KotobanomoriNo.754

通信生には、新年度からの先生の住所ラベルが同封されています。

言葉の森新聞

 

2002年4月1週号

文責 中根克明(森川林)

  添削例と評価講評例

 言葉の森では、これまで、教室全体としての評価と講評のおおまかな基準を設けていましたが、実際に指導にあたる先生によって添削のくわしさやシールの数などに違いがあるとのご指摘がありました。

 そこで、新年度から、評価・講評・添削の基準を明確にし、担当する先生によって大きな差が出ないようにしていきます。

 基準は次のとおりです。

(1)作文用紙に書く短いコメントは、3〜5箇所。作文全体に対する長い講評は作文用紙には書きません。

(2)作文用紙に貼るシールは、3〜5枚。

(3)「山のたより」の講評は350〜450字。

添削例(見本は、清書に添削例を書き入れたもの。生徒コードは変えてあります)


クリックすると大きい画像が出てきます(重いです(^^ゞ)

 

評価講評例

題名

内容

字数

構成

題材

表現

主題

表記

せつ分の豆まき

◎

620字

◎

◎

○

◎

 

学年:小3年

進度:C4級

ペンネーム:リスさん

中心を決める

自分だけがしたことを書く

たとえを使う

(書き出しを工夫する)

心の中で思ったことを書く

段落をつける

 これはいい話を書いたね。書き出しの工夫がうまくできた。これからも、このように会話や色や音で始めていくといいよ。心の中で思ったことがしっかり書いてあった。いろいろなことを考えているんだね。豆を食べてみたというところも、自分のしたことをしっかり書いている。学校で書く作文もこのように、自分らしい思ったことやしたことをどんどん書いていくといいよ。先生やお母さんに聞いた話をとちゅうで思い出して書いたのもいいところ。このようにとちゅうで聞いた話や調べた話を書くと、作文の構成に広がりが出てくる。この聞いた話に続けて書いたリスさんの感想も、なかなか深い。昔はただ鬼に豆をぶつけて喜んでいるだけだったけど(笑)、最近はその豆まきの意味を考えるようになったんだね。こういう日本に昔からある行事は、意味を調べてみると、いろいろな勉強になる。この作文は、清書候補。

 話の変わるところは、段落(だんらく)をつけておこう。がんばってね。(約400字)

添削基準・評価講評基準の説明

 今回の基準の趣旨は、(1)作文用紙に直接書くコメントは少なめにし、「山のたより」に書く評価講評に重点を置く、更に(2)評価講評よりも指導に重点を置く、という言葉の森本来の指導スタイルを徹底することです。

 生徒の実力は、毎日の自習と毎週の実際の作文練習によってついていきます。先生の添削・評価講評は、生徒の勉強に対する方向づけと励ましの意味を持っています。

 ところが添削・評価講評は意外と時間のかかるものなので、ともすれば、先生の関心は、生徒の今後の指導を考えることよりも、提出された作文を添削して返却することだけに向けられがちな傾向にあります。これが現在多くの学校や塾で行なわれている作文指導の姿です。

 また、作文用紙に直接書き込むコメントや講評は見た目がわかりやすいので、その作文に対する評価としては有効に見えますが、その生徒の長期間にわたる指導には生かせません。長期間にわたる指導には、「山のたより」など作文用紙とは別に書く評価講評の蓄積が必要です。更に、評価講評の蓄積によって、先生相互による指導の共有と改善が可能になります。

 担当する先生によっては、4月の作文返却時から急にシールやコメントが少なくなる場合が出てくると思いますが、指導スタイルの改善ということでご理解くださるようお願い申しあげます。今回の基準を単なる目安としてしまうと、先生によっては次第に基準より多めになるというケースが出てきてしまいますので、これは教室としての上限及び下限ということにしていきます。ただし、「山のたより」に書く講評については、字数を数えながら書くということが事実上難しいので、場合によっては350〜450字よりも多くなる場合があります。しかし、その場合でも、基準が有名無実にならないように、550字を超えて書くことのないようにしたいと思います。

 この基準は、講師による研究会で今後更に検討改善していきますので、ご意見ご要望がありましたらお寄せください。

言葉の森の指導法と他教室の指導法

言葉の森

他教室

作文用紙とは別に、「山のたより」に評価講評を蓄積するので、直感的には見にくいが指導に継続性がある

作文用紙に直接コメントを書いて生徒に返却するので、見やすいが指導に継続性がない

評価講評をデジタル情報として保存しているので、複数の先生が指導法を共有して発展させることができる

評価講評は作文用紙に書いたアナログ情報のままなので、指導法は先生の個人的なノウハウに留まる

作文を書く前の事前の指導に力を入れている

作文を書いたあとの事後の添削に力を入れている

表現項目や進級の基準が明確である

————

小学生から高校生まで系統的に指導している

————

  「山のたより」に賞状

 1月3週〜2月4週の作文評価をもとに、賞を決めています。

 合計点で賞状を出しているので、学期の途中から教室に入った生徒は、まだ賞は出ていない場合があります。しかし、今学期は賞のない人があまり出ないように、銅賞の範囲を多くしました。

