あえたしさん、素晴らしい(すばらしい)作文をありがとうございます。

この作文で特に印象的だったのは、日常(にちじょう)の中で当たり前に使っているものたち、特に「くずかご」と「ぞうきん」に焦点(しょうてん)を当て、それらがどのように(わたし)たちの生活に密接(みっせつ)に関連しているかを深く掘り下げ(ほりさげ)ている点です。文章を通じて、あえたしさんが物事をよく観察し、反省し、そして行動に移す(うつす)プロセスが見て取れます。これは非常(ひじょう)に大切なスキルです。

また、自分の過去(かこ)経験(けいけん)、特におもちゃ箱を整理した話を取り入れることで、文章に具体(せい)と説得力を持たせています。前の話聞いた話がよく書けています。さらに、自分の行動を変えた結果としての「作戦成功」の話は、読者にポジティブなメッセージを伝えており、とても励み(はげみ)になります。

文章中で、ぼくがおもちゃ箱を整理した(さい)の「まるでゴミ捨て(すて)場のように」という表現(ひょうげん)や、ぞうきんを「(えん)の下の力持ち」と例えた部分など、たとえがうまく使われています。これにより、物語に色彩(しきさい)と生動感が加わっています。

最後に、作文の終わりに初めのくずかごの話に戻っ(もどっ)て結んでいるため、書き出しの結びがよく書けています。全体を通して、あえたしさんの考えが一貫(いっかん)しており、とても読みやすい作文でした。改めて、素晴らしい(すばらしい)作文をありがとうございました。これからもこのように考えながら書くことを続けてください。
 

森リン評価 目立たない道具が送るメッセージ na 04月3週 あえたし
字数/基準字数:
1143字/500字
思考点:65点
知識点:45点
表現点:62点
経験点:92点
総合点:64点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:68点
知識点:48点
表現点:65点
経験点:95点
総合点:69点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙17種20個85%65点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙22種32個69%45点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙85種142個60%62点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙48種71個68%92点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1143字
 65点
 45点
 62点
 92点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 17種
n例えば,、むしろ,。しかし,。だから,いるかも,たから,で考える,と思う,と考える,に思う,のかも,のため,れざる,を考える,伝えよう,残さざる,繰り返すと,

■知識語彙 22種
一番,一緒,作戦,場面,大切,存在,必要,感心,感謝,成功,手軽,整理,普段,水族館,環境,生活,目線,筆者,結局,観察,身近,道具,

■表現語彙 85種
いっさい,おもちゃ,お母さん,お菓子,お金,かわいそう,きれい,きん,くずかご,こと,これ,しょうが,そこ,それ,ぞう,たくさん,ただ,たち,とき,なんど,ぬいぐるみ,のため,ほんとう,ぼく,みなさん,みんな,むだ,もの,よう,わたし,イメージ,ゴミ,ティッシュ,メッセージ,モップ,一番,一緒,下,中,事,人々,今,何,作戦,前,力持ち,勢,場,場面,大切,好き,存在,宝,家,布,床や,当たり前,必要,感心,感謝,成功,手,手軽,整理,方,日,昔,時,普段,机,水族館,物,環境,生活,目線,私,筆者,箱,結局,縁,観察,話,身近,道具,頃,

■経験語彙 48種
あふれる,おく,かえる,くれる,しまう,しれる,つかう,つくる,できる,でる,で考える,とる,と思う,と考える,なくなる,に思う,ふく,みすごす,やる,れる,を考える,伝える,使う,使える,保つ,働く,入れる,分かる,嫌う,役立つ,感じる,扱う,持つ,捨てる,支える,散らかる,暮らす,残す,比べる,気づく,目立つ,繰り返す,見つける,読む,買う,起こす,違う,頑張る,

 

目立たない道具が送るメッセージ
   小5 あえたし(aetasi)  2025年4月3日

くずかごは、もっとも親しい毎日のくらしの仲間であるのに、日々に欠かせない家具として重んじられているとはいえない。私たちは手に入れたものが日々に欠かせぬ必要なものどころか、そのおおくは、ただのすてるにすてられないものばかりになってしまっていると、突然気づいてびっくりする。日々のくらしの姿勢をつくるのは、何を手に入れるかではなくて、何を手に入れないかなのだと気づくのかもしれない。



ぼくがこの話を読んで一番感心したのは、筆者が生活の中の目立たないものでもよく観察していることです。不必要なものを買って結局使わないということを繰り返すと、本当に必要な場面で、お金がなくなってしまうと思った。



小さい頃、ぼくのおもちゃ箱はまるでゴミ捨て場のように、ごちゃごちゃあふれかえっていた。なぜなら、好きなおもちゃは何でも買っていたからだ。そこである日お母さんは、おもちゃ箱を整理することにした。

整理しているとき、いらないおもちゃがたくさんでてきた。しかし、とっておいてもしょうがなく、捨てることになってしまった。ぼくは、これはすごくむだでもったいなく、環境にもよくないことだと考えた。もう同じ事は二度と起こしたくない。そこでほんとうに必要なものしか残さず、むだな物はいっさい買わない作戦を考えた。

例えば、水族館でかわいいぬいぐるみを見つけた時、本当にかわいいぬいぐるみでないと買わなかったり、好きなお菓子があっても、家にまだあるかどうかを考えてから買うようになった。前はゴミ捨て場のように散らかっていたおもちゃ箱も、今は宝箱のようにきれいに保っている。やった、作戦成功。物を大切にできてとてもうれしかった。



ぼくも、くずかごのように、わたしたちの生活に役立つが、全く大切にされていないもの、むしろ嫌われている方が強いものを見つけた。それは「ぞうきん」だ。昔からずっと一緒に暮らしてきた身近なものなのに、人々に汚いイメージを持たれ、ただの布だと思われている。ぼくは「ぞうきん」はみんなのために頑張って働いているのに、感謝もされずに冷たく扱われ、かわいそうだと感じた。

しかし、みなさんは何をつかって床や机をふいていますか。そうです、ぞうきんです。しかも「ぞうきん」は、ティッシュとは違ってなんども使え、モップと比べて、軽いし手軽に使えるのだ。目立たないけど、生活を支えてくれる「縁の下の力持ち」のような存在なのだ。



ぼくはこの話を読んで、私たちの生活でみすごされている道具が、私たちに大切なメッセージを伝えようとしているかもしれないと分かった。だから、当たり前に思うことでも、普段とは違う目線で考えてみる必要があると考えた。