KotobanomoriNo.761

 

言葉の森新聞

 

2002年5月4週号

 文責 中根克明(森川林) 

  5月4週は清書

 5.4週は清書です。これまでの作文の中からじょうずに書けたものを選んで清書しましょう。

 小学生の生徒は、できるだけ600字以上の作文にして、習った漢字を使い、たとえを入れて、空いているところに絵を描いて清書をしてください。しかし、まだ低学年の生徒や作文がまだ苦手な生徒の場合は無理に600字まで書かなくてもかまいません。

 中学生以上の生徒は逆に、400〜500字に縮めて清書をしてください。

 感想文を清書する場合は、できるだけ三文抜書きや要約は省略して、その清書だけで一つの作品としてまとまるようなかたちに直して清書してください。

 くわしくは「学習の手引」をごらんください。

  5月4週に電話面談(通信生徒)

 通信で受講している生徒に関して、5月4週に清書の説明のあと時間がとれる場合、先生から父母への電話面談を行ないます。日ごろの勉強の様子や今後の勉強の予定などについてご説明しますので、ご意見ご質問がありましたらおたずねください。

 5月4週に電話面談の時間がとれない場合は、後日あらためてお電話をさしあげるか、葉書又はメールでご連絡をさしあげます。

 電話指導なしのオンラインのみで受講している生徒の保護者にはお電話をしませんが、ふだんのメールに書いてある講評をごらんになり、ご意見ご質問がありましたらお寄せください。

 港南台に通学している生徒に関しては、6月1週に教室で個人面談を行ないます。

  5月29、30、31日はお休み

 5月29日(水)30日(木)31日(金)は第5週にあたるので、言葉の森はお休みです。電話も教室での授業もありません。

  6.1週にアンケート配布

 6月1週にアンケート用紙をお渡しします。勉強に関するご質問や運営に対するご意見ご希望などをお書きください。また、メールアドレスの変更などもこのアンケート用紙でご連絡ください。

  6月1週に作文進級テスト

 言葉の森新聞5.3週号でお知らせしましたが、6.1週は、作文進級テストを行います。課題フォルダの項目表の●印が全部できることが合格の条件になります。キーワードと字数が採点の基準ですので、作文の中に必要な項目が入るように書いていってください。中学生以上の時間制限については、今回は採点の基準にしませんが、できるだけ時間内に書き上げる力をつけていきましょう。

  6月から「作文の丘」が新しくなります

 連休中に、言葉の森のホームページの「作文の丘」と「山のたより」を新しくしました。PHPとMySQLを使い、ウェブ上で自動的に「山のたより」が更新されるようにしています。

 文字どおり、朝から晩までの作業だったので、その間メールの返信などが滞ってしまいご迷惑をおかけしました。今朝(5/20)、メールの受信トレイを見たら459通ありました(^^ゞ。ほとんどが各種のメーリングリストからのものですが、中には返信を要するメールもあったと思います。お返事の遅れている方、ご容赦を。m(__)m

 さて、新しい「作文の丘」から作文を送信する上でのいちばんの変更点は、生徒コードとパスワードを最初に入れるようになったことです。パスワードをまだ決めていない人には、こちらで仮のパスワードを入れています。

 パスワードを忘れてしまった人も多いと思いますので、それぞれの生徒のパスワードは、5.4週の「山のたより」の右上に載せています。オンラインの生徒には、メールで送る「山のたより」に載せています。パスワードの変更は随時できますので、ご希望の方はご連絡ください。

 

 

  「尊敬できる親に」(メールから)

 5.2週の「言葉の森オンラインマガジン」を発行したあと、ベンチャービジネスについて、メールでご意見を寄せてくださった方がいますので、ご本人の承諾を得た上でご紹介します。

 なお、メールをくださった方はJizouさん<jizou67@mail.goo.ne.jp>です。ご意見をお待ちしているそうです。

 

 多くの子供たち、大人たちの中にはベンチャーを実際に起こして成功する人はいるでしょう。しかしそれは本当に少数でしかないと思います(将来にわたっても.....と私は考えます)。子供にそんなことをイメージさせる必要は(私は)ないんじゃないかと思います。育てる側の親も多くの場合にはそこまでのイメージは不要だと思います。

