みおさん、作文を拝読しました。この作文では、多角的な視点から物事を考える重要性を非常にうまく表現しています。理由を二つ挙げ、それぞれの理由に具体的な例を用いることで、説得力を持たせている点が特に印象的です。
まず、「はずる」というパズルゲームを通じて、一つのことに対して異なるアプローチを試みることの大切さを説明しています。この部分では、自分の体験を基にして理由を展開しており、読者にとって理解しやすく、親近感を覚える内容になっています。
次に、学校でのディベートの経験を通じて、異なる意見を尊重し、広い視野を持つことの価値を述べています。この部分では、対話と理解の重要性が強調されており、多角的な考え方の必要性をさらに深めています。
また、ことわざ「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある」という部分も、みおさんの論点を効果的に支えています。ことわざがよく書けています。
全体として、みおさんの作文は、一般化の主題がよく書けており、読者にとっても考えさせられる内容です。多角的な視点の重要性を説く上で、具体例と理論がバランス良く組み合わさっており、非常に読みやすい作文です。
構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1319字/600字
思考点:80点
知識点:63点
表現点:77点
総合点:74点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)
■思考語彙 23種
○だから, 確か, 第,。しかし,。だから,。例えば,「はず,が考える,せざる,たため,だ場合,できるから,と思う,ないため,なるから,によって考える,に思う,に考える,のため,人によって,動かすと,押し通そう,言葉によって,
■知識語彙 41種
今日,以上,価値,効率,名言,否定,国語,多方向,多角,大切,存在,尊重,年生,必要,意見,感覚,挑戦,授業,方向,時間,活動,物事,獲得,理由,理解,発表,発見,相互,相手,社会,結果,絶対,自分,表現,視野,言葉,認識,質問,選択肢,金具,集中,
■表現語彙 107種
確か,「はず,きのこ,こと,これ,さ,すべて,そう,それ,それぞれ,それなり,たけ,たため,たち,だ場合,とき,ところ,どこ,どちら,ないため,なか,なに,なん,のため,ばらばら,ほう,もと,もの,よう,ん,カロリー,グループ,ゲーム,スピード,チョコ,ディベート,データ,ネット,パズル,レトリック,一,一つ,二,二つ,人,今,今日,仕組み,他,以上,何,価値,側,六,前,力ずく,効率,名言,否定,国語,多方向,多角,大切,好き,存在,尊重,山,年生,度,必要,意見,感覚,挑戦,授業,方向,時間,様々,活動,物事,獲得,理由,理解,発表,発見,的,相互,相手,社会,私,結果,絶対,考え,耳,自分,表現,視野,言葉,認識,調べ,質問,道,選択肢,里,量,金具,集中,面,
■経験語彙 40種
あう,あらわす,かむ,が考える,こなす,ずらす,つながる,できる,と思う,によって考える,に思う,に考える,はずす,はずれる,やる,れる,わかる,わく,傾ける,動かす,合う,外れる,役立つ,心掛ける,押し通す,押す,持つ,掘り下げる,欠く,気が付く,知る,繰り返す,聞く,見つける,見出す,試す,調べる,述べる,違う,選ぶ,
多方面から道をさがす
中1 みお(aemio)
2025年4月2日
私たちは日常において、いつもある視点からある光景を見る。しかしそれだけでは物事の真相はよく見えない。反対に、自分の認識、ことばが有限で一面的だといつも承知している人は、やがて実験的に自分の視点を変え、多様なアプローチを試みることになる。これはレトリック感覚とあらわされるものである。レトリック感覚は発見的な認識や、人を理解することに欠いてはならないものだ。新しい視野の獲得、また相互理解のためにも今日ほどレトリック感覚の必要とされるときはかつてなかったように思う。私は多角的に考え、多角的な言葉によって表現することはよいと思う。理由は二つある。
第一の理由として、今まで気が付かなかったことに気が付くことができるからだ。そして、今までよりも効率的になったり、なにかをこなすスピードが速くなったりする。私は「はずる」というパズルゲームに挑戦している。「はずる」は、一見絶対に外れなさそうな金具が、どこかを動かすとばらばらになる、という仕組みになっている。それは力ずくや、同じことを何度やったとしてもはずれることはない。だから、私は、「はずる」をしながら、一つのことを繰り返すのではなく、いろんなところを押してみたり、ずらしてみたりして、多方向からせめていくことが大切なのだとわかった。まだばらばらにできていないため、いろんなところを試してみて、はずすことにつながる道を見つけていきたいと思う。
第二の理由として、ある物事について、より深く見ることができるようになるからである。私が六年生のときに、国語や社会の授業で「ディベート」という活動をした。「ディベート」とは二つ以上の選択肢のなかから自分の好きなものを選び、それについて調べ、グループにわかれて意見や結果を述べ合うことだ。例えば、きのこの山かたけのこの里どちらが好きか、という質問があり、きのこの山を選んだ場合、「きのこのほうがチョコの量が○○で、カロリーが○○だから、○○するときに役立ちます」など、ネットで調べ、データをもとにして発表しあう。私は発表の時間のとき、自分たちの意見だけに集中するのではなく、相手側はどのように考えているのかにも耳を傾けるようにしている。そして、相手の意見をなんでもかんでも否定せず、「そんな考えもあったんだ」と尊重することを心掛けている。その結果、自分が調べている以上に詳しいことを知ることもあった。また、一つの物事でも、人によって考えることが違う、ということが改めてわかったため、自分が考えたことを押し通そうとせず、相手の意見も聞き、さらに広い考えを持つことができるようになった。
確かに一つの方向から見て、くわしく掘り下げていくこともときには必要だ。しかし、「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。」という名言がある。だから、自分が考えていなかった他の物事を一面的に見て、否定するのではなく、それぞれを理解し、価値を見出すことが大切なのだ。そうすることで、その物事がより深く、そして様々なことがわかるようになる。よって、私は多角的に考え、多角的な言葉によって表現することはよいと思う。