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言葉の森新聞2012年5月1週号 通算第1222号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.連休中の予定(再掲)
  ■2.連休中の授業は、動画で見られます
  ■3.3月の森リン大賞に学年のずれがありました
  ■4.中3の5月の暗唱長文を再送
  ■5.言葉の森の作文指導は、必ず実力がつく
  ■6.小学生のときに上手な作文を書かせるのではなく中学生や高校生になったときに上手に書く力を育てることが大事
  ■7.3月の森リン大賞より(高1高2高3社の部145人中)
  ■8.高校生の3月の森リン得点ベスト10
  ■9.創造性を育てる作文(ブログの記事より)
 
言葉の森新聞 2012年5月1週号 通算第1222号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.連休中の予定(再掲)
枝 4 / 節 3 / ID 17511
 教室の休みは、課題フォルダに書いてあるとおりです。

 4月30日(月)は5週目のため休みです。
 5月1日(火)2日(水)はあります。
 5月3日(木)4日(金)5日(土)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。電話0120-22-3987(平日9:00-19:50)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/

 5月1週と2週の言葉の森新聞と山のたよりは、4月末より早めに発送する予定です。
枝 6 / 節 4 / ID 17512
作者コード:
2.連休中の授業は、動画で見られます 枝 4 / 節 5 / ID 17514
 連休中は、「休み宿題」になるので、先生の電話説明なしに作文を書くことになります。
 課題フォルダに載っているヒントなどをもとにして書くこともできますが、言葉の森のホームページの「授業の渚」に動画を見てから書くと、更に書きやすくなります。
http://www.mori7.com/nagisa/
 「授業の掲示板」にも動画や予習シートが掲載されています。
http://www.mori7.com/okajg/
 スマートフォンでも見られるように、同じ動画をyoutubeにもアップしておきます。
枝 6 / 節 6 / ID 17515
作者コード:
3.3月の森リン大賞に学年のずれがありました 枝 4 / 節 7 / ID 17528
 月、火、水の生徒に送った「山のたより」(4.4週号)に載っていた3月4週の森リン大賞は、1学年下のものがリンクされていました。5.1週号に正しいものを掲載します。申し訳ありませんでした。
 なお、これまでの森リン大賞は、ホームページ「森リンの丘」で見ることができます。
 http://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php
枝 6 / 節 8 / ID 17529
作者コード:
 
