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言葉の森新聞2004年2月4週号 通算第828号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.作文用紙4枚まで切手80円。5枚以上90円
  ■2.アンケートのお願い
  ■3.朝小・毎小に毎週掲載
  ■4.清書の書き方と投稿の仕方
  ■5.作文の丘からの項目は、<<構成>><<題材>> <<表現>><<主題>>でも可
  ■6.ビデオ放映を開始
  ■7.1月の学級新聞より かもの先生
  ■8.1月の学級新聞より なら先生
  ■9.1月の学級新聞より ななこ先生
  ■10.1月の学級新聞より むり先生
  ■11.1月の学級新聞より いしみ先生
 
言葉の森新聞 2004年2月4週号 通算第828号
文責 中根克明(森川林)

枝 1 / 節 2 / ID
1.作文用紙4枚まで切手80円。5枚以上90円 枝 4 / 節 3 / ID 5652
 作文を郵送する場合の料金の目安は次のとおりです。
 作文用紙1〜4枚+封筒用紙=80円
 作文用紙5〜10枚+封筒用紙=90円
枝 6 / 節 4 / ID 5653
作者コード:
2.アンケートのお願い 枝 4 / 節 5 / ID 5674
 アンケート用紙を同封しています。特に記入事項がない場合はご提出いただかなくても結構です。アンケートの「ひとこと」の欄は、ホームページの「父母の広場」に匿名で掲載させていただきます。
 ホームページにも、アンケート用のフォームを設置しております。
http://www.mori7.com/hubo/
枝 6 / 節 6 / ID 5675
作者コード:
3.朝小・毎小に毎週掲載 枝 4 / 節 7 / ID 5654
 清書を自宅から投稿していただくようにしましたが、この数カ月毎週のように、朝日小学生新聞や毎日小学生新聞に、言葉の森の生徒のだれかの作文が載っています。
http://www.mori7.com/taki/
 気にいった作品がありましたら、清書の週にかぎらず、自宅から新聞社に投稿してください。
枝 6 / 節 8 / ID 5655
作者コード:
4.清書の書き方と投稿の仕方 枝 4 / 節 9 / ID 5656
 清書の仕方はいつもと同じです。
 初めて清書をする人のために、以下、清書の仕方を説明します。

 毎月第4週は清書です。担当の先生の説明を参考にして、返却された作文の中から自分でいちばんよいと思うものを選び、作文用紙に清書してください。(一度清書したものは、清書しないように注意してください。また、ほかの人の作文を写して清書にすることのないようにしてください)
 清書はできるだけ黒のペンで書いてください。訂正には住所シールの余白を使うと便利です。
 ・油性のボールペンよりも水性のボールペンの方が、紙との摩擦があるので書きやすいようです。
 ・鉛筆書きのときのように下敷きを敷くと、紙との摩擦が減り書きにくくなります。下敷きを使わない方が書きやすくなります。
 ・黒のペンで書きにくい場合は、濃い鉛筆で書いてもかまいませんが、プリントが薄くなることがあります。
 生徒コードの欄には、住所シールの生徒コードを切り取って、はってください。手書きで書く場合は、ていねいに書いてください。
 新しく教室に入ったばかりの人は、返却されている作文がない場合もあります。また、返却されている作文の中に清書するものがない場合もあります。そのときは、自由な題名で作文を書いて送ってください。
 清書は、3〜6人のグループ(広場のグループ)ごとにプリントして、翌月の4週に、「山のたより」と一緒にお渡しします。この清書は、インターネットの山のたよりでも見ることができます。
 用紙の空いているところには、絵などを書いて楽しい清書にしてください。絵は、ペンではなく濃い鉛筆でかいてもかまいません。色はプリントには出ません。
 感想文を清書する場合は、最初の「三文抜き書き」や「要約」はカットするか、簡単な説明に変えておく方が作品としてまとまりがよくなります。
 中学生以上の人が清書を新聞社に送る際の字数の目安は、500字程度です。長すぎる場合は、新聞社の方でカットされて掲載されることがあります。字数を縮めるときは、いろいろなところを少しずつ縮めるのではなく、段落単位でまとめて削るようにしていきましょう。第一段落の要約と第三段落の社会実例は削除し、名言や書き出しの結びなどの表現の工夫も削除し、第二段落の体験実例と第四段落の意見だけでまとめるようにするといいと思います。
 清書は、ホームページから送ることもできます。作文をホームページから送るときと同じように送ってください。
 よく書けた清書は、自分で新聞などに投稿してください。二重投稿になる可能性があるので、教室の方からの投稿はしません。(港南台の通学生徒の場合は、教室から投稿します)
 手書きで清書を書いている人は、その清書をコピーして、原本を投稿用に、コピーを提出用にしてください。
 パソコンで清書を送信している人は、その清書をワードなどにコピーして投稿用にしてください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(ペンネームで書いている場合は本名に訂正しておいてください)
(2)学年
(3)自宅の住所
(4)自宅の電話番号
(5)学校名とふりがな
(6)学校所在地(町村名までで可)
●朝日小学生新聞の住所
 104−0045
東京都中央区築地5−3−3
朝日小学生新聞
ぼくとわたしの作品係 御中
●毎日小学生新聞の住所
 100−8051
東京都千代田区一ツ橋1−1
毎日小学生新聞
さくひん係 御中
枝 6 / 節 10 / ID 5657
作者コード:
5.作文の丘からの項目は、<<構成>><<題材>>
<<表現>><<主題>>でも可
枝 4 / 節 11 / ID 5658
 作文の丘から作文を送信する際のキーワードに、<<構成>><<題材>><<表現>><<主題>>を追加しました。
 ただし書きを入れると文章の流れが中断してしまうようなときは、この新しいキーワードを使ってください。