 (中略)

 要するに勉強の目標として「いい暮らしをするために、楽をするために」勉強するのではなく、「お父さんみたいになりたい」から勉強するというのが子供の成長のためには良いことなのではないかと思うのです。(男の子の話ばかりですみません。女の子の場合でも同様に読み替えてください)

 おそらく最近のご家庭では「お父さんみたいになりたい」という子供は少ないんじゃないかと勝手に思っております。その理由は家でお母さんがお父さんをあまり褒めないし、昔のように「お父さんが一番」のような言動をお母さんがしないからです。

 多くの子供たちはお父さんが会社で働いている現場を直接目で見る機会はありません。つまりお父さんが「がんばっている」かどうか「偉い」のかどうかはお母さんの発言が全てになってしまいます。お母さんが子供たちに「お父さんはお前たちとお母さんのために夜遅くまで会社で一生懸命働いてくれているんだよ。感謝しなさい」と言えば子供たちは感謝し尊敬するし、「どうしていつも遅いのよ。どうせ外で飲んでいるんでしょう?たまには早く帰ってきて手伝ってよ」と言えば子供たちは感謝もしなければ尊敬もしないでしょう。尊敬しなければ当然お父さんの言うことを聞かなくなります。

 これについてはお母さんだけが悪いとは言いませんが、少なくともお母さんの影響力は大だと思うのです。私の両親はけんかをするときやお互いの悪口を言うときには必ず「子供のいないときに言う」と決めていたそうです。お陰で学生になるまでは夫婦喧嘩を見たことがありませんでした。

 お父さんとしても休日にごろごろしていないで子供のお手本になるような努力が必要だと思います。またキャッチボールや相撲などで遊ぶことで「お父さんはスゴイ」というところを見せるのも良いと思います。しかし少なくともお母さんは子供の目の前でお父さんを「ちょっとどいてよ。掃除の邪魔!」などと悪く言うことは避けるべきでしょう。

 それが子供たちがお父さんを尊敬できるかできないかの分かれ目になると私は思うのです。そして最近の子供たちが「お父さんみたいになりたい」と言わないのも、お母さんたちが「子供がお父さんの言うことを聞かなくて困る」と愚痴を言うのもお父さんに対するお母さんの発言が大きく影響していると思うのです。

 (中略)

 さらに学級崩壊の原因になっている「子供が教師の言うことを聞かない」という現象にも「子供が母親の言うことを聞かない」という現象にも同じことが言えるのではないかと思います。

 つまりお母さんたちが家で学校の先生の悪口を言えば、子供の心の中でも先生の評価は下がっていきます。逆に「学校の先生は本当に大変なのよ」と子供に言い聞かせ「言うことを聞きなさい」と言えば、見た目はぱっとしない先生でも評価は上がります。子供とはそういうものです。

 同様にお母さんの言うことを聞かない子供は、おそらくお父さんが家の中でお母さんを褒めないのではないかと思います。

 もちろんそれぞれの問題が単一の原因で発生しているとはいえないと思います。しかし「大人たちを尊敬できるかどうか」は家庭内で大人を褒めるような言動を親がしているかどうかにかかっていると私は考えます。

 Jizouさん、貴重なご提案をありがとうございました。

 「葉隠」(山本常朝著・岩波文庫)という本に、次のような内容のことが書いてあります。「子供を味方につけたいという心理から、愚かな母親は父親の悪口を言ってしまうことがある」。同じことは父親の母親に対する話し方にも当てはまります。また、家庭での先生に対する言動にも当てはまります。広く言えば、マスコミと時の政治にも当てはまりそうですが、やはり最も大きいのは家庭での親相互の言動でしょうか。

  港南台の父母面談は6月1週

 港南台の教室に通学する生徒は、下記の日程で父母面談を行ないます。

 内容は、現在の勉強の様子と今後の勉強の予定です。

 日時をこちらで決めさせていただきましたが、空欄の時間帯は空いておりますので、変更をご希望の方はご連絡ください。(「/」の時間帯は空いておりません)

