たくみさん、作文の内容がとても豊富で、多角的な視点(してん)から環境(かんきょう)問題について考える姿勢(しせい)が見られました。特に、都会と田舎の生態(けい)違い(ちがい)を自身の体験を通じて説明している部分は、具体的で理解しやすかったです。また、「まるで、(となり)近所の家でも飼っているペットの数が全然違う(ちがう)みたいだ」というたとえを使用して、生態(けい)違い(ちがい)視覚(しかく)的に示した点も素晴らしいです。

さらに、クマの例を挙げて、人間の活動が生態(けい)にどのような影響(えいきょう)与え(あたえ)ているかを述べることで、環境(かんきょう)問題の現実味を増しています。このように、具体的な例を挙げることで、読者にとってより理解しやすく、興味を引く内容となっています。

最後に、自然環境(かんきょう)を守ることの重要性を自分の感じたことと結びつけながら述べていることは、感情移入しやすく、説得力のある結論(けつろん)につながっています。また、書き出しで触れ(ふれ)た里山の景観の美しさを結びに再び持ち出すことで、文章に一貫(いっかん)性が生まれ、美しい締めくくり(しめくくり)となっています。

項目(こうもく)評価:
-たとえがうまく使われています。
-前の話聞いた話がよく書けています。
-書き出しの結びがよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1382字/600字
思考点:70点
知識点:77点
表現点:86点
総合点:76点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)

 


■思考語彙 19種 23個 (種類率83%) 74点
。つまり,あるから,いうと,いる場合,からこそ,せざる,たちにとって,だと,と思う,なので,は言える,みよう,みると,も思う,人間にとって,保とう,守るため,守るべき,行くと,

■知識語彙 56種 87個 (種類率64%) 76点
中身,人間,伐採,体長,作物,保全,倉庫,凶暴,出没,動物,半年,原因,収穫,地方,多摩,大切,大半,宝物,山梨,市街地,影響,必要,情報,捜索,放送,旅行,日本,景観,最近,東京,果実,気象,状況,環境,生態,田畑,田舎,異常,目撃,種芋,種類,穀物,第一歩,自然,血痕,行事,観察,警察,豊富,足跡,近所,違反,都会,里山,食料,駆除,

■表現語彙 120種 203個 (種類率59%) 82点
いる場合,きれい,ここ,こと,こめ,そう,そこ,それ,たくさん,たち,とき,ところ,どれ,ぶどう,ほう,ぼく,みたい,もの,よう,クマ,ショック,トンボ,ドングリ,ナシ,ニュース,ペット,メートル,ルール,一つ,下,中身,人,人間,今,他,伐採,体長,何,作物,保全,倉庫,僕,凶暴,出没,力持ち,動物,半年,原因,収穫,周り,地方,多摩,大切,大半,奥,守るため,宝物,家,山,山梨,市街地,影響,必要,性,情報,手掛かり,捜索,放送,数,旅行,日,日本,景観,最近,東京,松ぼっくり,林,果実,気,気持ち,気象,状況,環境,生き物,生態,田畑,田舎,界,畑,異常,目,目当て,目撃,種芋,種類,穀物,空き家,第一歩,系,縁,自然,蝶,血痕,行事,観察,警察,豊富,足跡,近所,違反,都,都会,里山,間,隣,食べ物,食料,駆除,鳥,,,

■経験語彙 36種 52個 (種類率69%) 73点
くれる,しまう,つぶやく,と思う,なくなる,は言える,も思う,られる,れる,わかる,下りる,住む,保つ,入る,出る,分かる,受ける,守る,居座る,得る,感じる,暮らす,植える,留まる,相次ぐ,知る,罰する,育てる,蓄える,行う,襲う,見かける,違う,頑張る,食い荒らす,飼う,

■総合点 83点

■均衡点 7点
 

生態系と環境保全(清書)
   小6 たくみ(nomutaku)  2025年4月4日

 遠い故郷の代わりに、ダイエットのため、おいしい空気を吸うため、写真を撮ったりスケッチをするため、バードウォッチングのため、釣りのため、などさまざまです。今、美しく維持されている里山の風景は、必要なてまひまをすべて山里の人々の善意に負っています。野生動物たちにとって一番の理想は緑のコリドー(回廊)なのです。

 3年生のときに、埼玉県の畑でさといもを育てたことがある。種芋を植えてから収穫するまで、半年ほどを通して行われる行事なのだ。その畑の奥には林があり、トンボや蝶などの動物が都会よりもたくさんいたのだ。やはり、今の都会と田畑のある田舎のとでは、同じ日本とは言え周りの景観が全然違う。また、東京都でも多摩地方に行くと田舎はたくさんあるが、やはり都会に暮らしている僕たちから見てみると、都会にいない生き物を実際に見たりすることが珍しいことのように感じられる。また、東京都ではあまり見かけない鳥が気に留まっている場合もあるが、やはり田舎のほうがもっとたくさんの生き物がいる。それはまるで、隣近所の家でも飼っているペットの数が全然違うみたいだと思った。また、生態系が違うことは育てている作物の種類が全然違っているようだとも思った。

 最近ニュースでクマの目撃情報が相次いで放送されている。ここ2,3日の情報だと、山から下りてきた体長1メートルほどのクマが人を襲い、空き家にしばらくの間居座り、さらには空き家に警察が入ったところ、クマの血痕はあったもののクマはいなくなっていたそうだ。警察が足跡などを手掛かりに、捜索をしているのだそうだ。クマは食べ物が目当てで市街地に出てきているどうだ。何が原因かというと、クマの食料であるドングリや松ぼっくりなどがなくなっているのだという。異常気象や伐採などが原因で市街地にクマが出没して、こめなどの穀物や、ぶどうやナシなどの果実、さらには倉庫に蓄えてあるものまでを食い荒らしてしまうのだそうだ。また、東京にクマが出没して倉庫の中身を食い荒らしてもおかしくないという状況になってしまっている。そのニュースを見て改めて、生態系というものの必要性というものが分かったような気がした。また、食料がなくてショックを受けているクマの気持ちもなんとなくわかったような気もした。でも、やはり凶暴な動物なので駆除せざるを得ないということだ。

 僕は、里山の景観やそこでの生態系という大切なものの必要性と環境保全への影響がどれだけ大きいかということが分かった。また、生態系を守るということは人間にとって、環境を守るための第一歩である。そして、きれいな景観や、種類が豊富な生き物などが守られているということは、必ずそこには縁の下の力持ちがいるということだと思った。さらに、この人たちも守るべき環境があるからこそ、景観を保とうとして、ルール違反をしていろことを知ったらすぐに罰するのだとも思った。つまり、その人たちにとっては自然環境はたった一つの尊い宝物だということだ。そこから、見たことないような珍しい生き物はこの目で観察してみようと思った。また、都会に住んでいる人たちにも、自然界の大半の生き物を知ってほしいとも思った。ぼくは旅行で山梨に行ったときに、自然環境の景観を見て、他の人が頑張ってくれているのだなーとおもわずつぶやいた。