1998年5月3週号 通算第570号

言葉の森新聞

住所 234横浜市港南区港南台4-7-29-A201 電話 0120-22-3987 ファクス 0120-72-3987 留守電 0120-64-3987

http://www.mmjp.or.jp/shine/index.html  (Yahoo!で“言葉の森”と検索してください)

  ファクスで送る人は1枚ごとに生徒コードを

 通信月曜の生徒で、5月11日(月)20:08にファクスで送られてきた原稿が、裏になっていて^_^;、しかも差出人の電話番号がわからないので、不明原稿になっています。お心当たりのある方は、もう一度送ってください。

 ファクスで原稿を送る場合、A4サイズで何枚にもわたる場合が多いので、そのときはお手数でも一枚一枚に生徒コードを書いてくださるようお願いします

  今週 5.3週のヒント(この記事は前週5.2週の言葉の森新聞に掲載したものと同じです)

  小3・4年生 5.3週「『いそがば回れ』を読んで(感)」

 3・4年生の人は、「えー、また感想文かあ」というためいきが聞こえてきそうです。(^^ゞ 長く書いたり上手に書いたりする必要はありませんから、長文を読んで自分の感想をまとめるという書き方の流れをつかんでいくことを当面の目標にしていきましょう。そのためには、授業のある日までに、その長文を五回ぐらいは声を出して読んでおいてください。にた話が見つかると感想文も書きやすくなるので、お母さんやお父さんとも相談しておきましょう。

 にた話のヒント:漢字書取の宿題などで、へんだけを先にまとめて書き、そのあとまとめてつくりを書くというようなことをしたことのある人も多そう。早くできたように見えて実は何も覚えていなかったとか……。

  小5・6年生 5.3週「『科学的態度』を読んで(感)」

 5・6年生の人も、授業のある日までに、長文を五回は読んでおくようにしましょう。

 鯛(たい)の色の話が出てきますが、先入観でものを見ずに自分の目でしっかり確かめるのが科学的態度の出発点というような例をさがすといいと思います。日本では太陽の絵をかくとき赤で塗ることが多いと思いますが、欧米では黄色で塗ることが多いということです。しかし、実際の太陽を見てみると、赤でも黄色でもない、どちらかといえば白い色です。というような例。

 ことわざは、実際に見てみることが大切だという意味で「119、百聞は一見にしかず」、疑問を持ったり考えたりすることが大切だという意味で「111、人間は一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」、本に頼らないで自分で実際に確かめることが必要だという意味で「144、論語読みの論語知らず」など。

  中学生 5.3週「『ああすれば』を読んで(感)」

 現在のような高度に管理された社会にいると、人生にも教科書や予備校のようなものがあって、時間割やカリキュラムのようなものが立てられると考えがちです。ところが実際には、人生は行き当たりばったりと試行錯誤の連続です。その行き当たりばったりに生きている最中にこそ生きている面白さがあると考えられればいいのですが、つい、現在は未来のための準備期間だという考えてしまうことが多いと思います。未来のために現在を犠牲にして生きるのではなく、今この瞬間を生きていくことの大切さ、ということで主題化していくと書きやすいと思います。

 名言は「61、人が旅行するのは……」「88、私たちの人生は……」「21、子供は大人を小さくしたものではなく……」など。

  高校生・大学生・社会人 5.3週「『鯨や象は』を読んで(感)」

 人間の知性と鯨や象の知性は種類が違うだけで優劣があるものではない、という内容です。人間の知性は、愛情や調和を欠いた、自己中心的で攻撃的なものになりがちです。これを現代の問題として考えていきましょう。おもしろいけれど、むずかしい主題です。かつてのアメリカインディアンやオーストラリア原住民には、そういう調和ある知性があったという例なども参考になりそう。

  来週 5.4週は、清書です

 来週は、これまでに書いた作文の中でじょうずに書けたものを清書します。4月から5月のはじめにかけて書いた作文を返却しますので、教室に入ったばかりの方は返却する作文がほとんどないかもしれません。その場合は清書用紙(水色の罫線の原稿用紙)に直接作文を書いてください。

