KotobanomoriNo.695

言葉の森新聞

2001年1月2週号

文責 中根克明(森川林)

  自習用紙の「言葉の森」の住所を( )で囲んで

 自習用紙を封筒にして送る際、先生あての住所ラベルが郵送の途中ではがれる可能性がありました。そのため、1月からの自習用紙には「言葉の森」の住所も小さく印刷して、住所ラベルがはがれるという事故があっても「言葉の森」あてに転送できるようにしました。

 ところが、先生あての住所ラベルがはってあるにもかかわらず、「言葉の森」に直接郵便が届いてしまうという誤配がこれまでに2件ありました。

 4月からの新しい自習用紙には、「言葉の森」の住所が裏面に隠れるように印刷する予定です。

 当面、現在使っている自習用紙に関しては、今後も誤配が起こる可能性がありますので、郵送される場合は「言葉の森」の住所の部分を( )で囲むか/で消して送ってくださるようにお願いします

  クリスマスのサンタさん

 12.4週の言葉の森新聞に、クリスマスのサンタさんの漫画を載せました。

 これについて、保護者の方から「我が家はサンタさんが来ることになっているので、この漫画は困ります」というご指摘がありました。(^^ゞ

 作者である私(森川林)の家でも、以前はサンタさんがちゃんと来ていました。しかし、今年下の子供が中1になったので、もう来年からサンタさんは来なくなりそうです。そういう自分の家族の状況が背景にある中で漫画をかいてしまったために、小さいお子さんをお持ちの家庭の状況と合わないところがありました。

 このご指摘を受けたあと、すぐにホームページの漫画を微妙に修正しておきましたが、言葉の森新聞に載せたものは修正しようがないということにあとで気づきました。^^;

 どうも誠に申し訳ありませんでした。

 これからもお気づきの点がありましたらお知らせください。

  ウェブデータベースと日本語の文字コードの問題

 年末から年始にかけて、ウェブデータベースの本を何冊も買い込んで勉強をしました(森川林)。その結果、今後PHPという言語とMySQLというデータベースを使ったホームページ作りをしていくという方向が決まりました(まだ方向だけですが)。

 ホームページの第一段階が作ったファイルを置いておくだけの静的なページ、第二段階がCGIというサーバーの機能を使った掲示板などの動的なページで、今は第三段階に移りつつあるところだと言われています。

 第三段階は、掲示板などのインタラクティブ(双方向的)なページという外見は変わりませんが、それをCGIなどを使ってファイルを作るというかたちではなく、ウェブ内に置いたデータベースからそのつどデータを読み出してページを生成するというかたちで行なうところがCGIとは異なります。

 どうしてこういうことが必要になってきたかというと、読み手からの希望に応じてファイルをそのつど作っていたのではファイルの数にきりがなくなるということがわかってきたためです。言葉の森のオンライン作文のページでも今はまだ本格稼動して2年目ですが、もう既に作られたファイルは膨大な数になっています。これが10年20年と続いていった場合、このように新しいファイルを作るというやり方ではそのうちにスペースの点からも管理のの点からも限界が来ることは明らかです。

 そのために、ファイルからデータベースへという流れが生まれてきたのです。

 ところがここで問題となるのは、ウィンドウズというOSで動くアプリケーションソフト(ワードやエクセルやアクセスなど)の日本語文字コードがシフトJISであるのに対して、インターネットサーバーなどで使われているUNIXというOSでは、日本語文字コードがEUCというものになっているということです(Yahooなどのサイトでソースを見ると日本語が読めません。あれがEUCという文字コードです)。このため、これまで日常業務で使っていたウィンドウズ環境でのデータをインターネットのUNIX環境に対応させるときにさまざまなトラブルが生じてきます。

 日本語文字コードという日本のコンピュータ文化の根幹となるものが、JIS(メールで使われている)、シフトJIS(ウィンドウズで使われている)、EUC(UNIXで使われている)の三つに分かれ、更に現在、アメリカ主導の国際統一コードがこれに加わろうとしています。