 

  光る表現(幼長−小3) 2002年5月4週号

●まりりんさん(いほけ/幼長)の作文より(かすみ先生/5.1週)

 お空はちょっと水いろっぽかったです。それがだんだんくろっぽくなっていきました。とおくのほうでなみの音もきこえてきました。まわりにしつげんがあり、空にはほしがありとてもきれいでした。(評)よんでいるとそのふうけいの中にせんせいもいるように思ってしまうほど、とてもじょうずにひょうげんできています。

●ななみさん(いまの/幼長)の作文より(メグ先生/5.2週)

 さいしょの一ぽんは、おそうじのときにゆみちゃんとぶつかって、ポロッとぬけました。びっくりして、すこしなけました。そして、2ほんめはじぶんでぬきました。とてもうれしくて、「ぬけたー。ぬけたー。」とうたいながらかえりました。【評】1ぽんめがぬけたときは、ちょっとびっくりしてしまったようですが、2ほんめがぬけたときは、そのぎゃくでとてもうれしかったのね。

●いここさん(いここ/小1)の作文より(メグ先生/5.2週)

 ぬけた歯は、まるできばのようでした。もし、歯がきばだったら、お兄ちゃんにかみついてしまうでしょう。【評】やさしいお兄ちゃんにかみついてしまうなんてかわいそうだなあ。

●里紗さん(いなは/小1)の作文より(けいこ先生/5.1週)

 一番さいしょにのったのは、てんとうむしにのって、くるくるまわるのでした。まるでコーヒーカップみたいでした。「めがまわるぅ。」くるくるくるくる。 評:たとえと音のひょうげんを、じょうずにつかえたね。

●希さん(いゆお/小1)の作文より(かすみ先生/5.2週)

 おとぎばなしの中に行ったみたいでした。(評)ぶんしょうからすてきな1日だったことがこちらにまでつたわってくる上手なひょうげんですね。

●なるなるさん(いとほ/小2)の作文より(みのり先生/5.1週)

 さいしょの音が出たときは、つばをごくんと、のみこみましたが、音がつらなると、きんちょうの糸が、ほぐれていきました。きょくの一番が、おわるころには、ゆびが、すらすらと、かってにうごいてくれました。(評)からだもこころも音楽と一つになれたようですてきです。

●マッキーさん(いなく/小2)の作文より(メグ先生/5.1週)

 エイはまるで大きなスカーフみたいなかっこうでした。【評】スカーフが水の中をただよっているみたいに見えたのね。上手なたとえです。

●みのちゃんさん(いぬほ/小2)の作文より(きりこ先生/5.2週)

 わたしは、いつも小さなこえで「おるすばんおねがいね。ハムカ、行ってきます。」といって、ベットを下りてきます。まるでハムカは、「行ってらっしゃい。おるすばんがんばるよ。」といっているようです。<みのちゃんとハムカちゃん(ぬいぐるみ)とのお話のようすも上手に書くことができましたね。ハムカちゃんが本当にお話しているような気がしてきますよ。>

●ちび丸あんさん(いふち/小2)の作文より(けいこ先生/5.1週)

 かにはつぎつぎみつかり7ひきもとれました。小さいのと中くらいのと7センチくらいの大きなかにもいました。いもうとが「お父さんとおかあさんがいないから、かわいそうだからにがしてあげる。」と、なきそうに言ったので、海へにがしてあげました。わたしはせっかくとれたので、うちでかいたかったです。 評:たくさんとれたかにのせつめい・いもうとの「  」で、その場のようすがわかりやすくまとめられた。

●元基さん(いへぬ/小2)の作文より(かすみ先生/5.2週)

 ぼくはザリガニがはさみでえさをとるところが赤いニンジャのようでかっこいいからすきです。(評)すてきなたとえになりましたね。赤いニンジャかぁ。たしかにとてもかっこいいね。

●麻友子さん(いませ/小2)の作文より(けいこ先生/5.1週)

