言葉の森新聞2003年3月3週号
文責 中根克明(森川林)

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■■3月3週の「山の便り」に1月の清書
 3月3週の「山の便り」と一緒に1月の清書が印刷されています。この1月の清書はウェブの「山の便り」でもごらんになれます。
 次回3月4週の「山の便り」には、2月の清書が印刷されます。
 このあと、4月からは毎月第4週に前月の清書が印刷されるようになります。


■■少人数のグループの清書で生徒どうしの交流を
 既に3月1週号の言葉の森新聞でお知らせしていますが(「3.2週から「広場」が変わります」)、3月から、清書の印刷の仕方が変わりました。
 これまでの清書は、学年単位で印刷していたので、毎週同封される清書が多くて全部を読みきれず、投票もしにくいという問題がありました。
 そこで、学期ずつに作っている6人ずつのクラス単位で、月に1回の清書の週に、前月の清書をプリントすることにしました。この6人は「山の便り」の字数ランキングに表示されているグループと同じですので、普段の勉強の中でも親しみを持ちやすいと思います。
 言葉の森の教室は通信で勉強している人も多いので、生徒どうしの交流の機会がなかなかありません。清書のプリントや投票や字数ランキングを通して、生徒どうしのつながりを作っていきたいと思います。


■■新学期教材3月4週に送付
 新学期の教材を3月4週にお送りします。
 3月は大掃除をする家庭も多いと思います。新学期の新しい課題フォルダを大掃除で片づけてしまわないようにお願いします。


■■先生の住所ラベルは4月1週に
 先生の住所ラベルは4月1週にお送りします。3月の教材には入っていませんのでご了承ください。

■■進級試験の賞状は4月1週に
 3.1週の進級試験の結果は、4月1週の言葉の森新聞に掲載します。進級した人には認定証を同封します。この認定証は、ウェブ上でもごらんになれます。

■■進級試験の結果は、次々学期からの課題に反映
 3.1週の進級試験の結果は、次々学期の7月からの課題に反映します。進級できた人は7月から新しい項目と新しい課題に、進級できなかった人は同じ項目の第2の課題を勉強していきます。
 進級試験の結果が次々学期に反映されるようにしたのは、通信で勉強している人が多いので、進級試験の結果を次学期に反映させると、時間的に無理が生じてしまうためです。
 例えば、3.1週にたまたま休んで、3.2週に試験の作文を書いたが、郵便事情で1週間遅れたという場合、先生の評価は3.3週に入ることになります。新学期の教材は3.2週の始めに作りますので、次学期の教材に合わせようとすると、未提出のために進級できない人が増えてしまうおそれがあります。
 そこで、各学期の進級試験の結果は、次々学期に反映するようにしました。具体的にそれぞれのい級がどのように進級するかというとことは、進級一覧表のページに掲載しています。
http://www.mori7.com/mine/grade.php


■■小2までは全員、新しい課題に
 3.1週は、全学年で進級試験を行いました。字数と項目が全部できた場合に合格ということにしています。
 小学2年生までの生徒は、項目や試験に慣れていただくために、試験という形にしてはいますが、全員同じように新しい課題に進みます。


■■小3以上で進級しなかった人は第2課題に
 小3以上の生徒で進級試験に合格しなかった人は、同じ項目の第2課題を学習します。
 通常に進級した場合は、課題集の名前が「サツキの山」「タラの山」「ナツメの山」「ハギの山」「マキの山」……などとなりますが、留級で第2課題を学習する場合は、「サツキ2の山」「タラ2の山」「ナツメ2の山」「ハギ2の山」「マキ2の山」……となっています。


■■小6までは留級しても次の進級で元に戻ります
 小学6年生までは、留級しても次の学期に進級できれば、最初から進級した人と同じ級まで進めます。
 今回、進級できなかった人は、進級できなかった原因を研究して対策を立て、次回の進級試験でがんばりましょう。


