●総合 88 点 

字  数 1361 字 思考語彙 71 点  (27 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 67 点  (47 種)
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00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 78 点  (115 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙71



























































78
知識語彙67
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
48点 「が」:0.3% 「て」:0.4% 「それで」:0% 素材語彙偏差:0.62
文の長さ偏差:19 文の長さ平均:38 文の長さ中央値:36 文の長さの偏差/平均率:50%
#> △文のリズムが標準と異なっています。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

04041011091207070605060807130312080903040719060708100808160914070806


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
15 ちは。
17 です。
48 した。
40 下巻。
43 した。
68 した。
36 ます。
29 のか。
33 ます。
25 んだ。
20 の姿。
26 ます。
35 ない。
79 した。
14 です。
57 しい。
36 ます。
43 ない。
18 です。
15 した。
36 した。
87 です。
31 うか。
36 せん。
37 です。
40 ます。
48 せん。
41 ます。
82 うか。
38 ます。
56 ます。
37 か」。
34 ます。
28 ます。
1
87
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79
68
57
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48
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36
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15
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14
1

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
もちろんオバマさんの人格が素晴らしいから選ばれたのですが、やはり“黒人”という、長きに渡り差別を受けてきた人種がアメリカのトップに立つということは、大きな意義を持つことです。 (87字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
『20世紀少年』では、世界が嘘のヒーローによって操作されていきます。この漫画で、読者の誰もが主人公達を応援するのはなぜなのか。それは「こんな世の中間違っている」と認識するからなのだと思います。「おいおい、なんでそんなウソにだまされているんだ。目を覚ませよ」と言いたくなる市民達の姿。漫画の外の世界から見ている私達は冷静にそう思います。

 これは漫画というフィクションの世界で、現実に同じことは起こらない。だから安心して読んでいられるのですが、しかしその一方で、現実の世の中でも、何かをいつのまにか信じ込まされてしまうことはあるのだということを考えさせられました。

 例えば戦時中の日本です。「お国のために」という一言で、命をとられても文句も言えないなんて、現代の私たちからみれば、どう考えたっておかしい。
 もちろん、当時でも「おかしい」と考えていた人はたくさんいたと思います。私の祖母は、婦人会で竹やりをつく練習をさせられるたびに、「こんなので勝てるわけがない。ばかばかしい」と思っていたそうです。でも口には出せない時代でした。

 アメリカで黒人の大統領が誕生したことは、大きなニュースになりました。もちろんオバマさんの人格が素晴らしいから選ばれたのですが、やはり“黒人”という、長きに渡り差別を受けてきた人種がアメリカのトップに立つということは、大きな意義を持つことです。
 では、どうして黒人というだけで差別を受けてきたのでしょうか。生まれたての白人の赤ちゃんが、黒人の赤ちゃんを差別するわけがありません。それは、白人の大人や取り巻く環境が黒人を見下すように仕向けていくからです。
 私たちが日本という外の国からその状況をみたら、全くおかしなことだとわかります。しかし、その環境の中に暮らしていたら、それがおかしなことだと気がつかないものなのかもしれません。

 そう思うと、私たちも、気づかぬうちに何かを信じ込まされている可能性があります。
 自由にものが言える現代に生きている私たちが、他人の言っていることに同調して行動するときには、きちんと自分なりの理由を考えるということが必要なのではないでしょうか。

 戦争時代の日本や黒人差別のような歴史も決して無駄ではなかったと思います。その偏った誤りに気づいたとき、その針は大きく振れて、二度と過ちを繰り返してはいけないという強い確信に変わります。

 「どうして命を失ってもいいのか」「どうしてその人を見下していいのか」。その理由が説明できなかったとき、この考えは間違っていると気づきます。自分で考え、“気づく”ということが大事なのだと思います。
         

原文   森リン ベスト5