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言葉の森新聞2004年7月4週号 通算第848号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.清書の仕方で特に大事なこと
   ●1.清書は鉛筆書きでよくなりました。
   ●2.清書の左上にバーコードシールをはってください。
   ●3.バーコードシールはページの順に貼ってください。
   ●4.清書の提出は、授業のあった日の翌日の午前中までです。
  ■2.清書の仕方
  ■3.心について(しろ/しろ先生)
  ■4.「褒める」(イルカ/かこ先生)
  ■5.頑張る力(のり/いしみ先生)
 
言葉の森新聞 2004年7月4週号 通算第848号
文責 中根克明(森川林)

枝 1 / 節 2 / ID
1.清書の仕方で特に大事なこと 枝 4 / 節 3 / ID 6488
1.清書は鉛筆書きでよくなりました。 枝 5 / 節 4 / ID 6498
 7月の清書から、ペン書きではなく鉛筆書きでもよくなりました。ただし、できるだけ濃い芯の鉛筆で書いてください。 枝 6 / 節 5 / ID 6500
作者コード:
2.清書の左上にバーコードシールをはってください。 枝 5 / 節 6 / ID 6499
 清書の左上にバーコードシールを貼ってください。(手書きで書かないようにしてください)
 バーコードシールは、斜めにならないように貼ってください。
枝 6 / 節 7 / ID 6501
作者コード:
枝 6 / 節 8 / ID 6506
作者コード:
3.バーコードシールはページの順に貼ってください。 枝 5 / 節 9 / ID 6502
 バーコードシールは、ページを間違えないようしてください。間違えて貼ってしまった場合は、予備のバーコードシールを上から貼りなおしてください。 枝 6 / 節 10 / ID 6503
作者コード:
4.清書の提出は、授業のあった日の翌日の午前中までです。 枝 5 / 節 11 / ID 6504
 清書の提出締切は、授業のあった日の翌日午前中までです。
 遅れて提出されたものは、翌月の印刷ではなく、翌々月の印刷になります。
枝 6 / 節 12 / ID 6505
作者コード:
 
枝 61 / 節 13 / ID 6507
2.清書の仕方 枝 4 / 節 14 / ID 6497
 毎月第4週は清書です。担当の先生の説明を参考にして、返却された作文の中から自分でいちばんよいと思うものを選び、作文用紙に清書してください。(一度清書したものは、清書しないように注意してください。また、ほかの人の作文を写して清書にすることのないようにしてください)
 清書は、次の月の4週の「山のたより」に掲載されます。
 清書の意義は、次のとおりです。
(1)これまでに書いた作品をよりよいものに仕上げること(小学生の場合は字数を増やす、表現を更に工夫するなど、中学生以上の場合は字数を短くまとめるなど)
(2)他の生徒の清書を読む機会を持つこと(自分の清書を他の生徒に読んでもらう機会を持つこと)
(3)新聞社に投稿する機会を作ること
 このほかに、(4)パソコンで入力する練習をする、(5)他の生徒の前月の清書に対して感想を書く、などに取り組むこともできます。

 清書の生徒コードの欄には、項目シールの中にあるバーコードシールを貼ってください。(手書きでは書かないようにしてください)
 他の生徒の前月の清書に対して感想を書く場合も、清書と同じようにバーコードを貼ってください。
 絵を作文用紙の裏に描く場合は、表に作文を書かないでください。つまり用紙は1枚の裏表を同時に使わないようにしてください。作文用紙に絵だけをかいた場合も左上にバーコードシールを貼ってください。
 新しく教室に入ったばかりの人は、返却されている作文がない場合もあります。また、返却されている作文の中に清書するものがない場合もあります。そのときは、自由な題名で作文を書いて送ってください。
 清書は、2〜5人のグループ(広場のグループ)ごとにプリントして、翌月の4週に、「山のたより」と一緒にお渡しします。この清書は、インターネットの山のたよりでも見ることができます。
 用紙の空いているところには、絵などを書いて楽しい清書にしてください。色はプリントには出ません。
 感想文を清書する場合は、最初の「三文抜き書き」や「要約」はカットするか、簡単な説明に変えておく方が作品としてまとまりがよくなります。
 中学生以上の人が清書を新聞社に送る際の字数の目安は、500字程度です。長すぎる場合は、新聞社の方でカットされて掲載されることがあります。字数を縮めるときは、いろいろなところを少しずつ縮めるのではなく、段落単位でまとめて削るようにしていきましょう。第一段落の要約と第三段落の社会実例は削除し、名言や書き出しの結びなどの表現の工夫も削除し、第二段落の体験実例と第四段落の意見だけでまとめるようにするといいと思います。
 清書は、ホームページから送ることもできます。作文をホームページから送るときと同じように送ってください。