(例)これまでの書き方
「やったあ!」ぼくはとびあがりました。(書き出しの工夫)
(例)これから可能な書き方
「やったあ!」ぼくはとびあがりました。<<構成>>

 このように書くと、<<構成>>という文字列の部分が、ホームページに表示される文章の上では絵の実になるので、読みやすくなると思います。
枝 6 / 節 12 / ID 5659
作者コード:
6.ビデオ放映を開始 枝 4 / 節 13 / ID 5660
 新年度から、港南台の教室の授業の様子をビデオで撮影しインターネットで放映します。それぞれの学年の課題ごとに10分ほど放送をしますから、通信で受講している生徒のみなさんも、授業を見てからその日の作文を書くということができるようになります。
 重いファイルなので、ブロードバンドでないと見られません。また、アクセスがが混み合わないように、見られるのは生徒だけに限定します。
 現在、実験中のページをごらんになりたい方はどうぞ。Windows98以上、InternetExplorer6、MediaPlayerの最新バージョン、で再生できることを確認していますが、その他のOSや再生ソフトではまだ確認していません。
http://www.mori7.com/mine/oto.php
枝 6 / 節 14 / ID 5661
作者コード:
7.1月の学級新聞より かもの先生 枝 4 / 節 15 / ID 5662
 これは、わたくしがしまってある記事の切り抜きの写しです。目を見開いて読んだ記事です。娘二人をニューヨークの公立小中校に通わせた母親の経験を語ったものです。
 4年生くらいになると、ペーパーバックを毎日2、30ページ読まされ、内容を書く宿題が出される、というのですね。読んだ感想や考えを自由に書くもので、字数は制限なし。先生が自宅に持ち帰って添削し、評価して返ってくる。
 社会科で米国史を学んでいれば、それと連動して植民地、奴隷制度などがテーマになる。つらかったのは、本の抜き書きが許されず、必ず自分の言葉で書かなければならなかったこと。一度用いた表現は二度使うなと教えられていたようです、といいます。
たとえば、「泣く」であれば、声を出して泣くcryなのか、涙を流して泣くweepなのか、すすり泣くsobなのか、嘆き悲しむmoanなのか、 そのあたりまで要求される。こんな作文教育が行われている、というのです。
 低学年でそこまでやる国語教育への考え方というものについて、彼我の違いを思うばかりです。「言葉の森」で鍛えるしかない、と私は思っています。
枝 6 / 節 16 / ID 5663
作者コード:kamono
8.1月の学級新聞より なら先生 枝 4 / 節 17 / ID 5664

