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言葉の森新聞2015年6月4週号 通算第1375号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.6月29日(月)・30日(火)は休み
  ■2.【重要】夏休み中の授業について
  ■3.プレゼン作文発表会の参加賞とじゃんけんゲームの寺オン体験特典
  ■4.自宅でできる作文検定試験6月28日(日)10時、ウェブで受付中
  ■5.第4週は清書。幼稚園生は作文
   ●1.清書の意義と方法
   ●2.清書の投稿
   ●3.小学生新聞の投稿先
   ●4.手書き清書の送り方
  ■6.本を読まない子、言うことを聞かない子、集中力のない子、ゲームばかりしている子など、問題のある子への対応には、工夫が必要
  ■7.夏の自然寺子屋合宿、1日目はいかだ作り、2日目はウニ遊び
  ■8.これから必要になる学力は創造力、これから必要になる勉強法は寺子屋オンエア方式
 
言葉の森新聞 2015年6月4週号 通算第1375号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.6月29日(月)・30日(火)は休み 枝 4 / 節 3 / ID 22724
 6月29日(月)・30日(火)は、第5週でお休みです。先生からの電話はありません。振替授業もお休みです。 枝 6 / 節 4 / ID 22750
作者コード:
2.【重要】夏休み中の授業について 枝 4 / 節 5 / ID 22725
 夏休みは帰省したり塾の夏期講習に行ったりするために、通常の時間に授業を受けられない場合も多いと思います。その場合は次のようにしてください。
(1)通常の電話指導を受けられない分を、他の曜日や時間に振り替えて受講できます。平日午前9時-午後7時50分、土曜午前9時-午前11時30分の間に、直接教室にお電話ください。希望の週の課題の説明をします。事前の予約などは必要ありません。8月に休む分を7月や9月に振り替えることもできます。
電話0120-22-3987(045-830-1177)
(2)山のたよりの送付先や電話の宛先を、自宅以外にすることができます。帰省先や滞在先などで授業を受けることを希望される場合はご連絡ください。ただし曜日や時間を変更する場合は、先生から生徒にはお電話しませんので、生徒から直接教室に振替の電話をして説明を聞くようにしてください。
(3)8月のみ休会されるという場合でも受講料の返金はしませんので、できるだけほかの曜日や時間に振り替えて授業を受けてくださるようお願いします
(4)いったん退会する場合、再開するときは再入会の扱いになります。その際、課題の進度は新規の入会と同じようにその学年より下の学年から始まります。
 なお、8月11日(月)より8月16日(土)までは、振替などの電話の受付もお休みとなりますのでご了承ください。
 夏休みは、通常と違い多忙になることが多いので、つい「1ヶ月休んで」と考えてしまいがちです。しかし、振替授業を受けたり、字数を短くして提出したりとできるだけ休まない形で続けていく方が、その後の子供の勉強意欲にとってプラスになります。
枝 6 / 節 6 / ID 22752
作者コード:
3.プレゼン作文発表会の参加賞とじゃんけんゲームの寺オン体験特典 枝 4 / 節 7 / ID 22754
 プレゼン作文発表会の参加賞は、これから発送します。もうしばらくお待ちください。
 なお、賞品のうちガラスペンは、当初紹介していたメーカーの製品の納期が遅れるようですので、同程度の別のメーカーのものにしました。
 じゃんけんゲームで勝った人への特典である寺オン無料体験も、参加賞と同じときにお知らせしますのでもうしばらくお待ちください。
枝 6 / 節 8 / ID 22751
作者コード:
4.自宅でできる作文検定試験6月28日(日)10時、ウェブで受付中 枝 4 / 節 9 / ID 22755
 言葉の森の作文検定試験は、ネットにつながるパソコンとウェブカメラがあれば自宅で受けられます。
 検定試験の日時は、6月28日(日)午前10時から。1時間半の枠の中で、作文を書き終えた時点で終了できます。
 書いた作文は、後日言葉の森まで郵送していたできます。講評付き採点結果と、合格した人には認定証が送られます。
枝 6 / 節 10 / ID 22758
作者コード:
 
枝 61 / 節 11 / ID 22753
 対象学年は、小1相当から高3相当まで、受ける級は自分で選べます。
 言葉の森の生徒以外の方も受検できます。
 詳細は作文検定のページでごらんください。
 お申し込みは、お電話、又は、作文検定のページのフォームからお願いします。
http://www.mori7.com/sakken/
枝 6 / 節 12 / ID 22759
作者コード:
5.第4週は清書。幼稚園生は作文 枝 4 / 節 13 / ID 22726
 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
 清書をしたあと、時間に余裕のある場合は読解問題をしてください。
枝 6 / 節 14 / ID 22727
作者コード:
1.清書の意義と方法 枝 5 / 節 15 / ID 22728
