ピンチのめいろ
小5 わかば(akahime)
2025年4月4日
「あ、やっちゃった。」
今日、今いる根岸駅から桜木町駅へ一人でいく。そして桜木町駅で父と母と合流する予定だ。ところが、私は根岸でおりたり、根岸から乗ることが少ないため、桜木町とは反対の駅へ来てしまった。でも私は何とも思わずに、反対のホームに動いて、桜木町駅に向かった。待ち合わせ時刻には間に合わなかったが、でもすぐに動くことができた。しかし、もしかしたら泣いてしまう人もいるかもしれない。私は一mmも不安にならなかったが、その理由はピンチを切り抜ける方法と近道を知っていたからだと思う。私はそのピンチの切り抜け方を知らないで泣いている子を一回見たことがある。でも、私のような何も感じない人も多い。例を挙げると、同じ学年の斉藤さんだ。去年、クラスで工場見学にいったときのことだ。斉藤さんは何かに熱中していたようで、みんながその駅で降りたことに気づかず、先生たちとはぐれてしまった。私たちは全員心配して斉藤さんを待っている。でも、そのときの半分の生徒が、一人で戻ってくるのは大変で、不可能じゃないかと思ったと感じた。私が斉藤さんと同じ目にあったとしても、初めて行った駅だったから、パニックになって、もしかしたら家に帰ってしまっていたかもしれない。でも、斉藤さんは焦らず、五分足らずで戻ってきた。その表情はいつもと変わらなくて、みんなが尊敬の顔で斉藤さんを見る。まるでピンチや失敗とはお金のようだ。心の貯金箱にどんどんたまっていく。同じ失敗でもその人は思う価値は違う。斉藤さんのピンチは一円にもならないかもしれない。でも他のヒトにとっては五十円にもなると思う。一つの失敗が、合わせて五円を超えたら体が覚えて次は絶対同じところで失敗しなくなる。人によっては百円や五十円が一回でたまる人もいると思う。私の貯金箱には一円がたくさんあって、きゅうくつかもしれない。
私の父は新入社員のときに、慣れない仕事で二回ほど遅刻をしてしまったことがあるといっていた。そんなときには、急いで電話をして、謝るのが一番大切だと教えてくれた。そして、会社についてからも何度かあやまれば、それ以上事態は悪化しないらしい。報告をしないでいてしまった社員が上司たちからの信頼をなくしているところを見たことがあるそうだ。私も、もし慣れない仕事で失敗したり遅刻をしてしまうことがあれば、すぐに報告して、自分が今できる最善のことをしていきたい。また、ピンチとはめいろの入り口のようだとも思った。いつもどこかにゴールと抜け道が用意されているから、脱出できるところがまさにそうだ。
ピンチとは、めいろのようなもので、必ずゴールがあり、焦らず行動すれば、それが見つかるということが分かった。
「遅れてごめん!」