言葉の森新聞2013年2月3週号 臨時号 通算第1261号
文責 中根克明(森川林)

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■■受講料の振替日の変更のお知らせ
平成25年2月15日

保護者様

言葉の森 代表 中根克明

受講料の振替日が、平成25年4月から当月5日になります
(平成25年3月までは当月27日)


拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

 日ごろは、言葉の森の指導、運営にご協力いただきありがとうございます。

 さて、言葉の森では、金融システムの変更により、平成25年4月から、毎月の受講料の振替日を、これまでの当月27日から、当月5日に変更させていただくことになりました。

 誠に申し訳ありませんが、4月からの振替日変更をご了解いただきたくお願い申し上げます。

 年度の変わり目のあわただしい中で誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。



 なお、海外でPayPalを利用されている方は、これまでと同じように毎月初めにこちらからご連絡をさしあげますので、よろしくお願い申し上げます。

敬具








■■小学生の家庭学習法
 勉強のできるできないの差は、能力ではなく、家庭での学習の習慣と方法の差です。だから、正しい勉強の仕方次第で、誰でもできるようになります。
 言葉の森は、作文専門の指導をしていますが、教科の勉強法をよく知らないために能率の悪い勉強をしている生徒が多いので、教科学習のアドバイスも行います。

 この家庭学習のアドバイスは、基本的に無料ですが、学習塾に通ったり通信教材を利用したりするよりも確実に力がつきます。
 いろいろな質問にすぐ答えられるように、家庭学習のアドバイスは、ウェブ上で行います。
 言葉の森のホームページなどを随時チェックしておいてくださるようお願いします。


公立中高一貫校の受験対策
 公立中高一貫校の受験のための勉強は、文章を読む勉強、書く勉強、考える勉強が中心になるので、学習塾ではほとんど対応できません。
 塾は、問題をパターン化して知識として詰め込むような勉強では効果を発揮しますが、自分なりに考えるとか書くとかいう勉強には弱いのです。

 例えば、学習塾の得意分野は、点数の差がつきやすく勉強した成果が出やすい算数と、知識として詰め込みやすい理科、社会です。
 学習塾は、本人の読む力、書く力に関係の深い国語では、成果を上げるような指導ができないのです。

 ところが、公立中高一貫校の問題は、算数、理科、社会の問題のほとんどが国語化された形で出てきます。つまり、読ませて考えさせて書いて答えさせるという問題形式です。
 逆に、公立中高一貫校の問題でほとんど出てこないのは、計算だけの問題、漢字書き取りの問題、選択式の問題、知識の有無を問う問題などです。

 公立中高一貫校の対策は、過去問をもとにして家庭で取り組むのが最もいい方法になります。家庭で取り組むと言っても、勉強を教えるようなやり方ではなく、問題や作文課題をもとにして親子で話し合うような方法です。
 こういう対話をもとにした家庭学習であれば、受験の合否とは別に、中学に進んだあともその生徒の実力として役に立ちます。

 言葉の森では、この公立中高一貫校向けの勉強を、ウェブで紹介していきます。



■■中学生の家庭学習法
 中学生の勉強も、家庭学習が基本になります。
 学習塾は、模擬試験などで実力を測定するためには有効ですが、勉強そのものを塾任せにしないことが大事です。

 一般に、塾や通信教材での勉強は、教材の量が多くて不消化になりやすい面があります。
 市販の教材を百パーセント使い切るという勉強法が、最も力のつく勉強法です。

 塾や通信教材の勉強をする場合は、できなかったところを家庭学習で必ず反復する必要があります。
 つまり、塾や通信教材での勉強をそのままやるだけでなく、自分なりに工夫して生かしていくということです。

 しかし、中学生本人は、こういう反復学習で実力を確実にするという意義を理解していないことが多いので、家庭で学習の仕方をフォローする必要があります。
 この家庭でのフォローが中学生の勉強の出来不出来の差になります。

 国語の勉強の基本は、読書と問題集読書です。また、文法と古文に関しては薄い参考書で独自に勉強しておく必要があります。
 数学の勉強の基本は、市販の問題集を1冊完璧に仕上げることです。数学の差が、受験で最も大きな差になります。
 英語の勉強の基本は、英語の教科書の音読・暗唱・暗写です。入試前には、長文問題を速く読むことに慣れておく必要があります。
 理科の勉強は、市販の参考書の復読(繰り返し読むこと)です。計算問題については数学の勉強法と同じように1冊の問題集を完璧に仕上げます。
 社会の勉強は、教科書と市販の参考書の復読です。問題集には、問題に答えを書き込む形で参考書と同じように読んでいきます。