 我が家で購読している新聞に「高校生学力テスト・学習意欲アンケート」についての記事が掲載されました。数値として示されたものも、また、それに対する分析やそれぞれの立場からの見解も、たいへん興味深いものでした。
 言葉の森の仕事に関わるものとして気になったことがあります。理系科目に比べ、比較的正答率が高かった(期待した正答率を上回った問題数が多かった)国語・英語についての分析です。文科省のコメントには、「国語:意見を筋道立てて述べる力や、自分の考えを深めたりまとめたりする力は不十分。」「英語:相手の話しかけにこめられた意図をとらえて適切に応答する力は不十分。内容的にまとまりのある一貫した文章を書く力が不十分。」とありました。論理的な思考力と伝達能力が欠如しているということです。理系科目の成績がかなり深刻な状況であるということも、単に教科の性質の好き嫌いではなく、これらの力が根底にないためではないかと、私自身は考えました。
 日本語で書かれた、ある程度のレベルの文章を読めないということは、一例を挙げれば、英語の訳文を読んでも理解できない、ということです。そういう状態で、果たして英語で書かれた同レベルの内容の文章が理解できるでしょうか。また、他教科の教科書や参考書の内容以前に、書かれた日本語が理解できるかも不安です。日本語の文章をしっかり理解することは、すべての学びの基本になるはずです。(日本語圏で育ち、生活するのであれば)
 「作文」は、やったことの即効性がないと思われ、取り組みが後回しになるケースが多いようです。その風潮の中で、言葉の森を通して、作文に取り組んでいる生徒、そして、生徒を支えてくださっている保護者のかたがたは、この問題点に正面から立ち向かっているのだという思いを強くしました。
 論理的な思考を身につけるのは、日ごろの習慣がモノを言います。私が電話指導で心がけていることは、生徒に「どうして?」と問いかけることです。
 生徒「ぼくはおふろきらい。」
 なら「へぇ、そうなんだ。どうしてきらいなの?」
 生徒「だって、めんどうだから。」
 なら「何がめんどうなの?」
 生徒「体とか頭を洗うのが。」
 なら「では、おふろの中に入るのはきらいかな。」
こういう会話が進みます。自分の発言の理由・根拠を探らせるのです。これは、ご家庭でも比較的実践しやすいのではないでしょうか? コツは、最初に出た意見に対して、いい・悪いという判定をせずに、理由を尋ねることです。そうすると、子どもも理由を言いやすいようです。こういう積み重ねがないと、「さあ、論理的な文章を書きましょう。」と言われても、言われた子どもは何を書いていいのか、さっぱりわからないということになります。この積み重ねを無視して、「作文の勉強は即効性が云々」というのは、あまりにも虫がよすぎる話ですね。
 今回の記事には、他にも考えさせられることがたくさん書かれていました。ぜひ、この話題を、ご家庭の中でも話し合っていただきたいと思います。
枝 6 / 節 18 / ID 5665
作者コード:nara
9.1月の学級新聞より ななこ先生 枝 4 / 節 19 / ID 5666
みなさん、こんにちは。
一年で一番寒い時期がやってきました。寒さに弱い先生は、家の中で固まっていることが多くなりました。若くて元気なみなさんは、寒さに負けることなくきっと毎日元気いっぱい学校に通っていることでしょうね。今月も元気なパワーとキラキラ光る作文を先生にとどけてくださいね。

 先生は以前、シンガポールという国に住んでいたことがあります。世界地図で探しても、見つからないくらい小さな小さな国です。そこにはいろんな国の人が住んでいて共通の言葉はもちろん英語です。そこで先生もなんとか英語を話そうと思いました。なぜなら、いろんな国の人たちとお友達になりたかったからです。
 はじめは、「正しくきれいな英語を話さなければ」と、そればかり考えていました。でもある時、「外国人の友だちと話していても楽しくないな」と思いました。正しい英語を話すことばかり考えて、おしゃべりを楽しんでいなかったからです。それからは、(ちょっと格好悪いけれど)身振り手振りを使ったり、単語だけを並べてみたりと、とにかく一生懸命心をこめて話をするようにしました。そうすると、相手も一生懸命聞いてくれ、たくさん笑ってくれました。
 作文も同じなのではないかな? と思います。確かにきれいに整った文を書くことは大事なことです。でも、整った文を書くことばかりにとらわれてしまっては相手の心に響きません。自分の気持ちをなんとか伝えようと心の中から絞り出した言葉は、必ず心に届くと思います。思い切って、作文の中に「自分の心」をたくさん書いてみましょう。
今月の光る表現
れなちゃん(小3)
 早くおりるおじさんがいるので、電車に乗るとすぐ、はん人さがしみたいにさがします。おじさんを見つけたらぜったいにそばからはなれません。おじぞうさんみたいに立っています。
 【評】朝の電車の中で、席とりをするのはたいへんだ! まるで刑事(けいじ)のような目で、おじさんをさがしているのだね。おじさんがおりたあとに、すばやくあいた席にすわりこむれなちゃんのようすが、目に見えるようだよ。