■■ホームページにサイトマップ(森の地図)
 3月からホームページの表紙が変わりました。春の雰囲気になっています。
 これまで、ホームページのどこに何があるのかわからないという声がありましたので、サイトマップ(森の地図)を作りました。
 まだわかりにくいと思いますが、これから改良していく予定です。


■■森のカレンダーが新しくなりました
 ホームページの「森のカレンダー」が新しくなりました。
 カレンダーを見るときは、自分の生徒コードとパスワードを入れてください。生徒コードを入れると、生徒向けのカレンダーとして表示されるようになっています。
 生徒や先生の誕生日も表示されるようになっていますが、全員の誕生日を表示するとカレンダーの動作が重くなるので、デフォルトでは「表示しない」が選択されています。「表示する」の方を選んでいただくと、みなさんの誕生日がわかります。


■■4月からの教材の見方をウェブに
 4月からの教材の見方を、言葉の森新聞の4月1週号臨時号としてウェブに掲載しています。
http://www.mori7.com/mori/mori_web.php?ki=m20030401r
 今学期は、大きな変更点はありません。
 変わったところは、「アカシアの山」などの「アカシア」という花の絵がわかるようにしたことです。項目表の下の方に、絵が載っています。


■■曜日時間の変更は担当一覧を参考に
 曜日や時間の変更は随時できます。担当の先生がどの曜日と時間帯を担当しているかということは、ウェブ上の担当一覧表でごらんいただけます。
http://www.mori7.com/sima/list.html


■■先生の里、生徒の里を新しくします
 先生や生徒のプロフィールを掲載している「先生の里」「生徒の里」のページを新しくします。
 これまでは、mori7.comというサーバーで掲載していましたが、これからはmori7.comのサーバーの方に掲載するようにします。
 これまでのものよりも見やすくする予定ですのでお待ちください。


■■光る表現(幼長−小2) 2003年3月3週号

ななみさん(いまの/幼長)の作文より(メグ先生/3.2週)
 そらからみたおうちは、まるでおもちゃのようにみえました。【評】たかいところから見ると、小さくておもちゃみたいに見えるね。

ひかりさん(いわい/幼長)の作文より(うさぎ先生/3.1週)
 とてもおいしかったので、ゆっくりゆっくりゆっくり、かめがあるくぐらいなくならないようにたべました。【評】アイスクリームがだいすきなのね。ふうわりひんやり、おいしいあじがせんせいにもつたわってきそうです。

ごだいゆうすけさん(うきわ/幼長)の作文より(はるな先生/3.1週)
 ようちえんのしろすなはさらさらです。まるでゆきみたいです。【講評】:えんていのしろすなのようすをすごく、じょうずにたとえたので、かんしんしました。そのしりすなは、こなゆきみたいなのかな?(^_^)/

くるみさん(いのね/小1)の作文より(メグ先生/3.1週)
 ステージにあがるとひかりがさしてきて、まるでたいようがそばにあるようでした。【評】まぶしいライトをたいようにたとえたところがうまいね。

玲さん(いるよ/小1)の作文より(メグ先生/3.1週)
 ドンドンする音は、ボールをつく音です。うるさかったです。まるでボールはばねのようです。【評】ボールをばねにたとえたところが上手です。

ポワイさん(うかの/小1)の作文より(スズラン先生/3.1週)
 (球技大会で)息を思いきり吸って、「菊組おうえん、よーい。一、二、三。」と、大きな声で言いました。そして、みんなでおうえん歌を歌いながら、まるで黄色いタンポポのようなボンボンをふっておどりました。:評:応援団のリーダーとしてがんばったことがわかりますね。たとえも上手です。

ひよこさん(うけふ/小1)の作文より(みかん先生/3.1週)
 さっきまでつめたかった心がまるでゆたんぽみたいにあたたかくなりました。【評】お母さんを見つけたひろこちゃんのうれしさが先生のところにもフワーッととどいたよ。