 賞状の点数をもとにクラウン数を決めています。これまでのクラウン数の合計は、「山のたより」右上に表示されています。

 このクラウン数は、賞品と交換できます(別紙賞品交換用紙)。オンラインで受講している生徒のみなさんは、下記のページをごらんください。

http://www.mori7.com/crown/crown.html

  4月からの教材の説明

 前学期と変わっているところにはアンダーラインが引いてあります。

 新しい学期の教材が届いたら、これまでの古い教材はかたづけておいてください。

 自習用紙

 自習は、毎日やっていきましょう。小学校低学年の人で長文を全部読むのが大変な場合は、○行まで読むというようにしてください。

 自習用紙は、封筒を兼ねています。作文用紙を自習用紙にはさみ、先生の住所ラベルを貼り、まわりをセロテープなどでとめて、80円切手を貼り、ポストに投函してください。

 教室や先生へのご質問ご連絡は、「先生へ」の欄にお書きください。

 インターネットから送信する場合、自習用紙は送らなくていいです。インターネットの自習の記録の欄に日数を入れておいてください。

 作文用紙・清書用紙

 作文用紙と清書用紙を兼用できるようにしました。

 低学年と高学年で兼用できるようにしました。低学年の生徒は、4マスに1文字を書いてください。

 作文用紙の上の欄にある生徒コード・週・曜日・先生の名前などは、必ず書いておいてください。

 作文用紙の下の欄にある、国語問題の解答・投票・自習の日数も書いておいてください。

 清書はホームページから送信することができます。週の部分で「*.4週」を選ぶと自動的に清書になります。

 課題フォルダの説明

 中学生以上で名言集をなくしてしまう人が多いので、課題フォルダの表紙の裏側に名言集を印刷しています。

 (1)おもて表紙の項目表

 項目表の●印と★印の項目ができるように勉強していきましょう。

 ●印と★印の項目が十分にできる人は、◎印の項目も勉強していきましょう。

 項目表のキーワードが作文の中に入ると、その項目が合格という扱いになります。

 課題フォルダの下方に、四月〜六月のカレンダーと読書・短文の記録欄があります。これは、港南台教室で自習の記録などをチェックする際に見やすくするために設けたものです。通信で勉強をしている方も、この欄を自由にお使いください。

 今学期の主な項目の意味は次のとおりです。

分類

重点

項目

キーワード

説明

構成

★

いつどこの書き出し

 

いつどこで何がありました

題材

●

名前・数字

なまえ 名前 一〜〇 1〜0 1〜0

名前や数字をくわしく書く

表現

●

たとえ

まるで みたい よう

まるで…のよう

主題

●

思ったこと

思 おも

結びに思ったことを書く

表現

●

絵をかく

img

そのときのようすを絵でかく

構成

★

中心を決める

いちばん もっとも 一番 最も

中心を決めて書く

題材

●

長い会話

「 」

二行以上の会話を思い出して書く

表現

●

声顏動作のようす

 

会話の前後にその人の表情や動作を

主題

●

長い思ったこと

思 おも

結びに思ったことをくわしく書く

題材

●

自分だけがしたこと

ぼく わたし 僕 私

自分だけがしたこと、初めてしたこと、思い切ってしたこと

表現

★

ですます

です ます ません

ところどころに説明の「です」や描写の「ます」を入れる

主題

●

自分だけが思ったこと

思 おも

ほかの人が思わないような、自分だけが思ったこと

構成

★

書き出しの工夫(作文)

 

会話・色・音・情景で書き出す

構成

★

三文ぬきがき(感想文)

 

はじめ中おわりから文を三つ抜き書きする

表現

★

ダジャレ表現

 

思ったことなどの中にダジャレを使う

主題

●

心の中で思ったこと

心

口に出さないが心の中で思ったことを書く

構成

★

要約(感想文)

 

要約を二〇〇字ぐらいでまとめる

構成

★

書き出しの工夫(作文)

 

会話・色・音・情景で書き出す

題材

●

体験実例

ぼく わたし 僕 私

自分らしい体験実例を書く

主題

●

わかったこと

わかった 分かった

理解したこと学んだこと発見したこと

表現

●

ユーモア表現

笑 爆

ユーモアのある表現(笑)

表現

●

ことわざの引用

ことわざ 諺 ことば 言葉

主題につながることわざを引用する

主題

●

一般化の主題

 

…は(人間にとって)…である

構成

●

複数の理由

理由

…の理由は第一に

表現

●

ユーモア表現

笑 爆

ユーモアのある表現(笑)

表現

●

名言の引用

名言 ことば 言葉

主題に合わせて名言を引用する

主題

★

是非の主題

 

BではなくてAがよいと思う

構成

★

複数の意見

 

確かにAという意見もある

主題

★

総合化の主題

 