 この日本語文字コードの不統一という問題が、日本におけるコンピュータプログラミングの裾野を狭くしており、日本がコンピュータ文化で世界に後れを取っている一つの大きな原因になっています。文字コードという言語の根幹に関わることがらについては、マーケットに任せるのではなく、国家の政策として早急に取り組んでいく必要があると思います。

  新しい勉強を始めると眠くなる

 PHPとMySQLという勉強を始めたら、新しい言葉が次々と出てくるので、読んでいるうちに眠くなってしまいました。そう言えば昔、学生のころ経済学の本を初めて読み出したときも、それまで日常用語で使っていなかったような新しい語彙(「限界効用」や「乗数」など)がいくつも出てくるので、読んでいるうちに眠くなって困ったことがあったと思い出しました。

 勉強でもスポーツでも仕事でも、新しいことを始めるときにはくたびれるものです。それは、まだその新しい勉強や仕事に対応した筋肉や神経が育っていないためです。

 ひるがえって生徒たちの勉強の様子を見ていても、初めて難しい長文を読むようなときは、だれでも眠くなるようです。中学生や高校生が日常会話で使うことのない「恣意的(しいてき)」「乖離(かいり)」「パラダイム」などがいくつか長文に出てくるとそれだけで長文全体が「もや」にかすんだようになってしまうのだと思います。

 ここであきらめずに何度も繰り返し読んでいくと、こういう難しい語彙にも次第に慣れてきます。

 勉強というものは、易しいものをいくらたくさんこなしても力がつきません。わずかずつでも難しいものに取り組むから力がついてくるのです。勉強していて眠くなるようなときは、眠くなるぐらい新しい脳の筋肉を使っているのだと考えるようにするといいと思います。

  小学生のうちは決まりきった生活を

 人間の頭のよしあしはあまり変わりません。しかし、学校の成績に関しては、よくできる子とあまりできない子に次第に分かれてきます。この差は、勉強をする習慣があるかないかによることが大きいようです。

 学校で勉強している時間はだれでも同じです。塾に通っている子どうしでは塾で勉強する時間もあまり変わりません。どこで違いが出るかというと、家庭での勉強の時間で差が出てくるのです。

 学校や塾など大勢の中で勉強をしていると、あまり時間の長さを感じません。しかし、家庭でひとりで行なう勉強は短時間でもとても長く感じるものです。成績のよくない子は、この家庭での勉強を長く続けられないという共通した弱点を持っています。

 家庭での勉強を長時間続ける力は、小学生のころの習慣作りによるようです。

 子供が小さいときほど、習慣作りは例外がないようにしていく必要があります。例えば、朝6時から勉強すると決めたら、眠くても寒くても日曜日でもお正月でもいつでも朝6時から始めると例外なく遂行していくことが大事です。大人になれば状況に応じて例外を許容した方が無理なく続けられるという場面も多いのですが、子供の場合は例外を作るとそこで一挙に習慣が崩れてしまいます。

 大人が子供に対していったん決めたことを例外を作ることによって何度か崩してしまうと、そのうちに子供は強く叱られたり褒美を与えられたりしなければ言うことをきかないようになってきます。

 この点で、両親特に母親の精神的な安定はとても大事です。母親が多忙になったり精神的に安定できない状態になったりすると、子供の教育に対して気まぐれになってきます。あるときはすごく熱心にあるときは全く手を抜いてとムラのある接し方を子供に対してするようになると、子供の生活も不安定になってきます。

 仕事やPTAなど家庭外の関わりが多い母親は、その家庭外の波を家庭内に持ち込まないように自覚して、子供の生活では毎日決まりきった生活をしていくように心がけていく必要があります。またそのためにはもちろん、パートナーである父親が母親を心理的に支えるような役割を果たしていくことも大事です。

  話し合いタイム

 昔の家庭はテレビがなく、夕飯などでは家族が思い思いに話をしながら食事をしたものです。

 ところがテレビが登場するようになると、家族がそろってテレビを見るだけというようなコミュニケーションの仕方が多くなってきました。

 テレビは見始めるときりがなくなるもので、次々に見たくなる番組が増えてきます。子供が小さいうちに「テレビは1日1時間まで。食事のときはテレビを消す」ということを決めておくと、テレビをうまくコントロールした生活ができるようになります。