真美さん(うさは/小1)の作文より(ほたる先生/3.1週)
 (ペンギンは、)まるでにんぎょうのようにうごかなかったです。【評】じょうずなたとえです。うごかなくてじっとしていると、ペンギンは、かわいいし、ぬいぐるみみたいだよね。

賢季さん(うすと/小1)の作文より(メグ先生/3.2週)
 「いっしょうけんめいがんばってね。」といわれたので、できるだけやってみました。するとできなかったのができて、おかあさんのおかげでできたんだなあとつくづくおもいました。【評】おかあさんのことばをおもい出しながらがんばったのね。

マッキーさん(いなく/小2)の作文より(メグ先生/3.1週)
 みんな、しんけんになって、さっき大はしゃぎしていたのがまるでうそのようでした。わたしもしんけんになってパスをおくりつづけ、ついにわたしたちのチームがかちました。【評】しあいとなると、みんなしんけんになるのね。

千波さん(いはわ/小2)の作文より(はちみつ先生/2.4週)
 わたしは、きのうも、先生のことをわすれてないし、今日も先生のことをわすれていませんでした。【評】バイオリンの先生のことをとってもすきなんだね。おわかれするのがつらいというのが、よくわかるね。

勝英さん(いりう/小2)の作文より(りんご先生/3.1週)
 ぼくはまるでてんごくにいるみたいにうれしかったです。【評】先生はてんごくにいったことはないけれど、(あたりまえですね)みんながうたったりおどったりしてにこにこしている6年生を送る会は、きっとてんごくにそっくりだとおもいますよ。

のんのんさん(いるわ/小2)の作文より(ほたる先生/3.1週)
 ひなまつりのケーキにのっていたおだいりさまを見たとき、「わあ、へんな顔。」と思いました。なんでへんなのかと言うと、はながぶたみたいだったからです。おこったお兄ちゃんの顔にそっくりでした。【評】思ったことと、そのりゆうが、よくわかるように書けています。お兄ちゃんはまたおこるかもしれないけど、思わずわらってしまうような、おもしろい書き方ですね。

アイさん(ういえ/小2)の作文より(メグ先生/3.2週)
 走ってるときまるで風の子になった気分でとても楽しかったです。【評】「子どもは風の子」と言うものね。

雄斗さん(ういる/小2)の作文より(リブラ先生/3.1週)
 もし、ぼくがピアノをひけるようになったらフジ子さんがひいていたきょくをおぼえて、なんみんのひとにきかせてあげたいです。そしたら元気が出るんじゃないかなぁと思います。【評】なんみんのひとたちをなぐさめてあげたいと思った、ゆうとくんのやさしい気持ちがうまく表現できたね。

寛之さん(ううて/小2)の作文より(りんご先生/3.1週)
 ぼくはドキドキしました。すると先生が「人を三回かいてたべたらいいよ」といってくれたので、やってみたらほんとうにきいたかんじがしました。【評】いいおまじないをおしえてもらいましたね。先生もこんどためしてみようっと。

ムルモさん(うえめ/小2)の作文より(うさぎ先生/2.2週)
 まるで心がしゃべっているようで心が「にげちゃだめ。あなたがにげたらかわりはいない。」と言ったようでした。/ わたしは、自分と心をどこまでもおいかけていき、そしてとつぜんにげていた心と、自分がぴたりっととまっていました。【評】おおぜいの観客のまえで発表する自分自身の緊張を、はっとするようなたとえの表現で表しました。

ムルモさん(うえめ/小2)の作文より(うさぎ先生/3.1週)
 まるで心がしゃべっているようで心が「にげちゃだめ。あなたがにげたらかわりはいない。」と言ったようでした。/ わたしは、自分と心をどこまでもおいかけていき、そしてとつぜんにげていた心と、自分がぴたりっととまっていました。【評】おおぜいの観客のまえで発表する自分自身の緊張を、はっとするようなたとえの表現で表しました。