 また、5.4週は、国語テストとして、長文集第8週分の長文から問題を出しますので、あらかじめ何度か読んでおくようにしてください。

  感想文のスタイル

 今回の「広場」には、学年ごとの参考作品を3編ずつ載せています。

 小学3・4年生の人は、新しく感想文の課題が入って苦労していると思いますが、参考作品で書き方のコツを見ておいてください。小学5年生の人は、急に難しい長文になって驚いていると思いますが、これも参考作品で書き方のコツを見ておいてください。(でも、お母さんがこれらの参考作品を見て「あなたも、こんなふうに書けないの?」というようなことは決して言わないようにしてください。こういう言い方は、「お母さんも、○○君のお母さんみたいにきれいにならないの?」と言われるくらい傷つくことだからです。お母さんの場合は年季が入っているので「人それぞれよ」と軽く受け流すことができますが、子供は真剣に悩んでしまうことが多いのです)

 感想文を書く上で大事なことは、決して長く上手に書こうとする必要はない、ということです。似た話が長く書ける場合は書きやすいのですが、そうでない場合は、「思ったこと」を中心に文章を進めていくので、どうしても長くは書けません。

 しかし、苦労して読み苦労して考えるところに勉強の醍醐味(だいごみ)があります。毎年、小学3・4・5年生がはじめて感想文に取り組むときはどの子も苦しい思いをします。しかし、一年たつと、どの子もその学年の課題を無理なくできるようになってきます。このへんの適応力は、成長の早い小学生ならではで、いつも感心させられます。易しい課題で楽に書くよりも難しい課題で苦労して書くことによって力がついてくるのだと思ってがんばってやっていきましょう。

  インターネット掲示板の書き方(これはホームページに掲載してある原稿と同じです)

 常時接続をしている方や、定額料金のプロバイダをテレホーダイタイムに使っている方は、接続しっぱなしで掲示板に書いても接続料は気になりません。

 そうでない方は、接続を切ってから掲示板に書いてください。読むことにはそれほど時間はかかりませんが、書くことにはかなりの時間がかかります。接続時間が長くなるいちばんの原因は、接続をしたまま書くことです。

  接続を切ってから書く方法の概略

(1)言葉の森のホームページでは、●印の方をクリックすると新しいウィンドウが開きます。

(2)書き込みをしたいページを新しいウィンドウで次々に開いておき、切断をしたあと、ゆっくり書き込みをし、書き込みがすべて終わってから接続しなおし、「発言/更新」のボタンを押します。

  手順の詳細

(1)中央公園の●印をクリックして、中央公園の新しい書き込みを見ます。(中央公園には、言葉の森のすべての掲示板と俳句コーナーの最新情報が20件載っています)

(2)関心のあるページがあれば、●印をクリックしてそのページのウィンドウを開きます。

(3)ホームページの表紙や検索コーナーから直接関心のあるページのウィンドウを開いていくこともできます。

(4)ページを開いたらすぐに画面を小さくし(画面の右上の「_」をクリックすると小さくなります)、タスクバー(パソコンの画面のいちばん下にあるバー)に入れておきます。画面は、あとで切断したあとゆっくり読みます。

(5)必要なページをすべて開きタスクバーにいれ終わったら、タスクバーにある「ダイアルアップ接続」をクリックします。そうするとダイアルアップ接続の小さい画面が出てきますから、その画面の「切断」ボタンをクリックして切断します。

(6)タスクバーに入れてある掲示板をクリックして大きい画面にし、その掲示板に書き込みをします。

(7)掲示板に書くとき、生徒コードは半角の英字で入れてください。(半角英字と全角ひらがなの切り替えは、キーボードによって違います。旧NECのキーボードは「Ctrl」を押しながら「Xfer」を押すと切り替わります。富士通やIBMなどのパソコンのキーボードは、「Alt」を押しながら「半角/全角」を押すと切り替わります。そのほかは自分のパソコンのマニュアルで調べてみてください。