 アメリカでは、茶の間の真ん中にテレビを置き、テレビが家族の団欒の中心になっているような家庭は程度が低いという感覚があるようです。

 ところが最近テレビよりも大きな問題になっているものはインターネットです。インターネットを始めた人のほとんどがテレビ視聴の時間を減らしているという調査結果があります。

 インターネットもいろいろなサイトを見ているだけならすぐに飽きるのですが、チャットや掲示板などでほかの人とのコミュニケーションが取れる場所ができてくると、人によっては入りびたるという感じになります。(「Yahoo掲示板」などを見ると、朝から晩まで書き込みをしている人もかなりいるようです)

 しかも、パソコンは家族みんなで見るようなものではなく個人個人が自分の机の上で見るものですから、子供が自分専用のパソコンでインターネットを始めるようになると、家族のコミュニケーションの機会は急速に薄れてきます。

 テレビが家族団欒の中心になる前に、テレビの家庭での位置づけを決める必要があったように、インターネットが家族を孤立化させてしまう前に、家族での話し合いの場を確保しておくことがこれからの家庭では求められるようになってくると思います。

  図書の紹介

 健太郎君(小5)より図書の推薦がありました。

「冒険者たち」そのシリーズ

 みなさまからのおすすめの本がありましたら、担当の先生または事務局までお知らせください。

  光る表現(小1−小2) 2001年1月2週号

●隆大さん(いえみ/小1)の作文より(ゆり先生/12.3週)

 あつあつのお肉が上にのっていて下にごはんがある丼を一口たべたらあつすぎて走ってしまいました。<評>きっとやきたてのお肉がのっていたんだろうね。思わず走ってしまうくらいあつかったんだね!

●ミニパンダさん(あもろ/小2)の作文より(ミルクティ先生/12.2週)

 『つかれるよー。』わたしは、バイオリンをならっています。今れんしゅうしているのはメヌエットです。中でも一番たいへんなのは、先生の音が入っているテープにあわせることです。もし何日もれんしゅうをしていなかったら、はっぴょう会の時に、きょくをわすれてしまうかもしれません。だからいっしょうけんめいやっています。…略…でもつかれてつかれてつい言ってしまいました。「もうやりたくない。つかれたー。」「がんばれ。」お母さんが言いました。十二月二十四日はっぴょう会がんばります。<評>「つかれてつかれて〜」と二回くりかえしたことで、とってもつかれたことを強調できたね。題名も感じがこもっているよ。☆はっぴょう会では、れんしゅうの成果(せいか)をはっきして、すばらしい演奏ができますように。

●ヤマユーさん(ありは/小2)の作文より(けいこ先生/12.2週)

 ぼくと妹が、クリスマスプレゼントをきめるのに大いそがしです。……クリスマスツリーを早く出さないと、カードを書いても、クリスマスツリーにカードをかけられないから、はやく出してもらいたいけれど、クリスマスツリーを出せないのには、一つだけ理ゆうがあります。 評:クリスマスツリーとプレゼント、うまく話しを組み合わせられたね。「一つだけ」の使い方が、うまくできた。

●ナオさん(あわも/小2)の作文より(ポプリ先生/12.2週)

 エスカレーターで・・・?「すってんごっちんイてバッコン、ドッてんがっぎんバッタンドン。」エスカレーターでぼくは、いちばんうえから下までおっこってしまいました。学校までひとこともしゃべりませんでした。評:どんなようすだったのかよくわかります。

●祐治さん(いあと/小2)の作文より(さかな先生/12.2週)

 たべてみると「あっち」というほどあつかったです。でもおもちはほっぺたぐらいやわらかでした。★評:おもちのあつさとやわらかさをうまく言い表したね。

●泰児さん(いおと/小2)の作文より(ミルクティ先生/12.3週)