 清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
枝 6 / 節 16 / ID 22729
作者コード:
2.清書の投稿 枝 5 / 節 17 / ID 22730
 清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
枝 6 / 節 18 / ID 22731
作者コード:
3.小学生新聞の投稿先 枝 5 / 節 19 / ID 22732
■104-8433東京都中央区築地3-5-4朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051(住所はいりません)毎日小学生新聞「さくひん」係(600字以内)
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
枝 6 / 節 20 / ID 22733
作者コード:
4.手書き清書の送り方 枝 5 / 節 21 / ID 22734
 手書きの清書も作文と同じように先生に送ってください、翌月の1週の作文と一緒に返却します。 枝 6 / 節 22 / ID 22735
作者コード:
6.本を読まない子、言うことを聞かない子、集中力のない子、ゲームばかりしている子など、問題のある子への対応には、工夫が必要 枝 4 / 節 23 / ID 22736

 子供はいろいろな問題を抱えています。問題のない子などはいません。というよりも、もし問題がないとしたら、それ自体が将来大きな問題となります。問題がないというのは、学校や家庭という人為的な環境に適応しているということですから、社会というより自然に近い環境になると、かえって適応できなくなることがあるのです。
 では、これらのさまざまな問題にどう対応するかということですが、多くの場合、問題には一見簡単な解決法があるように見えることがあります。それは、工夫の必要のない解決法です。
 どうして工夫の必要のない解決法があるかというと、子供には、強制という方法が可能だからです。
 例えば、本を読まない子には、先生に強制的な宿題を出してもらうとか、ゲームばかりしている子には、強制的にゲーム機を捨ててしまうとかいう方法です。
 そういうやり方で問題を解決すると、一見問題は現象面としてはなくなったかのように見えます。しかし、その強制がなくなったとき、問題は再び大きく出てくるのです。
 問題の解決に、強制以外のものを考えるというのが工夫です。
 その工夫に必要な要素には、子供本人の自主性を生かすということがあります。
 人間は、必ず自主性を持っています。自主的にやろうとしないから強制するという発想をしてしまうと、子供の自主性はますます育たなくなります。
 小さな問題のうちから自主性を生かして問題を解決するように工夫していると、大きな問題が出てきたときも、その自主性を更に生かして解決することができるようになるのです。
 と、こんなことを考えたのは、オカメインコをカゴから出して遊ばせたあと、またカゴに戻すのが大変だったからです。(ずいぶん話が飛躍しましたが)
 同じペットでも、犬の場合は、人間の意図がわかるので、自主性を生かして飼育することができます。しかし、鳥の場合はそういう自主性にあまり期待できません。
 朝、オカメインコと文鳥をカゴから出して1時間ほど遊ばせたあと、カゴに戻そうとすると、文鳥はすぐに戻るのに、オカメインコはなかなか戻ろうとしません。
 最初のころは素直に戻ったのですが、慣れてくると、遊びの方が楽しいことがわかってきたので、自然には戻らなくなってきたのです。
 しかも、静かに遊んでいるならいいのですが、すぐにパソコンのキーを外したり、人が書いているシャーペンの芯をかじったりするので、そのつど仕事が中断します。
 そして、つかまえようとすると、うまく逃げて、天井近くの人の手が届かないところに止まり、「アホー、アホー」と、そりゃカラスだ。そうではなく、高いところでのんきに毛づくろいなどをしているのです。
 この解決策には、いろいろな方法が考えられました。。
 いちばん簡単なのは、カゴから出さないことです。もうひとつ簡単なのは、飛べないように風切羽をときどき切ることです。あるいは、虫取り網で無理やりつかまえてカゴに戻すという方法もあります。
 しかし、いずれの方法も、オカメインコ本人の自主性を生かしたやり方とは言えません。自主性を否定した解決策で対応すると、その後もずっと自主性を否定し続けるやり方しかできなくなるのです。
 そこで考えた方法は三つ。
 第一は、カゴをもっと大きくして、外で遊ぶのと同じような快適な環境にすることです。しかし、これは手間がかかるので、すぐにはできません。
 第二は、カゴの中に入れる餌の量を1日で食べ終わってしまうぐらいに少なめにして、外で遊んでいるうちに空腹を感じて戻りたくなるようにすることです。これは、ある程度うまく行きましたが、急いでいるときは使えません。
 第三は、オカメインコ本人が、つかまえられたということがわからないぐらいすばやくうまくつかまえるという、つかまえ方を工夫することです。これは、最初はうまくつかまえられず失敗することもあるかもしれませんが、努力次第で上達するという展望があります。
 しかし、ただ何も言わずにつかまえるのでは、インコ本人の自主性を生かしているとは言えません。そこで、つかまえる前には、「さあ、そろそろつかまえるよ」と言って、本人が納得してからすばやくつかまえることにしました。そして、まるでつかまえていないかのような優しいつかまえ方でそのままカゴに戻すと、本人は何ごともなかったようにすぐに餌を食べ始めました。
