1996年10〜12月  第週号 通算第497号           言葉の森 定価130円

言葉の森新聞

住所 〒234横浜市港南区港南台4-7-29-A201 電話 0120−223987 留守番電話・ファクシミリ 0120−723987

インターネットホームページ http://www.mmjp.or.jp/shine/index.html  電子メール ニフティサーブ gbc02511@niftyserve.or.jp

第2週の解説

■「人間は誰しもがまちがいなく」

①人間は、素質と環境によって形成される。

②しかし、人間は自由な意志を持っている。

③しかし、人生には、偶然によって左右される面もある。

 (要約は、これでいいと思いますが、後半をさらに付け足す場合は、)

④偶然にはすべて原因があるが、人間の実感としては偶然と考えられる。

を入れてもいいでしょう。ただし、④まで入れると、要約がだいぶややこしくなります。。

 似た例は、「わたしも、今ここに生きているのは、たぶん、いろいろな偶然が重なり合ってできたことなんだろうなあ」と、想像した話で考えていくとよいと思います。

 感想は、そのままズバリ「人生とは…」と書いていくとよいでしょう。

 ことわざは、「風が吹けばおけやがもうかる」は、ちょっと難しいか。名言は、69番の「未来にはひとりでにできる未来と自分で作る未来のふたつがある」ぐらいか。

■「日本文明のアイデンティティーとして」

①日本人は昔から森と人間が共存するかたちで暮らしてきた。

②日本以外では、自然を破壊するかたちで文明を発展させた例が多い。

③私たちは、今自然と調和して生きる価値観に転換する必要がある。

 似た例は、自然との調和を大切にしている日本庭園の設計など。伊勢神宮の20年ごとの建て直しが背後の森林の育成と結びついている例など。または反対に、今日の自然を破壊するかたちでの開発などを書いてもよいでしょう。

 反対理解は、「自然を開発することも大切だが」例えば、道路を作ったり、治水の工事をしたり、という例でかんがえられると思います。名言は、32番の「上天気の日に嵐のことを…」23番の「雑草とはまだその美点が…」などがはいるでしょう。

■「科学研究にあたっては」

  1. 科学は一定の自然観を前提にしている。
  2. しかし、科学者はその前提を自覚していない。
  3. その原因のひとつは、教科書的な学習の仕方にある。

 似た例は、マニュアルで教えられたとおりのことしかできず、マニュアルそのものが前提としている目的にまで考えが回らない、指示待ち人間というところで考えると身近になるでしょう。

 反対理解は、前提を考えずに与えられたことをがむしゃらに遂行する生き方は、欧米に追いつくことを目標にしていた時代にはそれなりに有効だった、というようなところで。

第3週の題名課題の参考作品

 課題「工事をしているところを見たこと」は、岩田君の「再開発される上大岡」を参考に、課題「自然に親しむ」は、小嶋さんの「自然に親しむ大切さを知る」を参考に書きましょう。