●総合 79 点 

字  数 908 字 思考語彙 62 点  (20 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 60 点  (33 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 70 点  (87 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙62



















































70
知識語彙60
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △文章の中心がよくしぼられていますが、もう少し話題を広げてもいいでしょう。
 △文の長さの平均がやや短めです。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

160611100412020405100608060505060707081004050507090609


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
80 ある。
22 走る。
49 いる。
39 いる。
21 ない。
52 きる。
11 いる。
15 ない。
32 らだ。
50 ろう。
25 ある。
35 まう。
25 能だ。
26 ある。
25 らだ。
21 ない。
36 思う。
34 じる。
32 ずだ。
39 のだ。
25 ない。
26 する。
30 きる。
36 のだ。
40 思う。
39 ある。
39 思う。
80
52
50
49
40
39
39
39
39
36
36
35
34
32
32
30
26
26
25
25
25
25
22
21
21
15
11

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えているようである。 (80字)
 

【本文】
 いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えているようである。一度、矛盾が不毛だと知れると、論理性へ走る。人々は、いわゆる論理なるものが塩のないお汁粉のように間の抜けたものであることを直観で感じてはいる。芸術では、この単純な合理にいろいろと仮名をつけて、そっとお引き取り願っている。詩における理屈はその一例であるにすぎない。月並みの句などということばは、かすかな平面的連続を敏感にかぎつけて、それを嫌ったものと見ることができる。
 矛盾は嫌われている。私も矛盾はあまり好きではない。第一の理由は矛盾することで、考えていることがまとまらないからだ。何か問題に突き当たったときに、その問題が方程式などで簡単に解けることならば苦労することがないだろう。しかし、矛盾を引き起こすこととなれば話は別である。うまくいっていた話でも、矛盾が見つかればたちまち考えがくるってしまう。矛盾がどのようにして起こるかどうかは予測不可能だ。解決策を考えようにもそんなものは存在しないのである。第二の理由は矛盾することには、終わりがないからだ。に終わりがあれば、それを矛盾とは言わない。結果を導き出すことが不可能だからこそ、矛盾は気味が悪いものだと私は思う。人は決めつけることができないものを嫌うという習慣があるように感じる。ある問題には必ず解が存在すると無意識に信じたいと思いたいはずだ。私も人間だから、答えを導き出せない、さらに解決でさえ不可能な矛盾が嫌いなのだ。
 しかし答えを出すことがすべてというわけではない。答えが分からないものだって世の中には無数に存在する。矛盾することで間違っているということを証明することもできる。矛盾することは、この世界のルールを成り立たせるにあたって必要条件なのだ。だから矛盾を嫌うことがすべてではないということを頭の片隅には置いておこうと思う。
 矛盾は人間に嫌われ、恐れられているものだが、なくてはならない法則なのである。いつか矛盾が矛盾ではなくなるような、そんな解が見つかることがあると良いと思う。

原文   森リン ベスト5