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言葉の森新聞2012年10月4週号 通算第1245号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.【重要】小1の暗唱長文が難しい場合は毎週の長文で暗唱を
  ■2.10月29日(月)・30日(火)・31日(水)は休み
  ■3.4週は読解問題と清書。幼稚園生は作文
   ●1.読解問題の答えの書き方、送り方
   ●2.手書き清書の送り方
   ●3.投稿の仕方
  ■4.パソコン入力清書の送り方
  ■5.言葉の森の自習を楽に続けるために(一部facebook記事)
  ■6.日本の対話と欧米のディベート(facebook記事より)
  ■7.対話は、子供の発言をすべて認めて楽しくやること(facebook記事より)
  ■8.生活の中で力をつける国語
 
言葉の森新聞 2012年10月4週号 通算第1245号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.【重要】小1の暗唱長文が難しい場合は毎週の長文で暗唱を 枝 4 / 節 3 / ID 18166
 小1の暗唱長文は、今学期から、ストーリー性のある事実文ではなく説明文にしました。
 説明的な文章は文と文のつながりがイメージ化しにくいため、急に難しくなったように感じると思います。
 この場合でも、暗唱のコツは、「最初は正確に、慣れてきたら早口棒読みで、体を動かしながら、決められた回数を繰り返し、毎日欠かさずやること」です。
 これまでできていた暗唱が急にできなくなったという場合、回数が少ないか、毎日やっていないかのどちらかであることが多いものです。ゲームのような感覚で回数を繰り返しているうちに、できるということがわかればまた自信がついてきます。進み具合は遅くなってもかまいませんので、できるだけ「できて、自信がついた」というようになるようにやっていってください。
 ただし、無理にさせることはよくないので、子供の負担が大きいと思われる場合は、暗唱長文ではなく、毎週の課題の長文の暗唱に切り換えてくださっても結構です。
枝 6 / 節 4 / ID 18192
作者コード:
2.10月29日(月)・30日(火)・31日(水)は休み 枝 4 / 節 5 / ID 18167
 10月29日(月)・30日(火)・31日(水)は、第5週でお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。 枝 6 / 節 6 / ID 18193
作者コード:
3.4週は読解問題と清書。幼稚園生は作文 枝 4 / 節 7 / ID 18169
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
 小学1年生以上の生徒は、読解問題と清書を行います。読解問題の時間がかかるため清書の時間が取れない場合は、読解問題は省略するか最初の2問だけをやる形でも結構です。
枝 6 / 節 8 / ID 18170
作者コード:
1.読解問題の答えの書き方、送り方 枝 5 / 節 9 / ID 18171
 読解問題の答えを作文用紙に書く場合は、問題の番号と答えがわかるように書いてください。書き方は自由です。
 読解問題の用紙は返却しませんが、選んだ番号と正解は山のたよりに表示されます。
 読解マラソンの問題のページから答えを送信すると、その場で採点結果が表示されます
(この場合、作文用紙に答えを書く必要はありません)
※図解の説明は、「学習の手引」の「10.読解問題と清書の仕方」をごらんください。
http://www.mori7.com/mori/gate.php?ki=gate#27
枝 6 / 節 10 / ID 18172
作者コード:
2.手書き清書の送り方 枝 5 / 節 11 / ID 18173
 手書きの清書は、翌月の1週の作文と一緒に返却します。
 パソコンで清書を入力した場合、手書きの清書は必ずしも先生に郵送などで送る必要はありません。手書きの清書のスキャン画像を作文の丘からアップロードした場合も、先生に郵送などで送る必要はありません。
枝 6 / 節 12 / ID 18174
作者コード:
3.投稿の仕方 枝 5 / 節 13 / ID 18177
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
枝 6 / 節 14 / ID 18178
作者コード:
 
枝 61 / 節 15 / ID 18194
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
枝 6 / 節 16 / ID 18195
作者コード:
●朝日小学生新聞の住所  104−8433 東京都中央区築地3−5−4 朝日小学生新聞 「ぼくとわたしの作品」係 御中
★二重投稿はしないようにしてください。 ★友達の固有名詞などが入っていないか保護者がチェックしてあげてください。
枝 7 / 節 17 / ID 18179
4.パソコン入力清書の送り方 枝 4 / 節 18 / ID 18175
 4週の清書は、手書きで清書をした場合も、そのあと、できるだけパソコンで再入力したものを「作文の丘」から送ってください。これは、作文の進歩を生徒が実感できるようにし勉強の意欲につなげていくためです。
