私を見ているようなミイラ
小4 なな(akasona)
2025年4月3日
中世から十八世紀のヨーロッパでは、ミイラが医薬品としてもてはやされました。日本には、十六世紀に薬品<ミルラ>として輸入されました。ヨーロッパでも日本でも、危険を知りながら「ミイラ取り」にいった人がたくさんいたそうです。このお話を読んで一番怖いなと思ったのは、ミイラを薬にするために人々がミイラを盗んだりしていたというところです。どうして怖いかというと、ミイラは人の死体だからです。人の死体で薬を作るのはとても不気味だと思います。ミイラを使ってお金儲けしようとする人たちは、まるで人間を商品にするお店の定員みたいで怖いと思いました。
「体が木みたいに茶色になっていて人間じゃないみたい。」
昨日、エジプトの歴史博物館へ行って本物のミイラを見てきましたが、本物を見たら思った以上に怖くて体がぶるぶる震えてしまいました。ミイラの視線も感じてしまい、ものすごく怖かったです。エジプトでは昔新鮮で健康な食べ物がそれほどなかったので、ミイラは痩せていたり背が低かったりするそうです。エジプトではミイラ作りのためにナトロンという塩のようなものを使って体の水分を抜くそうです。もし私が薬としてミイラの粉を飲まないといけなかったとしたら、気分が悪くなって絶対に飲めないと思います。その時代に生まれなくてよかったです。
お母さんに以前本物のミイラを見たことがあるか聞いてみました。お母さんは昔エジプトへ行ったことがあり、ピラミッドやスフィンクス、博物館に置いてある本物のミイラを見たそうです。何千年も前の人が同じ空間にいるのが不思議で信じ難かったそうです。私も一度でいいからピラミッドへ行って、ミイラを置いていた専用の部屋を実際に見学してみたいです。
私はこのお話を読んで、自分自身がミイラになってその後薬の粉にされたくないと思いました。そして、未来の博物館に置かれてみんなの見せ物になるのもいやだなと思いました。今の時代に生まれてきて本当によかったと思いました。