ザイキ君(小4)
 「雪って空の上からカキ氷機でふらしているんじゃないの」という話をしました。
 【評】空の上からカキ氷機で雪をふらしているのかも? なんて、おいしそうな発想がすてきだなあ。
枝 6 / 節 20 / ID 5667
作者コード:nanako
10.1月の学級新聞より むり先生 枝 4 / 節 21 / ID 5668
 早いものでもう2月ですね。3学期は短いのですが、1年のしめくくりの学期ですから受験や進学だけでなく、4月の進級をひかえているみなさんにとって夢や目標について考えるのにいい時期だと思います。
 みなさんと電話で話をしていていろいろな夢を聞かせてもらうのは言葉の森の講師をしている最大の楽しみの一つです。「法律関係の勉強がしたい」とかなり具体的な夢を語ってくれた人がいます。本を書いてみたいと恥ずかしそうに教えてくれた人もいます。「大事な夢があるんだよ」と教えてくれたけど、どんな夢なのかどうしても教えてくれなかった人もいます。
 大きな夢でも小さな夢でも先生に教えてくれなくても、どれもすてきな夢ですね。
 さて、夢を本当にする第一歩は何だと思いますか。

 それは、夢を書くことです。みなさんの大事な夢を先生に教えてということではありませんよ。秘密の夢は秘密のままでかまわないのです。でも、自分だけのノートに自分の夢を書いてみましょう。最初は短い文しか書けないかもしれません。たとえば「サッカー選手になりたい。」「世界旅行をしたい。」「お金持ちになりたい。」
 そうしたら、次はどんなサッカー選手になりたいのか、どんな風に世界旅行をしたいのか、どれくらいのお金持ちになりたいのかを書いてみましょう。疲れたらまずは、ここまででOKです。
 次の日には目標のサッカー選手の名前や行きたい国の名前、お金持ちになったら買いたいものややりたいことを書いていきます。それからは自由に好きなときに自分の夢に関係あることをいろいろ書いていけばいいのです。ほら、そうすればどんどん夢が具体的になっていくでしょう?
 一番大切なのは書くことです。考えているだけではいけません。書くことによって考えは新しい力を持つのです。
 自分の夢をいろいろに書いてみてください。そして、よかったらちょっとだけ先生に教えてくれるととてもうれしいなぁ。
枝 6 / 節 22 / ID 5669
作者コード:muri
11.1月の学級新聞より いしみ先生 枝 4 / 節 23 / ID 5670
 皆さん、こんにちは。
寒さもきびしくなってきましたね。毎朝、お母さんに「早く起きなさい!」と言われてしまう人も多いのではないでしょうか。そういう先生も早起きがつらくて、目がさめても「朝が来てしまった。お弁当を作らなくては…。うーん。」などとあれこれ考え、なかなか布団から抜け出せません。 
ことわざに「早起きは三文の得」とありますよね。そこで、先生流の「早起きをして得すること」を考えてみました。「朝ご飯がたくさん作れて、たっぷり食べられる。」「家事が早く終わり、自分の時間をゆっくり使える。」「その日の予定がたてやすい。」などなど。こうしてみると、結局は「時間が有効に使える。」ということが多かったのです。

 最近、朝の空気が澄んでいるせいか、二階のベランダから丹沢の山々がとてもきれいに見えています。すると、不思議なことに先生は「あー、今日もきれいに見えるなあ。気持ち良い朝だなあ。」と気分までがすっきりしてきました。さらに思議なことには、気持ちに余裕も出てきて、朝の仕事がどんどんはかどっていったのです。そう、「早起きで得をすること」は「早く起きた分の時間」だけではなく、それよりももっと大切なこと「気持ちの良さ」なのですよね。気持ちが良ければ、前向きになれ、何でもうまくいくのです。たとえ、うまくいかなくても、「次はがんばろう」という気持ちになれるのですよね。
 皆さんも、起きられないときには「早起きは三文の得」ということわざを思い出して、自分流の「得をすること」を考えてみてください。でも、考えながら眠りに落ちないようにね。

枝 6 / 節 24 / ID 5671
作者コード:isimi
枝 9 / 節 25 / ID 5671
 
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