 言葉の森では、基準となる参考書や問題集を紹介し、希望者にはテストを行い、そのテストをもとにした家庭学習のアドバイスをします。
 これも、ウェブ上で行っていく予定です。



■■高校生の自学自習法
 高校生になると、勉強の量が増えます。しかし、本人が工夫して勉強に取り組めるようになります。
 高校生の勉強は、大学入試に向けた勉強と、自分の実力をつける勉強の両方が必要です。したがって、受験科目にない勉強や読書も、自分なりに時間配分して行っていく必要があります。
 特に、高校生時代の読書は、人間形成に重要な役割を果たすので、毎日必ず読書の時間を確保するようにします。

 中学生までの勉強は、すべての教科を同じようにできるようにすることが基本でしたが、高校生になると、自分の得意不得意と、志望校の傾向に合わせて、自分なりに勉強の重点を決めておくことが必要になります。
 その際に役に立つのは、市販の勉強法に関するさまざまな本です。高校生の多くは、友達や学校の先生や予備校の先生から耳で聞いた不確実な情報をもとに勉強の仕方を考える傾向があります。
 参考書や問題集の選び方も、人からすすめられたものを漠然と使うのではなく、本に書かれていることなどを参考に自分の判断で責任を持って選択することが大事です。

 高校生になれば、勉強自体は誰でも真面目に行いますから、大事なのは勉強することそのものではなく、どういう方針で勉強するかということです。

 言葉の森では、高校生向けに、この勉強の仕方をアドバイスしていきます。
 また、小論文、現代文、センター試験国語などの対策も、受験に合わせて行うようにしていきます。



■■新幼長~新小3は、毎日の自習の習慣作りを
 幼稚園年長−小学3年生のころは、だれでも好きなことを自由に書ける時期ですから、作文の勉強を特にする必要はあまり感じないと思います。しかし、このあと、小学校高学年から、中学生、高校生へと進むと、作文の勉強は小論文の勉強へと発展していきます。

 言葉の森では、大学受験生の小論文、現代文の指導につながるかたちで小学生の作文の勉強を位置づけています。小学生のときに上手な作文を書くことが目的なのではなく、大人になってからも必要な表現力と思考力を育てていくことが指導の目的です。

 国語の勉強は、学校で習う面よりも日常の生活の中で身につける面の方がずっと大きい特殊な勉強です。英語や数学は、学校や塾で勉強すればそれに応じて成績は上がりますが、国語は、生活の中で年齢に応じた読書や対話の習慣をつけていかなければ塾や学校でいくら勉強をしても、その効果は限られています。

 小学校の低学年の時期は、この学習習慣を無理なくつけることのできる最も大事な時期です。学校の勉強だけしていれば十分なこの時期に、家庭で毎日決まった勉強をする習慣をつけ、特にその中でも年齢に応じた読書の習慣をつけていくことが、その後の勉強の進み具合に大きく影響します。

 言葉の森では、毎日の自習として、1日10分程度の暗唱の自習を生徒にすすめています。よい文章を暗唱できるということは、そのまま自分が書く作文にも自然にその文章のリズムを応用していくことができるということです。現代は、知的に理解すればそれで終了というかたちの勉強が多いので、暗唱の効果ということはなかなか理解されにくいようですが、国語の学習はほかの教科の勉強とは異なり、頭で理解するだけでなく心でまるごと感じとるという要素が必要ですので、ぜひ毎日の自習に取り組んでいってくださるようお願いします。

 また、読書は低学年のうちに毎日の習慣として身につけておくものです。習慣として定着させるためには、本を読む日があったり読まない日があったりするような読み方ではなく、毎日欠かさず読むということが必要です。自分で読むことがまだ難しいうちは、お母さんやお父さんが読んで聞かせてあげてください。


アカシア


■■新小4~新小6は、作文教室と塾との両立を
 現在の受験体制のもとでは、高学年になるにつれて、塾などに通わないと学習がしにくくなるという状況があります。しかし、学習の主体はあくまでも家庭学習にあります。家庭学習での主体性がないと、塾のスケジュールに流されたり、志望校の受験とは部分的な関係しかない偏差値に左右されたりしてしまいます。

 小学生も高学年になると、塾に通う時間が増え、一時期、言葉の森との両立が困難になることがあります。しかし、両立が困難な時期は、大体数カ月で終わり、そのあとは、時間的に忙しくはなるものの、再び同じようなペースで学習を続けていけるものです。

 作文の学習は、ちょうど高学年から「説明文」「意見文」の段階に入り、思考力を要求されるようになります。この段階の学習は学校などでもあまりなされず、本格的な国語力をつける点でとても重要なものです。