 (お父さんからもらった一円と五円をもって銀行へ両替に行って)ぎんこうでさいしょは何をやったらいいのかわからなくて、ウロウロしてました。するとしらない人が「この紙をとったらいいよ。」と、いってくれて、紙をもらいました。その番ごうは百七十番です。ぼくがまっていたら、「百七十番のおかた三番のまどぐちに、おこしください。」とアナウンスがしました。三番のまどぐちにいったら、ぎんこうの人が「紙に、じゅうしょと、なまえとでんわばんごうをかいてください。」といって、紙とボールペンを出しました。<評>ぎんこうの人の言った長い会話も、よく思い出してじょうずに書けたね。ぎんこうにいる感じがする作文になっているよ。(^o^)v 一円と五円も、百円になってよかったね!

●じゅりさん(いおに/小2)の作文より(ミルクティ先生/12.1週)

 『日曜日、と書かんで本をかりた事』本だなが、山のように、いっぱいあったので、まるで本の国みたいでした。…略…私は、お家に帰って読んでみるのがたのしみです。<評>なるほど、図書館(としょかん)が、本の国みたいという表現は、ぴったりだね。【たとえ】がじょうずに書けましたね。かりた本は、おもしろかったかな? (^o^)/

●瑞幾さん(いおね/小2)の作文より(ドラえもん先生/12.3週)

 みんなは食べなかったけどぼくは、おいものところにいってやけているのをさがして食べました。ぼくは「やったー。」と、言いました。とてもおいしかったです。【評】よっぽど食べたかったのですね。とても楽しみにしていたということが良く伝わってきます。こんどは、全部やけているといいですね。(^o^)丿

●まいまいさん(いかす/小2)の作文より(さかな先生/12.2週)

 ヒソヒソ話で言ったので、とてもドキドキワクワクしました。★評:サッカーのし合の作戦会ぎの場面。わかるわかるよ。その気もち。

●夕郁さん(いくい/小2)の作文より(ポプリ先生/12.3週)

 本番がはじまりました。ぜんぶえいごです。電気を消すのでまだいいけれど、立つときにとてもめだつようなきがしてとてもはずかしいです。評:心の中のようすが、しっかりと書けました。

  光る表現(小3) 2001年1月2週号

●麻維さん(あつわ/小3)の作文より(ドラえもん先生/12.2週)

 「友だちとゲームつうしんをしています。それとか、その子と私しかしらないこととかあんごうがあります。」【評】本当に仲がよいということがよく伝わってきます。これからもお互い助け合ってよりいっそう絆(きずな)を深めていってくださいね。(^o^)丿

●あっぴぃさん(あなあ/小3)の作文より(ミルクティ先生/12.3週)

 私がこの長文をよんで一番えらいと思ったことは、はかせが「せんそうをやめにしよう。」といったことです。もし私もはかせだったらそういいます。でも、そのことをむしして せんそうに使ってはいけない物を研きゅうするなんてソ連は、じこちゅうだなぁと思いました。なんでせんそうにつかってはいけない物を研きゅうしたのかというと、たぶんアメリカにうらみがあったのか、それか自分たちが今までせんそうにまけてばっかりだったので今度はかとう!! と思っているんじゃないかなぁーと思いました。いくらそう思っても、むししていたらだめだなぁと思いました。<評>あっぴぃさんのような考えの人がたくさんいれば、せんそうも なくなっていくのにね。ソ連の考えをいろいろすいりしたところが、するどいし、おもしろかったよ。

●ラブリーさん(あにせ/小3)の作文より(ミルクティ先生/12.2週)

 「おっはー」今日も元気良く友達とあいさつします。私は毎朝、一番の仲良しの森田真央ちゃんと一緒に学校まで行っています。今日の朝は、「きのうね、「なかよし」で頼んだ手帳が来たんだ。」と真央ちゃんが話してくれました。一番うれしいのは、何かしゃべると、すぐに笑ってくれることです。たとえば、だじゃれで、「アルミ缶の上にあるミカン」と言ってみると、すぐに「あっはっはっはっはっはっは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」と笑ってくれるのです。あんまり笑えないのに・・・。<評>テンポのよい文章で、なかよしのお友だちのことを、じょうずに紹介(しょうかい)できていますね。真央ちゃんの笑い声が聞えてくるようです。(^○^)