理穂さん(うかき/小2)の作文より(まあこ先生/2.4週)
 おはじきくらいのプーさんのけしゴムをもらいました。わたしが、「わーっカワイイ。これわたしにくれんの。」と聞いてみたら先生が、「そのけしゴムあまりやねんけど、よろこんでくれてよかった。」と言いました。わたしは、大切に大切にもっています。 【評】『〜くらい』ということばをつかって、けしゴムの大きさをじょうずにひょうげんできましたね。 うれしかった気もちがつたわってくる文しょうです。

拓大さん(うさて/小2)の作文より(ともち先生/3.1週)
 ぼくがこのつくえで一番すきなところはてんばんが、とじたりひらいたりするところです。どうしてかというととじるとふたになり、ひらくとつくえになるからです。《評》すてきなつくえだなあ。先生もそんなつくえがほしくなりました。

■■ 光る表現(小3) 2003年3月3週号

昂生さん(いせぬ/小3)の作文より(メグ先生/3.1週)
 ぼくは、まるでえいがけんきゅう会に入っているような気がしました。【評】見たいえいががたくさんあるのね。

さくらんぼさん(いそら/小3)の作文より(めもま先生/3.1週)
 お父さんは、よく、「赤ちゃんの時より、鼻がだいぶ高くなったね。」とわらっています。(評)ものすご〜く幸せそうな父と娘の会話ですね。

ゆきんこさん(いとせ/小3)の作文より(きりこ先生/2.4週)
 「シュッシュ、シュシュ」私はミニバラです。お水をかけてもらってとても気持ちがいいな。今日はいいお天気。いいお天気だと空気がとてもおいしいな。ミニバラとお話するとたぶん、こんな会話になると思います。<ミニバラになったつもりで書いたところがとてもいいですね。>

のぞみさん(いのゆ/小3)の作文より(ふじのみや先生/3.1週)
 頭の中がそろばんの玉でいっぱいになってきます。まるで、ローラーがいっぱいあっていまにもすべりそうです。 【評】そろばんの上をすべると、おしりがいたくなりそうよ。

かとちゃんさん(いりす/小3)の作文より(あかね先生/3.1週)
 「しゅうて〜ん。」ぼくは、しゃしょうさんになったような気分で言いました。(評)小さい頃の電車遊びの光景が、目に浮かぶようだよ。さぞ得意な気分だったんだね!

絢子さん(うえみ/小3)の作文より(まあこ先生/2.4週)
 (ふとまきを)お父さんが食べた時は、一こともしゃべらず口をあけずにたべました。私たちは、思わず「すごーい!!」と言ってしまいました。その後、お父さんが「絢子!! かおり!! 豆まきやるぞ!!」と、よぶと、すぐ、ベランダの方に私たちは行きました。お父さんが「三回ずつだよ、中も外も三回ずつだよ。」とだれかを教えるようにいいました。 【評】ステキなお父さんだね。生き生きと表現できました。

エミッチさん(うおな/小3)の作文より(ともち先生/3.1週)
 そして、私はとうとう、自分でこの世に生まれる体力をなくしてしまいました。《評》どうなっちゃうのかとおもったけど、元気になってほんとうによかった。

■■ 光る表現(小4) 2003年3月3週号

フレディさん(いせそ/小4)の作文より(ふじのみや先生/3.1週)
 ふと顔を上げると、私のつけた火が、青い炎をあげながら、こうこうと光っていました。青は、気持ちであらわそうと思えば、冷たい気持ちになるのに、この炎は、とてもやさしそうで、あたたかい感じがします。 【評】炎のゆらめきた目に見えてきます。

ちーさん(いぬえ/小4)の作文より(きりこ先生/2.4週)
 私は「長野のほうより関西のほうがおいしいものがあるんだな」と思い、いっぱいつばをのみこみました。<動作の結びが上手にできましたね。>

ポッターさん(いねり/小4)の作文より(はるな先生/3.1週)
 ………その後、みんなに頭をバシバシたたかれて、まるで野球の松井選手のようでした。【講評】:難しいなわとびのハヤブサ飛びを連続して成功させ、まわりのお友達にその健闘をたたえられている様子を、じょうずにあらわせました。なかなか、タイムリーなたとえかたですね。!(^^)!

