初めて食べるものはおみくじだ
   小4 あきたお(akitao)  2025年4月2日

「美味しい」

エスカルゴを口に入れた瞬間、バジルのソースと、噛んだときに柔らかくて肉厚した食感がクセになります。春休みフランスのパリに家族4人で行きました。お母さんのおじさんであるひろきおじちゃんと、おくさんのきぬよおばさんがおすすめのレストランを予約しました。僕は初めてのフランスのレストランにドキドキしました。初めてフランスで食べたものは、エスカルゴです。みてみるとバジルとハーブのオイルソースがグツグツしながら入っていました。エスカルゴは他の料理とちがって、特別なエスカルゴを持つための道具や、エスカルゴ用のフォークのエスカルゴフォーク、たくさんの丸い凹みがあるエスカルゴ専用のお皿がありました。僕がそのお皿を初めてみた時は、まるでタコの吸盤のようでした。エスカルゴを食べ終わった後に、残ったエスカルゴのソースをバゲットのパンにつけて食べました。僕はお母さんに

「エスカルゴは何の生き物からできてるの」

と質問するとカタツムリと聞いてゾッとしました。あまりにも美味しくて驚いて、もう日本では食べられないと思ったので後の三日間毎日食べました。特に最後の日は9個食べました。

お母さんが7歳の時に僕のおじいちゃんの仕事のためにスウェーデンで夏を過ごしました。その時のパーティーでメイルの料理にトナカイが出ました。7歳なのに大人と同じコース料理が出て、大人の味付けに、困ってたのにゆういつの希望であるメインの肉料理が、トナカイだと知りさらに元気がなくなりました。恐る恐る一口食べてみたら、強い獣の匂いがして、硬くてパサパサもしていて、目を瞑って飲み込んだっきりもう食べられませんでした。お母さんには、大人の奥深い味がわかりませんでした。お母さんは今では、子羊や鴨、猪そして、アナグマもウサギも立派に食べれる大人になっています。

僕はお母さんの話を聞いて、強い獣の匂いと硬くてパサパサしているトナカイの肉を、頑張って飲み込んだのはすごいなと思いました。

初めて食べるものは、美味しいか美味しくないかが、わからないので面白いなと心の中で思いました。