1996年4〜6月  第9週号 通算第482号             言葉の森

言葉の森新聞

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英語・数学・国語テストの試行

第9週(6月)より、港南台の通学クラスで、英語・数学・国語の毎週模擬テストを試行します。

この模擬テストの集計の体制が整いましたら、順次、教科の選択数を増やして、通信クラスも含めて実施していきたいと思います。後日、希望者にはお申し込みの手続き方法をご連絡します。

この模擬テストには、三つの目的があります。

第一は、学年別教科別の模擬テストを毎週実施することにより、家庭での日常的な学習の習慣を作っていただくということです。特に、小学校低学年では、宿題のある日と塾のある日にしか勉強をしていないという生徒も多いと思いますので、この模擬テストがふだんの勉強の習慣作りに役立つと思います。

第二は、個々の問題の正答の割合を確率密度分布で表示することにより、自分がこれから特に力を入れて勉強する必要のある分野を理解していただくということです。学校などでのテストのほとんどは、○×と全体の点数がわかるだけで、個々の問題についての、ほかの生徒と比較しての出来具合までは、なかなかわかりません。言葉の森の模擬テストでは、個々の問題を集計し、グラフ化することにより、どこに力を入れて勉強をしていけばよいかが一目でわかるようにしていきます。

第三は、小人数の広場で、互いの点数の集計結果を表示することにより、勉強に意欲的に取り組む刺激にしていただくということです。

小学校低学年のうちは、他の生徒との競争よりも保護者や先生の励ましの言葉のほうが意欲につながりますが、小学校の高学年から中学校の後半にかけては、父母や先生よりも同じ学年の生徒との比較の方が意欲につながるようです。高校生以上になると、ほかの生徒との競争よりも本人の自覚が勉強の中心的な動機になっていきますが、その際も、やはり比較する対象が身近にいた方が、張り合いが出てきます。

ただし、この競争は、あまり大人数で、数字の上だけで競争を行うようにすると、競争の非人間的な面が出てきますので、あくまでも小人数でゲームのような感覚で取り組んでいきたいと思います。

また、いくらゲームのような競争とはいっても、自分の点数が悪いときの競争は、あまりいい気分のものではありません。そこで、競争の表示は、自分の位置はわかるが、ほかの人の位置は特定できないような、あまり露骨ではないものにしていきたと思います。具体的には、名前や生徒コードは表示せず、ときどき変更する「記号」でそれぞれの生徒を表すというふうにしていく予定です。

図書の返却をしましょう

4月に貸出をした図書の返却期限は、5月31日です。今回、図書と一緒にお送りした図書目録は返却しなくて結構です。

なお、5月に新しく入会された方には、今学期の図書は渡していません。

通信生の場合は、教材と一緒にお送りした返信用封筒に貸出図書を2冊(中学1年生は3冊)入れて、そのまま郵便ポストに入れてください。

通学生の場合は、貸出図書を教室に持ってきて先生に渡してください。

学期の途中で、通信から通学に変更した人には、返信用封筒が渡されていないと思いますので、教室に封筒を請求してください。

「山のたより」の一部変更

順位が%になります

作文の成績は、これまで同学年の生徒全員との比較を確率密度分布に換算して「1万人中の順位」というかたちで表していましたが、普通にできていれば5000番前後になるという数字の性質が理解しにくい面もありましたので、今後は同じ数字を次のように表示していきます。

例えば、「1万人中4500位」という表示は、「上位から数えて45%以内」というように表します。この数値は、ほかの人の出来具合で変わってきますから、やさしい課題で、ほかの人もほとんどできているような問題の場合は、自分ができていても「上位から数えて50%以内にある」という結果になります。

広場の木の比較を「生徒コード」ではなく、

「木の名前」にします。

「広場の中での木の高さ」は、同じ広場にいる生徒どうしが互いの点数を比較することで、それぞれの勉強の張り合いにしてもらうという目的で表示していますが、自分の成績があまりよくないときの表示はうれしいものではありませんので、この表示を「生徒コード」ではなく、「木の名前」で表示したいと思います。この「木の名前」は、月単位でときどき変わるようにしていきます。

当初は、生徒コードのかわりに通し番号で表示することも考えていたのですが、数字では味気ないので「木の名前」にしました。ただし、この「木の名前」は、「きへん」または「くさかんむり」の1文字という基準で選んでいますので、常用漢字でない字や、先生も読めない字がたくさんありますので、一種の記号ということで見ておいてくださるようお願いします。