イルカさん(いゆり/小4)の作文より(はるな先生/3.1週)
 どの白玉もトボンポチヤーンと、音をたてながら、ブクブクいっているお湯の中にもぐりこみました。白いものがいっぱいういてきました。白玉です。まるで、浅い海にうかんでいるクラゲのようでした。そろそろできあがりのようです。《講評》熱湯のたぎる中へこねあげた白玉を、遠くから勢いよく投げ入れたときの状態を、おもしろくて、とても印象的なたとえで、表現できましたね。

デビル博士さん(ういは/小4)の作文より(なび先生/3.1週)
 「初めてできたことはだれにとっても大切な思い出です。」【評】大切な思い出を少しずつふやしていきたいね。

のび太さん(うかる/小4)の作文より(うさぎ先生/3.1週)
 「ぼくがマッチをするんだ。じゃあジャンケンできめるぞ。」と、まるで戦争のようにみんなマッチをすりたがっていました。【評】書き出しの工夫と、たとえの表現がいっぺんに出来たね。理科室のようすが見えてくるようです。

秋のマツタケさん(うきら/小4)の作文より(うさぎ先生/3.1週)
 もういちどチャレンジしようと、てつぼうに今までの苦ろうをしつけてまわった。すると。「グルン。」とうとうできたー。うれしさのあまりとびあがってしまった。【評】成功の瞬間がじょうずに表現できたね。「苦労をおしつけて」がいいなあ。

昂平さん(うけく/小4)の作文より(ココ先生/3.1週)
 ぼくは、まるで、このステーキは、夢のようにおいしいと思いました。【評】まぁ、おいしそう!思わずステーキが食べたくなるね。「夢のように」は、幸福感のただよう、すてきなたとえです。

ヨッシーさん(うけよ/小4)の作文より(ほたる先生/3.1週)
 ほ育きのガラスはそんなにあつくはなかったはずだけど、きっとその時の母は、まるでわたしが遠くにいるみたいに感じたのではないでしょうか。【評】先生は、にたけいけんがあるのでわかりますが、本当にその通りなんですよ。スマイリーさんはまだお母さんになっていないのに、どうしてこんなにお母さんの気持ちが分かるんでしょうか。それはきっと、スマイリーさんがお母さんのことを大好きだからだね。

■■ 光る表現(小5−社) 2003年3月3週号

洋児さん(うきか/小5)の作文より(のり先生/2.4週)
 ぼくの脳、お母さんの胃は似合いのサイズがあるので大きくはできない。【評】こういうふうに書かれてしまうと、大人はもはやようじくんにこれ以上頑張れとは言えなくなってしまうかも。(笑)ようじくんは今でもじゅうぶんに頑張っているのだということが、とってもよく表れているよね。えらい、えらい。勉強でもスポーツでもへこたれないようじくんがとてもえらいと思うよ。

風花さん(うささ/小5)の作文より(みのり先生/2.4週)
 ラッカセイでおにはは出て行くのかなと思った。【評】まめなら何でもいいのかなぁ^^;

ハーマイオニーさん(うさの/小5)の作文より(まあこ先生/2.4週)
 涙のこぼれる音を想像したことってありますか? ふつうに考えて「ポロ」とか「ポタリ」などでしょう。しかし、よ〜く耳をすませると、「チリン」と鈴のような音がしたりしませんか? 小さい子は、ころんだ時などふん水のように泣きますが、少し大きい子は、葉っぱから雨つゆがこぼれる時みたいに涙を流します。わたしは、これを見ると(ひとみがキラキラかがやいて、次のしゅん間、銀色の鈴がこぼれ落ちた)と思うのです。 【評】美しい描写です。

智大さん(うせき/小5)の作文より(ほたる先生/2.4週)
 相手は体も大きいし、サーブもすごいのだ。彼のスピンサーブを返した人は、まだいない。【評】相手の強さが、よくわかります。試合へのきんちょう感と、期待がよく伝わってきますね。