 よく書けた清書は、自分で新聞などに投稿してください。二重投稿になる可能性があるので、教室の方からの投稿はしません。(港南台の通学生徒の場合は、教室から投稿します)
 手書きで清書を書いている人は、その清書をコピーして、原本を投稿用に、コピーを提出用にしてください。
 パソコンで清書を送信している人は、その清書をワードなどにコピーして投稿用にしてください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(ペンネームで書いている場合は本名に訂正しておいてください)
(2)学年
(3)自宅の住所
(4)自宅の電話番号
(5)学校名とふりがな
(6)学校所在地(町村名までで可)
●朝日小学生新聞の住所
104−0045 東京都中央区築地5−3−3 朝日小学生新聞 ぼくとわたしの作品係 御中
●毎日小学生新聞の住所
100−8051 東京都千代田区一ツ橋1−1 毎日小学生新聞 さくひん係 御中
枝 6 / 節 15 / ID 6489
作者コード:
 
枝 61 / 節 16 / ID 6508
3.心について(しろ/しろ先生) 枝 4 / 節 17 / ID 6490
 みなさん、こんにちは。空が高くなる季節、夏になりましたね。今年の夏休みは何をしようかと胸を弾ませている人も多いことでしょう。受験生のみなさんは、この夏が勝負ですね。それぞれ過ごし方は異なると思いますが、是非有意義な夏休みを過ごしてくださいね。   〜今回の学級新聞は、「心(こころ)」についてのお話です。〜

 「心」という言葉はみなさんよく知っていますよね。「心の中で思ったこと」という主題の項目で作文を書いている人は、もう嫌というほど(笑)「心」という文字を目にしてきたと思います。では、「心」とは何でしょう? 心臓のあたり? 気持ち? 思うこと? 何とかその言葉に近い存在は見つかっても、心とは何かを明確に説明することは難しいと思います。でも、人はよく「心」という言葉を使いますよね。なぜでしょう?

 先月初旬に長崎県佐世保市で起こった小学校六年生の少女による殺人事件について、ご両親から聞いた人、あるいはテレビや新聞などで知った人も多いと思います。報道各社は大々的にこの事件について取り上げていましたが、そこにはある共通の話題がありました。それは「心」です。一人の少女の命が奪われたことはもちろん言葉で言い表すことのできない程悲しいことです。しかし、世間が注目したのはそれ以上に、加害者の「心」でした。

 みなさんは、自分が生まれたときの身長と体重を知っていますか? それを知ると、「こんなに小さかったんだ」とあらためて自分の成長に驚くことと思います。けれども、みなさんが成長したのは体だけではありません。「心」も成長しているのです。友だちが楽しいそうにしているとき、自分も楽しくなってくることはありませんか? これを「共感」といいます。泣いている人を見て、自分も悲しくなったことはありませんか? これは「同情」といいます。その他「愛情」「尊敬」「慈悲」「嫉妬」「憎悪」などがありますが、これは全て「心の種類」です。これらの心の種類、つまり「様々な感情」は生まれつき兼ね備えられているわけではなく、みなさんの成長とともに現れるものです。しかし、ここで気を付けなければいけない大事なことがあります。それは「感情をコントロールする」ということです。もちろん、「愛情」「尊敬」というようなプラスの感情は表に出しても構いません。けれども、誰かを嫉妬したり憎んだりというマイナスの感情を持ったとき、表に出す前によく考えて欲しいのです。佐世保の事件がなぜ起こったのか。それは加害者が、マイナスの感情をコントロールできなかったことが原因の一つだろうと先生は考えています。