(6)掲示板の書き込みが終わったら、画面を小さくしタスクバーに入れておきます。

(7)すべての書き込みが終わったら、ダイアルアップ接続をします。デスクトップの画面にある「マイコンピュータ」をダブルクリックで開きます。その中の「ダイアルアップネットワーク」をダブルクリックで開きます。その中の自分がいつも使っている「ダイアルアップ接続」(asahi-netやniftyなどの名前がついていると思います)をダブルクリックで開きます。そのあと接続のボタンを押します。(いちいちマイコンピュータから開いていくのがわずらわしい場合は、asahi-netやniftyなどの名前がついている「ダイアルアップ接続」を右クリックして「ショートカットの作成」を選びます。そうすると、「ここにショートカットを作成することはできません。デスクトップに作成しますか」と聞いてきますので、「はい」を選択します。そうすると、デスクトップに「asahi-netへのショートカット」などというアイコンができていますので、今後はこれをダブルクリックすればすぐに接続できるようになります)

(8)ダイアルアップの接続を確認したら、タスクバーに入れてあった掲示板のひとつをクリックして大きくし、「発言/更新」または「送信する」などのボタンを押します。掲示板に書き込みができたことを確認したら、その画面は、画面右上の「×」で閉じます。

(9)そのようにして、次々にタスクバーに入れてある掲示板を大きくし、「発言/更新」または「送信する」ボタンを押して書き込みを確認しては閉じていきます。

(10)全部の発言が終わったら、「ダイアルアップ接続」を切断します。このとき、インターネットエクスプローラの場合は、ブラウザの画面を×で閉じてまだハードディスクがジジジと動いているときにすぐに切断を押すと画面が停止してしまうことがあります。切断のボタンは、2、3秒待ってから押すようにするとよいと思います。もし不幸にして画面が停止してしまった場合は、マウスもキーボードも動かなくなりますから、直接電源を切ります。2、3秒してからまた電源を入れると直ります。(場合によってはスキャンディスクを実行するようになりますが、そのときは、画面の指示どおりに操作してください)

 

 

  社会の情報化と教室の情報化

 社会の情報化は急速に進んでいます。

 私立大学のある学部では、1年生全員が自分のホームページを作る授業をとることになっています。また、大学の先生によっては、電子メールでレポートを提出しなければ単位を出さないとか、手書きのレポートよりもワープロ書きのレポートの方をいい点数にするという先生もいます。更に過激な場合は、在学中にアルバイトでもなんでもして自分のパソコンを持つことをゼミに入る条件にしている先生もいるそうです。

 企業の情報化も進んでいます。最近、ある出版社を受験した大学生の話では、一般教養の問題に、実際にパソコンを使ったりインターネットを使ったりしていなければ答えられないような問題がかなり出されていたそうです。

 電子メールなどで社内システムを作っている企業では、新入社員にいちいちパソコンの使い方や電子メールの使い方を教えている暇はないというのが本音です。毎日の競争にさらされている企業の中で、電子メールの送り方も知らない新入社員というのは、「先輩、カタカナの『へ』って、どうやって書くんでしたっけ?」「へ?」(だじゃれを言ってる場合じゃない)というぐらい即戦力にならないと見なされてしまいます。

 この社会の情報化から大きく取り残されているのが、高校までの学校教育です。また、大学によってはかたちだけの情報教育しか行なっていないところもまだ多くあります。

 パソコンの操作やインターネットの操作は決してそれほど難しいものではありませんが、それでも自動車の免許を取って車を運転するのと同じように、ある程度のまとまった知識と技術の習得が必要です。しかし、パソコンやインターネット自体が発展途上であるために、教科書や教習所のようなものがまだ整備されていないというのが現状です。

 パソコンの操作を習得することは、これからの社会人として必須の技術的教養になってくるはずですから、大学生・社会人の人はできるだけ早く自分用のパソコンを用意して、パソコンで文章を書いて電子メールで送るということができるようにしていってください。

 通学の教室では、現在、中学生以上はできるだけパソコンで書くようにしています。(ただし、小論文で受験する高校3年生は手書きです)。パソコンで書いた作文は毎週、言葉の森のサイトに掲載しています。