みゆさん(あはみ/小5)の作文より(はるな先生/3.1週)
 「わ〜」「あつっ」「ふきでている」「やばい」「すげえ」とか、みんないっていました。《講評》学校の調理実習でご飯をたきあげるまでの、苦労話が、会話のやりとりで、とてもくわしくユーモラスに書きあらわせましたね。

まいポンさん(いこに/小5)の作文より(ふじのみや先生/3.1週)
 ボウルやたまごなどを引っぱり出し、作った物をまずくする悪魔を流すために、手をきれいに洗った。次に、ボウルにたまごをわった。おいしくなるま法の粉(調味料)をふりかけ、おいしさをとじこめながら、かきまわした。 (評)魔女のたまごやき屋さんかな。 一口食べると、ふしぎな力がわいてきそう!

あいあいさん(いまさ/小5)の作文より(ちどり先生/3.1週)
 ゆかちゃんのお母さんは計量カップを使わずに牛乳300ccと水300ccを量だけを見て量っていた。このとき計量カップを使わないでできるなんてやっぱり主婦はすごいなあとそんけいしてしまった。その時思ったことが、うまく作文の中に入れられました。目分量で300ccがどのくらいかわかる、というのは毎日料理をしている主婦ならではの技ですね。

マリオさん(いゆい/小5)の作文より(メグ先生/3.1週)
 自信があれば何事もうまくいくが、自信がないと、絶対ではないけれど、失敗しやすいことがわかった。【評】自信って大事ですよね。

祥己さん(いわう/小5)の作文より(メグ先生/3.1週)
 家庭科の時間に、T先生からご飯とみそしるを作ると言われた。このとき、ぼくにいなずまのようなしょうげきが走った。ぼくは料理を作るのが下手で、包丁で指を切るのもこわかったからだ。【評】オーバーなたとえがいいね。

おしゅこしゅさん(ういな/小5)の作文より(なび先生/3.1週)
 「息が真っ白になり、まるで布に水をたらしたかのように空気にしみこんでいく。雪の坂を横断中なのだが、足がとても重くて思うように動かない。【評】初めてのスキーで苦労して坂を歩いていくようすが、一枚の絵のように思い浮かびますね。

ゼロさん(うえお/小5)の作文より(なび先生/3.1週)
 「前のぼくと比べたらロケットが宇宙に飛び出した時と同じ暗いすごい進歩だと思った。」【評】人類の偉大な進歩になぞらえたのはウマイ!

トッティさん(うかす/小5)の作文より(みかん先生/3.1週)
 みんなで協力してできたことが一番うれしかった。【評】みんなで力を合わせると一人でできないこともできるね。みんなで協力したからこそおいしい料理ができたんだね。

陽平さん(うさせ/小5)の作文より(ほたる先生/3.1週)
 きっと、その時は、進級という壁をのぼることをさけていただけだろうと今になって思う。【評】むかしの自分のことを、れいせいにふりかえって、考えがよく書けています。

芽衣さん(うせは/小5)の作文より(うさぎ先生/3.1週)
 なわをまわしはじめて四度目に、いつもより高くとんでいる気がして、虫かなにかが周りをとんでいるようなするどい音がしました。それでわたしは、二重とびができたのだとわかりました。【評】二重とび成功の瞬間をうまくとらえました。コツをつかむのは本当に一瞬の出来事ですよね。

三和さん(うのさ/小5)の作文より(ほたる先生/3.1週)
 とてもきん張した。六年生に私のいとこがいるのでなおさらだ。そしてもう一つ、私を不安にさせるものがあった。【評】始まる前のきん張感や、不安な様子がよく書けています。

