オーストラリアからのお客さまということもあり、どんな日本文化を紹介しようかと、家族であれこれ計画をしていただけに、直前の中止は、残念でなりませんでした。 （76字）

　

かき学級新聞　７月号

　待ちに待った夏休みとなりました。楽しい計画を立てている人も多いでしょうね。受験生の人は、悔いのない夏を過ごしてくださいね。

　先日、わが家でちょっと残念なできごとがありました。実は、オーストラリアから高校生の男の子が、わが家でホームステイすることになっていたのですが、中止となってしまったのです。理由は、今、世間をさわがしている新型インフルエンザに、いっしょに来日した、別の生徒さんが、かかってしまったからです。関西空港での検疫には、ひっかからなかったのですが、広島入りしてから発熱し、検査の結果、残念ながら新型インフルエンザ……。わが家に来る前日のことでした。オーストラリアからのお客さまということもあり、どんな日本文化を紹介しようかと、家族であれこれ計画をしていただけに、直前の中止は、残念でなりませんでした。ちなみに、考えていたことは、「空手」「そろばん」「書道」「囲碁」体験です。これらは、小学生の息子たちが習っているもので、たまたま、ホームステイする期間とおけいこ日が重なっていたので、連れて行ってあげようと予定していたのです。
　でも、中止では仕方がありません。そこで、せめて、用意していたプレゼントだけでも渡したいと思い、彼らが宿泊（待機）している広島国際センターに、品物を送ることにしました。実は、その中の一つに、みなさんから送られてくる作文の封筒の「切手」があったのです。私は、もともと、みなさんからの切手をずっと集めていたので、何百枚という記念切手がありました（これらの切手を切手収集家が買って、そのお金を海外の医療協会へ送るというシステムがあるのです）。もうそろそろ、彼（ホームステイする予定だった男の子）に届いていることと思います。切手の図柄には、富士山や寺院、百人一首、各地の名所といった、日本を代表するものが多いので、彼も喜んでくれているのではないかと思っています。みなさんからの切手のおかげで、すてきなプレゼントができました。ありがとうございました。
　また、今日から、切手をせっせと切りぬいて、集めています。またいつか、海外のお客さまにプレゼントができたらいいなと願いながら……。