●総合 87 点 

字  数 1393 字 思考語彙 63 点  (21 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 96 点  (106 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 102 点  (194 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙63


































































102
知識語彙96
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △文の長さの平均がやや長めです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

090708100707061014101005190811061412200617111611140413071706


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
30 為だ。
23 指す。
33 まう。
47 ある。
40 のだ。
30 たい。
32 とだ。
35 思う。
60 まう。
45 うか。
39 きる。
32 うか。
89 のだ。
35 なる。
58 ない。
27 とだ。
47 えた。
53 うだ。
96 いる。
34 った。
64 いた。
48 ない。
62 した。
45 ない。
70 うか。
18 切だ。
53 ろう。
24 ろう。
93 切だ。
27 たい。
96
93
89
70
64
62
60
58
53
53
48
47
47
45
45
40
39
35
35
34
33
32
32
30
30
27
27
24
23
18

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
公園の鬱蒼とした茂みは、私にとって何よりも楽しいものであり、茂みの外から中が見えないことをいいことに、茂みの中に毛布と本を持ち込んで、我が部屋のようにふんぞりかえっていたのを鮮明に覚えている。 (96字)
 

【本文】
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ための方法としては第一に、自然の恐ろしさを認識することだ。この文にあるように、農業は私たち身近に自然と繋がっている部分だと思う。しかし、私たちがいくら品種改良や、トラクターなどの機械を導入することができようとも、台風や暑さですぐに被害が出てしまう。それが、山火事や豪雨、地震などの自然災害を相手にするのならば、どうなってしまうのだろうか。現代を生きる私たちは、雲の流れ、プレートの動きをある程度予想することができる。しかしそれは自然の端っこを垣間見ているだけなのではないだろうか。ついこの間起こった能登半島地震について、教授らは「九十九パーセント、調べていた断層が動いたと言える」と言っているが、実際地震が起こるまでにその活断層について解明されなかったのだ。そして地域住民たちはその危険性を知らされていなかったということになる。このように、自然に対して甘い考えでいてはならない、いや、自然を管理しようとすること自体が間違っているのかもしれない。
 第二の方法としては、幼い頃に自然に沢山触れることだ。背丈が大人の半分もない幼少期の私たちにとって、道端の雑草ですらも大きく、公園の丘も山に見えた。私は東京で生まれたが、三歳の頃に静岡の自然と水に囲まれた地に移り、毎日のように公園を駆け回っていたそうだ。公園の鬱蒼とした茂みは、私にとって何よりも楽しいものであり、茂みの外から中が見えないことをいいことに、茂みの中に毛布と本を持ち込んで、我が部屋のようにふんぞりかえっていたのを鮮明に覚えている。小さな川でさえも、一日中遊んでも遊び尽くせない素晴らしいものだった。水に根気よく溶かし、削ると粘土のようになる石を見つけ、妹と「粘土石」という名前をつけて、一日中粘土を生産することに勤しんでいた。
今でこそ都会の便利さを感じているが、当時の私を自然の中に放り出してくれた両親には感謝しかない。「昆虫記」と著者として知られる、昆虫学者ファーブルは山村で暮らす祖父母の元で育てられ、昆虫と触れ合いながら幼少期を過ごした。私は東京で小さい子を見るたびに、一体どこで遊んでいるのだろうと疑問を抱かずにはいられない。幼い頃から自然に触れることで、自然の素晴らしさ、壮大さを見に沁みて感じ、自然に対して謙虚な気持ちを持ち続けることができるのではないだろうか。
 確かに自然を制御することも大切だ。もし道路や港を作らなければ、私たちは整備されてない道を通らなくてはならず、移動が円滑に出来なくなるだろう。そして海を利用した輸送もとても難しくなるだろう。しかし、自然に対して、私たちの管理下だ、と考えるのではなく、「自然は征服するものではなく、学ぶものである。」という名言があるように、自然に対しての畏敬の念を心の隅に置いておくのも大切だ。私は自然に対して謙虚な気持ちを忘れずに生きていきたい。

原文   森リン ベスト5