あかるらさん、作文の提出ありがとうございます。
まず、作文のテーマに対する理解の深さが際立っており、非常に興味深い内容でした。
言葉の正確な使用の重要性を、具体的な例を挙げて説明している点が素晴らしいです。
特に、コミュニケーションにおける言葉の誤解が生じる具体例を挙げた部分は、リアルで説得力があります。
また、国際的な視点から表現の
違いを考察している点も、視野が広いと感じました。
言葉を通じた混乱を
避けるための具体的な提案が
含まれており、説得力が増しています。
「言葉は人を作る」という引用も、テーマにぴったりで印象的でした。
◎複数の理由がよく書けています。
「第一に、言葉を厳密に表現しなければ
円滑なコミュニケーションの
妨げになるからだ。」「第二に、
誰にとっても同一の表現によって様々な物事の形を
捉えることができるからだ。」
◎名言がよく書けています。
「言葉は人を作る」
◎データがよく書けています。
「fumumuというウェブサイトの全国10~60代の男女1589名を対象とした調査によると、言葉が足りないせいで揉め事になることが多いという人の割合は20%を
超えるそうだ。」
語彙力評価:
-字数が1200字以上書けています。
-難しい言葉がよく使われています。
全体として、非常に
考え抜かれた作文で、読み応えがありました。引き続き、このような深い
洞察を持った作文を期待しています。
作文字数1581字 |
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目標字数1200字 |
総合点 88 点 |
思考語彙 82 点 |
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| 表 現 語 彙 91 点
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知識語彙 92 点 |
■思考語彙 33種
するため,を考える,。例えば,これによって,。一方,ないため,なければ,そのため,伝えよう,できざる,しまう場合,書けば,と考える,よると,。だからこそ, 第,なるから,しよう,は確か,だろう,。例えば,せざる,だろう,を例えば,た場合,。つまり,表現によって,n確か,誰にとって,書くため,。しかし,と思う,と考える,
■知識語彙 78種
一瞬,不明瞭,主張,事柄,仕方,以上,何事,作成,全体,具体,努力,効果,印象,友人,国語,基本,場合,大切,大雨,字数,学年,完結,対句,小学校,弊害,強調,彼女,従業,思考,意識,技法,授業,損失,文章,方法,日本,日頃,時間,普段,曖昧,最終,本来,本論,比例,比喩,活用,焦点,状況,独自,理解,生物,生産,直喩,直感,相手,社内,種類,立場,簡潔,結果,結論,膨大,自分,苦労,表現,要因,要点,言葉,言語,誇張,説明,論理,資料,超過,過度,部分,隠喩,鮮明,
■表現語彙 143種
あき,きっかけ,こと,これ,これら,さ,さん,そう,それ,ため,どれ,はじめ,まとまり,まま,もの,よう,インパクト,カキ,カッコ,コツ,コミュニケーション,スピーチ,ドル,レトリック,一,一つ,一瞬,万,三,上,不明瞭,主張,事柄,二,人,今,仕方,以上,何,何事,作成,側,全て,全体,具体,努力,効果,十,印象,友人,命,員,回,国語,基本,場合,大切,大雨,字数,学年,完結,対句,小学校,山,弊害,強調,当たり年,彼女,従業,心,思考,性,意識,技法,授業,損失,数,文,文章,方法,日本,日頃,時間,普段,曖昧,最終,本,本来,本論,比例,比喩,法,活用,滝,焦点,状況,独自,班,理解,生物,生産,的,直喩,直感,相手,確か,社内,私,種類,立場,筋,簡潔,米,組み,結果,結論,聞き手,膨大,自分,苦労,表現,要因,要点,言い回し,言葉,言語,話,誇張,説明,読み手,誰,論理,豊か,資料,超過,過度,達,部分,間,際,隠喩,響き,鮮明,
