<<え2010/566み>>
 友達の長所と短所の例は、よく考えたね。
 スキーとテスト勉強の例、イチローの例、いずれも説得力がある。
 結びの総合化も、しっかりまとめた。
 これは、模範(もはん)作文になる。

すみひなさん、作文の内容がとても豊かで、長所と短所を巧み(たくみ)に結びつけて考察していますね。
まず、友達の性格の特徴(とくちょう)とそれに関連する長所と短所を具体的に述べている点が素晴らしいです。
また、自身の体験を交えて、長所を伸ばす(のばす)ことの重要性を説いている部分は、読者にとって共感しやすく、説得力があります。
特に、数学の問題を解くことが得意であるという個人的な例を挙げることで、抽象(ちゅうしょう)的な概念(がいねん)を具体的に理解しやすくしています。

さらに、歴史的な人物や有名なスポーツ選手を例に挙げて、長所を伸ばす(のばす)ことの効果を説明している点も、作文の(はば)を広げています。
鈴木(すずき)一郎や徳川家康といった具体的な例は、説得力を増すのに効果的です。
全体を通して、自己改善の大切さを訴える(うったえる)主張が一貫(いっかん)しており、読み手に対するメッセージが明確です。

名言がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
歴史上の人物を実例としてよく書けています。
複数の意見がよく書けています。

内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1248字/600字
思考点:65点
知識点:82点
表現点:81点
総合点:77点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)

 


■思考語彙 22種 33個 (種類率67%) 82点
、もちろん,。しかし,。だから,。一方,からこそ,せよう,そのため,たから,だろう,と思う,と言える,ないと,なるから,なろう,られるから,上げるため,乗れざる,伸ばすと,伸ばすべき,入ると,出ざる,場面によって,

■知識語彙 60種 102個 (種類率59%) 79点
一番,一郎,上手,上記,世界,事実,人物,人間,以外,体格,俊足,信頼,冷静,勉強,勝負,友達,向上,周到,問題,場面,大切,天下,存在,学期,安心,家康,得意,徳川,徹底的,性格,慎重,成果,教科,数学,方法,日常,有名,極限,武器,歴史,毎日,決断,派手,準備,物事,理由,短所,統一,罪悪,脱力,自信,自分,自覚,自身,苦手,褒美,角度,達成,鈴木,長所,

■表現語彙 111種 194個 (種類率57%) 78点
こと,さ,そのため,それ,たくさん,ところ,どこ,どちら,ほか,まま,まわり,ゆえ,よう,カバー,コントロール,スキー,チャンス,テスト,バット,パワー,ミス,メジャー,リーガー,リーダーシップ,一番,一郎,上,上げるため,上手,上記,世界,中,事実,人,人物,人間,今,以外,体格,例,俊足,信頼,冬,冷静,前,力,勉強,勝負,友達,向上,周り,周到,問題,場,場面,大切,天下,好き,存在,学期,安心,家康,役,彼,得意,徳川,徹底的,性格,感,慎重,成果,所,教科,数学,方,方法,日常,有名,末,極限,武器,歴史,毎日,気持ち,決断,派手,準備,物事,理由,目,短所,私,章,統一,罪悪,脱力,自信,自分,自覚,自身,苦手,褒美,角度,誘い,週,達成,鈴木,長所,集,1つ,2つ,

■経験語彙 40種 67個 (種類率60%) 79点
しまう,すぎる,せる,できる,とれる,と思う,と言える,もつ,やる,られる,れる,わかる,上げる,乗れる,伸ばす,入る,出る,分かる,劣る,勝てる,得る,慕う,挙げる,書く,果たす,楽しめる,求める,活かす,生かす,盛り上げる,直す,知る,磨く,終わる,行ける,認める,送る,逃す,頑張る,頑張れる,

■総合点 87点

■均衡点 8点
 

毎日の楽しみ
   中2 すみひな(sumihina)  2025年4月1日

 人間はだれでも、長所と短所を持っている。私の友達にはいつも明るく、元気な人といつも冷静で慎重な人がいる。明るい方の友達の長所はまわりを明るくし、リーダーシップをとれるところだと思う。しかし、場の盛り上げ役になろうとしすぎて、場面によっては「うるさい」と言われてしまうこともある所は短所と言えるのではないだろうか。いつも冷静な方の友達はほとんど物事においてミスをしない。だから、たくさんの人から慕われ、私も安心して信頼している。一方で、慎重すぎるゆえに、チャンスを逃したり誘いにすぐ乗れずに楽しめなかったりする場面が多いと思う。しかし、どちらも短所を自分の得意な長所でカバーすることはできると思う。だから、自分のはっきりした長所を自覚し、それを伸ばしていくことが大切なのではないだろうか。

 その1つ目の理由は、自分の得意なことや好きなことを伸ばすと、成果が出やすく、「できた!」という達成感が得られるからだ。私の得意な教科は数学なのだが、その中でも特に好きなのが角度を求める問題だ。毎日やっている問題集の中にその章が入るとほかの教科も早く終わる。教科以外にも私は冬にスキー場に行ってスキーをするのが好きだ。「学期末のテストが終わった週にスキー場に行く」というご褒美があったからテスト勉強を頑張ることができた。テスト前にスキー場に行けても「まだ勉強が終わっていないのに」という罪悪感と「もう行けてしまった」という脱力感でテストも頑張れていなかったと思う。自分のモチベーションや自信を上げるためにも長所を伸ばすことは大切だ。

 その2つ目の理由は、長所を伸ばすことは短所をカバーする力にもなるからだ。その有名な例として鈴木一郎が挙げられる。彼は、自分は体格が小さく、パワーではメジャーリーガーに劣っていたという事実からバットコントロールと俊足という長所を極限まで磨いたのだ。今では、力では勝てないとわかっていたからこそ、自分の武器をとことん活かした例として世界で認められている。また、歴史上の人物として徳川家康も長所を上手に生かして天下統一を果たしている。彼は決断が遅く、慎重すぎるとも言われていた。しかし、その「慎重さ」を徹底的に活かし、派手な勝負には出ず、周到な準備と辛抱強さで天下統一を果たしたのだ。

 上記で書いたように、もちろん長所を伸ばすことも、それで短所をカバーすることも大切だ。しかし、一番大切なのは自分自身を向上させようという気持ちだ。短所を直すか、それとも長所を伸ばしてカバーするかということはそのための方法だ。世界には短所、または長所しかもっていないという人間は存在しない。だから、まずは自分がどんな性格をしているのか、どんなことが得意で苦手なのかなどということを知り、周りから見た自分を知ることが大切なのではないだろうか。それを知っていかないと、伸ばすべき長所もどこにあるのか全く分からないままに日常を送っていくことになってしまう。