至福の時間
   小4 いち(itiiti)  2025年4月2日

 「これうっま!」

 お母さんが作ってくれたぶり大根を初めて食べた時は、ほっぺたがとろけそうになりました。どうしてかというと、ぶりと大根の相性が抜群で、汁が良い感じに染みていたからです。そして何よりもこんなにおいしいおかずがあると言うことに驚き、まるで三ツ星レストランにいるのかと思うほど感動しました。ですが、僕は三ツ星レストランに行った事はありません。あくまで僕の想像です。

 僕は、「どうやって作ったの?」とお母さんに聞いてみたところ、お母さんは作り方を教えてくれました。

 まず、大根をお米の研ぎ汁で下茹でをします。ぶりは臭み取りのために霜降りをします。

霜降りは何のことかと言うと、熱湯をかけて、魚のぬめりや油を落とすことです。熱湯をかけると、魚の表面が白くなるので「霜降り」と呼ばれているそうです。臭みが取れるだけでなく、魚の味をしめて旨味を逃げにくくする効果もあるそうです。

 次に鍋にぶりと大根と生姜を入れます。醤油やお酒、みりん、砂糖も鍋の中に一緒に入れます。火をかけてぐつぐつと沸騰してきたら、落としぶたをして、弱火で30分ほど煮込めば味の染みたぶり大根の出来上がりです。

 ここで、僕は「落としぶたって豚のこと?」と一瞬思ってしまいました。

「もしくは、ふたを上から落とすこと?」とも考えました。

お母さんと調べてみたところ、落としぶたをかぶせる事で、味を均等に染み込みやすくする効果があると分かりました。いろいろな工夫があることで美味しい料理が完成することを知ることができました。

 お母さんが初めて食べて衝撃を受けたのは、ミルクレープだそうです。

ミルクレープを食べている時間は、まるで王室のお姫様のようになった気分になると言っていました。僕はそれを聞いて、「王室のお姫様?」と不思議に思いました。

 おいしいものを食べると幸せな気持ちになれるので、これからもおいしいものにたくさん出会えるといいなと心の中で思いました。