言葉の森新聞2013年10月2週号 通算第1292号
文責 中根克明(森川林)

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■■10月14日(月)は休み宿題(再掲)
 10月14日(月)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日午前9時-午後7時50分。電話0120-22-3987)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
 「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/index.php
 「ヒントの池」 http://www.mori7.com/mine/ike.php


■■課題フォルダのカレンダー10~1月分(再掲)
 課題フォルダの10~1月分のカレンダーを再掲します。(先週号のカレンダーの画像が薄かったため)

◆表はウェブでごらんください。
https://www.mori7.com/mori/mori_web.php?ki=20131002#19924

◆表はウェブでごらんください。
https://www.mori7.com/mori/mori_web.php?ki=20131002#19902

■■【重要】プレゼン作文発表会のお知らせ
(通信生対象。自由参加)

 10月4週は、清書とプレゼン作文発表会を行います。通信生は、プレゼン作文発表の参加は自由です。
 プレゼン作文に取り組む場合の手順は以下のとおりです。

1、まず、プレゼン作文発表会の見本の動画をごらんください。
http://www.mori7.com/as/1941.html
2、9.4週の清書をもとにプレゼン作文を作ります。(9.4週が使いにくい場合は、他の週のものになってもかまいません。)
(1)絵や写真や音楽を用意し、ご家庭でビデオで撮影し、youtubeにアップロードします。
(2)アップロードしたyoutubeのアドレスをお知らせください。
http://www.mori7.com/youbou.html
(3)10.4週以降(11.1週になると思います)に、学年別の発表会のサイトに掲載します。(掲載するのは、動画とペンネームと学年のみ)
http://www.mori7.com/hpk/


■■【重要】プレゼン作文発表会のお知らせ
(通学生対象。全員参加)

 10月4週は、プレゼン作文発表会を行います。通学生は原則全員参加です。ただし、通学生で受験コースの生徒の場合は自由参加で、10.4週の分の授業を別の日に振替してください。
 プレゼン作文に取り組む場合の手順は以下のとおりです。
1、まず、プレゼン作文発表会の見本の動画をごらんください。
http://www.mori7.com/as/1941.html
2、9.4週の清書をもとにプレゼン作文を作ります。(9.4週が使いにくい場合は、他の週のものになってもかまいません。)
(1)発表に使う絵や写真を用意し、バックに音楽を流す場合はその音楽のあるyoutubeのURLを決めておいてください。(絵や写真のサイズ、枚数は自由)
(2)10.3週(10/15~10/21)までに、発表会に使う絵や写真を教室に持って来てください。音楽がある場合はそのURLのメモも持って来てください。絵や写真や音楽は、後日メール添付で送ってくださっても結構です。
(3)教室で絵や写真を拡大プリントにしてお渡しします。
(4)家庭で拡大プリントを貼り合わせ発表の準備をしてきてください。
(5)10.4週に教室で発表会を行います。ご家族も参加できます撮影などは自由です。
(6)10.4週以降(11.1週になると思います)に、学年別の発表会のサイトに掲載します。(ただし、掲載は保護者の許可を得たもののみ。掲載するのは、動画とペンネームと学年です)
http://www.mori7.com/hpk/


■■プレゼン作文の見本(なね先生)

 10月4週に行うプレゼン作文発表会の見本です。
http://www.youtube.com/watch?v=hBhx20M1hvw


 生徒が用意するものは、次のとおりです。
【通学生の場合】(全員参加)
1、プレゼンに使う絵や写真を数枚。(サイズはA4横以下に統一してください。教室で、絵や写真を拡大プリントして大きい紙芝居風の絵にします。)
2、バックに音楽や音声を流す場合は、そのyoutubeのURL。
3、実物をみんなに見せる場合は、その実物を当日。
4、原稿はなるべく見ずに発表できるようにしてきてください。
【通信生の場合】(希望者のみ参加)
1、通信生は、自宅で動画を撮影し、それをyoutubeにアップロードし、そのURLを言葉の森にご連絡ください。
2、見本の動画にあるような形で、絵や写真や実物や音楽を動画で流しながら、作文を朗読します。
 ご質問やご相談は、オープン教育の「プレゼン作文発表会」の掲示板で受け付けています。
http://www.mori7.com/ope/index.php?b=1&k=6
【そのほかの見本】
http://www.youtube.com/watch?v=8PVlkImLhbU (いと先生)
http://www.youtube.com/watch?v=TwkG6MvhXy8 (みり先生)
http://www.youtube.com/watch?v=Yx0n9vAmqo0 (かん先生)
http://www.youtube.com/watch?v=1D8K5WZVJ38 (じゅん先生)