 生きているまきがいをとろうとしたら、かいそうからかにがでてきました。まるで、かいそうといわが、かにのいえのようです。わたしは、かにをひろいました。かには「やだやだー。」といっているように、わたしのおやゆびを、かにのはさみでちくっとやりました。 評:かにさんは、かいそうの家の中で、ねていたのかもしれないね。かにが人のことばをはなしているように、ようすをせつめいしたのが楽しい。

●綾子さん(いみけ/小2)の作文より(メグ先生/5.1週)

 まるでしゃぼん玉が空にうかび上がっているようでした。【評】空にまうしゃぼん玉のようすをたとえをつかってかくことができたね。

 

●希衣さん(いむく/小2)の作文より(ゆり先生/4.4週)

 (そろばんを習って)さいしょは、むづかしかったけどなれてくるとかんたんでした。でもいまのは、とくにむづかしいです。先生をなんかいか「わかりません」とよんでしまいます。だけどしっぱいは、せいこうのもとです。だからすこしはずかしいけどなんとかやれています。【評:「しっぱいはせいこうのもと」なんて言葉をすぐに作文につかえるなんてすごいね。】

●希衣さん(いむく/小2)の作文より(ゆり先生/5.1週)

 わたしは、ともだちがすきなのは、ともだちがいると力がわいてくるからです。【評:そうだよね。お友だちといると元気になってくるよね。】

●理沙さん(いたて/小3)の作文より(ゆえ先生/5.1週)

 キャーキャー言いながら、にげまわっていました。まるで、やけくそになってただ走っているだけのように。◆評◆ひさしぶりの体育だったものね。それに、ボールがあたったら、きっといたいもの。先生もにげちゃうとおもうな。この文章(ぶんしょう)は、読んでいる人にLisaさんの気持ちやそのときのようすをはっきりとつたえてくれる書きかたができています。じょうずです♪

●森のきのこさん(いたれ/小3)の作文より(ももんが先生/5.1週)

 ぐるぐるの長いぼうにすわって、おさるみたいにおりるあそびです。【評】「おサルみたいに」と書くだけで、どんなすがたでおりてくるのか、目にうかんでくるからふしぎです。このように「〜みたい」という表現は、作文を読んでいる人のイメージを大きくふくらませる力があるのですね(^o^)。

●メロディ・ブルさん(いふす/小3)の作文より(きりこ先生/5.1週)

 「おかあさーん、わたしもギョーザ作る!」と言いながら私は手を洗ってキッチンに行きました。<書き出しの工夫ができたね。>

●メロディ・ブルさん(いふす/小3)の作文より(きりこ先生/5.2週)

 明日もやろう。あさってもやろう。毎日やろう。<楽しくってしかたがないんだね。その気持ちを上手に表現したね。>

●健一さん(いへせ/小3)の作文より(スピカ先生/5.1週)

 一番すごいと思ったのは、ジャンプしながらスピンをしている人です。まるでこまのようにくるくる回っていました。 評:スケート場で、じょうずな人をたくさん見た話を、おもしろいたとえを使って書くことができました。

●慈奈さん(いほて/小3)の作文より(きりこ先生/5.1週)

 足は下にしてくらげの頭をおそるおそるさわってみると、ゼリーみたいにプルンプルンして、とてもきもちのいいゼリーのようでした。<ゼリーにたとえたところがいいね。プルンプルンと表現したところもいいよ。>

●慈奈さん(いほて/小3)の作文より(きりこ先生/5.2週)

 まどの外は雲が生きているようにフワフワとんでいきました。<たとえが上手に使えたね>

●優希さん(いゆひ/小3)の作文より(クマのプーさん先生/5.2週)

 自てん車でさか道を下る時まるでジェットコースターにのているように気もちよかたです。【評】風が髪をなびかせて、ちょっとスリルもあって、そんな場面が目にうかぶような上手なたとえですね。

●菜穂さん(いりな/小3)の作文より(きりこ先生/5.1週)

 私のお母さんは帰り道待ちきれなくて子供みたいにおかしのベビースターラーメンにして食べていました。<お母さんの人柄を表すすてきな話が書けましたね。>

 

  光る表現(小4−小5) 2002年5月4週号

●春まきくんさん(いせね/小4)の作文より(メグ先生/5.2週)