<http://www.mmjp.or.jp/shine/hana/indexhana.html>

 今後は、ワープロの操作だけでなく、メールのやりとりの仕方やインターネットの接続時間を節約する方法なども説明していきたいと思っています。

  ウェブ上での読書会

 言葉の森のホームページには、課題別の掲示板と個人別の掲示板があります。

 課題別の掲示板には、その課題に対する質問や参考情報などをだれでも自由に書き込めるようになっています。しかし、もちろん、まだほとんど使われていません。(^_^;)

 個人別の掲示板には、その人に対するメッセージを自由に書き込めるようになっています。先生別の掲示板もあるので、先生にメッセージを書いたり先生からメッセージを受け取ったりすることもできます。こちらの方は、少しずつ活発になっていますが、まだ「やっほう、元気かあ」程度の短いものが多いようです。

 今後の予定としては、課題図書の図書ごとの掲示板を作りたいと思っています。ここで、その本を読んでの話し合いができるようにしていく予定です。いわばウェブ上の読書会です。良書の中には、すぐには手に入らない本も多いので、貸出図書の注文もできるようにすることを考えています。

 私(中根)も経験がありますが、先生のすすめてくれた本は読む気がしないけど、彼女のすすめてくれた本なら徹夜してでも読む(おいおい)ということが、読書の場合はよくあります。読書会で、若い人が(私も若いけど)たくさん本を読んでいってほしいと思います。

  光る表現

■もんきちさん(あさな/小3)の作文より(みち403)

 ハイパ−ヨ-ヨ-にグリスをつけたら、音はならなくなったし、ほかのわざもとってもやりやすくなりました。まるで、ぼくは、まほうをかけられたように、なぜかわざがすいすいできました。評:はじめての作文で感じたことを表現し、ぴったりしたたとえが書けました。

■フリーザさん(せと/小3)の作文より(もとばと424)

 もしぼくがミイラだったら、かってにくだけて、こなになってかざにとばされて、びょうきの人のはなからはいりこんで、びょうきの人をなおしたいです。評:とても優しい心をもっていますね。

■ギジポさん(とて/小3)の作文より(ミルクティ417)

 まず、スポンジに、せんざいをつけて、皿をあらいました。あらった皿は、はじによけて、上につみかさねていきました。まるで、皿のおしろのように、たかくつみあげました。次に、あわをながしました。水をいっぱいだして、どんどんあわをながして、あらったさらをかんそうきの中にいれました。ぜんぶおわってから、クレンザーで、ステンレスをみがきました。とても、おもしろかったです。お皿あらいは、お皿をおふろの中にいれてるようで、きもちがよかったです。評:どういうふうにお皿をあらっていったのかを「まず」「次に」「ぜんぶおわってから」という言葉をつかって、しっかり書けたところがいいね。お皿を「おしろ」や「おふろの中に入れている」というたとえも、すごく楽しい!(^o^)

 

■厚仁さん(ねに/小3)の作文より(ミルクティ414)

 『金魚の水かえ』金魚はちょろちょろとにげてなかなかつかまえられませんでした。金魚をつかまえたあと金魚がはねたのでゆかにおっことしてしまいました。ぼくは「しんでないかな。」と思いました。…(中略)…「金魚はほんとうにだいじょうぶなのかな。」とぼくは思いました。それから、金魚を水そうの中にいれたらうれしそうでした。評:おとしてしまった金魚をしんぱいする厚仁くんのきもちを、ちがうことばで何度も書いたから、読む人にもよくつたわってきたよ。金魚が元気でよかった、よかった。(^o^)

■博基さん(ふた/小3)の作文より(恭子425)

 ……じんじゃにいきました。のぼり坂が、いちばんつかれました。休んで休んでいきました。のぼり坂をやすむとき、ぼくは「ちょっとまって。」といいました・・・・・・(評)お父さんとサイクリンングにでかけたとき、途中ののぼり坂が急で、きつかったようすが、よくわかるように、いきいきと表現できましたね

■アルルさん(あおゆ/小4)の作文より(とも420)