大事なことはAかBかではなくCである

構成

●

複数の方法

方法

…の方法としては第一に

主題

●

生き方の主題

生き 人間

Aのように生きたい

表現

●

自作名言

ではなく でなく

…はAでなくBである

主題

●

当為の主題

べき

Aであるべきだ

構成

●

複数の原因

原因

…の原因としては第一に

主題

●

社会問題の主題

問題

Aというところに問題がある

構成

●

対策

対策

…の対策としては

主題

●

予測問題の主題

問題 予想

将来Aが問題になる

 (2)うら表紙の作文課題集

 課題集は、授業のはじまる前までに見ておき、何を書くか決めておきましょう。小学1、2年生は自由な題名が中心です。小学3、4年生は、決められた題名が中心です。授業の前までに、書くことを準備しておきましょう。その週に何を書くのか決めてある状態で先生からの説明を聞きましょう。また感想文の場合は、その感想文の長文を既に何度か読んでいる状態で先生からの説明を聞くようにしましょう。小学5、6年生の課題は、難しいものが多いので、書きにくい場合はほかの題名で書いてもかまいません。しかし、やさしいものをたくさん書くよりも、難しいものを少し書く方が力がつきますから、無理のない範囲でできるだけ作文課題集の●印の課題に取り組んでいきましょう。

 (3)先生の住所ラベル

 通信で自宅で勉強している生徒には、先生の住所ラベルが入っています。自習用紙にこの住所ラベルを貼って郵送してください。

 (4)予定表

 予定表には、6ヶ月の予定が載っています。

 授業のない日は、言葉の森新聞などでもお伝えしますが、予定表をよく見て確かめておいてください。

 (5)長文集

 長文集は、全部で8ページあります。毎日1ページ、声を出して読みましょう。小学生の場合は、できるだけお母さんやお父さんのいる前で声を出して読むようにしましょう。声を出して読むということは、内容を理解するためだけに読むのではなく、言葉と言葉のつながり方や文のリズムを味わいながら読むということです。最後まで読み終えたら、また、最初から戻って読んでください。長文は、自分の好きなものを繰り返し読んでいってもいいです。ただし、感想文の課題がある週は、その感想文のもとになる長文を特によく読んできてください。

 読みにくい漢字には、末尾に読み方を書いています。漢字はできるだけふりがなをふらずに読めるようにしておいた方が読む力がつきます。読めない漢字をお母さんやお父さんに聞いたときは、その漢字にふりがなをつけずに漢字のまま読めるようにしておきましょう。

 長文の音読は、表現力と読解力を育てます。特に、高校生以上で、文章を書くのが遅い人、長く書けない人、語彙が乏しい人、国語の読解が苦手な人などは、長文を繰り返し音読していきましょう。国語の読解が苦手な人は、長文の音読と合わせて、現代文の問題集の問題文を復読する練習もしていきましょう。

 初めて長文を読むときは、読み間違えたりつっかえたりすることがだれにもあります。その場合でも決して笑ったり叱ったりせずに、温かく見守ってあげてください。

 (6)短文集

 短文集は、4ページになっています。毎日一つずつ順番にやっていきましょう。

 短文は暗唱できるようにしておきましょう。お母さんの方で暗唱できるかどうか見てあげてください。初めのうちは暗唱に慣れないので時間がかかると思います。無理のないようにゲーム的な感覚で勉強してください。暗唱するためには、一つの短文を20回音読します。20回音読したあと、その短文を暗唱してみてまだ暗唱できない場合は、もう10回続けて音読します。慣れてくると、音読の回数がもっと少ない状態で暗唱できるようになります。

 短文の暗唱・筆写は、表現力と記憶力を育てます。

 (7)解説集

 課題のうち主なものに解説をつけています。追加の解説は、ホームページの「ヒントの池」でごらんください。

 追加のヒントやほかの生徒の作文は、ホームページの「ヒントの池」で見ることができます。

 http://www.mori7.com/mine/ike/iike.html

 (8)漢字集

 漢字集は、年に1回4月に配布します。なくしてしまった人はご連絡くださればお送りします。漢字集には、小学生の場合、その学年で習う漢字を載せています。

 「あいうえお」などのひらがなは、文字の書き方を練習するためのものです。

 漢字集や短文集の文字は、教科書体というフォントで印刷しています。この文字のとおりに書くようにすると、読みやすい文字を書く練習にもなります。

 漢字は、学校でも塾でも勉強することは同じです。学校でしっかり漢字の勉強をしている人は、言葉の森の漢字集で二重に勉強する必要はありません。しかし、毎週の国語問題はこの漢字集から出ますから、全体をざっと見ておくといいと思います。

 (9)ことわざ集・名言集、データ集、昔話集

 小5以上の生徒には、年に1回4月にことわざ集・名言集を渡しています。なくしてしまった人はご連絡ください。中1の生徒には、4月にデータ集を渡しています。中2の生徒には、4月に昔話集を渡しています。

 

  光る表現(幼長−小3) 2002年4月1週号

●まりりんさん(いほけ/幼長)の作文より(かすみ先生/3.3週)

 すべったときはスピードでかぜがふいていないのにかぜがふいてるみたいにとてもすずしかったです。▲とてもたかいすべりだいのうえから、すべりおりてくるときのようすをじょうずにひょうげんできましたね。

●ひよこさん(いにへ/小1)の作文より(けいこ先生/3.3週)

 一昨日の日よう日、父に小学校へ通学するための新しいくつを買ってもらいました。白くてピカピカのくつに足を通すと、何だか今すぐこれをはいて、小学校までかけていきたい気分になりました。 評:くつもまっ白・気持ちもまっ白。早く小学生になりたいね。

