我が家もあわてて、注射を打ちに行ったのですが、すでに広がっているということと、注射の効果があらわれるまでに２週間くらいかかるということから、残念ながら間に合わず、次男がしっかりインフルエンザウイルスをもらって帰ってしまいました。 （114字）

　

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した。我が家は毎年１１月に入ったら、家族全員予防注射を受けています。そのおかげか、おととしまで、だれもインフルエンザにかかったことがありませんでした。ところが、昨年、息子たちが通っている小学校で１０月の初めにインフルエンザの患者第１号が出たのです。この時期は、我が家に限らず、どこの家でも、まだ予防注射を受けておらず、またたく間に、学校中、インフルエンザ患者が増えていきました。我が家もあわてて、注射を打ちに行ったのですが、すでに広がっているということと、注射の効果があらわれるまでに２週間くらいかかるということから、残念ながら間に合わず、次男がしっかりインフルエンザウイルスをもらって帰ってしまいました。その２日後、私もダウン。初めてインフルエンザにかかりましたが、明らかにふつうのかぜとはちがいますね。とにかく体中がいたい。寝ていると背中がいたい。トイレに行こうと思っても起き上がれない。水を飲もうを思っても、手がいたくてコップが持てない……。インフルエンザのこわいところは、ここかと実感したものです。
　結果として、息子たちが通っている小学校では、１か月半の間に全児童の約半数がインフルエンザにかかり、とくに、第１号が出た長男のクラスは３分の２の児童がかかっていました。当然、学校の先生にもうつり、学校中が大変な事態になってしまいました（けれど、学級閉鎖・学校閉鎖はありませんでした）。児童の家族も含めると、この地域でのインフルエンザ患者は、ばく大な人数になっていたと思います。このときほど、インフルエンザをこわいと思ったことはありません。
　ところが、インフルエンザウイルスだらけの学校に通っていた長男は、不思議なことにかからなかったのです。クラスの３分の２がかかったというのに……。そこで、長男と次男の日ごろの生活態度を比べてみました。まず、長男は、予防のためのマスクを学校できちんとしていました（次男は、マスクがきらいなので、していません）。学校から帰ったあとは、せっけんでしっかり手を洗い、うがいもしていまいた（次男の手洗いは、ぬらすだけという感じ。うがいもいいかげん）。予防には、「うがい・手洗い」とよく言われますが、本当にそれを守った長男はかからずにすんだのです。私もきちんとしていたつもりだったのですが、病人の次男につきっきりだったせいか、うつってしまいましたが……。

　これから、クリスマス、冬休み、お正月と楽しい行事がたくさん待っています。楽しい日がおくれるように、手洗いうがいだけは、しっかりやってくださいね。本当にこれだけでも充分、予防ができますよ。「しっかり」がポイントですよ。いいかげんな手洗いうがいでは、かかりますよ。
　では、来年１月に、また元気な声を聞かせてくださいね。よいお年を……。