みきひささん、今回の作文は非常(ひじょう)興味深い(きょうみぶかい)内容(ないよう)でしたね。ミイラ取りの話から、中世のヨーロッパの社会や文化について学べる点が多く、とても考えさせられる作品になっています。

まず、ミイラ取りがミイラになるという話をもとに、その時代の人々の価値(かち)(かん)信仰(しんこう)についてしっかりと書かれていた点が素晴らしい(すばらしい)です。特に(とくに)、キリスト教の教えがどのように人々の行動に影響(えいきょう)与え(あたえ)たのかを説明(せつめい)する部分は、とても理解(りかい)しやすく、興味(きょうみ)を引かれました。

また、自分の体験(たいけん)や考えを作文に織り(おり)交ぜることで、読者にとって親しみやすく感じられるでしょう。あなたがどのようにして命の大切さを感じたのか、具体(てき)なエピソードを交えて語ることで、作文が一層(いっそう)リアルで感動(てき)になっています。

たとえがうまく使われている点も、作文の魅力(みりょく)を高めています。ミイラを「アジの干物(ほしもの)みたい」と表現(ひょうげん)することで、その恐ろし(おそろし)さをより伝わり(つたわり)やすくしていますね。さらに、文章の流れもとてもスムーズで、読みやすいです。

これからも、様々な角度から物事を考え、それを作文にしてみてください。あなたの考える「命の価値(かち)」について、さらに深く探求(たんきゅう)すると良い(よい)でしょう。

###項目(こうもく)評価(ひょうか)
-たとえがうまく使われています。
-前の話聞いた話がよく書けています。
-ですますがよく書けています。
-心の中で思ったことがよく書けています。
 

森リン評価 命について ta 04月3週 みきひさ
字数/基準字数:
1092字/400字
思考点:52点
知識点:47点
表現点:52点
経験点:58点
総合点:52点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:57点
知識点:52点
表現点:58点
経験点:63点
総合点:58点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種18個67%52点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙24種39個62%47点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙71種126個56%52点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙28種43個65%58点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1092字
 52点
 47点
 52点
 58点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 14種 22個 (種類率64%) 62点
。しかし,。だから,。つまり,。確か,いうと,しまうので,たから,だろう,と思う,と考える,ないから,なければ,人間にとって,助けよう,

■知識語彙 24種 39個 (種類率62%) 54点
一番,世紀,中世,人間,危険,基盤,大切,大金,安心,宗教,干物,影響,想像,意味,感謝,政治,文化,物種,理由,社会,絶対,自分,自転車,隣人,

■表現語彙 65種 122個 (種類率53%) 58点
。確か,あなた,お金,こと,これ,そう,たくさん,みたい,もの,よう,アジ,イエス,キリスト,ミイラ,ヨーロッパ,一つ,一番,世紀,中世,主,二つ,人,人々,人間,何,僕,八,力,十,危険,命,基盤,大切,大金,子,安心,宗教,干物,度,影響,心,想像,意味,愛,感謝,政治,教,教え,文化,方,気持ち,物種,理由,目,社会,神,絶対,考え方,自分,自転車,誰,諺,車,通り,隣人,

■経験語彙 27種 45個 (種類率60%) 60点
おる,がる,しまう,できる,と思う,と考える,なさる,ぶつかる,与える,乗る,代える,使う,信じる,冒す,出る,分ける,助ける,取る,尽くす,得る,愛す,死ぬ,生きる,説く,違う,震える,驚く,

■総合点 65点

■均衡点 7点
 

命について
   小4 みきひさ(mikimiki)  2025年4月3日

 「ミイラ取りがミイラになる」という諺は、ミイラを取りに行った人が目的を果たせずに自分もそこで死んでミイラになってしまうことから生まれた。中世から十八世紀のヨーロッパでは、このミイラが医薬品としてもてはやされた。ミイラを見つけて手に入れるとたくさんお金が儲かる。そのため、ヨーロッパでも日本でも、危険を知りながら「ミイラ取り」に行った人がたくさんいたらしい。「常識のことわざ探偵団」を読んで一番印象に残ったのは、ミイラを取りに行った人が、ミイラになってしまうところである。なぜかというと、ミイラを取りに行ってミイラになってしまうので、怖いと思ったからだ。まるでアジの干物みたいになってしまったミイラを想像するだけで、ブルブル震えてしまう。

 

 もし、僕だったら大金よりも命の方が大切だと思う。だから、絶対にミイラを取りに行かないと思う。しかし、中世から十八世紀のヨーロッパの人々は、命よりも大金の方を欲しがった。その理由の一つ目は、自分は死んだとしても大金を得たら、誰かにそのお金を分けることができると考えたからだろう。二つ目の理由は、いなくなった人をとても愛しており、助けようという気持ちが出たからだろう。中世のヨーロッパは、キリスト教が社会、政治、社会、文化の基盤であった。キリスト教とは、“神の子”である「イエス・キリスト」の教えを信じる宗教である。イエス・キリストは、「心を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」、「隣人を自分のように愛しなさい」 と説いている。つまり、イエスは「神と隣人への愛が大切」と説いているのだ。だから、危険を冒してでも、人々はミイラを取りに行ったのだ。キリスト教が中世の人々に大きな影響を与えていたことに驚いた。

 僕の考え方は、中世のヨーロッパの人々とは違う。やはり、命は一番大切だと思う。なぜなら、命がなければ、生きることができないからだ。僕は、これまでに自転車に乗っていて、何度も車とぶつかりそうになったことがある。その度に、

「やばい。危なかった。」

と、ふと安心し、命があることに感謝してきた。命は大切なのだ。

 人間にとって、命は代えがたいものだ。たとえお金がたくさんあっても、命がなければ、大金を使うことはできない。人を助けることもできない。確かに愛も大切ではあるが、死んでしまっては意味がない。「命あっての物種」という諺の通り、これからも命を大切にしていきたい。