わかばさん、今回の作文はとても興味深く(きょうみぶかく)読ませていただきました。
あなたが体験した失敗やピンチの状況(じょうきょう)から学んだことを、具体的なエピソードを交えて書いている点が素晴らしい(すばらしい)です。
特に、斉藤(さいとう)さんの話やお父さんの話を取り入れることで、文章がより立体的になっています。
また、ピンチを「心の貯金箱」に例えるたとえが非常(ひじょう)に印象的で、読む人にとって理解(りかい)しやすくなっています。
さらに、最後には「ピンチとは、めいろのようなもので、必ずゴールがあり、焦ら(あせら)ず行動すれば、それが見つかる」という教訓をしっかりと書き出しており、結びの部分も非常(ひじょう)に良くまとめられています。
全体的に、自分の体験だけでなく、他人の体験や過去(かこ)の話を上手く織り(おり)交ぜながら、読者に対して教訓を伝えることができている点が特に優れ(すぐれ)ています。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
-たとえがうまく使われています。
-前に聞いた話がよく書けています。
-書き出しの結びがよく書けています。
 

森リン評価 ピンチのめいろ na 04月4週 わかば
字数/基準字数:
1145字/500字
思考点:70点
知識点:65点
表現点:69点
経験点:77点
総合点:70点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:73点
知識点:68点
表現点:72点
経験点:80点
総合点:73点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙19種24個79%70点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙43種58個74%65点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙95種174個55%69点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙39種60個65%77点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1145字
 70点
 65点
 69点
 77点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 19種 24個 (種類率79%) 74点
。しかし,あやまれば,あれば,いるかも,いるから,くつかも,すれば,たかも,たから,と思う,ないかも,ないらしい,は思う,も思う,ヒトにとって,人によって,挙げると,気づかざる,焦らざる,

■知識語彙 43種 58個 (種類率74%) 67点
一番,上司,不可能,不安,事態,五分,仕事,以上,会社,価値,信頼,先生,全員,半分,去年,報告,大切,大変,失敗,学年,尊敬,工場,心配,悪化,斉藤,新入,方法,最善,熱中,理由,生徒,用意,社員,絶対,脱出,自分,行動,表情,見学,貯金,近道,遅刻,電話,

■表現語彙 95種 174個 (種類率55%) 71点
お金,きゅう,くつ,こと,さん,そう,それ,たくさん,たち,とき,ところ,どこ,みんな,めい,もの,よう,ろ,クラス,ゴール,パニック,ヒト,ピンチ,一,一つ,一番,上司,不可能,不安,事態,二,五,五分,人,今,仕事,他,以上,会社,体,何,例,価値,信頼,先生,入り口,全員,円,十,半分,去年,回,報告,大切,大変,失敗,子,学年,家,尊敬,工場,度,心,心配,悪化,抜け道,斉藤,新入,方,方法,最善,次,熱中,父,理由,生徒,用意,百,目,社員,私,箱,絶対,脱出,自分,行動,表情,見学,貯金,足らず,近道,遅刻,電話,顔,駅,mm,

■経験語彙 39種 60個 (種類率65%) 77点
あやまる,くれる,しまう,しれる,たまる,つく,できる,と思う,なくす,はぐれる,は思う,めいる,も思う,れる,分かる,切り抜ける,動く,合わせる,変わる,帰る,待つ,急ぐ,感じる,慣れる,戻る,挙げる,教える,気づく,泣く,焦る,知る,見つかる,覚える,謝る,超える,遅れる,違う,間に合う,降りる,

■総合点 78点

■均衡点 6点
 

ピンチのめいろ
   小5 わかば(akahime)  2025年4月4日

 「あ、やっちゃった。」

今日、今いる根岸駅から桜木町駅へ一人でいく。そして桜木町駅で父と母と合流する予定だ。ところが、私は根岸でおりたり、根岸から乗ることが少ないため、桜木町とは反対の駅へ来てしまった。でも私は何とも思わずに、反対のホームに動いて、桜木町駅に向かった。待ち合わせ時刻には間に合わなかったが、でもすぐに動くことができた。しかし、もしかしたら泣いてしまう人もいるかもしれない。私は一mmも不安にならなかったが、その理由はピンチを切り抜ける方法と近道を知っていたからだと思う。私はそのピンチの切り抜け方を知らないで泣いている子を一回見たことがある。でも、私のような何も感じない人も多い。例を挙げると、同じ学年の斉藤さんだ。去年、クラスで工場見学にいったときのことだ。斉藤さんは何かに熱中していたようで、みんながその駅で降りたことに気づかず、先生たちとはぐれてしまった。私たちは全員心配して斉藤さんを待っている。でも、そのときの半分の生徒が、一人で戻ってくるのは大変で、不可能じゃないかと思ったと感じた。私が斉藤さんと同じ目にあったとしても、初めて行った駅だったから、パニックになって、もしかしたら家に帰ってしまっていたかもしれない。でも、斉藤さんは焦らず、五分足らずで戻ってきた。その表情はいつもと変わらなくて、みんなが尊敬の顔で斉藤さんを見る。まるでピンチや失敗とはお金のようだ。心の貯金箱にどんどんたまっていく。同じ失敗でもその人は思う価値は違う。斉藤さんのピンチは一円にもならないかもしれない。でも他のヒトにとっては五十円にもなると思う。一つの失敗が、合わせて五円を超えたら体が覚えて次は絶対同じところで失敗しなくなる。人によっては百円や五十円が一回でたまる人もいると思う。私の貯金箱には一円がたくさんあって、きゅうくつかもしれない。

 私の父は新入社員のときに、慣れない仕事で二回ほど遅刻をしてしまったことがあるといっていた。そんなときには、急いで電話をして、謝るのが一番大切だと教えてくれた。そして、会社についてからも何度かあやまれば、それ以上事態は悪化しないらしい。報告をしないでいてしまった社員が上司たちからの信頼をなくしているところを見たことがあるそうだ。私も、もし慣れない仕事で失敗したり遅刻をしてしまうことがあれば、すぐに報告して、自分が今できる最善のことをしていきたい。また、ピンチとはめいろの入り口のようだとも思った。いつもどこかにゴールと抜け道が用意されているから、脱出できるところがまさにそうだ。

 ピンチとは、めいろのようなもので、必ずゴールがあり、焦らず行動すれば、それが見つかるということが分かった。

「遅れてごめん!」