調べてみると、この商品は海外から輸入品であり、日本では承認のされていない材料、シブトラミンという動機や息切れを引き起こす作用があると専門家によって明かされた。 （79字）

　

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に見える。しかし、そのどれもが安全性を重視したものではない事もある事に気づいていない者が多い。もっと楽にダイエットができると謳うサプリメントには、危険が多く潜んでいる。数年前話題になった、「食べるだけで痩せるゼリー」は良い例だ。ダイエットは継続的に続ける事や各々に合ったやり方を見つけてやるべきものだが、それが難しいと感じる人には夢の様な商品。しかし、冷静に考えるととても不審に感じる。日本の若い女性の多くは見た目を気にするあまり、盲目になりこのゼリーを購入し摂取した者は少なくはなかった。その多くは、動悸や息切れ等の健康被害を訴えた。調べてみると、この商品は海外から輸入品であり、日本では承認のされていない材料、シブトラミンという動機や息切れを引き起こす作用があると専門家によって明かされた。この様な出来事は、メディアの全てが正しいと盲目的に信じる事は非常に危険であると証明している。
　この問題への対策として、自分の目で見て、体験する事が挙げられる。メディアは、私達が経験していない事も経験したかの様に錯覚させるが、その分真実であると実際に確認せずに盲目的に信じやすくなっている。しかし、実際に見てみたり、自分で調べてみたりすると違う視点も出てくる。私がこれを痛感したのはネット恋愛である。コロナ流行初頭、私はネット恋愛に対してメディアで見た犯罪リスクの事ばかり信じていて、強い抵抗感を抱いていた。しかし、外出規制から始めたゲームで奇遇な事に好意を抱いた相手が出来た。交際に発展する前に考えた時、私の成人したネット友達の数名はネットで知り合ってから同棲し、結婚まで至った人が数名いた。決して大人数ではなかったが、彼らは実際に会って交際したカップルと変わらぬ家庭を持っている。これを見て私は交際を決め、今は遠距離だが相手とその家族とも実際に会って良い関係を築いている。その様な事実を目の当たりにして、ネット恋愛が一概に悪いものではないのだと気付かされた。メディアから多くの情報を得られる今、私達は実際に自分で体験し、良いものを精査する力が必要だろう。
　確かに、メディアの映し出すもの全てを疑うのは困難である。概念とは、人が盲目的に従うものではなく、人に気づきを与えるためのものである。現代社会は、多くの概念が現実離れし、人の手によって一人歩きしている。これから先、重要な概念が一人歩きする事によって考え方だけが変化してしまうのは問題だ。概念は、私が思うに先人の残した知恵の一部である。それを浅く捉え、上部だけが着々と本来の意図から離れていっていると強く感じる。昔、哲学者のデカルトは、自分の周り全てを疑い、確認すると言う方法で真実を突き詰めた。考え方の一人歩きを防ぐためにも、デカルトの様に外から聞いた情報を自分で確認し、再び自分の中で思考する力は極めて必須であると想察する。