 みんなも母の日に(カレーを)作ったらきっとお母さんがよろこぶぞ。まるで水しょう玉みたいな目になるぞ。【評】おもしろいたとえだね。たしかに、お母さんはすごくよろこんでくれると思うよ。 

●アッキーさん(いそか/小4)の作文より(ももんが先生/5.1週)

 しかし、できたすいかの大きさは、すごく小さく、三センチぐらいしかなかったそうです。わたしは、それを聞いてびっくりしました。なぜならそれは、一口サイズのすいかで、そんなすいかを見たことがなかったからです。【評】「一口サイズのすいか」という表現が楽しいね。お口に丸ごとポーンと入りそう(^o^)。

●うさぴょんさん(いたほ/小4)の作文より(けいこ先生/5.1週)

 私は石橋をたたいてわたるというより、石橋をたたいてこわすというタイプです。……でも、石橋をたたいてわたるといいこともあります。……つまり石橋をたたいてわたるときは、かならず向こう岸につけばいいのだと思います。 評:たたきすぎてこわしたり、たたいたあげくわたらず引き返したり……石橋の先にある目的地に達するこということを忘れてはいけないね。ことわざを自分なりにしっかり理解できた。

●ポッターさん(いねり/小4)の作文より(はるな先生/5.1週)

 家に帰っても、まだ、気になってしかたがありませんでした。まるで、今日のことが頭に糊でくっついてしまったような気がしました。 (講評);あなたの気がかりの深さが、充分に理解できる、とてもすぐれた表現です。たとえがすばらしい!

●なっちゃんさん(いひく/小4)の作文より(ふじのみや先生/5.1週)

 のら犬やすて犬などは人間にあらってもらえないけどイブは、シャンプーやブラシまでかってもらい、あらってもらえるんです。イブはそんなことしらないと思います。ドライヤーでかわかしおわってイブをはなすと、いろんなところに体をこすりつけていました。しばらくしてとまったのでイブを見てみるとまっ黒になってとてもきたなかったです。(あらったのに)あまりいみがないような…。あああ。【評】あああ。のひとことが、とてもこうかてき。せっかく、きれいにあらったのにねぇ。

●イエス・キリスさん(いまゆ/小4)の作文より(メグ先生/5.2週)

 金魚にえさをあげるために金魚の近くに行くと、下にしずんでぼうっとしている金魚がぐんぐん上に上がって、口をぱくぱくしてピラニアのようにえさをくれとおねだりするのです。【評】食いしんぼうな金魚ですね。

●阿紀さん(いゆり/小4)の作文より(みち先生/5.1週)

 (水族館でのこと) わたしが一番こわかったのは、さめです。大きいのが、とてもこわいです。理由は、歯をつきだしていていまにも食べられそうでとってもこわいからです。(中略)(ゴマフアザラシは)順番にぐるぐるまわったり、あるいははじからはじまで泳いでむきをかえるとき、ぐるっと横にかいてんしてぶつかりそうになったら人間がタッチして走るようにむきをかえました。(中略)わたしは、オスがだいたい5センチから6センチのフンをするしゅんかんを見てしまいました。(イルカは)水しぶきが、とてもすごかったです。まるで、プールにあらしがやってきているみたいだと思いました。<評>感じが良くでています。たとえを使って伝えたいことを効果的に伝えることができましたね。

●直樹さん(あろら/小5)の作文より(メグ先生/5.1週)

 これ(テニス)をやってわかったことは、最後まであきらめないでやると、勝利のきっかけになるということだ。【評】最後まであきらめない気持ちが勝利をもたらすことはよくあるよね。

●ハッピーさん(あろる/小5)の作文より(けいこ先生/5.1週)

 よく『つらい時はおなかの底から笑え』と言うではないか。私にとって『笑い』は、この世の中になければ生きていけない気がする。『笑い』がもしなかったら、何がこの世の中を明るくするのだ。何が悲しいこと・つらいことを忘れさせてくれるのだ。『笑い』には、とてつもないすごい力が備わっているように思う。 評:「何が……するのだ。」という反語表現を用いて、笑いの大切さを強調できた。

●みかんさん(いこい/小5)の作文より(ももんが先生/5.1週)

 笑えることは、思いもしないところで、とつぜんあることに気がついた。また、とつぜんあった時には、はずかしかったり、びっくりしたりするが、あとから思い出したら、大笑いできることに気がついた。【評】本当にそうね(^o^)。とてもよいことに気付き、それを作文にしっかり書けました!