●崇彦さん(いまき/小1)の作文より(ポプリ先生/3.3週)

 おうちのちかくにうえのこうえんがあります。さくらがとてもきれいにさいていました。そしてさくらがまんかいでした。せんせいより:さくらのきれいなうえのこうえんがちかいのね。いいなあ。たのしくおはなみしたのね。よかったね。

●亮佑さん(いまね/小1)の作文より(さかな先生/3.2週)

 だんぼうるでいすをつくってくろぎました。★評:「くつろぎました」といういいかたが、とてもじょうずです。大きないすにゆったりとすわったかんじがわかりましたよ。

●ルギアさん(いそは/小2)の作文より(メグ先生/3.3週)

 そのとき、ぼくはきゅうにとまりました。ボールにあたるすんぜんだったからです。まるで、「かいけつゾロリ大けっとうゾロリじょう!」の本のなぞの中国人「チュン」が火の玉をなげまくっているとき、ゾロリがおもいっきりブレーキをかけたときのようでした。【評】おもしろいたとえだね。

●なるなるさん(いとほ/小2)の作文より(みのり先生/3.3週)

 金魚がハムスターにかわってくれたらいいのになぁと、思います。こんなことをいったら金魚におこられるかな?(評)金魚もハムスターに変身(へんしん)してあげたいって思っているかも♪(^^)

●マッキーさん(いなく/小2)の作文より(メグ先生/3.3週)

 みんなはなきながら、「六年生がそつぎょうするのさびしいね。」といいました。わたしもそのことばをきくと、もっとなみだがあふれだしました。そのなみだは、まるで朝ふった雨みたいでした。【評】ながしたなみだを雨にたとえたところがうまいね。

●みのちゃんさん(いぬほ/小2)の作文より(森川林先生/3.2週)

 今日のかぜはぽかぽかしていたよ。まるで、はるにかこまれたみたいだったよ。もしわたしのかぞくが、ちょうちょだったら、「花のみつをいっぱいすえるのかな。」と思ったよ。◆評:「はるにかこまれた」というたとえがいいね。いろいろなところに花がさいていたのだろうね。「もし、ちょうちょだったら」という発想(はっそう)がユニーク。

●航さん(いのも/小2)の作文より(メグ先生/3.3週)

 ずっとやっていたら(フリスビーが)木にひっかかってしまいました。たいへんでした。どうしてかというと、じぶんのだったからです。まるでしまうまがライオンにたべられているようでした。【評】まさに絶体絶命(ぜったいぜつめい)。上手なたとえがつかえたね。

●将司さん(いほな/小2)の作文より(メグ先生/3.3週)

 しょうたろうくんの手がまるでこおりのようにつめたかったです。【評】たとえが上手につかえたね。

●かっぴーさん(いくす/小3)の作文より(けいこ先生/3.3週)

 もうすぐ春休みです。みんなは春休みがまちどおしいと思います。でもわたしは学校がすきなので、春休みになったら学校に行けないので、少しつまらないような気がします。 評:先生は休みがまちどおしいと思うタイプだったよ。かっぴーさんが学校が大すきだということを、春休みをからめてわかりやすくせつめいできたね。

●いちごさん(いすも/小3)の作文より(けいこ先生/3.3週)

 (スケートをした)次の日にお母さんがフレンチトーストを作りました。フライパンにバターをとかしているのを見て、私は「まるでバターがフライパンの上でスケートをしているみたい。」と言ってわらいました。お母さんもわらいました。こんどスケートをする時はバターのようにすべれるといいな。 評:まったくかんけいない「バター」と「スケート」をうまくむすびつけたたとえ。たしかに、バターはクルクル・スーとフライパンの上をすべっているね。

●大和さん(いぬむ/小3)の作文より(ゆうこ先生/3.2週)

 どうやるかと言うと、ビービーダンをいっぱいひろって、どっちがいっぱいひろえるか、きそうゲームです。(中略)やっぱりあいてはれんしゅうしてたのだからずるいんだと思いました。でも、ぼくは、一人でやってたらかっていました。【講評】『もし○○だったら、☆☆だろう』はそうぞうしたことですね。じょうずな書き方だね!

 

●ひよこさん(いひな/小3)の作文より(はるな先生/3.4週)

 でも、1回、先生に言われたとおりのたいせいで、できたときがありました。その時「できた。ばっちりだな。」と思いました。 もう1回それをやろうと思ったら、今度は息が苦しくてプールサイドにつかまってしまいました。先生が、「ああ、あともう少しだったのに。」と残念そうに言っていました。私は、その時なんだかショックで、思わずプールサイドにつかまってしまった自分に、心の中で腹を立てていました。もう一度の挑戦。(今度こそ!)と思ってやりました。1,2,3、ポーン! すると、少しへんな体勢になってしまったけれど、けっこう上手にできたな、と思い、少し嬉しかったです。 終わった時、(これからも、もっと上手にドロフィンキックができるようにがんばろう。)と思いながら、ロッカールームの方へ行きました。(講評);ドルフィンキックのわざがうまくできるときと、そうでないときのありさまが、目に浮かぶように、いきいきと表現されています。そのときのあなたの心の動きが、手に取るようにわかります。先生のあたたかい励ましの言葉に後押しされて、もう一度挑戦して、かなりうまくできたときのうれしさが、読み手にも、強く伝わってきました。いひなさん。本当によくがんばりましたね。"☆"