友葵さん(あしも/小6)の作文より(ゆり先生/3.1週)
 人間というものは、頑張る分だけ、思い出が深く心に刻まれると思う。だから、卒業に向けて忙しく、でも明るい、充実した小学校生活を送るのもとてもいいことだと思う!!【評:「頑張る分だけ、思い出が深く心に刻まれる」って何だかそのまま「名言」になりそうですね。】

健太さん(いせつ/小6)の作文より(メグ先生/3.1週)
 人間が、生きていくために栄養をとるならば何も色取りを整えてまで料理をしなくてもいいと思う。でも、やはり人間が料理をするのは、料理をして落ち着いたり自分のつくった料理を食べて心まで満足したいからだと思った。【評】お料理は、おなかだけではなく、心を満足させるためのものでもあるのだね。

泰佑さん(あるい/中1)の作文より(ココ先生/3.1週)
 体育の先生に「体力でなく、意地で勝て!!」と言われ、途中まで、大竹君にピッタリついて走っていた。そして、最後のスパートで、苦しくて、やめたくなったけれど、負けたくなかったので、全力で走り通したら、とうとう勝ったのだ。【評】緊迫感と勝利に対する執念が伝わってくる力強い文章で、読み手を引き付けます。先生のセリフも生きています。

成美さん(ういれ/中1)の作文より(りんご先生/3.1週)
 『いじめ』の中にある狂気はぜったいいいものではない。これをすばらしいと思う人は本当の狂人であろう。世の中には他にもいらない狂気がたくさんあるのだ。【評】身近で起こったいじめの問題を深く受け止めて、自分の意見に反映させることができました。

京利さん(うさゆ/中1)の作文より(ともち先生/2.4週)
 私は食べている間、まるでお菓子の世界に入ったみたいだった。《評》おいしそうなお菓子がずらりと並んでいたんだろうね。うらやましいバレンタインデーだなあ。

初さん(うせす/中1)の作文より(はるな先生/3.1週)
 毎日たくさん練習をしました。練習をしているうちにみんなの声が大きくなり、声がきれいになってきたのでよかったです。練習をしているうちに、時間が過ぎて、あっという間に本番が来てしまいました。まるで、たくさんの練習時間が一日しかなかったようでした。【講評】:無我夢中で、歌の練習を、みんなで頑張ったようすを、たいへん上手にたとえられましたね。(^_^)v

ルフィさん(あわせ/中2)の作文より(うさぎ先生/3.1週)
 確かに遊ぶことにも勉強をすることにもよい点はある。しかし、大切なことは豊かな人間性を育むことではないか。「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる」という名言がある。子供の真っ白な心の上に、様々なよいことを流し込み多くの道を作りだす。その道が多ければ多いほど、可能性に満ち人として魅力のある子供となるのではないだろうか。今、自分を振り返ってみると様々なことを体験してきた覚えがある。友達と笑ったこと、泣いたこと、遊んだことや勉強をしたこと・・・。その一つ一つが今の僕を作り、そしてこれからの自分を作り出していく、そんなことをふと思った。【評】総合化のまとめに、自分らしいひと工夫が効いています。

亮さん(いふめ/中2)の作文より(メグ先生/3.1週)
 「何なにごっこ」も自分の夢の姿を想像してやる遊びだ。それは同時に夢を持つのといっしょである。夢を持った子供はその夢のために勉強して、夢をかなえようとして努力して学んでゆく。こうやって子供は大きくなってゆくのだ。【評】これは理想的な成長の姿だね。

裕帆さん(いみて/中3)の作文より(なび先生/3.1週)
 法的社会を有効にするための第一の方法は、道徳的共同体社会の良い所を活かすことだ。【評】この一文でこの後の内容にぐっとひきつけられますね。

E34さん(えや/高3)の作文より(メグ先生/3.1週)
 大切なことは、他人の意見を取り入れながら自分の意見を通すことであり、ここで必要になってくるのは「自分の信念」であると同時に、他人の意見と自分の意見をうまく融和させる柔軟な頭である。【評】自分の信念を貫く強さと他人の意見を取り入れようとする柔軟さを兼ね備えた人でありたいですね。

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