ななつ星さん、作文の提出(ていしゅつ)ありがとうございます。今回の作文では、科学、歴史、日常(にちじょう)生活の例を通して変化と進歩の大切さについて考えを深めていますね。とても興味深く(きょうみぶかく)読ませていただきました。

まず、ウェーゲナーの大陸移動(いどう)説について説明する部分では、科学的な発見がどのようにして生まれるかをわかりやすく示し(しめし)ており、科学への理解(りかい)を深める良い試みとなっています。また、聖徳太子(しょうとくたいし)厩戸皇子(うまやどのおうじ)記述(きじゅつ)の変化を挙げることで、歴史の捉え(とらえ)方が時代と共にどのように変わるかを具体的に示し(しめし)ており、歴史学への興味(きょうみ)を引き出す素晴らしい(すばらしい)内容(ないよう)です。

次に、運動中の水分補給(ほきゅう)に関する昔と今の考え方の違い(ちがい)を取り上げることで、日常(にちじょう)生活の中での知識(ちしき)慣習(かんしゅう)の変化にも目を向けています。これにより、読者にも日々の生活の中での変化に気づかせることができています。

最後に、ことわざを引用して新しい視点(してん)の重要(せい)を説く部分は、作文全体のテーマをまとめ上げるのに適し(てきし)結論(けつろん)となっており、考える力を育てる上で非常(ひじょう)効果(こうか)的です。

全体を通して、様々な分野にわたる具体例を用いることで、テーマの理解(りかい)を深める工夫が見られました。さらに、日々の観察や学びを大切にする姿勢(しせい)が感じられる作文でした。

###項目(こうもく)評価(ひょうか)
-内容(ないよう)豊富(ほうふ)さ:A
-説明の明確(めいかく)さ:A
-例の適切(てきせつ)さ:A
-構成(こうせい):A

「ちょうどジグソーパズルの切れ端(きれはし)のように」◎たとえがうまく使われています。 森リン評価 知られていなかった、厩戸皇子 ne 03月3週 ななつ星
字数/基準字数:
1053字/1000字
思考点:65点
知識点:75点
表現点:72点
文化点:77点
総合点:72点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
文化点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙 22個 65点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙50種79個63%75点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙94種161個58%72点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
文化語彙36種50個72%77点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1053字
 65点
 75点
 72点
 77点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 文化語彙

 


■思考語彙 22種
集めると,を考える,だろう,を考える,進むと,たらしい,ますと,皆さんにとって,者にとって,なるはず,ますと,。しかし,。しかし,ないから,落ちるから,なると,なるから,とらわれざる,と思う,するから,と思う,で考える,

■知識語彙 50種
一生懸命,世紀,中学校,事実,事績,休憩,体力,個体,全体,内部,分散,厩戸皇子,名前,否定,地球,変化,大切,大陸,子供,存在,学説,対策,意味,技術,教科書,日本書紀,書物,本当,正義,歴史,死後,水道,液体,熱中,理由,確実,科学,移動,聖徳太子,自分,自由,補給,見方,観察,観測,記述,資料,近頃,進歩,運動,

■表現語彙 94種
いろいろ,きた,こと,ことわざ,そう,そこ,それ,とき,はず,もの,よう,グラウンド,ジグソーパズル,ブドウ,一,一つ,一生懸命,上,世紀,中学校,事実,事績,今,他,休憩,体力,個体,全体,内部,分,分散,切れ端,力,厩戸皇子,名前,否定,地球,変化,大切,大陸,子供,存在,学説,対策,意味,感じ,技術,教科書,日本書紀,昔,時,書物,本当,正義,歴史,死後,母,水,水道,汗,液体,熱中,父,理由,界,症,皆さん,皮,確実,私,科学,移動,考え方,者,聖徳太子,自分,自由,袋,補給,見方,観察,観測,記述,説,誰,資料,近頃,逆,進歩,運動,違い,酒,頃,頭,

■経験語彙 36種
くれる,しまう,せる,ちぎれる,とらわれる,ぶつける,まく,られる,れる,わかる,使う,出る,分かる,変わる,寄せる,思いつく,感じる,探す,書く,求める,浮かぶ,生まれる,知る,立てる,考える,落ちる,融ける,認める,調べる,走る,送る,進む,過ぎる,集める,飲む,飲める,

 

知られていなかった、厩戸皇子
   小5 ななつ星(imasin)  2025年3月3日

 昔、ウェーゲナーという学者が大陸移動説を提唱した。ウェーゲナーが、世界地図を見ていたらいろいろな大陸の形が、ちょうどジグソーパズルの切れ端のように、寄せ集めると一つになってしまいそうな感じがしたことから大陸移動を考えた。地球の内部が融けた液体でその上に個体の大陸が浮かんでいる、それがちぎれて、だんだん地球全体に分散したのではないだろうかを考えて、大陸移動説という学説を立てた。近頃、いろいろな観測の技術が進むと、ウェーゲナーの学説が本当であったらしいということで、実際に大陸が移動するのだということが、事実として認められるようになった。その意味で、皆さんの自由な観察力や、考え方から思いついたことをどんどん科学者や科学界にぶつけていきますと、それは皆さんにとっても楽しいことですし、科学者にとっても楽しいことになるはずだ。そして、そこから、思いがけない科学の進歩も生まれるということになりますと、なんとも素晴らしいことであるに違いない。

 母が中学校の時の歴史の教科書には、聖徳太子のみが記述されていた。しかし今は、聖徳太子と厩戸皇子と記述されている。調べてみたら、聖徳太子の事績は、「日本書紀」に書かれていた。日本書紀は、聖徳太子の死後一世紀を過ぎた資料である。厩戸皇子の死後に送られた名前が聖徳太子である。さらに、聖徳太子の存在を否定する説も出ている。しかし、厩戸皇子は実際にいることは確実である。このことから、教科書に厩戸皇子が記述されるようになった。私は、歴史なのに変わることがあるのだと分かった。歴史は誰にもわからないからいろいろな書物などで新しくなるのだと知った。

 父が子供の頃、運動をしているときは、「水を飲むな、体力が落ちるから」という理由で水を飲ませてくれなかったそうだ。休憩になると、水道の水を求めて一生懸命に走って行き、グラウンドにまく水を飲んでいたそうだ。今は休憩の時は、必ず水を飲まなくてはならない。なぜなら、汗が出てきた分を水で補給し、熱中症対策にもなるからだ。私は、水が飲めないことがつらいと感じた。今と昔では真逆のことが正義として使われていると知った。

 「新しいブドウ酒は新しい皮袋に」ということわざがあるように、古いものにとらわれず、新しい見方をすることも大切だと思った。いろいろなことが変化するから一つの考え方にとらわれるのではなく、他の見方もないかと探してみることが大切だと思った。そして、自分の頭で考えてみるのが大切だと分かった。