●勇歩さん(いまり/小3)の作文より(かすみ先生/3.3週)

 ぼくもセーブをするのをわすれてさるのようにかおがあかくなってしまったよ。▲「さるのように」というたとえを上手につかえましたね。

●美月さん(いみえ/小3)の作文より(かすみ先生/3.2週)

 まるで、なわが、生きているように、ビュンビュン回っているので、こわくてドキドキしました。▲(評)たとえのひょうげんをつかうなど、まわっているなわの中へとびこむ直前のようすが上手に書かれています。

  光る表現(小4−小6) 2002年4月1週号

●あやこさん(ありろ/小4)の作文より(クマのプーさん先生/3.2週)

 リーダーの6年生、みんなをみるようにたのむぞ!そして1年生、いちばんとししたじゃなくなった2年生、1年生をみまもってあげて!【評】植物や天候以外にも、春を感じる場面を探したところがいいですね。そして、新1年生に対するやさしい気持ちがよく伝わってきました。

●瑞幾さん(いおね/小4)の作文より(はるな先生/3.3週)

 ぼくは、とても、ほっとする文だとおもいました。ぼくなら、治療代は、ただにしてあげたいぐらいです。ぼくも医者になったら、パスツールみたいになって、世界を病気から守りたいです。(「事件がおこったのは」の感想文より) (講評);狂犬病にかかった少年を、自分の研究開発した方法で、接種して、恐ろしい伝染病から、少年をすくったパスツールのお話。本当に感動的ですね。いちか、ばちか、大きな決断で命を救ったお話を読んであなた自身も、そのような立派な医者になりたいと、理想を大きくかかげた西河君。すごく立派です。この夢が実現すると、本当にすてきですよね。がんばってください!

●うさぴょんさん(いたほ/小4)の作文より(けいこ先生/3.3週)

 「うめのにおいって上品なにおいだね。」「じんちょうげみたいにこくないしね。」 評:満開のうめの木の下での、友達との会話。春らしさがあふれている。

●スマイルさん(いにわ/小4)の作文より(さかな先生/3.3週)

 夏の一人旅はせんこう花火みたいに小さくて速かったけれど、大事な思い出です。★評:とってもきれいなたとえだね。線香(せんこう)花火のように、思い出が心の中でキラキラと光っていたのでしょうね。

●ちーさん(いぬえ/小4)の作文より(森川林先生/3.2週)

 わたしは、イスにすわって、またじっくりおおいぬのふぐりを見ました。はっぱはまるでいちごの小さなはっぱのような、かわいいはっぱでした。◆評:駐車場からとってきたおおいぬのふぐりをじっくり見て書いたところがよかった。小さな花だけど、よく見ると本当にきれいだよね。

●ポッターさん(いねり/小4)の作文より(はるな先生/3.3週)

 これなら、いくらパストウールが断ったって、ビュルパン医師と、グランシェール医師が、彼を説得する気持ちがわかります。わたしは、このときにパストウールの気持ちもわかるが、二人の医師が、彼を説得する気持ちの方が大切だと思いました。・・・・(中略)「命をうばう」と言うのは、死ぬと言うことと同じ意味だから、生きている者にとって、とてもおそろしいことだと思ったからです。 (講評);もっとも毒性の強いウイルスを接種したときは・・・・の場面で、大きな不安を感じた、いねりさん。やさしい気持ちが、文章全体にあふれています。パストウールと、少年、二人の医師の立場になって、感想を書き述べた点が、非常にすぐれております。あなたが、このお話を読んで、人の命の重さ、尊さを深くかみしめたことがよくわかりました。

●陽子さん(いのめ/小4)の作文より(メグ先生/3.3週)

 その犬の飼い主、彩香ちゃんは、まるで、親が子供にしかるように怒っていました。わたしは、こころのなかでは、やった、と思いました。どうしてかというと、私を痛い目に合わせたおしおきをされていたからです。【評】スマイリーさんの正直な気持ちが書けたね。

●なっちゃんさん(いひく/小4)の作文より(ふじのみや先生/3.2週)

 わたしは、イブの手じゅつはそーんなにたいへんじゃないのに、まるでイブが病気で大手じゅつをしているような気がしました。それに四日イブとはなれるのが大げさだけれど四ヶ月か四年間に感じました。 【評】心配する気持ちを、くふうしてたっぷりと表現できています。

●さくらさん(いまゆ/小4)の作文より(メグ先生/3.3週)

 もうみんな友だちは来ていて、げんかんがくつでいっぱいでした。わたしはくつの海だと思いました。【評】さくらちゃんのおどろく顔が目に浮かぶようです。「くつの海」というたとえがうまいね。

●秀雄さん(あろう/小5)の作文より(ゆうこ先生/3.2週)

 初めて作ったのに、かなりおいしくなるなんて、びっくりしました。それぐらいなら、なんでもまず、ちょうせんしてから、得意かをつけた方がいいんじゃないかなぁ、と思いました。不得意なものは練習すれば上手にできるんじゃないかなぁ、と思いました。そうすれば、最初はつまらなくても、だんだんおもしろくなっていくかなぁ、と思っています。【講評】前向きな姿勢がGOOD!!