●淳也さん(いしな/小5)の作文より(メグ先生/5.1週)

 つりばしコースの道を行って、下り坂をぬけて、のぼりざかに入ってから息が切れてきてやっとの思いで頂上に着いた。【評】頂上にたどり着くまでの苦しい様子がよくわかるよ。

●ノンキィさん(いちえ/小5)の作文より(ポプリ先生/5.2週)

 それは、発明王のエジソンのこんな言葉からだ。「発明というものは、九十九パーセントの努力と、一パーセントのひらめきだ。」つまり、この言葉の「発明」というのを、進歩発展、「ひらめき」を才能にかえると、「進歩発展するということは、九十九パーセントの努力と、一パーセントの才能からだ。」となるではないか。・・・世界中のみんなが、とくに、毎日遊んでばかりいる人たちが進歩発展できるとは限らない。むしろ、機械のように、どんどん性能が落ちてゆくのではないか、と思う。評:自分なりの意見、がんばったね。

●キティさん(いぬこ/小5)の作文より(ゆうこ先生/5.2週)

 私は機械は便利だと思うけれど、こわれたらただのゴミなんだなぁと、しみじみ思う。コンピューターに生まれないでよかったなぁ。なぜならコンピューターは具合が悪くなっても、「だいじょうぶ?早く直ってね。」と優しく声をかけてくれる人はまずいない。せいぜい持ち主が「ま〜た、こわれやがったな〜!こ〜の不良品めー!ちぇっ!」と、けっとばされるのがオチだ。しかし人間の場合は、「早く元気になってね。」と周りの人に言ってもらえるし、自分を愛してくれる人が何人もいる。【講評】人間と機械の大きな違いは目に見えないところにもたくさん隠されていたんですね。

●あいあいさん(いまさ/小5)の作文より(メグ先生/5.2週)

 名前はミミだ。耳が長いからミミという名前にした。灰色で、目はくりくりしていてねずみのようだ。毛はふわふわしていて毛布のようだ。【評】ミミちゃんのようすをたとえを使いながら説明することができたね。

●昌尭さん(いよあ/小5)の作文より(はるな先生/4.1週)

 とうとう行きたくなくなってきました。でも、「男だ。行こう!」ぼくは、やっぱり、行ってみることにしました。(講評);不安な気持ちをはじきとばして、敢えて実行したあなたの潔さ(いさぎよさ)が、光っています。

●昌尭さん(いよあ/小5)の作文より(はるな先生/5.1週)

 とうとう行きたくなくなってきました。でも、「男だ。行こう!」ぼくは、やっぱり、行ってみることにしました。(講評);不安な気持ちをはじきとばして、敢えて実行したあなたの潔さ(いさぎよさ)が、光っています。

 

  光る表現(小6−社) 2002年5月4週号

●友葵さん(あしも/小6)の作文より(ゆり先生/5.1週)

 先生が、健介君の方に向って、「お前も十年後には、康介(その子の弟)と、恋の争いをするかも知れへんねんで。」とからかった。すると健介君は、真顔で、「いつも、争ってるわ!!」と言った。みんなは冷静に、冷ややかに笑ったり、苦笑したりした。健介君は、言っていることがズレているのに気がつき、まるで日本猿のように顔を真っ赤にして、「兄弟ゲンカをしているんです…。」と小さい声で言った。みんな、大爆笑!!【評:みんなの冷静な様子と健介君のあわてた様子が対照的で、とてもおもしろい文章ですね。】

●あずささん(ありな/小6)の作文より(スズラン先生/4.2週)