枝 61 / 節 9 / ID 17534
4.中3の5月の暗唱長文を再送 枝 4 / 節 10 / ID 17516
 中学3年生の5月の暗唱長文が、以前のものと重複していました。
 金・土の生徒は4.4週号の山のたよりと一緒に、月~木の生徒は別途送り直しました。差し替えてくださるようお願いします。
枝 6 / 節 11 / ID 17530
作者コード:
5.言葉の森の作文指導は、必ず実力がつく 枝 4 / 節 12 / ID 17518
 言葉の森の作文指導は、必ず実力がつきます。ただし、時間がかかります。
 もちろん体験学習から最初の数か月間は、かなり上達しますが、それはこれまで書き方を知らなかった子が書き方のコツがわかるようになるからです。問題はそのあとです。あるところまで実力がつくと、そのあとの進歩がなかなか現れなくなるのです。
 英語や数学の勉強は、一般に短期間で力がつきます。集中して勉強すれば一か月でも見違えるほど成績を上げることができます。しかし、国語的な勉強はそういうわけにはいきません。この国語の勉強よりも更に時間のかかるのが作文です。
 世の中にあるいろいろな作文通信講座や作文教室はそれぞれ教え方に工夫をしていますが、その指導によって果たして上手になっているかどうかは疑問です。コンクールに入選した情報などを載せているところもありますが、それはもともと上手な子が書いて入選したということです。(言葉の森にもそういう入選情報がたくさんありますが、特に目立つような公表はしていません)
 作文指導で大事なのは、苦手な子を得意にすることと、得意な子をもっと得意にすることです。そのポイントは、作文指導よりも読む力をつけることにあります。具体的には言葉の森では、音読、暗唱、読書、対話などの自習に力を入れています。特に、暗唱は、毎週電話をする先生が(通信クラスの場合)、その子の暗唱をチェックできるので、毎日欠かさずに暗唱の自習に取り組んでいる子がかなりいます。勉強というものは、何か一つでも毎日欠かさずにやるものがあると、その勉強を軸にほかの勉強もできるようになります。
 子供は、同じことをくりかえす勉強を嫌がります。しかし、同じことを反復することによって本当の実力がついてきます。大手の通信教育の教材のほとんどは、子供が飽きないように目新しい教材を次々とやるような仕組みになっています。これは、形の上では勉強したような感じがしますが、本当の実力はつきません。
 作文は特に実力がつくのに時間がかかるので、そういう目新しさだけの教材でもしばらく続けてしまうことがあるのだと思います。しかし、そういう勉強をしばらくやって、やはり力がつかなかったとわかったとしたら、その勉強は回り道だったことになります。
 言葉の森の作文の勉強も、実力がつくのに時間がかかります。作文の勉強の成果は作品に現れるので、毎週同じような作文を見ていると、実力が停滞しているように見える時期もあります。しかし、長く続けている子は、途中から必ず実力がついてきます。
 そして、言葉の森の指導の特徴は、高校3年生の大学入試小論文まで、継続して教えられるところにあります。しかも、どんな難関大学の小論文入試にも対応しています。
 これまでも、小学校1、2年生から作文の勉強を始めて、高校3年生の大学入試の時期まで勉強を続けていた子がかなりいました。その中には、小論文を使わなかった子や、理科系なので国語があまり必要でなかった子もいました。しかし、共通しているのは、どの子も書くことに自信がつき、書くことが好きになっていったことです。
 言葉の森の勉強は、続けていれば必ず実力がつくという点で、ほかの作文通信講座や作文教室の勉強とは一線を画しているのです。
枝 6 / 節 13 / ID 17519
作者コード:
6.小学生のときに上手な作文を書かせるのではなく中学生や高校生になったときに上手に書く力を育てることが大事
枝 4 / 節 14 / ID 17520
 低学年で、作文を驚くほど長く書く子がいます。これは、長く書くことがうれしいからです。
 小学校1年生のころは、まだ手と目と頭がうまく連動していません。そのため、作文を書くといっても、2、3行がせいぜいという状態が続きます。
 しかし、だんだんと頭で考えたことがそのままスムーズに手に伝わるようになると、その力を使うことが楽しくなってくるのです。
 そのため、小学校2年生ぐらいの子は、長く書くことに燃えます。学校などで一斉に作文を書く機会があると、字数の競争のようになり、「○○ちゃんは、○枚も書いたからすごい」という評価を子供どうしがするようになります。
 伸びつつある能力を使うのは楽しいので、小学校2年生のころは、2000字も3000字も書く子が出てくるのです。
 しかし、この長い字数はそのうち収まります。小学校3年生になると、言葉の森の作文は題名課題や感想文課題になります。
 すると、ただ長く書くだけでなく、構成を考え、題材を考え、表現を考える必要が出てきます。それまでの作文が朝起きてから寝るまでの一本調子の作文だったとすると、今度は、今日の話を書いたあとに去年の話を思い出したり、お母さんやお父さんに聞いた話を盛り込んだり、構成が複雑さを増していきます。すると、自然と長く書くことよりも、まとまりのあるいい表現の作文を書くことに関心が向いてくるのです。
 小学校3、4年生のころは、面白い表現や題材を書くことに関心が向く時期です。面白さが第一で字数は第二という関係になってきます。
 身体の運動の場合も、感覚を身につける時期、筋力を身につける時期、持久力を身につける時期と年齢によって重点が変わるように、作文も、学年によって少しずつ重点が変わってきます。
 言葉の森がそういう学年別の重点を考えた指導をしているのは、高3の大学入試小論文まで指導する展望があるからです。
 世間で行われている作文通信講座の多くは、小6の中学入試作文までが目標です。言葉の森は、中学入試はもちろん、高校入試、大学入試の作文小論文まで指導しています。
 だから、小学生の作文を見る場合でも、小学生の作文として上手かどうかということよりも、将来、中学生や高校生になったときに上手に書く力がついているかを見ることができます。
 例えば、小学生の作文は、一般に女の子の方が男の子よりも上手に書きます。それは、女の子が、会話やたとえや心の動きなど、描写的なところに関心を持って作文を書くからです。
 それに対して男の子は、数字や名前や事実の経過など、説明的なことに関心を持って作文を書きます。どこかに出かけたときの作文でも、何時何分の何という名前の電車に乗って、どこの駅に着いたというようなことを一生懸命書くのです。こういう作文は、小学生の作文としてはいい評価は得られません。しかし、将来その子が中学生や高校生になり、説明文や意見文を書くようになると、そこにこういう説明的な力が生きてくるのです。
 高校3年生になって優れた文章を書き、学力もあり、東大、一橋大、早稲田大、慶応大、上智大などの難関大学に合格するような子たちが小学生のころにどういう作文を書いていたかというと、意外にもみんな普通の作文しか書いていないのです。共通しているのは、真面目にしっかり書いているということで、特に上手な作文を書いていたわけではありません。
 しかし、与えられた課題で、構成や題材や表現や主題を考えながら書くことによって学年が上がるにつれて上手な文章を書くようになっていったのです。
枝 6 / 節 15 / ID 17521
作者コード:
7.3月の森リン大賞より(高1高2高3社の部145人中)
枝 4 / 節 16 / ID 17524
   世界を一つの家族にしよう     えらる

 『父は子のために隠し、子は父のために隠す。直、その中に在り』これは、親の不正を隠さずに証言した子に語りかけた孔子の言葉である。孔子は、その子に向かって『法的に言えば正しいが、子供としてやるべきことが他にあったのではないか』と問いかけたのだ。時代が法的社会になりつつある中、孔子は共同体意識を表した。理屈で成り立つ法的社会とは正反対の共同体意識は、感覚や情で成り立つ。アメリカは、法的意識が強い国となっている。日本と比べて弁護士が多く、それだけ裁判になることが多いということだ。日本は、とりあえず話合うことで話を大きくしないパターンがほとんどである。つまり人間関係の中で調節し、事を収める方法だ。私は、生きていく上で共同体意識を考慮した生き方をしたい。