 言葉の森では、曜日や時間の変更は、随時できるようになっています。また、通信指導による学習も、他の教室の通信指導と比べて、きわめて継続しやすいものになっています。高学年になり、塾の時間が増えて忙しくなった方も、曜日や時間の変更によってできるだけ両立させる工夫をしていってくださるようお願いします。ただし、塾によっては言葉の森との両立が時間的に困難になるところもあります。そのためにやむをえず退会される場合は、中学入学後のなるべく早い時期に再開されることをおすすめします。


タラ


■■新中学生の作文学習は小論文の前段階です
 作文力、読解力のうち、意見文を書く力と論説文を読みとる力は、中学生以降に本格的にのびる分野です。小学生の間に既に意見文を書いたり読んだりする段階にまで進んでいる生徒もいますが、全体的にみて、構成の形式を身につけたり文章を要約をしたりすることが精一杯で、内容のある意見文を書ける生徒は限られています。これは、表現力、読解力に、まだ、本人の内面的な成長がともなっていないためです。

 小学6年生までに学習する生活文中心の作文と物語文中心の読書は、作文力、読解力の半分にすぎず、もう半分は、中学生以降の意見文、論説文の練習によって完成します。

 しかし、実際には、中学、高校では、作文、読書の学習はほとんどなく、あるとしても、その多くは、小学校の延長のようなかたちでおこなわれています。また、中学生の時期は、作文の学習がいちばん続けにくい時期でもあります。その理由は、(1)中学生の時期が、無邪気に出来事を書くわけにもいかず、かといって、自由に意見文を書くほどには語彙が充分ではないという過渡的な時期にあたること、(2)宿題や定期テストなど、外から拘束される勉強の時間が比較的多くなり、自主的な勉強の時間がとりにくくなること、(3)中学校自体も、作文や読書の指導をほとんどしなくなるので、学習の意義やきっかけを見つけにくくなること、などという事情があるからです。

 現在の受験体制のなかで行なわれる勉強は、人生にとって価値のある分野というよりも、点数の差がつきやすい分野に重点が置かれがちです。基礎的な知識を身につけるという点で、点数で測られるような勉強も大切ですが、生涯にわたって役立つのは、考える力、読書する力、発表する力など、点数の差のつけにくい、したがって現在の受験体制の中では、重点の置かれにくい分野です。

 しかし、最近では、大学入試でも小論文や面接が重視されてくるなど、単なる知識の量よりも、それらの知識を活用する力を評価するようになってきました。中学生での作文、読書の学習は、小学生の学習の延長としてではなく、高校生以降の小論文学習や論説文読書の先取りであるという前向きの姿勢をもって取り組んでいくことが大切です。

 中学生が、作文、読書の学習を継続していけるように、当教室では、学習の時間に弾力性をもたせています。具体的には、(1)曜日や時間の変更や振替は、いつでもできるようにしています。(2)テスト期間中の欠席は、その前後にふりかえることができるようにしています。(3)ホームページの動画によるヒントなどを充実させ、先生の説明を受けられないときでも作文を書けるようにしています。

 3月から4月にかけては、決まった時間に授業を受けることがむずかしいことも多いと思いますので、出席できるときに出席するというかたちにして、新しい生活のペースを早く作っていってくださるようお願いします。


中学生から受講料が変わります
 小学生までの受講料は8,200円でしたが、中学生からは受講料が8,700円になります。4月の引き落とし分から受講料が変わりますので、ご了承ください。


マキ


■■新高校生は、大学受験問題を中心に学習をしていきます
 高校生は、大学入試に対応した、より難しい小論文課題になります。
 入試に対応できるように、字数だけでなく時間も意識した書き方をしていきましょう。


高校生からも受講料は変わりません
高校生からの受講料は、引き続き中学生と同じ8,700円です。

ワタスゲ


■■課題項目一覧表

◆表はウェブでごらんください。
https://www.mori7.com/mori/mori_web.php?ki=20130203.1#18733

■■受験コースの作文小論文指導は、中学入試4か月前、
 高校入試3か月前、大学入試2か月前から

 中学受験で作文を使う場合は、受験日の属する月の4ヶ月前から切り替え可能です(例えば、2月初旬に試験がある場合は10月1週から1月4週まで)。
 高校受験は3ヶ月前から大学受験は2ヶ月前からです









アンケート FAX 0120-72-3987(24時間受付)

 ご質問、ご相談など自由にお書きください。 生徒氏名__________ 生徒コード_____


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 お電話によるご相談を希望される方は、ご都合のよい曜日、時間帯をお知らせください。
 事務局又は担当講師よりお電話を差し上げます。(ご相談の時間は10分程度です)

___曜日____時 ~____時

 ファクスは、この用紙全体のまま送っていただいて結構です。



















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