●総合 79 点 

字  数 1362 字 思考語彙 57 点  (16 個)
--------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 67 点  (47 種)
----------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 96 点  (175 種)
------------------------------------
-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙57

























































96
知識語彙67
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
50点 「が」:0.1% 「て」:0.6% 「それで」:0% 素材語彙偏差:0.8
文の長さ偏差:20 文の長さ平均:29 文の長さ中央値:25 文の長さの偏差/平均率:69%
#> ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △中間の長さの文がやや少なめです。
 △文の長さの平均がやや短めです。
 百字を超える文1ヶ所(-1点)
 ▲104字 これ、水泳・平泳ぎの北島選手100m金メダルの瞬間の私ですゞ 「手が出てるよ!」と叫んでいるのは、ゴール間近からテレビ画面に出た世界記録の緑のラインより、泳いでいる北島選手の伸ばした手の方が速かったからです。
【語彙バランス】
 (16)なので、#>説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-2点)
 (11)なので、#>概念的な言葉よりも、描写的な言葉がやや多い文章です。(-2点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0403020202070102260501080809041104040813040408170606100409150608041104100208120802020408


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
15 ちは。
10 った!
15 です。
10 るよ!
7 るよ!
25 ぁ……
9 した。
13 した。
104 です。
27 ごい!
7 る!!
29 です。
31 です。
40 した。
19 のか。
50 です。
16 選手。
18 した。
34 強さ。
60 せん。
18 った。
19 した。
42 した。
70 した。
37 した。
28 です。
43 んだ。
21 した。
45 した。
67 ます。
36 ます。
24 ます。
19 ない。
51 ない。
17 ある。
45 のだ。
17 した。
33 した。
45 ます。
23 も……
11 った!
11 とう。
26 です。
32 ます。
104
70
67
60
51
50
45
45
45
43
42
40
37
36
34
33
32
31
29
28
27
26
25
24
23
21
19
19
19
18
18
17
17
16
15
15
13
11
11
10
10
9
7
7

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
これ、水泳・平泳ぎの北島選手100m金メダルの瞬間の私ですゞ 「手が出てるよ!」と叫んでいるのは、ゴール間近からテレビ画面に出た世界記録の緑のラインより、泳いでいる北島選手の伸ばした手の方が速かったからです。 (104字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
けでなく、世界記録も達成するなんて、すごい! すごすぎる!! この場面が、北京オリンピックで私が最初にしびれた場面です。

 ご存じの通り、北島選手は前回アテネ大会の金メダリストです。しかしその後、精彩を欠いたレースが続いていて、国内でも勝てないことがありました。「アテネが北島選手のピークだったのか。北京に出たとしても、アテネ以上の泳ぎは期待できないのではないか」と内心どこかで、私思っていたのです。
 ああ、ごめんなさい、北島選手。アテネを超える素晴らしい泳ぎでした。あらゆるプレッシャーを一身に受けてきた上で、最高の力を出し切る強さ。鍛え抜かれ、完成された技術はもちろんのこと、それをこのような大舞台で100%出しきれるのは、精神力の強さに他なりません。
北島選手はやはり凡人ではなかった。それを思い知らされた嬉しい瞬間でした。

 レース後のインタビューで感極まって涙ぐんだとき、北島選手は変わったと思いました。アテネでは「ちょー気もちいい」という名ゼリフがありましたが、今回は何より先に「ありがとうございました」という他に感謝する言葉が出てきました。
 アテネのときは、ライバル選手に勝つことを目的にしているように見えました。もちろんそれは当然で、私たちもそこを応援していたのです。しかし、今回このインタビューを見て感じたのは、「この人は4年間、自分と闘ってきたんだ。そして自分にかったんだ」ということでした。辛かっただろうという いたわりの気もちと、人生のお手本を見せられたような感動を味わいました。

 4年間のいいことも悪いことも、きっちりと自分で受けとめて、それを全て自分の人生にし、泳ぎの一かき一かきに込めていたように思います。ほんの1分弱の泳ぎに、4年間の全てをプラスにして集約したのだと思います。
 人生は山あり谷あり、誰でも悪いときがあります。しかし、そこで自分に負けちゃいけない。他に負けて落ち込んでも、うまくいかなくてあがいても、自分を信じるひとすじの心だけは無くしてはいけない。時間がかかろうとも、必ず道はある。全てを受け入れて自分にかったとき、きっと、いいことばかりの人生よりも ずっと強くなれるのだ。 そう教えられたような気がしました。

 北京オリンピックはこの後も、私に様々な感動と教訓をくれました。筋書きのないドラマとはこのことで、嘘のない本当の姿だからこそ、心に深く響くのだと思います。あの涙も、あの笑顔も、あの姿も、あの言葉も……ほんとうに、よかった! ほんとうにありがとう。
 2016年の東京オリンピックが実現してほしいです。きっと私たちに、予想もできない心の財産を与えてくれると思います。
         

原文   森リン ベスト5