「たびをする草や木のみ」を読んで
小3 あけいと(akeito)
2025年4月3日
この話を読んで僕が一番好きだと感じた種の旅はたんぽぽの空中飛行だ。なぜなら、風に乗って高い空を飛びながら旅ができるなんて楽しそうだと思ったからだ。
僕は今、フィリピンに住んでいる。一年中暑いこの国で、僕はたんぽぽのわた毛を見たことがない。その代わりに、フィリピンではラワンの種を見つける事が出来そうだ。以前家族で国立自然史博物館に行った時、展示されているのを見かけたが、まだ僕は実際にその種が空を飛んでいる所を見た事がない。父は、
「ラワンなら会社でよく飛んでいるのを見るから、今度持って帰って来てあげるよ。」
と言っていたが、未だ実物を見られていないのが残念だ。
ところで、鳥に食べてもらって、ふんと一緒に地面に落ちて芽を出す柿の実の話を読んで、絵本「いちにちうんち」に出てくるジャコウネココーヒーを思い出した。その絵本には、ジャコウネコのうんちに含まれるコーヒー豆で精製されたコーヒーはとても高価で、一杯五千円すると書かれていた。コーヒー豆の戦略としては、ジャコウネコに遠くまで運んでもらって芽を出すはずが、高級コーヒーとして人間に利用されてしまうとは、なんとも可哀想だと思った。
僕はこの話を読んで、植物も生きる為に色々な工夫をしながら頑張っているのだと思った。