■■受験コースの課題に取り組まれている皆さんへ

 受験コースの課題は、次のように勉強してください。
1、授業のある日までに、毎日課題を音読し(感想文課題の場合)、内容を自分なりに把握しておいてください。
2、授業のある日の前までに、家族でその課題について話し合いをしてください。生徒が長文の内容を説明し、お父さんやお母さんがそれについて体験談の似た例などを中心に話してください。その際、説明がうまくできなくても決して注意などはせず、また、話し合いも相手の言ったことを批評するようなことはせず、似た例を出し合う形で楽しく進めてください。
3、授業の電話のあと、作文はすぐに書くようにしてください。時間の制限をする必要はありませんが、かかった時間は記録しておきましょう。作文は次の日に持ち越さず、必ずその日のうちに仕上げてください。
4、作文が返却されたら、家族全員でよりよい実例や表現に直して、模範となるような作文を作っておいてください。これはきれいに清書する必要はないので、赤ペンなどで直しておけば結構です。先生に再提出する必要はありません。この模範作文をストックしておくことが試験前の勉強の中心になります。
5、受験作文についての質問は、オープン教育の「受験作文小論文」で受け付けています。勉強を進める上での質問や相談などがありましたらお気軽におたずねください。


■■宿題で勉強するよりも、家庭学習で自主的な勉強

 学校や塾で宿題が出ると、子供たちは家でも勉強するようになります。学力がつくのは、学校や塾で授業を聞いているときではなく、家で宿題をやっているときです。だから、宿題をきちんとやってくる子は、必ず成績が上がります。
 ところが、宿題があるから勉強するというやり方に慣れてしまうと、宿題がないときは勉強しなくてもいいような気になってきます。強制的にやらされるというのは、一見能率がいいように見えますが、長期間の自覚的な勉強には向かないのです。
 学力テストのたびに上位に名をつらねる県に共通しているのは、祖父母と同居しているので、学校から帰ると家庭学習をしてから遊びに行くような習慣ができていることです。
 都会では、核家族で共働きの家庭が多いので、家庭学習の仕組みを作るのは難しいのですが、それも工夫次第です。それぞれの家庭が実態に合わせながら、子供が家で勉強する仕組みを作っていくことが大事です。そして、宿題がなくても勉強するようになるのがいちばんの理想なのです。
▽関連記事
「決まったことをきちんとさせ、そして褒めること」
http://www.mori7.com/as/1794.html


■■科挙化する入学試験

 科挙は、1400年前の随の時代に、コネや賄賂によらない公平な官吏選抜試験として行われました。最初は、その公平性に効果がありました。
 しかし、全国の秀才がこぞって科挙に取り組むようになると、差をつけるための試験は「重箱の隅」化していきました。初期の試験では、優秀な若者が合格していましたが、やがて勉強だけができて、たくましさや創造性に欠ける若者の方が合格するようになったのです。
 同じことが、今の入試選抜にも表れてきています。だから、この入試に過剰に適応しないことです。大事なのは、勉強は一応できていればよいというぐらいにして、成績に表れない能力や感受性をもっと育てていくことです。
 今、小中学生の子をお持ちのお母さんやお父さんは、周囲の同学年の子供とつい成績を比較してしまうと思いますが、今の成績などはあてになりません。本人が自覚して取り組むようになる高校生以降がすべてです。
 小中学生のころは、その土台を作るための時期です。そして、その土台とは、勉強だけでなくバランスの取れた人間力なのです。
▽関連記事
「創造する子供たち、対話のある家庭、自助の教育 3」
http://www.mori7.com/as/1573.html


■■できる問題は皆同じようにできるが、できない問題は人それぞれにできない

 元気な人は皆同じように元気だが、元気でない人はそれぞれに元気がない。(どこかで聞いたようなセリフだなあ)
 他人からいい方法を聞いて、そのとおりにやっても同じような成果が出ないことがあります。それは、方法は同じでも、その方法以外のところで人それぞれに違いがあるからです。そして、その違いは、本人でなければわかりません。
 勉強でも同じです。合っているところは、皆同じように合っていますが、間違っているところは人それぞれの理由で間違っています。そのそれぞれの理由を見つけて、それぞれにできるようにするのが勉強です。
 そういう勉強は、小中学生の場合は親が、高校生以上の場合は本人がやらなければできません。(高額の家庭教師なら別ですが)だから、勉強は家庭でするのがいいのです。
▽関連記事
「国語の成績を上げるために――読解問題の解き方、記述の仕方」
http://www.mori7.com/index.php?e=1795


■■まず自信を持たせ意欲を育てること

 必要なことであっても、時機があります。子供が作文を書いたとき、字の間違いや文のおかしいところに気づいたら、それをすぐに注意して直すべきではありません。
 大事なことは、まず子供が書くことに自信を持ち、多少の批評も前向きに受け入れられるようになるまで待つことです。そして、気長に文章を読む練習をしているうちに、作文の欠点は自然に直ってしまうことが多いのです。
 「間違い→直す」という単純なことなら誰でもできます。しかし、そうすると、大抵は、「直す→自信を失う→苦手になる」となるのです。
 先を見る目がある人は、「間違い→よいところを褒める→自信を持たせる→直す時機が来たら自然に直る」というやり方をします。よいところを伸ばしていけば、悪いところは自然に直っていくのです。
 それでは、もういろいろ注意ばかりして苦手にしてしまった子については、どうしたらいいのでしょうか。今からでも遅くありません。まず親や先生が手ほどきして、作文が楽に書ける状態を作り、そこで子供が書いた作文のいいところを褒めてあげるのです。
 作文の勉強は、子供の勉強だけではありません。親が、子供のよいところを認めて褒めるという親の勉強でもあるのです。



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