●ハッピーさん(あろる/小5)の作文より(けいこ先生/3.2週)

 さて、私の家には、まだ冬が残っています。それは、こたつです。もう春ですけれど、やはり、少し寒いので残してあるのです。そのこたつをかたづければ、100%春になると思います。 評:こたつをしまうのは、何となく先にのばしてしまうところがあるね。今年はあたたかいから、100%の春になるのも早いかな。

●まいポンさん(いこに/小5)の作文より(ふじのみや先生/3.3週)

 ハエは、まるで、始めの速さのままひいて、終わったら、ピタッととまる音楽のように、すぐとまってエネルギーを大切にしています。つまり笑いも泣きもおこりもしません。なやみもなく、ただ、自分の生きるために一直線—といった感じです。 【評】このようにして、一生を過ごす生き物もいるんだね。人間はどうだろう。

 

●ミーミーさん(いちさ/小5)の作文より(けいこ先生/3.2週)

 I小の給食は、1階にある給食室で作っています。作っているところも見えます。4年生の子どもが3人入ってしまう位、とても大きいおなべで、給食をいつも作っています。 評:すごく大きななべなのね! 数字を使った説明が具体的でわかりやすい。

●はーちゃんさん(いとか/小5)の作文より(すず先生/3.2週)

 一つ目は、アジサイのまわりに茶色の皮がついていて、茎はすごくじょうぶでした。ウメは芽の中に黄緑色のつぶつぶが入っていました。サクラの芽は約1センチメートルでした。まわりは赤茶で中は黄緑色でした。ふわふわでした。外のからが中を守っていたんだと私は思いました。評:あすはちゃん、すごく真剣に身の回りにある春のしるしを見つけようとがんばったね。 

●まりさん(いにほ/小5)の作文より(クマのプーさん先生/3.3週)

 今度、ハエが家に入ってきたら、つぶさずにまどやドアからできるだけにがしてあげたいです。【評】ハエたたきや殺虫剤に代表されるように、ハエといえばやっつけるものというイメージがあるけれど、この感想文を読んで、これからは逃がしてあげたい、と感じた気持ちがよく表れていると思いました。

●薫さん(いねむ/小5)の作文より(すず先生/3.2週)

 もし、私がメニューを決められたら、こんなメニューにする。二色ごはん、鳥のからあげ、とんじる、ジンジャーエール。そして、自動はいぜん機というものをつくり、全部機会が用意してくれて、最高級のお皿にコップーーー。このように、私はよくばり星人になってしまう!!なんて、本当にじつげんできたら、毎日、給食の時間がまちにまったおでかけのように、楽しくなると思います。評:すてきなアイディアですね。でも、毎日毎日薫ちゃんの決めた同じメニューだったら、そのうちにあきちゃうかもよ(?)。

●ドラゴンさん(いひあ/小5)の作文より(さかな先生/3.2週)

 まるで、ま法使いにま法をかけられたかのようにね。★評:計算問題が、ま法でとけたら、たいしたものです。練習の成果(せいか)か、はたまたハリー・ポッターの登場か・・・??

●にゃむさん(いひむ/小5)の作文より(ゆり先生/3.3週)

 でも、発明する人も大変。命がいくつもいるし、どんな生き物にしろ、もしこの目の前のトリが死んだら!私のワクチンのせいで・・・と不安はつのる。【評:実験に使われる命のことを考えてみたんだね。】

●友葵さん(あしも/小6)の作文より(ゆり先生/3.3週)

 もし、百万年後には、日本は京都府と兵庫県が真っ二つになっていたら、どうなるだろう。もしかしたら、国は『日本』と『目本』の二つの国に分かれてしまうかもしれない。【評:『目本』という言葉の発想がおもしろい!】

●茜さん(あろさ/小6)の作文より(ゆうこ先生/3.2週)

 「給食を食べたら五年は全員帰るぞー。」先生がいきなり言いました。今、私たちのクラスは休みの子がとても多いです。インフルエンザの子もいるけれど、ふつうのかぜの子が多くて、ふだん元気でいつも半そで・半ズボン、給食でのこった物は全部食べるような元気な子もかぜで休むほどです。【講評】いつもは元気な子でもお休みしてしまうくらい風邪(インフルエンザ)がはやっている、ことがとてもよく伝わってきました。

●ぐっちょさん(いそわ/小6)の作文より(けいこ先生/3.2週)

 ……という具合で、(給食のときに)ジャンケン合戦がスタートし、勝者が決まって行くわけです。そして、見事買った者は、牛乳のもとへ、まっしぐら。まるで、「オレの牛乳—。」という感じで、恋人同士の再会シーンのようです。大急ぎで牛乳のもとへ向かいます。 評:人気メニューの争奪戦。「恋人の再会シーン」という大げさな表現がおもしろい。

