あけやのさん、この度は作文の提出ありがとうございます。里山の景観とその生態系(けい)に対する深い洞察(どうさつ)が感じられる作文でした。

まず、あけやのさんが里山の自然環境(かんきょう)について具体的な事例を交えながら説明している点が非常に良かったです。特に、地元のボランティア活動や熊(くま)が人里に降り(おり)てくる背景(はいけい)について詳しく(くわしく)説明している部分は、読者に情景を想像させることができています。里山の現状と人間の関わりをリアルに感じることができるため、文章が非常に立体的になっています。

また、ことわざ「無為(むい)自然」を用いて、自然保護の重要性を訴える(うったえる)アプローチは効果的でした。このことわざを使うことで、自然に対する人間の関わり方に対する深い洞察(どうさつ)が伝わります。一般(いっぱん)化の主題も上手く書けており、人間と自然の関係についての考察が深まっています。

結びの部分で、自分が実際にゴミ拾いをするという具体的な行動を述べることで、読者に対する訴え(うったえ)が強くなっています。このような個人の行動を通じて、環境(かんきょう)保全の重要性を訴える(うったえる)手法は、説得力を増します。

全体を通じて、あけやのさんの作文は、環境(かんきょう)問題に対する深い理解と具体的な行動を促す(うながす)内容で、大変読み応えがありました。これからもこのような素晴らしい視点(してん)で多くの人々に訴え(うったえ)かける文章を書き続けてください。

###項目(こうもく)評価
-**たとえがうまく使われています**:作文中で自然の描写(びょうしゃ)にたとえが使われていました。
-**前の話や聞いた話がよく書けています**:家族や地元の人々との経験が具体的に記述されていました。
-**ことわざがよく書けています**:「無為(むい)自然」ということわざを効果的に使用しています。
-**一般(いっぱん)化の主題がよく書けています**:「人間にとって里山とは」という形で一般(いっぱん)論(ろん)を展開(てんかい)しています。
-**書き出しの結びがよく書けています**:結びの部分で具体的な行動を述べることで、文章の初めに提示された情景に戻っ(もどっ)ています。

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森リン評価　里山を歩いていると　ha 04月4週　あけやの

字数/基準字数： 1180字/600字 思考点：85点 知識点：70点 表現点：77点 経験点：78点 総合点：77点

●語彙学年表 　 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 　　 思考点 知識点 表現点 経験点 総合点

1200字換算： 　 思考点：86点 知識点：71点 表現点：78点 経験点：79点 総合点：79点

●換算語彙学年表 　 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 　　 思考点 知識点 表現点 経験点 総合点

●語彙の説明

語彙	種類	個数	種類率	点数	説明
思考語彙	25種	36個	69%	85点	考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙	49種	77個	64%	70点	難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙	106種	182個	58%	77点	豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙	40種	67個	60%	78点	詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60％以上が目標。70％以上の場合は多様な語彙が使われています。

1180字		85点		70点		77点		78点
字数		思考語彙		知識語彙		表現語彙		経験語彙

　

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■思考語彙　25種 36個 （種類率69%） 90点
。しかし,。だから,。なぜ,いるかも,いるから,いると,からこそ,ことによって,しまうので,しよう,すると,だろう,で考える,と思う,ないから,に思う,のかも,の場合,はなぜ,人間にとって,保つため,生物にとって,言うと,訪れると,進むと,

■知識語彙　49種 77個 （種類率64%） 71点
一月,一番,不動明王,不思議,不足,中心,人手,人気,人里,人間,動物,原因,善意,地元,場所,学校,家族,山里,必要,手間,整備,日光,景観,最近,有名,構成,活動,清掃,無為,状態,猿投山,生物,目的,私有,範囲,維持,綺麗,自然,行事,評判,財産,資源,距離,軍手,達成,都市,里山,野生,駐車,