●ちび豆さん(あのわ/小3)の作文より(けいこ先生/12.3週)

 かぞくをうしなったり、家をなくしたりして、せんそうをおこなうと、しあわせな人はしあわせじゃなくなったり、ただでさえしあわせじゃない人は、ふこうというどんぞこにおちてしまうものです。けっきょく、せんそうはむなしいものです。 評:アインシュタインやノーベルが研究したことが、戦争に使われてしまった。そのことから、戦争のむなしさについて、しっかり考えることができた。

●KOKIさん(あもほ/小3)の作文より(けいこ先生/12.3週)

 ぼくはハリーポッターの世界に入ってみたいなと思いました。そしてその(賢者の)石はどんな形か見てみたいです。 評:きっとハリーとともだちになって、いっしょにいろいろなぼうけんをするんだね。楽しそうだなぁ。

●秀雄さん(あろう/小3)の作文より(ももんが先生/12.2週)

 発表会が近づくほど、むねが、ドキドキします。【評:「〜するほど〜です。」という表現をうまく使っていますね。だんだんドキドキしてくるようすがよくわかります(^o^)。】

●諒さん(あろつ/小3)の作文より(森川林先生/12.3週)

 ぼくが一番楽しみにしていることは、クリスマスプレゼントです。二十五日の朝、クリスマスツリーの下にいっぱいおいてあると思います。去年は朝目がさめて、一瞬ぼーっとしたあと、(クリスマスだ!)とわかって、転がるように走って2階からおりてきたのをおぼえています。評:去年の話を入れて話題を広げたのがいいね。でも、階段から転げ落ちないようにね。

●大河さん(いうめ/小3)の作文より(ポプリ先生/12.3週)

 その間さっきつくったちりめんじゃこと肉そぼろをごはんにまぜます。そしてまぜ合ったらてに水をつけてにぎります。このときぼくはおにぎりが三角になってうれしかったです。評:作り方がよくわかります。うれしかった気持ちもわかりますよ。

●れもんさん(ふれ/小3)の作文より(ミルクティ先生/12.3週)

 『戦争』私は、少し、疑問に思うところがあります。第一の疑問は、たとえば、お金はどちらの国のものかということでもめていたとしたら、なぜ、人間は、戦争をしてはいけないと分かっていても、戦争をしてしまうのかという疑問です。戦争をしてはいけないと思っていても、いざ、戦争をして決着をつけようと言われたときは、人間の命のことなど考えずに、お金のことしか考えられなくなってしまうからだと思います。だから、今は、お金が第一の世界になっているからいけないのだと思います。…略…そして、第三の疑問は、なぜ、すばらしい町や命まで捨てて、お金がほしいと思うのかです。第一の疑問の理由と同じように、お金が第一の世界になっているからということもありますが、もっと大きな理由は、いろいろな人から、戦争で苦しんだ人のことを聞かされていなかったか、聞いても、忘れてしまったりしたからだと思います。<評>アインシュタインの自伝の最終回を読んでの感想です。「戦争」という大きな問題について真正面から見つめ、考えたところに感動しました。その指摘の一つ一つも実に鋭い! 全文読んでほしい作文です。

  光る表現(小4−小5) 2001年1月2週号

●さるきちさん(あある/小4)の作文より(ゆり先生/12.2週)

 すぎちゃまは、おっちょこちょいで、走りも速いです。すぎちゃまというあだ名は、友だちがつけたものです。おぼっちゃまだから? <評>お友だちのしょうかいを、とってもおもしろくできています。テンポもいいね。

●ニルスさん(あそな/小4)の作文より(さかな先生/12.1週)

 そして、そのサインを見てると今にも目の前でコクドの試合がやってるように感じます。★評:アイスホッケーの選手のサインの色紙を見て思い出すことを、うまく言い表したね。ドラマの一場面みたいだね。

