでふたをあけ,アゲ子が飛んでいった。アゲ子は私との思い出をのせて、飛んでいってくれたと思います。アゲ子ありがとう。評:ふたをあけようと思っても手が動かないほど、アゲ子とかおるちゃんの心のきずなが深かったのね。

●翔太さん(いはせ/小4)の作文より(きりこ先生/2.1週)

 生ハムが一・ニ枚あればご飯を茶わんに一杯くらい平気です。<生ハムがおいしくてたまらなかったようすがよく伝わってきますよ。すばらしい表現です。>

●れもんさん(ふれ/小4)の作文より(さかな先生/2.1週)

 「うわっ!」水の印はまるで、ジェット機みたいにすごいスピードで、うえにあがっていきました。これは、私の予想通りだ、と思いました。★評:予想していても驚くほどのスピードで、空気の体積は増えるのですね。たとえからも、そのすごさが分かります。

●一休さんさん(わら/小4)の作文より(森川林先生/2.1週)

 ぼくは倒れもしないでライバルの元へ行きました。すると、「17周・3線目・・……。」と瀕死のクマのようにうめき声をあげていました。ぼくは17周・4線目でライバルに勝ちました。 とてもきびしい試練が終わりました。太陽がぼくを祝福するようにギラギラかがやいていました。◆評:たとえと情景の結びがうまい。

●一休さんさん(わら/小4)の作文より(森川林先生/2.2週)

  ぼくの家の庭にある水槽の中に、数匹の小さな金魚がすいすい泳いでいます。昔、この水槽の中にはこの金魚たちのお母さんとお父さんがいました。しかし、ある事件が起こって親の金魚は跡形もなく消えてしまったのです。 その事件は、今から約1年前……◆評:映画の場面のような書き出しだね。

  光る表現(小5−社) 2002年2月4週号

●友葵さん(あしも/小5)の作文より(ゆり先生/2.2週)

 中でも一番、印象に残ったのは『ナポレオンフィッシュ』だ。体長二メートルくらい、体重五十キログラムはある、大きな魚が上の方まで上がってきてくれた。おでこがでっぱっていて、目がギョロッとしていて怖かった。しかし、こんなチャンスはめったにないと思い、触ってみた。もっとごつごつしていて、固いのかと思っていたが、意外と柔らかかった。【評:海の中には不思議な魚がいるんだね。ナポレオンフィッシュと出会った様子がとてもくわしく書けています。】 

●茜さん(あろさ/小5)の作文より(ゆうこ先生/2.1週)

 「今日までお母さんも知らなかった旅行計画、実はお父さんがすっと計画してたのかな?だって、いつも『つるを見に行きたいなぁ』って言ってたもん。もしそうだったらもっとうれしいな。」【講評】会話文のつかいかたがとても上手ですね。茜さんのやさしい気持がつまっているね♪

●けいさん(いかわ/小5)の作文より(スピカ先生/2.1週)

 「パチパチパチ!」豆が教室の床に飛び散る音がします。・・・・・・節分とは、鬼を退治するだけでなく、楽しく遊ぶものなのだと思います。また、首に豆を当てられたとき、鬼の気持ちが少しわかった気もしました。 評:学校での豆まきならぬ「豆合戦」のようすを書いた作文の書き出しと結び。情景が浮かぶような生き生きとした表現で「わかったこと」もしっかり書けたね。

●みんこさん(いせあ/小5)の作文より(ふじのみや先生/2.1週)

 スースーッハッハッ、タッタッタッタッスースーッハッハッ校庭の木。スースーッハッハスースーッハッハタッタッタッスースーッハッハッ友達の顔。スースーッハッハくつのひも。タッタッサッカーゴール。スースーッハッハァッバスケットゴール。 タッタッ。また校庭の木。 【評】走っている息づかいと、まわりの景色が一体となって伝わってきます。 リズムとスピード感のある表現だね。

●まもるさん(いそき/小5)の作文より(ゆり先生/2.1週)

 そうじしている時、ストーブからにおいがした。それは、だれかがストーブに豆を入れていた。くさくて、くさくて勉強しにくかった。【評:豆まきのあとの変なよいん・・・。教室の様子が思い浮かびますね。】

●桃花さん(いてら/小5)の作文より(ぴのこ先生/2.2週)

 バスからは、カーテンをしていたので、雪はちらっとしか見えなかった。だから私は、到着したとたん銀世界に圧とうさせられた。【評】書き出しの部分での情景が、とても上手だね!