●桃花さん(いてら/小6)の作文より(ぴのこ先生/3.3週)

 小きざみにゆれて地面に落ちた花びらは、笑顔をみせているようだった。この桜の花びらのように、がんばって最高学年を務めようと思う。【評】卒業式のワンシーン、目に浮かびます。

●たこ焼きさん(いとつ/小6)の作文より(ぴのこ先生/3.4週)

 科学と聞いたらどんなことが浮かび上がるだろうか?私は一番始めに科学的手品を思い浮かべる。なぜかはよく自分でもわからないが、科学手品をやったことがある経験があるからだと思う。しかし、科学といわれても、どう説明したらわかりにくい。【評】自分なりに思い浮かぶことと、素朴な疑問がよく書けているね。  

●咲恵さん(いなふ/小6)の作文より(ぴのこ先生/3.2週)

 私はピアノの宿題で作曲を体験した。とても簡単な曲だけど、すっごく大変な事だった。モーツアルトは天才だから曲を作れたのだろうか。やっぱり違うと思う。それなりの努力があったのだ。【評】自分の経験をもとに、モーツアルトのことを考えてみたところがとてもいいなぁとおもいます。

●晋吾さん(いまや/小6)の作文より(メグ先生/3.3週)

 もしハエと人間の戦争がおこったら、ぼくは人間は負けると思います。なぜかというと、人間がいくら殺虫剤をまいてもハエは、ひそかにたまごを産み、人間が苦戦している間もハエは人間の何十倍と速く進化して百年後には2.5メートルにもなって人間をおそってくるかもしれないからです。【評】これはおそろしいことを想像したね。でも、笑い話ではないかもね。

  光る表現(中1−社) 2002年4月1週号

●嵩識さん(あおみ/中1)の作文より(かすみ先生/3.3週)

 「学校はちがうけど家は近いままだから悲しいことを言うなよ」と僕はその男子にお礼をいったつもりがその言葉で自分をなぐさめていた。▲いよいよお別れが近づいて、さみしさでいっぱいになったときの気持ちがよく表れています。

●おこじょさん(あめお/中1)の作文より(メグ先生/3.3週)

 人間とって一番大切なのは、生活のしやすさではなく、ふぜいや雰囲気であると思う。使い勝手を良くしなくても、十分生きていける。【評】便利さの影で失われていくものにもう一度目を向けたいね。

●MOMOさん(いたと/中1)の作文より(ぴのこ先生/3.3週)

 何度も言うが、自然と科学をうまく共存させればきっと世界全体が本当の平和を手に入れることができる!!と私は思う。【評】こういう気持ちがおおきな原動力になるに違いないね。

●トノチュウさん(いなさ/中1)の作文より(みのり先生/3.3週)

 そのがけは、土がむきだしでその所々に様々な草木が育っていた。初夏にはヤマユリが咲き、秋には小さいながらももみじの小枝が鮮やかに色づいていた。しかし、セメントが吹き付けられてからは草木の全く生えない無味乾燥な灰色の空間に変ぼうしてしまった。(評)風景が目に浮かんでくるようです。一変してしまって残念に思う気持ちまで伝わってきます。

●正人さん(いなり/中1)の作文より(森川林先生/3.3週)

 母に昔は、どういう道だったのか聞いてみた。すると母は、子供のころ家の前は、砂利道だったと教えてくれた。そして、車が通るので道路の真中が少し盛り上がっていて、自転車に乗っている時横滑りして手足にすり傷を負ったことを思い出したと話してくれた。◆感想文の実例を身近な人に取材したんだね。話がリアルで実感がこもっている。そう言えば、今そのような砂利道は都会ではめったに見ないものね。

●晃章さん(あらか/中2)の作文より(えんぴつ先生/3.3週)

 謙譲ばかりしていると、いつか他人にウソつきよばわりされてしまう。謙譲するのもよいがあまり進歩しないので、その場面によってつかいわけることがよいと思う。【評】:心にもないことをいい続けると、ストレスがたまって、あまりいいことないみたい。なるべく自分の心に正直に、それでいて相手をきずつけない配慮もわすれずに、ってところかな。あれっ?先輩っぽくって、えらそうだった?ごめん♪

●らくださん(いうみ/中2)の作文より(メグ先生/3.3週)

 確かに、謙虚なことも大切だと思う。けれど脱皮できない蛇は滅びるというように、新しい道を見つけることが大きな発見につながるかもしれない。【評】積極的に一歩踏み出さなければ新しい発見もないでしょう。

●美絵さん(いさほ/中2)の作文より(クマのプーさん先生/3.2週)

 私は、この短い歌の中に気持ちを一杯つめこむ、まるでビンのようだ。【評】言葉は短いけれど、気持ちはいっぱいつめこんである、という表現は特徴をうまく言い当てていると思います。そして「ビンのようだ」が面白い比喩ですね。

●奈央さん(いしえ/中2)の作文より(メグ先生/3.3週)

 「夢があるから行動するのではなく、行動するから夢が生まれる。」という名言があるように積極的に行動しない限り生まれるものも何もないのだ。【評】積極的に行動して初めて見えてくるものってあるよね。

●ペライアさん(いひお/中2)の作文より(森川林先生/3.2週)