 清書を送る場合、週は必ず「4週」を選択してください。ほかの月や週を選択すると、その月と週の作文と講評が上書きされてしまいます。感想文を清書にする人は、三文抜き書きや要約の部分は省略するか、自分の言葉に直して書くようにしてください。
 ワードなどのワープロソフトは改行の際のスペースが正しく表示されないので、いったんメモ帳などにコピーしてメモ帳の上でスペースをつけてからインターネットで送るようにしてください。
 自宅でパソコン再入力ができない場合は、先生に(有料で)パソコン入力を依頼することもできます。その場合は、手書きの清書の住所シールの余白に「入力依頼」とご記入ください。
(入力依頼の料金は1文字1円で、翌月の受講料に加算して引き落としいたします)
 パソコンからの清書の送り方は、「学習の手引」の図解を参考にしてください。わかりにくいときは事務局に直接お電話をしてお聞きください。
枝 6 / 節 19 / ID 18176
作者コード:
5.言葉の森の自習を楽に続けるために(一部facebook記事)
枝 4 / 節 20 / ID 18180
 人生の基本は学力です。(学歴という意味ではなく)
 学力の基本は国語力です。
 国語力の基本は読む力です。
 読む力はどうしたらつくかというと、毎日続けることによってです。
 以上のことを逆に言うと、
 人生の基本は、スポーツや芸能ではありません。(そこでがんばっている人は、もちろんそれでいいのですが)
 学力の基本は、英語や数学ではありません。(それらは点数の差がつきやすいということなのです)
 国語力の基本は漢字を書く力ではありません。(むしろ漢字を読む力を含めた読む力です)
 読む力はどうしたらつくかというと、集中して国語の特訓をすることによってではありません。
 以上、いろいろ差し障りがありそう……。(^^ゞ
 だから、いちばん大事なのは、読むことを中心にした学習を毎日続けることですが、毎日続けるために大事なことは、楽にできる分量にとどめて無理せず気長にやることです。

 言葉の森の勉強を始めたばかりの人がよくやってしまうのが、最初からがんばりすぎることです。
 例えば、作文を書くのに3時間もかけるとか、毎週の長文の音読も、読解マラソン集の音読も、暗唱長文の暗唱も、読書も、問題集読書も、最初からすべてやってみるとかいうことです。
 生活の中での勉強のスタイルには個人差があり、また勉強の能率にも差があります。
 楽に続けるために大事なことは、身近にいるお母さんが子供の様子を見て、随時判断し、早めに軌道修正してあげることです。
 しかし、軌道修正をする一方で、大きな原則というものも必要です。
 子供が何を言おうが、これだけは続けるというものがあると、子供の気持ちも安定するのです。
 その原則の第一が読書です。どんな本でもいいから(「怪傑ゾロリ」でもいいから)毎日10ページ以上の読書をすることです。(ちなみに、「怪傑ゾロリ」は文章も内容も優れたいい本です。)
 最低限、この読書だけを毎日欠かさずに続けていればいいのです。(この方法はまたいつか説明したいと思います)
 そして、読書はできるので、もう少し何かをしたいという場合の第二が、毎日の長文の音読です。長文の音読のような2、3分でできる短い勉強を毎日続けるために大事なことは、朝ご飯前などの確実にできる時間を確保することと、最初のうちはアラームなどをセットして習慣がつくまでアラームを開始の合図にすることです。
 この読書と音読が続けられれば、国語力は確実に向上します。
 更に、もう少し何かができる余裕があるという場合の第三が、長文の暗唱です。暗唱は、小学校低学年のころは楽にできます。しかし、中学年、高学年と上がるにつれてだんだん暗唱ができなくなり、中学生、高校生では暗唱はかなり難しくなります。それは、決められた回数を声を出して繰り返すだけという単純なことをせずに、理解して覚えようという気持ちが出てくるのがこの小学校高学年以降の時期だからです。
 しかし、音読で回数を繰り返して暗唱するというコツをつかんだ子は、英文の暗唱なども楽にできるようになります。
 以上の読書、音読、暗唱までできれば、家庭学習としては、もうほかに何もしなくてもいいぐらいです(笑)。
 しかし、更にもう一歩進めて勉強をしたいし、またそういう余裕があるという人の場合は、入試問題集の問題文を読書がわりに読む練習です。
 この問題集読書は、黙読でも傍線を引きながら読むとか、又は声を出して読むとか、又はいい文を抜き書きするとか、という作業をしながら読むことが大事です。難しい文章は、ただ黙読しているだけでは続かないからです。
 しかし、くれぐれも注意したいのは、最初に書いたように、たくさんやることではなく長く続けることです。
 がんばって数か月しかできなかったというのでは力がつきません。
 物足りない分量だが何年も続いているというときに初めて力がついてくるのです。
枝 6 / 節 21 / ID 18184
作者コード:
6.日本の対話と欧米のディベート(facebook記事より)
枝 4 / 節 22 / ID 18182
 日本人の対話は、欧米人のディベートとは違います。
 意見の異なる部分を論破し合うのではなく、実例の異なる部分を認め合うのです。
 だから、子供との対話も同じ。
 子供が、「こんなことがあって、こう思った」と言ったら、親は、「お母さんは、そう思わないわ」などと言わずに、「お母さんも、(それと似た話で)こんなことがあったわ」と言うのです。
