あえわたさん、作文の提出ありがとうございます。
今回の作文では、昔話の価値(かち)と重要性について深く掘り下げ(ほりさげ)ており、その熱意が感じられる内容でした。

まず、作文の構成が非常に良かったです。昔話についての一般(いっぱん)的な説明から始め、自身の体験談に移行し、さらに昔話の社会的・文化的意義について詳しく(くわしく)説明するという流れは、読む人にとって理解が深まるように効果的に配置されています。
また、昔話がどのようにして自分の心や想像力に影響(えいきょう)与え(あたえ)たかの具体的な例を挙げることで、論点(ろんてん)に説得力を持たせています。

個人的な体験を交えることで、読者が作文に親近感を持ちやすくなっているのも良い点です。特に、お母さんに読んでもらった桃太郎(ももたろう)の話や、図書館で自分で本を選んで読むようになった経験は、昔話への興味を自然に引き出しています。

最後に触れ(ふれ)た「人間にとって昔話とは、心を成長させてくれるものだ」という言葉は、昔話の持つ教育的な価値(かち)をうまく表現しており、締めくくり(しめくくり)としても非常に効果的でした。

総じて、昔話の重要性を多角的に捉え(とらえ)自己(じこ)の経験を織り交ぜながら語ることができている素晴らしい作文です。

一般(いっぱん)化の主題がよく書けています:「人間にとって昔話とは、心を成長させてくれるものだ。」 森リン評価 身近にある昔話 he 03月2週 あえわた
字数/基準字数:
1283字/1200字
思考点:83点
知識点:76点
表現点:79点
文化点:85点
総合点:81点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
文化点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙 33個 83点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙52種98個53%76点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙108種202個53%79点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
文化語彙41種70個59%85点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1283字
 83点
 76点
 79点
 85点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 文化語彙

 


■思考語彙 33種
しよう,求めれば,だろう,言えば,たから,ことによって,に思える,だろう,なので,と思う,だろう,と思う,話すと,と思う,。しかし,なると,なので,。例えば,だろう,も言える,は思う,と思う,しよう,よらざる,いるから,と思う,と思う,。しかし,気づくと, 確か,。しかし,だろう,人間にとって,

■知識語彙 52種
一般,不思議,世界,人間,代表,以外,伝説,作品,作者,保育園,先生,共通,口承,台下,図書館,場面,大体,大衆,存在,学校,実例,小学生,年生,形式,想像,意味,成長,文字,文学,文芸,方法,日本,日本人,昔話,時代,普遍,根源,桃太郎,民話,物語,生活,知恵,祖父,簡潔,素朴,絵本,自分,表現,誕生,説明,身近,重要,

■表現語彙 108種
おじいさん,おばあさん,お母さん,ここ,こと,これ,さ,そのもの,それ,たくさん,ただ,とき,ところ,どん,みんな,もの,キジ,テーマ,プレゼント,一,一般,不思議,世界,中,人,人間,今,代々,代表,以外,伝説,作品,作者,保育園,僕,元,先生,共通,前,助け,口承,台下,命,噂,図書館,場面,大体,大衆,存在,学校,実例,小学生,川,年生,形式,心,思い出,想像,意味,成長,手,持ち主,文,文字,文学,文芸,方法,日,日本,日本人,昔,昔話,時代,普遍,本,根源,桃,桃太郎,様,民話,灯,点,物語,犬,猿,生活,的,知恵,短,確か,祖父,簡潔,素朴,絵本,自分,色々,表現,話,誕生,説明,読み方,諺,身近,違い,重要,頃,鬼,鬼ヶ島,

■経験語彙 41種
くれる,せる,ぶる,もらう,よる,られる,れる,付く,使う,倒す,借りる,入る,出来る,分かる,取り扱う,取る,学ぶ,寝る,広がる,思える,拾う,揺れる,教える,残る,気づく,求める,流れる,生まれる,知る,聞く,育つ,覚える,親しむ,言える,話す,語り継ぐ,語る,読む,読める,貰う,通う,

 

身近にある昔話
   小6 あえわた(aewata)  2025年3月2日

 お話のことを私たちは、声によって伝達される文学と考えている。文学的に価値のある作品と言うのは、ここでは「私たちの心を楽しませ、人間についての私たちの理解を助けてくれるもの」と表現しよう。では、どの様な作品を求めれば良いのだろうか。語ると言う点から言えば、特に昔話が重要になってくる。昔話は、一般大衆の文学でしたから、取り扱うテーマは、普遍的、根源的で、その表現形式は、簡潔で素朴な心の持ち主にもよく分かる様になっている。昔話に親しむことによって、「物語」やそれを「語る」ことの意味が少しずつ分かってくる様に思えるだろう。この文から、昔話は一般大衆の文学なのでどんな人にでも分かりやすい表現方法が使われていて、親しみやすいと思った。

 僕が昔話というものの存在を知ったのは保育園に通っていたときぐらいだろう。初めて読んだ昔話は桃太郎だ。これは大体みんな共通していると思う。桃太郎の話を簡潔に話すと、川に流れていた桃をおばあさんに拾われ、その桃から生まれた桃太郎は、すくすくおばあさんとおじいさんの元で逞しく育つ。そして、鬼ヶ島の悪い鬼の噂を聞き、犬、猿、キジの助けを借り、鬼を倒すという話だ。この昔話をお母さんに読んでもらったのはしっかりと思い出に残っている。お母さんには昔話は桃太郎以外に読んでもらったことが無いと思う。しかし、寝る前に絵本をたくさん読んでもらったのは覚えている。だが、小学生になると学校の図書館で本を借りられる様になる。そして、文字の読み方も先生に教えてもらった。なので、僕は図書館で昔話の本を手に取り、借りて自分で読んでみた。自分一人で読める様になると読むということが楽しくなる。小学生に入って一年生のときでも、分かりやすい表現が使われていて、読みやすかった。例えば、桃太郎の話に中に、どんぶらこどんぶらこと言う表現が使われている場面がある。そう言うのも、揺れているなどと想像が付くだろう。まるで、昔話は文学の命とも言える存在だと僕は思う。このことから、昔話を読むことで色々な表現を知ることが出来ると思った。

 ではここで、昔話について詳しく説明しよう。昔話とは、一般大衆の生活の中で文字によらず代々語り継がれてきたもので、口承文芸である。口承文芸の代表的なものが民話であり、民話には昔話と伝説がある。昔話は時代も作者も分からない「昔々の遠い昔のあるところの、ある人」の物語である。昔話には、昔の人の知恵や実例が入っているから面白いと思う。僕がまだ小さかった頃、祖父から日本昔話のDVDを誕生日プレゼントを貰った。貰ったときは嬉しくてずっと見ていた。今になっては見ないが面白い話や不思議な話、怖い話、悲しい話など昔話は日本人の心そのものだと思う。灯台下暗しという諺がある様に身近にあるが中々気づかない。しかし、昔話の良さに気づくと世界が広がるに違いない。

 確かに、昔話はただの昔の話だ。しかし、短にある昔話から相当学ぶことはあるだろう。人間にとって昔話とは、心を成長させてくれるものだ。

「DVDもう一度見てみるか。」