 「心」、それは存在自体が見えないために常に意識して生活するのは難しいものです。しかし私たちが生きていく中で最も大切なことは、自分自身と他人の心を知ろうとすることです。そして、「心」と上手く付き合っていくことなのです。
 今年の夏休み、ほんの短い空いた時間で構いません。「心」とは何か、考えてみてください。
枝 6 / 節 18 / ID 6491
作者コード:siro
4.「褒める」(イルカ/かこ先生) 枝 4 / 節 19 / ID 6492
 電車に乗っていた時に塾帰りと思われる親子が乗ってきました。「なんでそんなこともできないの!」そのお母さんは子供に向かって怒っていました。かなりご立腹の様子。子供は下を向いています。その光景を見ながら、何もこんな公共の場で叱らなくてもと思いつつ、きっとこのお母さんはいつもこんな感じなのかなあとその子につい同情してしまったのです。
 「叱る」と「怒る」というのは違いますが、それらは容易にできるものです。しかし、「褒める」というのは難しい。特に我が子となると気恥ずかしいという気持ちもあれば、どこをどうほめていいものやら、わからなくなってしまうというのが現状ではないでしょうか。子供でも大人でも誰でも褒められて悪い気持ちになる人はいないでしょう。特に子供は褒めてもらうことによって伸びていくことが多いと思います。
 私には娘が一人おりますが、娘が小学校五年生の時のある懇談会で、担任の先生が子供達に「お母さんに言われて一番いやだと思う言葉」のアンケート結果を話されました。一位の「ばかねえ」という言葉に私は愕然としてしまったものです。なにしろ私自身その言葉を何気なく娘に言っていたからです。案の定、娘はその言葉に手を上げていたそうです。「ばかねえ」という言葉は何の意味もなく、しかも意識せずに口にしてしまう言葉ですが、実はこれが子供の心を深く傷つけているのですね。「ばかねえ」の言葉だけでなく、相手を見下すような表現は子供の全人格を否定するくらいの意味があるのです。子供も一人の人間であり、親とは違う人格を持っているわけですから、その成長過程において不用意な言葉を言うというのは感心できるものではないわけです。
 さて、言葉の森では「褒める」という指導をしておりますが、お母様方はどのようにお子様を褒めていらっしゃいますでしょうか。ただ漠然と「よくできたわね」、「いい子ね」などと言われていますか。「褒める」ということはその子自身を認めてあげることです。子供は認めてもらえたとことがわかると、それが一つの自信につながっていきます。「どうせ僕(私)なんか」ということを言う子は、自分が認めてもらえてないことを体で感じているのです。作文の中においても、「上手にできたわね」というだけではなく、「ここの○○という表現がいいわ」などと指摘しながら褒めてあげると、子供は納得するものです。低学年は絵を描きます。文を上手に書けなくても絵を褒めてあげること、それも部分的に褒めてあげるとよいでしょう。字をきれいに書けなくても、「この字は形がいいわねえ」などと褒めてあげましょう。前回できても今回はできない、ということも多々あります。子供は一進一退を繰り返して成長していきます。「この間はできたのに、どうして今日はできないの」と思われずに気長に構えることが必要ですね。とは言うものの、ついつい口を出してしまいたくなるものですが、そんな時は「お母さんだったらこういうふうに書くなあ」と言うもの一つの手です。同じことを言うにしても、言い方一つでずいぶん印象が違ってくるものが言葉ですね。そして、聞いていないようでも聞いているのが子供です。その時は書かなくても、頭の隅にはちゃんと残っているものです。
 「褒めて伸ばす」一つ一つの小さな積み重ねがやがて大きな自信につながり、その自信は子供に大きな結果をもたらします。簡単なようでいて難しい「褒める」ということを是非ご家庭でもしていただければと思います。

枝 6 / 節 20 / ID 6493
作者コード:kako
5.頑張る力(のり/いしみ先生) 枝 4 / 節 21 / ID 6494

 いよいよ夏休みですね。家族でどこかへ出掛ける人もいるでしょうし、「ううん、家はどこへも連れていってもらえない。」という人もいることと思います。でも、大丈夫。今年はアテネオリンピックが開催されます。早々と宿題を片付けて、テレビの前で応援するのも良いかもしれませんよ。
人間が自分の限界に挑戦する姿を見て、きっといろいろなことを感じると思います。自分も将来オリンピックに出場したいなと思う人、ただただ、「すごいな。」と感心する人、どうしてあんなに頑張れるのかと思う人、同じ人間とは思えない(笑)と感じる人、それぞれですよね。
誰でもはじめからできる人はいません。みんな、何とか「速くなりたい」とか「上手になりたい」という思いがあって、ここまでくるのです。そのためには日々、地道な努力を重ね、一歩一歩進んでくるのです。もしかしたら、後退してしまうことさえあったかもしれません。
 皆さんにもそういう経験があると思います。一所懸命やったのに結果が良くなかったとか、簡単なミスをしてしまって結局失敗してしまったなど、いろいろあるでしょう。もちろん、先生にもそういう失敗はたくさんあります。でも、その失敗は実は失敗ではないのです。「失敗は成功のもと」ということわざを知っているでしょう。「こうすると、失敗につながる」という経験の積み重ねが本当の意味で成功につながるのですよ。そして、それを極め続けている人たちの祭典がオリンピックなのではないでしょうか。勝敗に関わらず、あの場にいる選手たちの今までの頑張りを応援できると、きっと自分の中にも「頑張る力」が備わってくると思います。
 「頑張る力」は勉強やスポーツだけでなく、人が生きていく上でとても重要です。我慢しなければいけないときにも、「頑張る」と思えれば、「我慢」ではなく「挑戦」になることもあるでしょう。「〜ねばならない」という考えを「〜をやろう」という前向きな気持ちに切り替えて、楽しく毎日を過ごしていけたら良いですよね。
枝 6 / 節 22 / ID 6495
作者コード:isimi
枝 9 / 節 23 / ID 6495
 
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