●えりさん(あなふ/小4)の作文より(ももんが先生/12.2週)

 なわをすばやくまわすのが成こうのコツで、「びゅん、びゅん」という音がなると、なわが二回まわっています。なわとびは、きつくまわすと、「びゅん」と、音がします。だから音でもはんだんできるのです。【評:二重とび成功のコツ、とても上手に書けたね。なわが「びゅんびゅん」といきおいよく回る音で判断するなんて知らなかった! 体全体、耳まで使ってタイミングをはかっているのですね。】

●勇之さん(あよか/小4)の作文より(ミルクティ先生/12.2週)

 友達を持つということは、いっしょに遊ぶ相手ができると同時に、何かなやみなどが有る時の相談相手ができるということでもあると思います。それなので、これからも、前からいる友達を失わないようにすると同時に、さらに友達をふやして行きたいと思います。<評>『ぼくの友だち』という題の作文の最後の部分。友達のたいせつさを自分の言葉でしっかり書き表せましたね。これからも友達の輪が広がりますように!

●茜さん(あろさ/小4)の作文より(ももんが先生/12.2週)

 一まい目は「何これ?」と思うほど下手だったけど、二まい目は、友だちが「ここは、ここらへんでこれくらい」と言って教えてくれました。その友だちは中学一年なので、とても習字が上手です。二まい目は、一まい目とくらべて、同じ人が書いたとは思えないぐらい上手に書けました。【評:自分の感じたことや、思ったことをうまく使ったたとえがとても楽しいですね(^o^)。】

●俊介さん(あろな/小4)の作文より(きりこ先生/12.2週)

 サッカーは楽しいけど雨だとできない、それがサッカーの最大の欠点です。(サッカーをすることが楽しくて楽しくて仕方ない様子がよくわかるよ。)

●まささん(あうこ/小5)の作文より(ゆり先生/12.2週)

 クリスマスのはじまりは、こうだ。イエス・キリストは、約二千年前の十二月二十五日、ユダヤのベツレヘムにすむ、まずしい大工の子として生まれたという。しかし、イエスの教えや一生を書いた聖書にもたん生日がいつかは、書かれておらず、初めのころは、いくつかの日が、たん生日として祝われていた。<評>クリスマスのことをよく知っているね。作文の中にその知識をうまく生かせていますね。

●けろっぴさん(あちえ/小5)の作文より(ミルクティ先生/12.3週)

 『食事と文化』ある食物は、世界からみて日本の味があり、またその中で、例えばみそのように何種類かに分かれる。これはもとの文化のちがいからだろう。外国に行ってしまった食物は、どんな食べられ方をしているのだろう。<評>【わかったこと】の後の結びの一文が印象的ですね。…お寿司、牛丼…いろいろな想像がわきおこってきました。u_u

●雅貴さん(あめす/小5)の作文より(ももんが先生/12.3週)

 双眼鏡の意味は退院したら外へ出て青い空を見て元気になりなさいという意味だったのかもしれない。【評:サンタさんが病院に持ってきてくれたクリスマスプレゼント。そのプレゼントに込められた思いをしっかり感じ取ることができました。】

  光る表現(小6) 2001年1月2週号

●ティディーカさん(あみせ/小6)の作文より(洋子先生/12.1週)

 いちばん失敗だったのは、ご飯はよく炊けていたのに、カレ−が水ぽくってまるでコンソメス−プみたいだったことだ。評:自然学校で作るカレ−作りの練習の場面です。先生が「なべのてっぺんまで水を入れなさい」の一言であやまって水をいれすぎたのが失敗の原因だったのですね。まるで、コンソメス−プみたいだったというところにカレ−のみずっぽさがとてもよく表現できていました。

●あつしさん(あむら/小6)の作文より(きょうこ先生/12.3週)

  「こういったことがあり今の地球があります。今の日本があります。ぼくは、昔の人たちに感謝をしたいなと思います。」地球上に人が生まれて、人数がどんどん増えていって、その人たちの力が合さって、そして現在の日本や地球があるんだということだね! すごくスケールの大きいすてきな感想だなぁ☆ 人々の力が集まることのスゴサ!!をひしひしと感じることができたね!

