香乃さんの作文には、矛盾の必要性についての深い洞察が見られました。
特に、矛盾がなければ世界が単調になってしまうという考え方を示す部分では、具体的な学校生活のエピソードを交えることで、理論だけでなく実体験に基づく説得力を持たせています。
矛盾によってクラスの雰囲気が明るくなったという話は、非常に具体的で読者にも理解しやすいです。
また、音楽の演奏における矛盾の利点を挙げることで、芸術の領域における矛盾の価値をうまく表現しています。
一貫性のみが求められる世の中において、矛盾がもたらす多様性や創造性の重要性を、論理的かつ感情的にも訴えかける構成となっており、読み手に考えるきっかけを提供しています。
個々の例を挙げることで、抽象的なテーマを具体的に理解しやすく解説している点も高く評価できます。
項目評価:
-反対意見への理解が書けています。
-前の話聞いた話がよく書けています。
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1176字/600字
思考点:72点
知識点:65点
表現点:63点
総合点:71点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)
■思考語彙 20種 27個 (種類率74%) 77点
n確か,、いわゆる,、なぜ,。しかし,。例えば,いると,しまうかも,そう考える,そのため,て考える,できるから,と思う,と考える,の考える,は第,みれば,られるから,思うから,思う第,知れると,
■知識語彙 43種 71個 (種類率61%) 67点
一貫,不毛,人間,仮名,個性,分解,前提,単純,去年,収拾,合理,同質,同類,大切,小学校,平面,必要,感動,敏感,楽器,楽譜,次元,毎日,演奏,物事,状態,理由,環境,発音,矛盾,社会,経験,給食,芸術,言葉,論理,身近,近接,連続,除外,雰囲気,非常,音楽,
■表現語彙 86種 154個 (種類率56%) 67点
n確か,いつ,お昼,かすか,きれい,こと,ご飯,すべて,そのため,それ,とき,なか,ひと,もと,もの,よう,クラス,ノリ,リズム,一,一貫,不毛,世の中,中,二,五,人,人間,仮名,何,個性,分解,前提,単純,去年,収拾,句,合理,同質,同類,回,多く,大切,小学校,平面,度,必要,思い,性,感動,我,敏感,数珠つなぎ,曲,月並み,楽器,楽譜,様々,次元,毎日,演奏,物事,状態,理由,環境,発音,的,矛盾,社会,私,笑い,経験,給食,芸術,言葉,論理,身近,近接,連続,遊び,除外,雰囲気,非常,面白み,音楽,頭,
■経験語彙 45種 60個 (種類率75%) 86点
あそぶ,あつまる,かかる,かぎつける,くらす,しまう,しれる,そう考える,つく,つける,つなげる,て考える,できる,と思う,と考える,の考える,はやる,やる,られる,れる,並ぶ,付き合う,保つ,変わる,嫌う,引き取る,当てはめる,恐れる,書く,決める,知る,知れる,続ける,繰り返す,聴く,裏返す,許す,認める,走る,起きる,込める,通う,過ぎる,願う,食べる,
■総合点 76点
■均衡点 2点
矛盾が必要な理由
中1 あかえか(akaeka)
2025年4月3日
矛盾が必要な理由 あかえか いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いものと決めてかかっている人が多い。どうも、矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えているようである。一度、矛盾が不毛だと知れると、我も我もと論理性へ走る。論理が前提としているのは、同一次元での一貫性のある連続である。論理的一貫性とは、裏返してみれば、同類同質的なものが近接状態で数珠つなぎに並んでいることに過ぎないではないか。芸術では、この単純な合理にいろいろと仮名をつけて、お引き取り願っている。月並みの句などという言葉は、かすかな平面的連続を敏感にかぎつけ、それを嫌ったものとみることができる。
私は、多少の矛盾は良いものだと思う。
そう考える理由は第一に、矛盾がないときれいな物事ばかりになってしまい、世の中や、身近な環境が面白みのないものになってしまうと思うからだ。私が去年度通っていた小学校のクラスには、とてもノリ
のよいひとがあつまっていて、くらすのなかではやっていた、「五の言葉をリズムに当てはめ、それを分解して言い、つなげていく」というあそびをほとんど毎日給食中にやりながら、お昼ご飯を食べていた。しかし、たまにそのリズムや言葉がおかしくなったり、言葉の発音をわざとおかしくする人がいた。そのため、その遊びの中で何回も笑いが起き、とても楽しいものになっていっていた。そのようなことを毎日繰り返していると、なぜか、いつの間にかクラスの雰囲気がとても明るいものになっていた。
多少の矛盾が良いと思う第二の理由は、矛盾をすることで、様々な、多くの経験をすることができるからだ。例えば、音楽で楽器を演奏するときに、楽譜に書いてあるようにしか演奏できなかったら、その曲を演奏している人が何人もいたとしても、ほとんど変わりのないものになってしまうと思うからだ。そのため、その人その人の個性や、思いが込められていない演奏になってしまい、音楽を聴いて感動するなどの非常に大切な経験をできないと考えられるからだ。
確かに、世の中や身近な環境の中にある矛盾をすべて認めてしまったら、人間の考えることの収拾がつかなくなってしまうかもしれない。しかし、少しの矛盾を許し、矛盾とうまく付き合っていくことで、社会を明るく保ち続けられると思う。