■経験語彙 35種
あらす,かける,くくる,しまう,できる,ひく,ぼやける,よる,られる,れる,与える,伝える,伝わる,使う,分かる,収める,取る,変える,学ぶ,寄り添う,引き付ける,思い浮かべる,書く,比べる,用いる,考える,聞く,行う,表れる,覚える,訴える,試みる,読む,述べる,通る,
日本的表現の良さ
中1 あかるら(akarura)
2025年3月2日
日本人が淡泊である代わりに持久力に欠けていると言われるのも、生活習慣に左右されている部分があるのではないか。この傾向が言語に影響しないはずはない。これが和歌や俳句という詩型を生み出し、日本人の感性、言語、思考を決定するほどの力を持ってきたように思われる。もちろん二つの詩型には相違があるが最もよく似ているのは言葉の論理に背を背ける点だ。日本の和歌や排句には論理を越えた論理があるのだ。私は短い言葉で直感的に言葉を表現し理解する日本のコミュニケーションは良いと考える。この理由は二つある。
第一にインパクトが出ることで相手に内容が響きやすいからだ。「相手に内容が響く」とは相手に自分の主張が伝わり、理解されるということを指す。 私はスピーチライターであるひきたよしあきさんが書かれた「短くても伝わる文章のコツ」という本を読んだことがある。この本では短くかつ分かりやすい文章を作成するための方法が全体を通して説明されていることで、私もこの本がきっかけで表現の仕方を考えるようになった。例えばカキカッコを活用し自分が強調したい言葉や文をくくるというのはこの本から学び私が普段から行うものの一つだ。これによって短く簡潔に自分の主張をインパクトのあるものにできている。一方スピーチや文章の過度な長さは聞き手や読み手に「分かりにくい」という印象を与えてしまう。私は国語の授業でビブリオバトルを行った際、同じ班の友人が過度に長く説明してしまった。そのスピーチでは本のあらすじや自分の主張と結論は述べられていたものの、本論となる部分の説明が曖昧になっている上まとまりがないため本来収めなければならない時間を超過していたのだ。そのため聞いていた側としても最終的に彼女が一生物命伝えようとしていた事柄を全て組み取ることができず理解に苦労した。文章や説明の長さはその結果として伝わりにくさに比例してしまう場合がある。要点が不明瞭なまま、長く書けば書くほど主張の焦点がぼやけてしまい、これが分かりにくい文章の要因になっていると考える。米SMB Communicationによると社内コミュニケーションの弊害による生産性の損失は従業員1人当たり年間約2万6000ドルだそうだ。だからこそ短く直感的に表現することで、心に響きより相手の立場に寄り添った文ができるのだ。
第二に、言語表現が豊かになるからだ。短く直感的に表現しようと試みる私達の文章での努力がレトリックという文章表現の技法の数に表れているのは確かだ。基本的なレトリックの一つである比喩表現をはじめ、隠喩や対句法、誇張して表現する誇張法など三十以上もの種類がある。特に直喩は私達も日頃から活用しているのではないだろうか。例えば小学校低学年の「滝のような大雨」など比喩を学んだ授業を私は今でも覚えている。また「山のような資料」という言い回しも私達が意識せずとも何回も使う表現の一つだろう。もしこれらの表現を例えば「膨大な数の資料」などに変えた場合、比喩を用いたものと比べてそれがどれほどなのか具体的に分かりにくい。つまりレトリックを使った表現によってより少ない字数で鮮明に状況を思い浮かべることができるのだ。
確かに論理的思考は誰にとっても分かる筋の通った文章を書くためには大切だ。しかし「言葉は短く、心は深く。」という言葉がある。短くかつ直感に訴えかける日本独自の表現は相手を一瞬で引き付ける効果があるのだ。私はこの話を通して何事もまずは完結に伝えるということを意識していきたいと思った。このことから短い言葉で直感的に言葉を表現し理解する日本のコミュニケーションは良いと考える。