●晃章さん(あらか/小6)の作文より(メグ先生/12.2週)

 いつも知っている道ばかり通らないで、たまには別の道を通るとそこでまた新たな発見がある。自分の知らない世界へ一歩ふみでることが大切なのだろう。評:先入観にとらわれず、時には冒険も必要ですね。

●佐保さん(あるま/小6)の作文より(ふじのみや先生/12.2週)

 まだ十二才の私には、歩むべき道とか、自分に合った道とか考えるには早い気がするのだ。習い事を続けているうちに何となく道が見えてくるだろうし、生活のあるところで思いがけなく、これが私の一番好きなことなんだ、と思えることもあるだろう。今は、いろんなことを経験することが大事なことだと思う。 評:自分の意見をしっかり書けたね。説得力十分です!

●美々杏さん(あろむ/小6)の作文より(ミルクティ先生/12.2週)

 クラスメイトにはいろいろな人がいて、悪口をいつも言っているような人もいれば、はずかしがりやで…略…ガリ勉さんもいれば、気のきくやさしい人もいます。でもそういういろいろな人がいるからこそ、クラスが明るくなり、周りの人から、「楽しそう。」とか「いいなぁ。菅原先生で。」なんて言われるのでしょう。あと小学校生活も少し、二ヶ月ちょっとぐらいしかなくて卒業してしまったら、行きたい中学に行ってみんなバラバラになってしまうけれど、それまでの時間をみんなで仲よく楽しく過ごしたいです。<評>いろいろな人がいるからこそ、明るい、楽しいという意見に賛成です。いろいろな人を具体的に書き出したところがよかったですよ。☆まだまだ楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。

●考伸さん(いおふ/小6)の作文より(ポプリ先生/12.3週)

 「サンタクロースっているんでしょうか。」と、女の子が、新聞社に手紙を送ったということが出ていました。そして、答えの所に、「いるかどうかわかんないけど、世界の人は、心の中に住んでいると信じている」と、書いてありました。ぼくも、なんだか納得しました。きっと、心の中に住んでいるんだと思うようになりました。評:素直な気持ちを率直にあらわしています。

●キティさん(さあ/小6)の作文より(ゆり先生/12.3週)

 もし、私が、先生だったら、同じようなプリントは、はぶくと思う。「子供の心先生(?)知らず」(笑)。先生はたぶん分かっていない。<評>何度も同じような算数プリントにグッタリする様子を、ことわざをうまく言いかえて表現したんだね。おもしろい!

  光る表現(中−社) 2001年1月2週号

●たば星人さん(あころ/中1)の作文より(はるな先生/12.2週)

 例えば、江戸時代の五代将軍綱吉が出した「生類哀れみの令」などがいい例だと思う。その法律は、動物を殺してはいけないというもので、蚊やハエを殺してもすごい罪がかけられるという変な法律だったらしい。しかし、将軍の家来はくびにされるのが怖いのでこの法律をやめさせようとしなかった。そうしたら野良犬が増えてそれを幕府が育てることになって大変なことになったということだ。 このように悪い規則は、改めるべきだと思う。相手が先生だろうと友達だろうということはちゃんという必要があると思う。「できあがった規則をなんとか守ろうとする事よりも、実態にあわせて規則を変えてゆくことがしんに規則を生かす道である」という言葉があるがそれと同じように規則を変えなければならないと思う。 僕のクラスでも機会があったら規則を変えてもっといいクラスにしたい。 (講評);悪い規則の代表例として、五代将軍綱吉が出した「生類哀れみの令」を取り挙げたこともたいへんすぐれております。これは天下の悪法といわれていますよね。必然的に、「できあがった規則をなんとか守ろうとする事よりも、実態にあわせて規則を変えてゆくことが真に規則を生かす道である」という名言に結びつけたので、さすが! と、感心しました。相手を選ぶことなく、権威にひるまず、自分の意志を貫き通そうとするあなたの強い思いが、とても素直に吐露できました。