 (0歳の時、生まれて初めてアイスクリームを食べさせてもらった時のこと)あまりにも私がおいしそうな顔をしたので、お母さんの友だちが「禁断の味がした?」といったそうです。そのときの私はとても幸せだったと思います。・・・評:本当にしあわせそうな赤ちゃんの様子が目に浮かんでくるようですね。お母さんのお友達の気持ちもよく分かります。(とも)

■直也さん(あしは/小4)の作文より(みち415)

 し力けんさがはじまった。ぼくは、ここにいなければいいのに、この世から消えたらいいのに、アニメのようにしゅんかんいどうできたらいいのに、ぼくのばんがとばされればいいのに、いろいろな考えや思いがぼくの心の中でかけっこをしているみたいだ。———し力けんさが終わって気持ちがおちついた。ぼくは、足どり軽く教室にもどった。評:まっているあいだの逃げ出したい気持ちをせいいっぱい表わしています。おわりの文と前の内容の対比が印象的です。

■たまきさん(こな/小4)の作文より(みち407)

 (草取り)タンポポは数がすくなかったけれど、根がたてで長いし、葉が地面にへばりついていてまるでおかあさんに小さな子どもがはなれたくないみたいでぬくのがたいへんでした。評:よく観察をしていてたとえがユニ−クです。

■たかどんさん(ふさ/小4)の作文より(もとばと424)

 もし。ほんとうに、死んでミイラになって、三千年たつと、生き返るのなら、ぼくは、今のうちにえらいひとになって、ミイラになろうと思います。自分がミイラだったら、三千年後の未来にいって、どんなものがあるか、調べてみたいです。でもぼくがミイラで、眠りについている時に、ミイラ取りが来たら、だれでもまようような道のどこかにぼくのミイラがいて、さいごには、僕のミイラをさがせずに、ミイラ取りもミイラになってどんどんなかまを作りたいです。

■志帆さん(ほし/小4)の作文より(もとばと410)

 作文題名「わたしはおさる」評:工事中だった校庭があたらしく生まれ変わって、喜んでジャングルジムなどで遊んだときの感想を書いた作文のタイトルです。とてもインパクト(つよいいんしょう)がありますね。

■あおぞらさん(やわ/小5)の作文より(とも416)

 (お部屋のおそうじをしていた時、お母さんに昔のものをすてられても悲しくなかった自分に気がついて)体も大きくなったけど、心も少し成長したような気がする。・・・評:自分の成長をこんな風に表現できることこそ、成長の証(あかし)だね。

■恵里さん(あしさ/小6)の作文より(みち415)

 けんかをしている間は心がずしりと重い。だけど、仲直りをすると重いかたまりがすうっととけていくのを感じる。評:その時の気持ちを素直にわかりやすく表現できています。

■DAICHIさん(にお/小6)の作文より(みち415)

 ぼくは、いっつもないしょだとか自分だけ知っているのは、もったいないにょうな気がしていつもバラしてしまうのだったから、「ひみつにするとすぐ話してしまうんだ」といってみたらいいのがいえなくて、「わかった」といってしまったのだ。それからというもの、ないしょやひみつの言葉がでてくると、ヒヤヒヤしていた。評:だれでもけいけんしてうなずくことを題材にしてしまうのは書くことがわかっているのでしょう。

■パリパリさん(にみ/小6)の作文より(恭子422)

 なんとかつかまえてだっこすると、ブルブルとふるえだしました。ぬるいお湯にペコの足をいれると「キャヒインッ」と、とんでもない声をだして、「やだよお。」といっているみたいに足をつかんできます。評:悪戦苦闘しながら、愛犬をシャンプーしているようすが、、手に取るように、よくわかりますね。

■佳織さん(あえら/中1)の作文より(ミルクティ421)