(例) 木末未朮札本朿朱朶机朽朴杁朸朷束来条杏杢李材杓杖杉村杜杆杞杠杙杣杤東果杲杳杰枩杵杭枝松析杷杯板枇枚枕林枠枉杼杪枌枋枦枡枅來柬査架染枢柿柑枯柵柁柱栂柘柏柊柄柾柳柚枷柯枴枳枸柤柞柝柢柮枹柎柆某柔栄栃枻栁栽案桑柴栞柩柧格核株栢桓桔桐桂桁校根桜桟栖栓栴桃梅桧栩桍栲桎栫桙档栗桀條桝梵梺梨梁框梓桶械梶梧梗梱梢梯梳桷桿梏梭梔梛梃梼梹桴梠梍桾梟棘棗森椛椅棺棋検植椙棲棚椎棟棒椋棉椀椏椁椈椢椦棡椌棍棔棧棕椒椄棣椥棹棯椨椪椚椣椡棆棠棊棄楚楽極楯楕椿椴楢楠楳楓楊楼椶楹楷楜楸楫楔楾楮椹楴椽楙椰楡楞楝榁楪業榔楨槊槃榊榎概樺構榛槍槌槙模様榲槐榿槁槓榾槎槝榻樮榑榠榜榕榴槞榱槇榮榘樊樂槧榧横権樟槽樗槻樋標槨樛槿槹槲樅槭樔槫樒樣樓樌樢樞樫機橘橋樹樵樽橡橄橲樶橸橇橢橙橦橈樸橫檠檗橿檎檀檜檐檍檄檢檣檬檪櫛檮櫁櫂檸檳櫃櫓檻櫞櫑櫟櫚櫨欄櫪櫻櫺權欅欒欝欖欟

艸艾芋芝芍芒芻芦花芥苅芹芸芯芭芙芳芫芟芬英苑苛茄芽茅苦茎若苔苧苫苗茂苓苡苣苟苒苴苳苺范苻苹苞茆苜茉苙茜茨荏荊荒草荘茸茶茵茴茖茲茱荀茹荐荅茯茫茗茘莽荻荷華莞莫莱莓莅莚莪莟莢莖茣莎莇莊荼莵荳荵莠莉莨萎菓菊菌菰菜菖菅著萄菱菩萌菴萓菫菎菽萃菘萋菁菷萇菠菲萍萢萠菻葛菟菇葵葦萱葬董韮葱萩葡葺葉落葎萸葭萪萼蒄葷葫葮蒂葩葆萬葯葹萵葢蓋蒲蒔蒐蒋蒸蒼蓄蒜蓑蒙蓉蓮蒭蓊蒹蒿蒟蓙蓍蒻蓚蓐蓁蓆蓖蒡蔭蔚蔀蔦蔑蓬蔓蔆蔡蓿蓴蔗蔘蔟蔕蔔蓼蕎蕉蔵蕩蕃蕪蔽蕨蕚蔬蕀蕣蕘蕈蕁蕊蕋蕕蕙蕭薗薫薪薦薙薄蕗薬薀薤薈薑薊薨薔薛薮薇薜蕷蕾薐薯薩藁藉薺薹藐薰藤藩藪藍藏藕藝藥藜蘂藷蘇藻蘭藹蘊蘓蘋藾藺蘆蘢蘗蘖蘯蘚蘰蘿

教室のパソコンは、

小3までは手書きを中心に

港南台の教室では、これまで全員にパソコンに慣れていただくということで、本人の希望は尊重しながらも、パソコンで書ける人はできるだけパソコンで書くように指導してきました。しかし、これまで、みなさんが書いている様子を見ていると、小学校4年生を境目に年齢的に、楽に書ける学年となかなか書けない学年に分かれるようです。

そこで、今後は、小学校3年生以下は原則として「手書き」、小学校4年生以上は原則として「パソコン書き」というふうに分けていきたいと思います。ただし、あくまでも本人の希望を優先します。小学校3年生以下の人は、作文は手で書き、広場へのひとことは練習のためにパソコンで書くというかたちにしていきたいと思います。

また、入力方法については、小学校5年生以上の人は、ローマ字入力を原則にしていきたいと思います。今日では、かな入力よりもローマ字入力がますます主流になりつつあるということと、ローマ字入力になれておけば、今後アルファベットを入力する際にもそのまま使えるようになるという二つの理由からです。

また、パソコンで作文を書く人は、10本指で入力することを原則にしていきます。