 その為には何が出来るだろうか。第一の方法は、法よりも人間関係を考慮することである。法では、人間関係が考慮されにくく、大変機械的である。私は前に違うクラスの友達が教科書を忘れた時に貸したことがある。一応規則として貸し借りは禁止となっているが、忘れた時はお互いさまである。(笑)忘れることに慣れてしまうとだらしがなくなることを防ぐ為にこの規則があるのだが、もしここで私が先生に友達が忘れたことを言えば、友達の信頼を失うことだろう。ここは、規則より人間関係を優先してしまう。学校では、友達や先生や部活など沢山の共同体がある。私は、よく先輩が下校の電車内で携帯を使用しているのを見かける。私の学校では、携帯許可証を持っている人は最寄駅のみ使用許可となっている。見かけたとしても私がいわないのは、学校という共同体意識があるからである。(先輩が怖いということもあるが・・・笑)

 第二の方法は、普段からコミュニケーションをとり共同体を作りやすい環境を作ることである。私達にとって学校や会社で共同体を作ることは簡単であるが、地域間での共同体を作ることは難しく育ちにくい。しかし、地域間での共同体作りは大切だ。それは、東日本大震災を通し大きく痛感したことだろう。大きな事件が起こった時、どんなに他人でも私達は共同体を作らなければ助け合うことが出来ない。伝記で有名なライト兄弟は、たとえ二人という少人数でも共同体であった。二人で支えあい、互いに補いあったからこそ飛行機という大きな物を完成させることが出来たのだ。もし、二人が罰しあう仲だとしたら飛行機は完成しなかっただろう。すると現代になっても飛行機は無く船だったかもしれない。アーティストのAKB48が歌う『僕にできること』という歌の中に『世界をひとつの家族にしようぜ 喜びも悲しみも分け合うんだ 争った国と微笑みの握手しようぜ 明日生まれてくる子供へ僕に出来ること』という歌詞がある。この歌詞にあるように、世界という共同体を作るべきだ。

 確かに共同体意識が強すぎてしまうと悪い面が出てくる。例えば、ミートホープという工場で起きた牛肉ミンチの品質表示偽装事件。この工場では、共同体意識が強すぎた為に偽装事件が起こってしまった。しかし、これは誤った共同体意識である。共同体意識を強く持ちすぎることで、お互いの過ちを隠し合うことは誤ったものである。それに対し、お互いの欠けている部分を支え補い合うことが正しく新しい共同体意識なのである。共同体意識は、昔からあったが日本ではマイナスの方向にきていた。その為、法的社会が出来てしまったのである。私達は、どのようなことにも対応することの出来る新しい形の共同体を作っていくことが大切だ。
枝 6 / 節 17 / ID 17525
作者コード:
8.高校生の3月の森リン得点ベスト10 枝 4 / 節 18 / ID 17526
 題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1位●価値ある「モノ」とはファラオ91120967869589
2位●世界を一つの家族にしようえらる91145866908989
3位●法的社会と道徳心えみり90155866818489
4位●自分自身の物語(Roman)なるは90119563888387
5位●平等によってくまもんっ☆90139672738386
6位●社会の礎さくら89140061979490
7位●量の制御ちな89129164928590
8位●道徳的共同体を大切にするきやの88125661959586
9位●量と制御さきか88120561938892
10位●鎖国を解くけろん88119556858496
1位の作品は要約の部分が多かったので代表作品にはなりませんでした。
枝 7 / 節 19 / ID 17532
9.創造性を育てる作文(ブログの記事より)
枝 4 / 節 20 / ID 17527
 サバン症候群というものがあります。中には、一度読んだ本がすべて頭に入ってしまうという人もいます。ということは、人間にはもともとそういう能力があり、それがまだ眠っているだけだということでしょう。
 リモートビューイングというものがあります。アメリカでは軍事的な面でかなり本格的に研究が進められていました。熟達すると8割は当たるようになるということです。これも、もともと人間にはそういう能力があり、ほとんどの人はその能力がまだ眠っているだけだということでしょう。
 こういうことを考えると、今の受験のクイズ番組のような問題はいずれ意味がなくなってくるのではないかと思われます。そのときに、では何が勉強として残るかといえば、それは各人の創造性です。
 知識が底辺で創造性が高さだとすると、大事なのは底辺を広げることではなく、今ある底辺で、いかに高さを伸ばすかということにあります。これからの勉強の中心は創造性を伸ばすことになると思います。だから、作文などは最適です。
 知識を増やす勉強はあまり面白くありません。だから、そういうつまらなさに耐える人が評価されます。我慢大会のようですが(笑)。
 しかし、創造性を伸ばす勉強は楽しいものです。自然に勉強の意欲がわいてきます。創造性と意欲。これが、これからの勉強のキーワードになるでしょう。(中根のブログの記事を一部編集しました)
枝 6 / 節 21 / ID 17533
作者コード:
枝 9 / 節 22 / ID 17533
 
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