 私は、遠足のときに高尾山に登ったことがある。高尾山はとても自然がたくさん残っているということだ。私は、その山にわき出ていた水を飲んでみた。その水は、まるで真珠のようにキラキラと光っていた。:評:湧き水はまさに自然の恵みですね。きれいなたとえが使えましたね。

●あずささん(ありな/小6)の作文より(スズラン先生/4.3週)

 私も、四年生の頃はハイジがすきで、何度も何度も読んだ。ハイジの素直で純真なところが、母も私も大好きである。これに加えて、母は、ところどころに出てくる聖書の言葉に心を洗われる気がすると言っている。:評:この本がなぜ好きなのだろうと考えたとき、好きになった本にははっきりした理由があるものなのですよね。

●パレットさん(いてり/小6)の作文より(すず先生/5.2週)

 四月の半ばお父さんと桜が咲いている道を歩いていたら、お父さんが、「やっぱ、桜は日本の花だ。」と言っていた。ぼくもそう思った。歩いていると、桜に何かが引っかかってとろうとしている人がいた。何かを投げていた。そうしたら桜の花びらがドバッといっぺんに落ちてきて体中についてしまっていた。思わず笑いそうになった。ぼくは桜が好きになった。今度は、よく見て散歩したいなぁと思った。評:視覚的な表現ができたね。想像するとすごくすてきな光景ね。

●咲恵さん(いなふ/小6)の作文より(ぴのこ先生/5.1週)

 私の夢は動物病院の先生になることだ。今回の出来事で私はやっぱり動物病院の先生に向いているのかなと思いを新たにした。また今回の経験が一つの自信につながった。【評】しっかりと自分の思いを書くことができたね。その調子!

●真樹さん(いよち/小6)の作文より(ゆえ先生/5.2週)

 傷もありすごく汚いけれど、この机にはぼくだけのたくさんの思い出があるのだから。◆評◆愛情が素直に表現できていますね!こんなに大事に思われて、いよち君の机は幸せですね。これからも大切に使ってあげてね。<<絵036み>>

●穂香さん(すよ/小6)の作文より(ゆうこ先生/5.1週)

 でもはじめ見かけたときは、(えっ?「モモの香り付き」と書いてあるけど、本当にしっかりとした香りするの?とか、変な色出たりしないよねぇ?)など疑いの気持ちがほとんどだった。しかし、買ってみて書いてみると、今までにない独特な感じでいいなぁと思い、疑いはすぐに晴れた。【講評】疑問が解決することを、疑いが晴れた…ということがありますね。かっこいい表現ですね!

●シュシュさん(あさつ/中1)の作文より(メグ先生/5.2週)

 せっかく人間に生まれたのだから、死ぬまで学習できるという特権を思う存分使って人間らしく生きていきたい。【評】せっかくの特権なのですから、活用しなければね。

●雅貴さん(あめす/中1)の作文より(ももんが先生/5.2週)

 僕達は生活の中から学んでいるのだ。例えばまず朝起きるところから学ぶのだ。朝きちんと時間を守らなければ、学校及び会社に遅れる。次に食事の時間に、基本的には日本は和食でお箸という二本の棒を使って食べる。そして外を歩いたりするときには、外でのマナーを学んだり、道路は、車は車道を通り、歩く場合は歩道を歩く。ご飯を食べないとおなかが減る。こんなの当たり前だと思うかもしれないけれども学校でしか勉強をしていなければこんな事もわからないだろう。【評】普段なにげなく過ぎてしまう日常生活をしっかりと見つめなおし、とてもよい気付きをしていますね。

●泰佑さん(あるい/中1)の作文より(ぱんだ先生/5.1週)

 木というものは、自然の中ですばらしい生き方をしますが、もう一方では人間の手でもすばらしい人生を送ることができる。★評:木の人生は二度あるんだね。とても素敵なとらえ方だと思いました。

●スヌーピーさん(いうわ/中1)の作文より(ゆり先生/5.2週)

 勉強以外でも、スポーツやトランプゲームも、昔の人の知識や経験をいかしたゲームだ。私たちの身の回りには数えきれないほど、昔の人の知識や経験をいかし、役立っているものがいっぱいある。もし、昔の人が何も考えずに生きていたのなら、今のような科学の発展した世界にはなっていなかったはずだ。【評:知識を集積するという例は、身近なところに色々あるんだね。】

