言葉の森新聞2020年4月1週号 通算第1605号
文責 中根克明(森川林)
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■■4月1日(水)から新学期
4月1日から新学期が始まります。
教材の説明は、課題フォルダの表紙の裏側に書いてあります。また、勉強の仕方の説明は、「学習の手引」に載っています。
http://www.mori7.com/mori/gate.php
■■4月の読解検定は無料――東洋経済オンラインで読解力の本紹介
東洋経済オンラインで、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」が紹介されました。
↓
「国語の「読解が甘い子」が激変する具体的な方法」
https://toyokeizai.net/articles/-/338023
この記事をごらんになり読解問題の解き方のコツを知りたいという方も多いと思いましたので、4月の読解検定は、無料でどなたでも参加できるようにしました。
学年は、小学1年生から高校3年生までですが、お父様お母様などご家族の方もご希望の学年で受けられます。
また、お知り合いのお友達などがいましたら、この機会にぜひご紹介ください。
通常は、学校や学習塾などの団体受検も受け付けていますが、4月の読解検定に限り団体受検はなしとしますので、受検される方は個人別でお願いします。
参加お申し込みは、ホームページのフォームからお願いします。
https://www.mori7.com/jform_pre.php?f=dks202004
なお、3月に、「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」を出版しました。
これは、小学4・5・6年生の勉強と生活について書かれたもので、小学生のお子様をお持ちの方には参考になると思いますので、併せてごらんいただけるとよいと思います。
■■新型コロナウイルスとこれからの教育
新型コロナウイルスの問題は、日本では収束しつつあるように見えますが、世界的に見ると、これまでよりも拡大し悪化しているように見えます。
この間、この問題についての対策をずっと考えてきましたが、それを今後の教育と関連させてYouTubeにアップロードしました。
https://youtu.be/_qHuN5YiZPc
この動画は約40分の長いものです。
私は、YouTubeを見るときは2倍速で見ているので、そういう方も多いと思います。
しかし、2倍速でも、この動画は約20分かかります。
そこで、文章をななめ読みする形でも概要を把握できるように、動画の音声をテキスト化したものを下記の掲載します。
ただし、このテキスト化は、Googleドキュメントの機能を単純に利用したもので、それに句点と段落をつけただけのものですから、誤字などはたくさんあります。
そのことをご了解のうえ、ななめ読みしてくださるとよいと思います。
なお、今後、YouTubeを新しい情報発信媒体として生かしていきたいと思いますので、ご関心のある方はぜひご登録をお願いします。
■■読書は学校の勉強よりも大事で、熱中することが読書の条件
ややオーバーなタイトルですが、これは本当です。
読書力のある子は、いざ勉強を始めると、ぐんぐん力をつけていきます。
読書をあまりせずに勉強を中心にしていた子は、低中学年のころはそれなりにいい成績を取ってはいても、ほかの子も同じように勉強を始めるようになると、次第に成績も伸び悩んできます。
だから、読書と勉強という問題の立て方自体に問題があるのです。
読書と勉強の両方に共通するのは、思考力です。
読書には、この思考力ほかに共感力を育てる要素もありますが、勉強と共通するところは思考力です。
思考力を基準にして考えると、学校で行われている勉強の多くは、知識を付け加えたり、解き方に慣れたりすることであって、思考力とはあまり関係がありません。
ところが、学校のテストは、その知識や解き方を問う問題が中心ですから、勉強をしている子は成績がよくなるのは当然です。
ここで、多くの人は錯覚してしまうのです。
成績を上げるためには、勉強をしなければならない。
間違いを直すことが勉強だと。
しかし、本当の勉強は、思考力をつけることです。
この思考力は、テストのような表面的なものにはなかなか表れません。
表れるのは、その子の作文や対話の中でです。
昨日の保護者懇談会で、ちょうど読書の話が多くでましたので、読書の大切さについてYouTubeに動画を載せました。
https://youtu.be/g3kI4-YR0Lo
■■算数・数学を得意にする勉強法――昨日の保護者懇談会から
普通に学力のある子なのに、算数・数学が苦手だという子がよくいます
それは、勉強の仕方が違っているからです。
学校や塾の先生は、勉強は教えますが、勉強の仕方は教えません。
だから、家庭で、お母さんが正しい勉強の仕方を教えてあげるといいのです。
▼算数・数学を得意にする勉強法【動画】
https://youtu.be/Rr15rovUiCo
■■作文だけ×の評価になった子の話
昨日3月26日の保護者懇談会で、新小6の生徒のお母さんから、「学校の成績表で、作文だけ×の評価がついていた」という話がありました。
これは、実は意外とよくある話で、その理由は、先生がやきもちを焼いているということなのです。
勉強を教えることに関しては、塾に負けるかもしれないが、作文のような勉強以外の分野については、まだ学校の方が分があると考えているか、あるいは、考えたいということなのだと思います。
問題は、この×をつける評価が、子供にとってどういう教育的効果があるかということです。
×をつけられて、ではこれからがんばろうと思う子はいません。
どうしたら○になるかを教えて、それができたら褒めるというのが先生という役割の人のすることです。
そのためには、子供にもわかるような「○になる方法」という指導法の知識を持っていなければなりません。
評価といものは、指導と結びついて初めて意味あるものになるのです。
https://youtu.be/_Idn6zQ7yEo
■■作文で親子の仲が悪くなるという話
作文の勉強をしていて親子の仲が悪くなったという話を聞きました(笑)。
作文には、その子の勉強や生活や人間関係の最も象徴的なものが表れます。
作文がよく書けるときは、勉強も生活も順調に行っているときです
作文が書けないときは、勉強も生活もうまく行っていないときです。
作文で親子関係が悪くなるのは、勉強と生活で親子関係に問題が出てきているためです。
その最も大きな原因は、子供が自立しようとする時期に、親がまだ子供をコントロールしようとしていることです。
逆に、作文に毎回、お母さんやお父さんへのの面白い取材をしてくる子がいます。
それは、生活全体で親子関係がうまく行っているということです。
作文の勉強がうまく行くことをひとつの基準として子育てをしていくことが大事です。
https://youtu.be/eew1NqX3_UI
■■プログラミングや英語は手段。目的は……
プログラミングにしても、英語にしても、その他の習い事にしても、それらを学ぶこと自体は楽しいものです。
しかし、その楽しさの延長で、将来もそれを生かした仕事をしたいと思ってしまうと、それは少し違うのです。
自分の本当にしたいことは、本当はもっと別のことであることが多いのですが、それを探さずに自分の今できることを目的にしてしまう人が多いのです。
プログラミングを仕事にしている人は多いと思いますが、それを自分の子供にもさせたいと思う人は少ないはずです。
プログラミングは、自分が何か本当にしたいことを実現するためのひとつの(重要な)手段で、それ自体が仕事や目的になって楽しいと思うのは、ごく限られた人たちだけなのです。
https://youtu.be/Rm-obMSLhGM
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