 ということをやっていたときに、ふと、これは子供の育て方でも同じだなあと思ったのです。
 強制が可能に思えるようなときにこそ、人間の工夫が求められているのだと思います。
枝 6 / 節 24 / ID 22737
作者コード:
7.夏の自然寺子屋合宿、1日目はいかだ作り、2日目はウニ遊び
枝 4 / 節 25 / ID 22738
 今年の企画のうち、面白いと思うものは、一つはいかだ作り、もう一つはウニ遊びです。(海遊びに似ていますが)
 それから、1日目に、なかなか寝られないという人がいると思うので、ナイトハイクもあります。
 勉強については、普段あまりできないことをやっていきたいと思います。
 できれば、その日の様子を撮影して、家族限定のfacebookグループなどにアップロードしたいと思います。
 夏の自然寺子屋合宿の参加者は、24名です。(男子14名、女子10名。小2以下(3名)、小3(5名)、小4(7名)、小5(5名)、小6(4名))
【1日目】7月29日(水)
 午前……集合/教室で勉強(昼食の弁当持参)。
 午後……野島でイカダ作り。
 夕食……自炊
 夜……ナイトハイク
【2日目】7月30日(木)
 朝食……おにぎり
 午前……海岸で遊び(ウニやイシダタミガイがいます)
 昼食……バーベキュー
 午後……野島公園でいろいろな企画
 夕食……自炊
 夜……作文
【3日目】7月31日(金)
 朝食……パン
 午前……教室でゲーム/解散
※夏の自然寺子屋合宿のパンフレットなどを、このあと参加者にお送りします。もうしばらくおまちください。
枝 6 / 節 26 / ID 22739
作者コード:
8.これから必要になる学力は創造力、これから必要になる勉強法は寺子屋オンエア方式
枝 4 / 節 27 / ID 22740
 In Deepというブログを主宰している岡靖洋さんが、6月17日の記事で、ジェイコブ・バーネット君という当時13歳の天才少年の講演の話を載せていました。
 これを見ると、これからの勉強の大きな方向がわかる気がします。この少年の言っていることは、ひとことで言えば、何かを学ぶことに時間を費やすのではなく、自分で考えることに時間を使おうということです。
 現在、子供たちが勉強しているものの多くは、本質的に必要な学力からかけ離れてきています。特に、受験勉強になると、人間に必要な学力というよりも、テストで差をつけるための学力というものが勉強の中心になってきます。
 現在の受験勉強の本質は、パズルのようなものです。だから、解き方がわかれば誰でも解けるようになります。しかし、解き方を知らずに自分で解こうとすると長い時間をかけないと解けません。その解き方をたくさん知っておくというのが今の受験勉強になっています。そして、その傾向は年々加速しています。
 この高学年での受験勉強の影響で、低中学年の勉強も、その時期の子供が学ぶ必要の全くないものが入るようになってきています。それは、例えば、算数の問題で、わざとわかりにくい書き方をした文章題などです。それが、低中学年の勉強の難問のように思われていますが、それは難問でも何でもありません。それで何か学力がつくわけではありませんから、そういう難問を解かせる勉強は、ほとんど時間の無駄だと思います。
 この時間の無駄と思われる勉強が子供たちの生活時間の多くの部分を占めているために、子供の時期に本当に必要な、自由な遊びや経験や読書や対話や思索の時間が圧迫されているのです。
 子供たちが社会に出るころに必要になっている学力は創造力です。これからは、自分の目で世の中を見て、自分の力で新しいものを作り上げていくことが必要になります。しかし、従来の勉強生活に適応しすぎた子は、他人から提供される情報を咀嚼することが中心になり、与えられた目標に合わせることが自分の人生の目標のようになりがちなのです。
 しかし、創造力にも土台となるものが必要です。それが、本質的な学力です。差をつけるための勉強ではなく、高校までの教科書レベルの基本的な知識と技能は、誰でも身につけておく必要があります。
 そして、もう一つ大事な学力は、思考力です。思考力は、読解力と表現力とセットになっています。社会に出てどんな仕事をするときでも、何かを読み取り、何かを表現する必要が出てきます。その読解と表現には、広義に考えればもちろん数学や理科も含まれます。しかし、多くの人にとって直接必要になるのは、国語的な意味での読解力と表現力です。
 ところが、現在の勉強では、国語はさまざまな理由で後回しになっています。その理由は、国語は勉強の仕方がわからない、勉強しても成果が上がらない、そのかわり勉強しなくても0点のようなひどい点数にはならない、からです。
 そのため、学校でも学習塾でも、国語は、教科書を読み、漢字の読み書きをし、問題集を解くといような勉強になっています。しかし、これで国語力がつくと考えている先生は、たぶんひとりもいません。
 国語の勉強で大事なのは、難しい文章を繰り返し読み、その内容と表現を自分のものにすることです。しかも、それを短時間でよいので、毎日続けることなのです。
枝 6 / 節 28 / ID 22741
作者コード:
枝 9 / 節 29 / ID 22741
 
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