 最近、全然車が通らない道でも舗装してしまうことが多い。それは、下水道などを通したりするからだ。これは、あきらかに「人間の人間による人間のための工事」である(笑)。◆評:なるほど、リンカーンの言葉を工夫して使ったんだね。ユーモアのある表現。

●聡さん(いへね/中2)の作文より(すず先生/3.3週)

 多く人が大きくて丸いものにストローを刺し、歩きながら飲んでいた。それはなにと聴いたら、「椰子の実だよ!」と。へ〜そんなもんなんて本当に飲めるのかな? と思った。そして、もっと奥へ入ってみると、日本では信じられないことに、生きた動物までもが食料品として売っていた。たとえば、生まれたばかりのアヒル、鳩、蛇、にわとり、蛙などなど。買った人の前でさばいた光景も見た。その瞬間ぼくは腰が抜けそうになった。評:光景が生き生きと書かれていて、目にうかぶようですね。

●SAPPHIREさん(ああす/中3)の作文より(ゆうこ先生/3.1週)

 確かにどちらも大切であるが、一番大切なのは、ちょうどいいというところだ。どっちにかたよっても絶対にいい結果にはならない。勉強と遊びを両立させれば何ごともうまくいきそうな気がするのは、私だけだろうか?【講評】勉強で学習することと、遊びから体得すること、双方の良いところを吸収したいですね。

●SAPPHIREさん(ああす/中3)の作文より(ゆうこ先生/3.2週)

 日本の文化は世界で認められている。それなのに日本は国際社会といえるにはほど遠いらしい。このままだと、第二の鎖国みたいだと私は思った。しかし、それぞれの文化の独自性を尊重するのもどうかと思う。これは文化にもいえるし、人にもいえることだろう。【講評】第二の鎖国……ドキッ!とする言葉だね。

 

●ムッちんさん(との/中3)の作文より(クマのプーさん先生/3.2週)

 人種を問わず人と仲良くしたい人がいる限り、国境というものが名前だけになる日もそう遠くはないのではないだろうか。【評】結論の結びの部分に書かれていた一文です。相互理解に1番必要なものは何かに言及し、国境というものが名前だけになる日・・という表現も含みがあっていいと思いました。

●たこたこさん(こむ/高2)の作文より(メグ先生/3.3週)

 部活でドラムをやっているときに楽譜に「Fill in」というものがでてくる。そこにはなにも音符は書かれてなく、ただ「Fill in」という文字だけが書いてある。それは「自分で曲に合わせて自由に表現・演奏する」という意味なのである。もちろん楽譜には「Fill in」としか書いていないので手本にするものもない。そこで大事になってくるのが自分の「創造力」、「表現力」なのだ。今の教育制度に欠けていると言う「想像力」と「表現力」がいっしょに備わる「Fill in」の考え方を教育にも取り入れていくべきではないか。【評】これはなかなかいい発想。吹奏楽部での経験が作文に生かされているね。

●ひまわりさん(あなつ/高3)の作文より(クマのプーさん先生/3.3週)

 思いがけずいい成績が出てしまい、自分の出るはずのない大会にでられることになり、自信をなくしていたとき、これは神様から与えられたチャンスなのだと自分に言い聞かせた。【評】実体験に基づいて語っているので説得力があるし、「神様から与えられたチャンス」という表現が謙虚でステキだなあ、と感じました。

●○○○○さん(あう/社)の作文より(森川林先生/1.3週)

 自らの夢に固執することによって、自分の気づいていない可能性を潰してしまっているおそれがある。それでは、かつての身分制度が自分の可能性を潰していたのと変わりはない。◆評:かたくなな夢を持つなということだね。身分制との共通点を見たところが独創的。

●○○○○さん(あう/社)の作文より(森川林先生/3.3週)

 例えば飲み会や友達と談話をしているときに、その人が入ってくることによってとたんにその場の空気が明るくなったり、またはその逆であったりするケースは誰もが思い当たるものだと思う。この空気を変えるような目に見えない波動は科学的に証明できるものではない。◆評:微妙な話を身近な例で書いたところがいいね。

●香奈子さん(いし/社)の作文より(森川林先生/3.2週)

 私はそこで友人に相談をした。友人の答えは簡潔で質素なものだった。「もう、俺がなんて言ってもおまえの答えは決まっているんだろ。おまえは、相手に今の気持ちを伝えるよ。」と言われた。確かに私は迷ってはいたが、相談というよりは、宣言に近かった。ただ背中を押してほしかった。◆評:人が相談するとき既に答えは決まっている、ということだね。長文の主題を自分の身近な体験とうまく結びつけた。

●純也さん(いねな/社)の作文より(森川林先生/3.3週)

 確かにこれまでの詰め込み型教育が一概に悪いものであるというものでもない。現在の日本のように欧米先進国と肩を並べることができるようになったのもこの教育が基礎にあったからであるということもできる。また多くの知識を一方的にせよ身につけることは自分の判断や行動のうえで選択の幅を広げる一因になるはずである。しかし、……◆評:創造力の大切さを論じる際に、反対意見に対する理解をしっかり書いているところがいいです。

 

 

 

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