あかさささん、今回の作文には多くの魅力(みりょく)的な要素が含ま(ふくま)れていました。まず、あなたの文章は非常に具体的で、読んでいると自然の中にいるような感覚を覚えます。特に、自然学校での体験や林業の講座(こうざ)への参加を通じて、自然に対する深い理解と尊敬(そんけい)の念が感じられました。これは、あなたが実際に体験したことを基に書かれているため、説得力があります。

また、あなたは自分の体験だけでなく、家族から聞いた話も巧み(たくみ)に取り入れており、文章がより立体的になっています。母親が狐と出会ったエピソードは、人間と自然との関係を考えさせられる良い例です。また、それを通じて、人間の行動が自然にどのような影響(えいきょう)与える(あたえる)かを、読者に考えさせることができています。

文章の結びでは、自然を大切にするというあなたの決意が強調されており、書き出しの自然への思いやりとしっかりと繋がっています。このように、全体を通じて一貫(いっかん)したテーマがあり、それが明確に表現されていました。

たとえが上手く使われている点も見逃せ(みのがせ)ません。「まるでホームアローン1の裏口(うらぐち)から入るおマヌケ泥棒(どろぼう)のように」という表現は、場面を生き生きと想像させ、読み手に楽しい印象を与え(あたえ)ます。このような工夫が文章全体を通して見られ、非常に読み応えのある作文になっています。

項目(こうもく)評価:
-たとえがうまく使われています。
-前に聞いた話がよく書けています。
-書き出しの結びがよく書けています。
 

森リン評価 自然の事 ha 04月4週 あかささ
字数/基準字数:
1280字/600字
思考点:80点
知識点:73点
表現点:82点
経験点:83点
総合点:79点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙23種31個74%80点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙52種84個62%73点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙114種198個58%82点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙43種59個73%83点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1280字
 80点
 73点
 82点
 83点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 23種 31個 (種類率74%) 85点
。だから,。なぜ,。確か,いうと,いるから,いるらしい,するべき,たちによって,たので,たらしい,だろう,とてもため,と思う,ないかも,に考える,を考える,人間にとって,好きらしい,楽しむため,行くと,通すため,面白いから,(多分,

■知識語彙 52種 84個 (種類率62%) 73点
一番,人間,傲慢,先生,共存,共生,分断,動物,午後,友達,吉本,喜劇,土手,大切,委員,学期,学校,平均,年生,年齢,必要,想像,手首,放送,整備,文字,方法,方角,東山,林業,森林,河川敷,泥棒,注意,相応,臨時,自分,自分勝手,自然,行動,裏口,講座,負担,迷子,道路,配慮,里山,野生,開墾,開発,駐車,高速,

■表現語彙 114種 198個 (種類率58%) 80点
。確か,お気に入り,こと,これ,ごみ,ごろ,さき,そう,たち,とてもため,はつ,ほか,め,もの,よう,コンドル,スキー,ダジャレ,ヶ月,一,一番,中,五,人,人間,今,会,何,側,傲慢,僕,先生,入れ,共存,共生,分断,前,力,動物,午後,友達,吉本,喜劇,回,土手,場,大切,好き,委員,学期,学校,山,山の手,川,左,平均,年生,年齢,後,必要,想像,感じ,手首,放送,整備,文字,方,方法,方角,日,昔,時,木,東山,林,林業,森,森林,楽しむため,次,歩,歳,母,河川敷,泥棒,注意,父,狐,生き物,相応,私,臨時,自分,自分勝手,自然,行き,行動,裏口,話,講座,負担,近く,迷子,通すため,道,道路,配慮,里山,野生,開墾,開発,間,駐車,高速,

■経験語彙 43種 59個 (種類率73%) 83点
くいこむ,しれる,せる,できる,と思う,どる,に考える,ぼる,れる,を考える,ハマる,似る,作る,入る,凍る,分かる,切る,削る,守る,帰る,思い出す,打つ,拾う,教わる,楽しむ,横切る,欠く,止める,混む,滑る,登る,笑う,聞く,行き届く,言いまくる,訪れる,読める,走る,転ぶ,通す,進む,遊べる,集まる,

■総合点 85点

■均衡点 5点
 

自然の事
   小6 あかささ(akasasa)  2025年4月4日

 今、美しく維持されている里山は、必要な手間暇をすべて山里の人々の善意に負っている。だから、都市に暮らす人々が大切な里山を維持してもらえるように山里の人々に対して相応の負担をするべきではある。開発が進む里山では新しい道路が作られ、野生動物たちが訪れる林が分断されることが多くなった。野生動物には文字も読めない。だから、人間側には注意と配慮がもっと必要である。

 僕が五年生の時、自然学校で登った「東山」という山は整備があまり行き届いていない山で、「ザ・森林」という感じの山だった。険しかったけど、とても楽しかった。なぜかというと、自然学校の時の臨時の先生が、ダジャレがとても好きな先生で、ほかの友達と臨時の先生でダジャレを言いまくった。先生の一番のお気に入りのダジャレは「コンドルがくいこんどる」。想像したら面白いから好きらしい。僕は前の委員会で放送をしていたのだが放送で僕がこのダジャレを言ったら同じ放送委員の友達はつぼにハマってずっと笑っていた。

面白いことを考えていたら思い出したのだが、少し前、山にスキーに行った。いつもなら近くの駐車場に止めるがその日は混んでいたのでちょっと遠めの駐車場に止めた。行きはなんてこともなく、スキーをしている時にもなんてことなかった。午後7時ごろに「そろそろ帰るか」と駐車場に行くと、父は「ツルン」とまるでホームアローン1の裏口から入るおマヌケ泥棒のように転んだ。しかも今、僕に「道凍っているから転ぶなよ」と注意したやさきに・・・。僕はこれを見てまるで吉本新喜劇のようだと思った。(この後7回くらい転んで左手首を打ったらしく次の日に「いたいなぁ」と言っていた。)また、あんなに広くて、つるつる滑る山を開墾するなんてすごいなと思った。

僕は5年生の3学期の時に、山の手入れをする林業の人たちの(多分平均年齢70歳くらい)講座に行ったことがある。この講座では木の切り方を教わったり、細い木を切ったりした。(ちなみにこの人たちは1ヶ月に1回くらい集まって山を整備しているらしい)また、この講座はとてもためになったし、とても楽しかった。僕は、山や森林はこういう人たちによって守られているのだと思った。

母に似たような話はないかと聞いたら昔、迷子の狐にあったらしく、母は山と川の間の土手を走っていて、狐は道路を横切って河川敷に走ったそうで、狐が走っていった方角には高速道路を通すために削られた森があったらしい。母は人間とは何て傲慢で自分勝手な生き物なのだろうと思ったと言っていた。また、私も人間の中だ。人間が生き物・自然と再び共存共生する方法はないのかとも言っていた。一人の力では大きなことはできないかもしれないけれど今できる小さな一歩を自分なりに考えて行動できる自分でありたいと思うと言っていた。確かに人間は自分勝手な生き物だと思った。

僕は、自然とは人間にとって何かを楽しむためには、欠かせないものだと分かった。だから、これからはごみを拾ったりして、これからも遊べるように自然をもっと大切にしたい。