●たこ焼きさん(いとつ/小5)の作文より(ぴのこ先生/2.2週)

 もし、魚が日本語を話せたら、会議をしたほうが絶対いいと思う。魚にとって考えたら、迷惑なこともあるし・・・・・。でも、自分のことをよーく知ってもらえて嬉しい魚もいるかな?魚や動物、虫たちにとって一番平和で一番素敵なところで過ごしてもらいたいと思う。いつまでも幸せに。【評】面白い想像だよね。でも、もし本当に言葉を話したらどうなるのかな?考えちゃいますね。

●咲恵さん(いなふ/小5)の作文より(ぴのこ先生/2.1週)

 今回の文章はなっとくいく事も、なっとくいかないところもある。偶然とはなんなのか。自然科学とはなんなのか。今は理解できないが、これから学習することで理解を深めていきたい。【評】率直な気持ちを書けているね。一緒にがんばっていこう!

●アーサーさん(いにち/小5)の作文より(ゆうこ先生/2.2週)

 ちがうのはししまるの顔が見えるようになったことと、トイレの位置を覚えさせることだった。このトイレの位置を覚えさせるのが容易なことではなかった。(中略)ぼくも外はおこっていても心の中はどうしてもやさしくしてあげたい、にくめない愛らしさをししまるはひめていた。【講評】物語のような文体で、テンポも良く、愛犬ししまる君の観察日記になりましたね♪

●穂香さん(すよ/小5)の作文より(ゆうこ先生/2.2週)

 辞書を引いて・図鑑で調べて・・・わからない、何の手がかりもない。まるで新しい世界に飛び込んだみたいな絶望感というか無知、疎い世界。これからもまだやるべきことはたくさんありそうだ。【講評】深く意味のこめられた表現が光っていますね! 

●クリリンさん(あかの/小6)の作文より(えんぴつ先生/2.2週)

 ★でもそれだけの違いでその植物の運命というのは大きく左右されてしまってよいのだろうか。私はこの点も矛盾していると考えた。(評):感想文をこえて、積極的な提言になっています。★例えその植物が人間にとって役に立たないものであっても、他の動物には役に立つものかもしれないし,この地球上に生まれたということは何らかの目的を果たすために生まれたのだ。(評):提言にたいして、きっちりと自分のことばで答えを出しています。言葉のうらに、クリリンさんの強い意志を感じます。♪

●シュシュさん(あさつ/小6)の作文より(メグ先生/2.2週)

 「自然を大切に!」と呼びかけるのなら、まずは人間も自然と溶け合い、対等に付き合うことが大切だと思う。【評】自分に対してもっと謙虚にならなくてはね。

●シュシュさん(あさつ/小6)の作文より(メグ先生/2.3週)

 外見ばかり考えている日本人にもやはりいいところはあると思う。極端なほどの包装には、相手への思いやりの気持ちや、相手を大切にする気持ちがこもっていると思う。だから、誕生日プレゼントなどをもらったときのきれいな包装は中身を引き立てているし、包装紙を開けるときにはドキドキする。【評】ときには外見にこだわることにも意味があるね。

●スヌーピーさん(いうわ/小6)の作文より(ゆり先生/2.2週)

 けれども、足の骨を折った、手の骨を折った、指を1本ケガしたなどという体験をしてみれば、障害を持つ方の気持ちが少しでもわかるだろう。私は今、左指の3本に包帯を巻いている。初めて包帯を巻いてもらっているときは、左手だから不便なことはないだろうと思っていたけれど手を洗ったり顔を洗ったりするのにはとても不便だった。【評:実際に体験してみて初めて分かることだね。そういう体験から、「やさしさ」や「思いやり」を身につけていきたいね。】

 

●ナズナさん(あもせ/小6)の作文より(メグ先生/2.2週)

 もし、今ここに江戸時代の人が来ていたら、この白黒世界にびっくりするだろう。最も驚くのは、汚れた川と海、木が伐採された森であろう。【評】「白黒世界」という表現がうまい!

●たかやんさん(いくの/小6)の作文より(スズラン先生/2.1週)

 (運動会の司会を担当して)緊張しないためにはどうすればいいのかということでひどく悩んだ。そして、最終的に思ったのが、なんども、なんども練習をし、そのセリフを覚えてしまえばいいということである。:評:緊張しないためには、練習を重ねて自信を付けるという結論ですね。自信が実力発揮につながりそうですね。

●創さん(いなあ/小6)の作文より(ふじのみや先生/2.2週)

 例えば、自分がある失敗をしてしまったとしよう。その時、「もうこんなことはやめよう」と後に足を進めるか、「まだ、チャンスがある。あきらめずにがんばろう」と前に足を進めるか。この前と後ろのどちらかに進む決断をする時に、前に進むことのできる心の強さを持っている人が「あなたは本当に雑草のようにたくましい。」とほめられる資格があると思う。 【評】 長文をきっかけに、人間の生き方について独自の掘り下げができている。

●トノチュウさん(いなさ/小6)の作文より(みのり先生/2.2週)

  緑の草がおいしげっている上に立つと、(ああ、ぼくは、今地球の上に立っているんだ。)という気持ちになってくる。(評)わかるなぁ。素直な気持ちがストレートに伝わってきます。どうしても「地球は緑」というイメージを思い浮かべてしまいます。本当は青いそうなのですが・・・。