●のんのんさん(いちの/中1)の作文より(すず先生/5.1週)

 きれいな色のマーブルの赤いところに紙がちょうどついて、ただの赤い紙になってしまったことがあった。せっかくきれいなもようになっていたのに、これでは全然生かせていない。この話もこれと同じようなことだと思う。人間とものの心がひとつになって、そのとき最高にいい作品ができるのだと私は思った。 この作者は、木の本来もっている価値を生かすように、人間も自分の個性を生かすことが大切だといいたかったのではないかと私は思った。評:新一年生性になったばかりののんのんさんの場合は、どうかしら?思いっきり自分だけの花を咲かせてほしいなぁ。

●はせぽくんさん(いなあ/中1)の作文より(ふじのみや先生/5.1週)

 トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われている時である、という名言があるが、木の場合はそうではない。切られたあとも、木の文化を支える人たちと、木の文化そのもの、そういうものが木にこもっているかぎり、木は柱として生き続けるはずである。【評】名言の引用から自分の主張へと引っ張っていく展開がうまい!

●晃章さん(あらか/中2)の作文より(えんぴつ先生/5.2週)

 ★ほんとうに人間が生活していくために必要なものは、とても限られている。【評】永遠のテーマだねえ。最低限、必要なものが何なのか、それを考え、めざして生きるだけでも、頭の中はかなりシンプルになると思う。

●トトロさん(いけの/中2)の作文より(ぱんだ先生/5.2週)

 私は最近、黒柳徹子さんの「トットちゃんとトットちゃんたち」という本を読んだ。その中で、インドで破傷風にかかって死にかけている男の子に出会い、日本語でそっと話しかけると、男の子は死にそうな体なのに、「あなたの幸せを祈っています」と言ったそうだ。これを心を豊かでないと言うなら、どういうのを豊かと言うのだろう。★評:どんな貧しくてつらい境遇にあっても心豊かに生きることはできるんだね。感動しました。…と同時に読書を単なる知識の蓄積に終わらせることなく、自分の作文の中に上手に使っているトトロさんの柔軟性、創造性に感心しました。

●SAPPHIREさん(ああす/中3)の作文より(ゆうこ先生/5.1週)

 まず後頭部が、柱時計のようにゴーンゴーン、ガーンと鳴れば、睡眠不足。これは結構つらい。次に、こめかみの辺りで、金属音のようなキーンという感じや、黒板をつめでひっかくと出るあのキーともギーともグィーともいえない嫌な音が響くときは、ストレスがたまっている証拠。そして頭全体がズキズキと痛む場合はたいていが風邪である。【講評】オノパトペの実例をユーモラスに紹介してくれました。しかし、本人は真剣に頭痛に耐えているのですから笑い事ではありません。痛みの度合いを適確に表現できる語彙に乏しい私たち一般庶民は、このオノマトペにかなりお世話になっているということが分かりましたね!でも、お医者様も理解してくれないようなオノマトペを考案するのも楽しいかも・・・これも邪道ですね(^_^;

●眠雨さん(うき/高3)の作文より(森川林先生/5.2週)

 。「日本では、チケットが取れないばかりに、本当に観たい人が演劇を観ることができない」という嘆きを聞いたことがある。日本の観劇チケットは高い。また、枚数も限られている。舞台をどっしり観られるS席やA席に客が座って、もういっぱいである。しかしイギリス辺りには、さらに下のZ席という制度があるという。値段は非常に安いが、立ち見同然というチケットだ。このチケットの存在によって、多くの「それでも舞台を観たい」もしくは「真に観せたい人にS席を渡す」客が現われられるのである。◆評:自分の得意分野を実例にした(笑)。

●モチさん(えや/高3)の作文より(メグ先生/5.2週)

 身の回りものが小さくなるのは大いに結構だが、人間の心までは小さくなって欲しくない。技術と小型化は比例しているものの、心とは反比例してほしいものである。 【評】「比例」「反比例」という言葉を使ったところがわかりやすくていいね。

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