言葉の森新聞2003年9月3週号
文責 中根克明(森川林)

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■■9月15日(月)は休み宿題
 9月15日(月)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日午前8時半〜午後8時。電話0120-22-3987)

■■欠点を気にせずに、笑って済ませる
 人の欠点が気になる人がいます。何かを見ればその何かの欠点に目が行きます。だれかに会えばそのだれかの欠点がつい目につきます。レストランに行っても、旅行に行っても、いいところよりも悪いところにすぐ気がついてしまいます。
 そういう人が自分の子供を見るとき、やはりその子の欠点が最初に目につきます。
 ところが、小さいころに欠点を注意されながら育った子供は、小さいときこそ親の言葉を素直に聞いていますが、成長するにつれて親に反発するようになります。その境となる学年は、小4から小5にかけてです。
 また、欠点を指摘されながら育った子は、その子自身も成長するにつれて他人の欠点に先に注意が向くようになっていきます。しかし、世の中は、互いの長所で支え合いながら成り立っています。欠点を批評し合いながら成り立っているわけではありません。
 欠点が気になったとき、それに目をつぶるのは難しいものです。そういうときは、欠点を欠点と見ずにほほえましい個性と見れば、気にならないばかりか自分も相手も楽しくなります。更に言えば、欠点の裏側には必ず長所があります。うっかり子供の欠点を厳しく指摘してしまったときは、すぐにカバーしてあげると、子供ものびのびと育ちます。また、そういう工夫を通じて親自身も人間的に成長していきます。例えば、「なんで、また忘れ物したの! ……まあ、そのおおらかなところが君のいいところなんだけどね。(笑)」という具合です。
 子供の欠点が気になったとき、直すのはむしろそういうことがすぐ気になる親の方だと考えていくといいようです。


■■小4までは強制をしない育て方を
 小学4年生までは、どの子も素直に親や先生の言うことを聞きます。この時代の子供たちにとって、親や先生や上級生などは人生の模範だからです。
 だから、この時期の子供に言うことを聞かせることは簡単です。しかし、簡単だからこそ、この時期はできるだけ強制をせずに本人の自発性にまかせるような接し方をしていく必要があります。小4までに無理に言うことを聞かせた子供は、小5以降に親の言うことを逆に聞かなくなる傾向があります。
 小学4年生までの勉強は、まだ勉強の準備段階のものでしかありません。この時期に成績がいいとか悪いとかいうことは、実はどうでもいいことです(ただし、読書や勉強の習慣については、この時期までにしっかりつけておく必要があります)。小4までは、目先の課題に追われることなく、子供の自主性を生かしながら勉強の習慣をつけていきましょう。


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