 すると、お父さんがやってきて、「パパは、ちょっと違うけど、こんなことがあったぞ」などと言うのです。
 そうして、互いに異なる実例を共有し合うのが対話です。
 ときどき、似た例を探すのに、インターネットで検索してホームページをコピーして渡す人がいます。みんなやっていると思いますが(笑)。
 でも、いちばんいい実例は、そういう正確なデータよりも、お父さんやお母さんの体験談です。
 ところで、お父さんは物事を説明的に理解しているので、なかなか体験談が出てきません。
 しかし、子供が喜ぶのは、お父さんの自慢話です。
 ここで、お父さんが自慢話を始めたときも、お母さんは、「私は、そうは思わないわ」などと言わずに、「私にも、似た例があるわ」と続ければいいのです。
 似た例を広げていくことで、子供の創造力も広がります。
 なぜかというと、子供は、自分の体験と異なる似た例を知ることで、その隙間を埋めようとするからです。
 そして、対話は子供の思考力も育てます。
 対話の中では、「どうして」という言葉がよく出てきます。
 異なる実例を理解しようとするとき、子供はそれを自分の知っているメタ言語で理解しようとするからです。
枝 6 / 節 23 / ID 18185
作者コード:
7.対話は、子供の発言をすべて認めて楽しくやること(facebook記事より)
枝 4 / 節 24 / ID 18181
 昨日に引き続き、対話の話です。
 対話のきっかけは、子供からの説明がベスト。
 子供がちょっと難しい長文を毎日音読していて、その内容を週末の家族の団欒の時間にお父さんやお母さんに説明します。
 そのときに大事なことは、その説明がどんなに下手でも短くてもわかりにくくても、それをそのまま認めてあげることです。
 間違っても、「そんな説明じゃわからない」「もっとくわしく」などと言ってはいけません。
 でも、最近、いろいろな子に話を聞いてみると、ほとんどの家庭でそういうことを言っていたようです(笑)。
 まったく……。注意されてがんばる子や、間違いを指摘されて上達する子などいないと何度も言っているのにね。
 お父さん、お母さんは、自分の子供のころをふりかえって、どういうときにやる気が出たかよく考えてみてください。
 親に小言を言われてから急にやる気が出てきたなんて人いないでしょ(笑)。
 言葉の森で、先日、作文発表会をやりました。
 みんなの前で、自分の作文を(できれば暗唱して)発表するのです。
 中には恥ずかしがり屋で、やりたくないと言っていた子がいましたが、それはそれで参加不参加は自由です。
 しかし、リハーサルでみんなの発表を聞いているうちに、そういう子も、「やってみる」と言い出しました。
 それは、なぜかというと、リハーサルで、一切何も注意せず、どんな発表の仕方も全部褒めてあげたからです。
 これが、「もう少し声を大きく」とか「姿勢をよくして」とか「もっとゆっくり」などといちいち言っていたら、みんなもっと緊張する暗い真面目な発表会になったでしょう。
 子供時代に、そんな真面目なことをする必要などありません。
 どんなことも、面白おかしくどんどん褒めて明るくやっていくのがいいのです。
 だから、もちろん叱ることがあっても、明るく強く元気いっぱいに叱れば、その叱り方は一瞬で、いつまでも尾を引きません。
 対話の命は脱線です。
 子供がひとこと説明したら、お父さんお母さんがそれに尾ひれをつけて、自分の好きなことをどんどん喋っていけばいいのです。
 すると、子供も、「なるほど。そういう適当なことでいいんだ」と負けずに自分の言いたいことを言い出します。
 だいたい、人前で自分の言いたいことや自慢話を言って、認めてくれるところなど家族以外にありません。
 と言っても、お母さんと子供が一対一でまるで面接か何かのように話すだけでは、雰囲気が盛り上がらないということもあります。
 そういうときは、近所の子供やお母さんお父さんも入れて、対話の会です。
 子育てには、親の企画力もちょっと必要なのです。
枝 6 / 節 25 / ID 18188
作者コード:
8.生活の中で力をつける国語
枝 4 / 節 26 / ID 18186
 国語の勉強というと、すぐに国語の問題集をやるようなことを考える人が多いと思いますが、実はそれがいちばん成果の出にくい勉強法です。
 その理由は、問題を読んで解くような勉強は時間がかかるからです。その時間を実際に文章を読む練習にあてた方がずっと絶対量の多い勉強ができます。
 同じように、勉強というと、すぐに形に残るもの、難しそうにやるものを考えてしまう人が多いのですが、形の残る勉強や難しそうな勉強は、どうしても量が不足します。
 算数や英語のような勉強は、勉強以外の時間にやることはまずないので、そういう短い時間の勉強でも効果が出ますが、国語は国語の勉強をしている以外の時間も含めて、生活すべてが国語なのです。
 だから、いちばんいい勉強の仕方は、生活そのものをより国語的にすることです。そうすると、問題を解く勉強よりも、問題文を読む勉強の方が楽にできるので国語的です。
 文章を読むのがまだ苦手な子の場合は、無理に読ませる勉強をするよりも、読み聞かせをしてあげる方が楽にできるので国語的です。(つづく)
枝 6 / 節 27 / ID 18189
作者コード:
枝 9 / 節 28 / ID 18189
 
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