●総合 92 点 

字  数 1442 字 思考語彙 69 点  (26 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 101 点  (116 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 105 点  (202 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙69





































































105
知識語彙101
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ◎文の流れがリズミカルです。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △中間の長さの文が多く長い文と短い文がやや少なめです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0905071008110304081107050914141110110707101307041011070612070406060407140908121007


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
42 ある。
27 ある。
30 ある。
41 うか。
36 ろう。
38 思う。
17 うか。
15 れる。
37 らだ。
47 らだ。
26 ある。
23 ある。
40 いた。
59 った。
45 じた。
42 ある。
51 れた。
41 いる。
39 ろう。
28 する。
45 じた。
52 らだ。
27 った。
15 った。
39 いた。
44 ない。
31 ない。
30 ある。
50 いる。
29 ない。
22 ある。
19 じる。
20 ゆく。
18 する。
28 思う。
54 じる。
37 ある。
36 きだ。
41 思う。
47 たい。
30 たい。
59
54
52
51
50
47
47
45
45
44
42
42
41
41
41
40
39
39
38
37
37
36
36
31
30
30
30
29
28
28
27
27
26
23
22
20
19
18
17
15
15

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
その後成長して、見えるものより大事なものがあるという理想主義に納得してから私は、感情の一部を取り出すことが楽になった。 (59字)
 

【本文】
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因は第一に、宗教を通して人間が心のよりどころとなってしまうからだ。前出で「人」と表現せず「信念」と表現したのも、人間の個体と精神の別は必ずしも一致しないからだ。例えば私も、このことを経験したと思われる事例がある。それは、「自分が自分でわからない」感覚である。幼いころの私は特に信念が錯綜し、不安だったのか感情を言い表すのをはばかっていた。その後成長して、見えるものより大事なものがあるという理想主義に納得してから私は、感情の一部を取り出すことが楽になった。それから、旧約聖書にある、十戒のうちの聖像崇拝禁止が、理想主義の精神と近いと私は、感じた。例えば回教で預言者や神の描写を強く禁じるのも、見えないものを信じるという原点にある。一方で、新興宗教の辞典を眺めているとやたらと解説されている内容が教祖についてであるように見受けられた。仏教系であれ神道系であれ各新興宗教の教祖の写真が大きく載っていたように覚えている。これは教祖が見えやすくわかりやすい人格に祭り上げられていることの証しであろう。そうすると、教祖が求心力となり精神が一元化し絶対化する。つまり、人々は神ではなく人の中の偏った精神にすがり始めていると、このことから私は、感じた。
 また第二の原因としては、宗教をつかさどる指導者が信者の心を動かしぼうどうを引き起こすことがあるからだ。私もかつてこのような教祖を漠然と目指したことがあった。しかし当時の私は傲慢であった。狭い殻に閉じこもり、自分のことを外的存在を動かしうる支配者であると信じていた。まだ判断基準の出来上がっていない私の幼い精神が神格化された歴史にひかれたのかもしれない。つまり私も伝説や権威の精神にとらわれかけていたのかもしれない。しかし、そういった英雄が世界をよりよくすることはまれである。英雄と人民との心の対話がないことが大因だろうが、それは英雄が持つ「中途半端な自我」とかかわっている。おおよそ前述のような指導者は、神や人民を自分とは考えない。むしろ卑小化した自我がそうさせないのである。しかし、今私は神の一部であると信じる。神を通り、自我は宇宙全体に広がってゆく。そのとき、自我は最大化し最小化する。このとき私は、まるで私の肉体がなくなったかのように思う。このように自らの自我に焦点を合わせ、精神の戸を開けば、支配者が人民の暴動を生むことはあるまいと私は、感じる。
 確かに、争いを引き起こさず心の支えとなる宗教も存在するという意見もある。とかと、宗教とは人間の集まりではなく精神の集まりと融合の場であるべきだ。だから私は、宗教にのめり込んで判断基準が偏り周りに迷惑をかけることは問題だと思う。これから私は、人間が自然の一部であるように、あらゆるものが神の一部であるという見方を示したい。加えて各々が持っている精神により寛容な社会を作っていきたい。

原文   森リン ベスト5