●太一さん(あうけ/中2)の作文より(ミルクティ先生/12.3週)

 (人間の自己中心性について)動物は基本的には自己中心的なものだと思う。自分のために獲物を捕まえ、自分のためのなわばりを守る。そして自分が生き残るように行動する。結局、人間というのは、身の回りにいる動物の延長線上にいる一種類の動物だから、はじめは自分であり、自分の利益のために行動することから始まると言っていいと思う。それによって、自分の夢をかなえたい人たちが「自分」の夢のために行動し、今でも名と業績を残す偉大な人になっている。<評>自己中心的な考えではいけないという主張の前に、自己中心性もまったく必要ない悪いものではなく、動物として必要なものであり、場合によっては、偉大な業績に結びつくこともあるという【反対意見への理解】を示した部分です。多面的に物事を見ることが大切ですね。

●拓馬さん(ねき/中3)の作文より(スピカ先生/11.2週)

 もの真似をすることは、人に経験を与える。「これをこうすることによってこうで…」ということを、改良の段階で、知らず知らず学ぶ。そしてそれは、新たなる発明にも非常に大切な知恵となる。だから、「もの真似」に過度のコンプレックスを覚えず、むしろ誇りに思い、たくさんの経験をする。そして、自分独自を求められた時に、その経験の積み重ねの中にある、「自分」の「幹」を見つけるべきである。それは、人の生きるべき道であり、そして、私は、そんな経験をたくさんしていく人生をおくりたいと願っている。 評:論理的説明を通し、自らの生き方への思いを力強く語ったとても見事な結びの表現なので、引用が長くなってしまった(^^ゞ

●UZI.SMGさん(そお/高1)の作文より(ミルクティ先生/12.2週)

 人間はあるがままの混沌の世界に対して、文化という装置によって秩序を回復する試みを行った。そしてそれはいったん成立すると、当然のことながら人間の行動そのものを規制してくる。それはつまり自由を規制することで成り立っている文化という現実でもあるが、そのことは実は20世紀の教訓でもある。…略…旧ソ連の大統領で、冷戦に終止符を打ったゴルバチョフ氏は、「21世紀では、20世紀において得た教訓を生かし、新しい価値観の創造と、他人の文化を思いやり尊重していく世界にしなくてはならない。」と語り、さらに残念ながらどうもまだそういった方向には進んでないようだと嘆いている。しかし彼は「絶望はしていない、希望をもって見守っている」と言った。21世紀への扉を開いた彼の言葉こそ21世紀の文化そのものなのではないだろうか。<評>世紀末に書いた最後の意見文。「20世紀とは〜、来るべき21世紀には〜」という大きなスタンスで考えて書けた意見ですね。

●正博さん(いえわ/高3)の作文より(森川林先生/12.3週)

 だんだん計算が難しくなり、暗算ではとても解けないような問題も解けるようになったときの感動だった。人間が「勉強」「学習」するのは、感動したいからではないかと思う。評:自分の体験に基づいた意見で説得力がある。勉強の楽しさに感動があるというのは彼方君らしい発見!

●jfkさん(ひの/高3)の作文より(ミルクティ先生/12.1週)

 重い障害を抱えた人や乳児を除けば、誰でも自分の行動には責任をとらなければならない。個人の意思や権利が尊重されるのも、その前提があるからだと思う。…略…それで結果がどうなっても、本当は何も言えないはずだけれど、本文にもあるように、なかなかそう思い切れないものかもしれないと思う。実際に音楽家の中でも偉大な人達は子供の頃から音楽に囲まれていたり、代々続く音楽家の家系の出だったりする。もちろん本人の才能や努力による所が大きいのは当然だ。けれど環境に影響される部分もかなりあると思う。<評>自分の行動の結果については「自己責任」という考えが基本だとしながらも、百パーセントそうだとは言い切れない部分(遺伝、環境)について言及した箇所。こういう自分の主張とは反対の意見も認めることで、視野の広さを感じさせていますね。

 

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