言葉の森新聞2025年8月4週号 通算第1864号
文責 中根克明(森川林)

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■■8月29日(金)・30日(土)・31日(日)は休み

 8月29日(金)・30日(土)・31日(日)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。

■■2025年8月保護者懇談会資料
■1.夏期講習と夏期振替
 8月は夏期休業の期間があったため、午前中に夏期振替の時間を設定しました。
 また、(振替はできない)夏期講習の時間も設けました。
 今回の取り組みは小規模でしたが、希望があれば来年からはもっと本格的に取り組む予定です。

■2.2泊3日のサマーキャンプ
 8月のお盆の時期に2泊3日のサマーキャンプを行いました。
 あとで生徒限定の動画をアップします。
 参加者は、のべ約40名でしたあ。
 日程と集合場所の関係で、高学年・中学生の生徒の参加と、保護者同伴の参加が多かったです。
 那須の合宿所の近くにある那珂川は、安全な川遊びができるところで、浮き輪で川下りをするなど楽しく遊びました。
 勉強は、作文感想文はみんなしっかり書きました。
 勉強は、あまり進まなかったと思います。
 暗唱は、最初のところはみんなできました。コツが分かったのでこれから家庭で続けていくといいと思います。
 6年ぶりの合宿再開だったので、炊飯ができなかったりパソコンが使えなかったりといろいろトラブルがありました。
 しかし、現地で運転をしてくれる人や掃除をしてくれる人がいたので、次回からはもっと本格的にできると思います。
 オンラインクラスでも、生徒どうしの交流はありますが、実際にリアルで交流するとより親しくなる機会ができると思います。

■3.10月から作文検定を本格募集
 主に、外部生中心に、作文検定を10月から募集します。
 言葉の森の生徒も受検できます。
 当初、言葉の森の生徒の作文指導と同じように小6以上は1200字2時間と指定していましたが、初めての受検者にとっては基準が高いと思われたので、600字1時間としました。

■4.推薦図書検定を計画中
 小学生はよく本を読んでいますが、中学生・高校生は、読む本が軽い物語文の本が多い傾向があったので、推薦図書を決め、その図書の選択問題・要約・感想文を書くかたちの推薦図書検定を行う予定です。
 すでに、AIを利用した検定システムは特許申請しています。
 推薦図書の一覧についても原案はできていますが、今後多くの方の要望を取り入れていく予定です。

■5.勉強のデータの可視化
 勉強のデータは可視化・グラフ化する必要があります。
 以前、「森からゆうびん」で、作文や読解検定や自習の表やグラフを作成し送っていましたが、サーバー移転によりプログラムのあちこちが使えなくなっていたため、しばらくデータの可視化ができていませんでした。
 今後、作り直す予定ですので、しばらくお待ちください。

■6.小学校低学年は、字の多いしっかりした本を読む
 小学校低学年の生徒の読んでいる本を見ていると、以外に絵本のようなものが多いです。
 絵本は、中身はいいのですが、文章を読む量が少なくなります。
 「講談社青い鳥文庫」などは、全部の漢字にふりがながついています。
 子供は、ひらがなで文字さえ読めれば、普通の本でもどんどん読みます。
 低学年の生徒は、できるだけ本格的な本を読むようにしてください。

■6.2.小3までは日本語中心に
 小学3年生までに大事なのは日本語です。
 小3までに、日本語が母語として形成されるからです。
「日本人の脳: 脳の働きと東西の文化」角田忠信著
 幼児期から英語の勉強をするのは、遊び程度にやるのはいいのですが、本格的に英語の勉強をすると、日本語も英語もどちらも中途半端になる可能性があります。
 英語を勉強するのは、日本語が確立した小学4年生以降がいいと思います。

■7.小学校中学年は、親のコントロールを少なくし自主性を生かす
 小学校低学年のころから親がしっかり面倒を見てきた子は、読書力も学力も発表力もあります。
 しかし、子供が親の言うことを素直に聞くのは小学2年生のころまでです。
 小学4年生になると、子供は自立して自分の考えで行動するようになります。
 こういう年齢の変化を考えて、親は子供が小学3年生になるころから、コントロールを少なくし子供の自主性を生かすようにしていくといいです。

■8.小学校高学年は、親子の対話が充実する時期
 小学校高学年からの作文は、中学入試問題レベルの説明文の感想文が中心になります。
 作文を書く前の準備として、親が子供に似た例を話してあげると、子供の語彙力・思考力が伸びます。
 子供は中学生になると、親子の対話をしなくなりますから、小学5・6年生の間に、たっぷり対話をしてください。

■9.中学生は、勉強の中身を親が知っておく必要がある
 中学生になると、勉強面は本人にまかせてしまいがちです。
 しかし、親が子供の勉強の中身を理解しておく必要があります。
 定期テストなどのあとは、ただ点数を見るだけでなく、一緒に問題を解いてみると、子供がどういう勉強をしているかわかります。
 これは、中学1年生のころからやることが必要です。

■10.高校生は勉強だけでなく人生の話を
 高校生になると、大学入試の話が中心になります。
 しかし、これからは世の中が大きく変わります。
 どこの大学に入れるかということだけでなく、どういう人生がいい人生か、これからの社会はどうなるかというようなことを反す機会を作るといいと思います。

■11.YouTubeからAIになる可能性がある
 今は、YouTubeへの依存症が問題になっていると思います。
 今後は、AIへの依存症が生まれることが考えられます。
 AIは、聞きたいことの答えを的確に教えてくれます。
 しかし、大事なことは答えを聞くことではなく、自分なりの創造をすることです。
 子供には、いつも創造を考えて勉強するように伝えていくといいと思います。


■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。


清書の意義と方法
 清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
 内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。

 書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。


清書の投稿
 清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。

 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。

●小学生新聞の投稿先

■104-8433 東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係

■100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日小学生新聞「さくひん」係

●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に

 新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
 その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。

※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。













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