 疑問を一つ持つだけで色々な疑問をもつことができる。それは、自分自身の好奇心を広げ、世界を広げていることになる。例えば、カキには真ん中に数個の茶色い種がある。そうすると他の果物の種はどうなっているかしりたくなる。調べると、バナナは、一本のすじのようで、イチゴは、まわりにぷつぷつがある。こうして調べていくと無限の樹系図のようになっていく。こうしていくと、知識も増え、知識が豊かになる。評:一つの疑問から、次々と別の疑問がわいてきて知識が広がっていく…その例を、身近な例を使って書いたところが、わかりやすいね。パイナップルの種は? 種なしぶどうの種は?…といろいろ考えてしまったよ。(^^;

 

 

■カズさん(あえれ/小2)の作文より(はるな427)

 今までは」おもちゃのグローブだったので、とてもうれしかった。早速小学校のグラウンドで野球をした。本物のグローブを手にはめたとき、皮の匂いがした。ぼくは、選手のような気持ちになった。、、、、、「野球をやったこと」より(評)おとうさんにかってもらった、グローブを、はじめて、手にはめたときの、うれしい気持ちがつよく、つたわってきます。たとえの表現がすばらしい!今までは」おもちゃのグローブだったので、とてもうれしかった。早速小学校のグラウンドで野球をした。本物のグローブを手にはめたとき、皮の匂いがした。ぼくは、選手のような気持ちになった。、、、、、「野球をやったこと」より(評)おとうさんにかってもらった、グローブを、はじめて、手にはめたときの、うれしい気持ちがつよく、つたわってきます。たとえの表現がすばらしい!

■もんきちさん(あさな/小3)の作文より(みち)

 (かに)こうりずめにされていたのに、ぼくがさわると足がガサガサしたよ。こうらをさわったらトゲトゲしてかたかったよ。外はかたいのに中みはとてもやわらかくて、口の中はとけるように、あまみがありました。評、さわって感じたこと口の中で感じたこと、ありのままを上手に表現しています。(かに)こうりずめにされていたのに、ぼくがさわると足がガサガサしたよ。こうらをさわったらトゲトゲしてかたかったよ。外はかたいのに中みはとてもやわらかくて、口の中はとけるように、あまみがありました。評、さわって感じたこと口の中で感じたこと、ありのままを上手に表現しています。

■彩華さん(あうか/小4)の作文より(ミルクティ507)

 『ぶどうまめってなに?』「これたべたことある。」「ない、はじめて食べるよ。」「どんなあじかなー。」すると山田さんはぶどうまめをみんなのまえで食べた。山田さんのひとこと!「あっこれあまいよ。みんなたべてみてよ。」みんなは、一つぶ食べた。「あっほんとおいしいね。」おもったあじとはちがっていた。わたしは、さいしょ、ぶどうのたねかとおもっていたのに、ぜんぜんおいしくて、やめられないあじだった。おかわりもした。評:はじめて何かを食べる時はドキドキするよね。その気持ちを、みんなとの会話で、うまく表現(ひょうげん)できたね。食べた感想(かんそう)も、ただ「おいしかった」ではなくて「こう思っていたら、こういうあじでこうだった。」とくわしく書けていて◎『ぶどうまめってなに?』「これたべたことある。」「ない、はじめて食べるよ。」「どんなあじかなー。」すると

■ミッキーさん(けく/小4)の作文より(めもま509)

 「『ポン、ポン、ポンポポポン。』とピンポンだまが、ひびくおとをだして、ポンと飛んでいます。そして、すぐに落ちてしまいました。」(ピンポンだまはずんでいる様子が目に浮かんできますね。)

■真沙実さん(なお/小4)の作文より(スズラン509)

 私は石をとってなげました。「ヒュ〜〜カン」と音がしました。私は、まるで木がないてるようだなぁと思いました。私は石をとってなげました。「ヒュ〜〜カン」と音がしました。私は、まるで木がないてるようだなぁと思いました。

■原輝さん(てる/小6)の作文より(みち422)

 ぼくも弁当は大好きでとくに母が入れてくれるハムがピカ一だ。————たしかに、コンビニの弁当がよかったなとしゃべり始めたがぼくは、そうは思わなかった。たしかにコンビニの弁当もおいしいけど手作りの弁当には、それ以上のいいものがあるとおもうのだ。