●正人さん(いなり/小6)の作文より(森川林先生/2.1週)

 人間は、良い言葉と悪い言葉を区別できる。例えば、相手がわたしに「バカ」と言われた時どんな気持ちになるだろう。いやな気持ちになって、花が散ったような気分になるだろう。◆評:意見文でたとえを使ったところがユニーク。

●ジョニーさん(いねも/小6)の作文より(ポプリ先生/2.2週)

 今、地球のほとんどを人間が征服している。自然は、人間が生きていくために必要なものである。だからといって、なんの意味もなしに、生物を殺すのは最低のことだ。同じ生物なのに他の生物よりも、人間は高い位についている。それだけに、他の生物は、人間に従うような状態になっている。このことを、もっと考えて行動していきたい。評:自分の考えをはっきり書いてあるね。感心です。

●晃章さん(あらか/中1)の作文より(えんぴつ先生/2.2週)

 ●このような話の中にも行間や余白はかならずある。よく話を聞いていれば、たまにおもしろいことを言うことがある。【評】:たまにだから、おもしろいのかな(笑)。●理科に関する話もされるが、それは極まれである。【評】:理科の先生、ごらんになってますか〜。

●トトロさん(いけの/中1)の作文より(クマのプーさん先生/2.2週)

 ユニークすぎるとけじめがつかないようになってしまうし、雑談が多すぎると、当たり前だが授業が進まない。【評】授業の中の雑談が光るのは、その量のさじ加減が関係しますね。「けじめ」はその境界線を表すいい言葉だと思いました。

●奈央さん(いしえ/中1)の作文より(メグ先生/2.2週)

 「真に良いことは、新聞に大きな騒ぎを起こすことなく、小さく始まる。」という名言もあるように、気づかないような小さなものでも決して省いてよいものではないのだ。【評】無駄に思えるようなことにも何かしら意味があるのかもしれないね。

●亮さん(いふめ/中1)の作文より(メグ先生/2.2週)

 人間も雑草と同じように自然の中で生きているのは変わりない。それなのに人間は自分勝手に自然を壊してしまうので自然がどんどん減っている。人間も植物のおかげで生きているのでもっと植物を大切にしたほうが良いと思う。そうでないと後悔するの人間たちだからだ。【評】人間も雑草と同じように、自然の中のごく小さな存在であることに気づくべきでしょう。

●亮さん(いふめ/中1)の作文より(メグ先生/2.3週)

 人間は見た目だけで物を判断してしまうくせがあり、中身のことをあまり考えない。しかし本当に大切なのは中身なので、もっと中身を見るべきである。見た目や形はその後である。結局リンゴも人間も見た目や形ではなく中身ということである。【評】そのとおりだね。外見に惑わされることなく、中身を見抜きたいものです。

●エガさん(てせ/中2)の作文より(メグ先生/2.3週)

 物真似と言うのは、自分の能力が上がるため大切なことだが、物真似をした人(真似た相手)以上になることはない。だから、自分のやり方をする。もちろん全て成功するわけではない。いや、むしろ失敗の方が多い。物真似をするより悪いかもしれない。しかし、百万にひとつの可能性でもある限り、私はその可能性に賭けたい。【評】既存の道を辿るのではなく、新たな道を作っていきたいという前向きな姿勢が立派。

●ムッちんさん(との/中2)の作文より(クマのプーさん先生/2.1週)

 人は人以上になれず人以下にならない。そしてその最も具体化したものが多数決ではないのだろうかと僕は思う。意見が分かれた時も少数派のことも考えることも大事だがそれでは永遠に解決にはならない。【評】名言とテーマをうまく関係付けているし、反対意見への理解を示しつつ、それでは解決にならない問題点もうまく指摘できていました。

●眠雨さん(うき/高2)の作文より(森川林先生/2.2週)

 歌手の谷山浩子が東南アジアへ旅行をした折、何より感動し安心感を覚えたのが、現地の人々が「曖昧な微笑」を使っていることだったという。日本人によく似た顔立ちで、よく似た曖昧な微笑を浮かべるその姿に、彼女は外国ということも忘れ、慣れ親しんだ家庭にいるかのような奇妙な感覚を覚えたそうである。◆評:こういうエピソードをさりげなく入れると効果的だね。

●AE86さん(えや/高2)の作文より(メグ先生/2.3週)

 確かに集団生活や仲間というものは、人間が生きていく上で必要不可欠な要素である。しかし、その中で自分の意志を表現できないのは好ましくない。むしろ、本当の仲間であるならば、自分の意見をはっきり言うことによって関係が崩れるようなことはないはずである。だから、そのようなことを恐れずに、自分の意志を強く持って生きていきたい。【評】そのとおり。力強い意見を書くことができました。

 

 

 

 

 

 

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