■表現語彙　106種 182個 （種類率58%） 76点
うち,こと,ことわざ,ごろ,すべて,そこ,その他,それ,それぞれ,たくさん,とき,ところ,なか,の場合,ひま,ほた,よう,コース,ゴミ,ツキノワグマ,ニュース,ハイキング,ビニール,ヘッドライト,ペットボトル,ボランティア,一,一月,一番,不動明王,不思議,不足,中,中心,人,人々,人手,人気,人里,人間,今,保つため,光,動物,原因,周り,善意,地元,場,場所,大まか,好き,学校,家,家族,山,山里,川,必要,手,手入れ,手間,整備,方々,日,日光,景観,最近,有名,木,枠組み,構成,活動,清掃,滝,無為,熊,状態,猿投山,生物,目的,私,私有,程,範囲,維持,綺麗,緑,自然,薪,行事,袋,評判,財産,資源,距離,車,軍手,達成,遠く,都市,里,里山,野生,餌,駐車,

■経験語彙　40種 67個 （種類率60%） 79点
くれる,しまう,しれる,せる,で考える,と思う,なくなる,にる,に思う,られる,れる,住む,保つ,倒れる,入る,出る,切る,加える,助かる,守れる,差し込む,拾う,持つ,捨てる,探す,歩く,片付ける,登る,知る,祀る,立ち入る,続ける,荒れる,行う,訪れる,調べる,負う,進む,遊ぶ,降りる,

■総合点　82点

■均衡点　3点

　

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里山を歩いていると
　それぞれの目的を気持ちよく、達成させてくれるのが里山の景観であり、それを構成する野生生物を中心とした自然だ。今、美しく維持されている里山は必要なてひまをすべて山里の人々の善意に負っている。しかし、里山を私有財産という枠組みのなかだけで考えていたのでは守れないと思う。都市に住む人々が、人手の不足している里山でボランティア活動を行うのも良いと思う。野生生物にとって一番いいのはコリドーだ。緑のコリドーは人間が立ち入らないことにする。

　私の家の周りには低い山や、遊びやすい川がたくさんある。その中でも家族とよく行くのは、不動明王が祀られている小さな滝があり、地元の人が整備してくれているハイキングコースもある、ほたるの里という場所だ。そこは地元の人しか知らないような、あまり有名ではない里山だ。一月ごろに、そこへ行ったときのことだ。駐車場からしばらく進むと、車のヘッドライトが捨てられていた。その他にも軍手やペットボトル、ビニール袋などが捨てられていた。人があまり来ていない場所なのに、ゴミが多いのはなぜだろうか。私は、人気（にんき）がないからだと思う。また、学校の行事でも登った、猿投山という山がある。遠くに住んでいる人のなかにも、知っている人が比較的多い有名な山だ。そこに訪れると、来ている人が多いのに、ゴミがほんの少ししかなかった。評判が良い山は、山好きの人が綺麗な山を維持しようとしてくれているのかもしれない。それに加えて、地元のボランティアの方々が、清掃をし続けているからこそ綺麗になるのだと思う。

　最近、熊が人里に降りてきたことがニュースになっていた。なぜ、熊がわざわざ人里まで降りてきたのか、不思議に思って調べてみた。すると、ツキノワグマの場合は、餌の不足が原因だと出てきた。なぜ、餌が不足するのかと言うと、大まかに言って山が荒れてしまっているからだ。山は木を切ることによって日の光が差し込み良い状態が保たれる。しかし、最近では薪を必要とする人が少なくなってきて、木を切ることがあまりなくなってきてしまい、日光が差し込まなくなって山が荒れてしまう。そうすると、餌が手に入りづらくなってしまうので、少ない餌を探しに広い範囲で歩いているうちに人里まで出てきてしまうのだ。野生動物と程良い距離を保つためにも山の整備をするのは必要だと思った。

　人間にとって里山とは、資源があって助かる場所だ。そして、手入れをする一手間もいるところだ。「無為自然」ということわざがあるようにそのままでいい、手入れはいらないと思う人もいるかもしれない。しかし、今の山を見ているとゴミがあったり、木が倒れていたりする。それは人間でしか片付けられない。だから人間の手で行う手入れは必要だと思う。これからは、山へ行くときにゴミ袋を持っていき、ゴミを拾いたい。