◆〔要約〕はOKです。 【是非(ぜひ)の主題】は『お金に換算(かんさん)せず考える方がいい』という意見。
◆【理由1】『お金に換算(かんさん)せずに考える方がいいと思うからだ』だと意見と同じになってしまうので、“理由”まで書きましょう。「お金に換算(かんさん)せずに考えると本当に大切なものがわかるからだ」というようにね。
 プロ野球選手が夢のてんしん君にとって、新庄選手のグローブの話は、お金には代えられない大切なことを教えてくれた話といえるかな。てんしん君も硬式(こうしき)野球用のグローブを大切にしていきたいと考えました。
◆【理由2】『お金に換算(かんさん)して物の価値を考えると、そのものの本当の価値が見えなくなることがあるからだ』。お父さんも、給料が良かったサラリーマンから現在の仕事に転職したことを満足しているとのこと。「給料が下がるのは(いや)だ」という判断では、現在の満足は味わえなかった、ということですね。
◆『確かに、物の価値をお金に換算(かんさん)した方がわかりやすい』しかし「自分の心のうちに……」という名言があるように……【是非(ぜひ)の主題】に戻っ(もどっ)てしめくくれました。

       <<え2016/74pみ>>

あえなてさん、作文の提出ありがとうございます。テーマに対する深い理解と、それを具体的な例を用いて支える形で展開している点が非常に印象的です。

まず、木の価値と商品価値の対比を通じて、物の価値をどのように捉える(とらえる)べきかという問いに対して、自らの経験や家族の話を交えて論じている部分は非常に良くできています。特に、父が保育士に転職したエピソードは、物の価値をお金だけでなく、その他の価値で考えるべきだというあなたの主張を強く支持しています。この部分では、前の話聞いた話がよく書けています。

また、新庄選手のグローブを大事にする話は、物を大切にする心がいかに大事かを具体的に示しており、感情移入しやすい内容となっています。ここから、物の本来の価値を見極め、大切に扱う(あつかう)ことの重要性を読者に伝えることができています。

文章の結びでは、元の問いを再度取り上げることで、読み始めから終わりまでの一貫(いっかん)性を保ちつつ、主張を強調しています。書き出しの結びがよく書けています。

全体として、説得力があり、具体例を用いた説明がうまく、読み手に伝わりやすい作文となっています。これからもこのような具体的な例や経験を交えて、自分の考えをしっかりと表現していくことが大切です。素晴らしい作文をありがとうございました。

<<ruby>項目(こうもく)評価>
-前の話聞いた話がよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1335字/600字
思考点:82点
知識点:68点
表現点:74点
総合点:77点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)

 


■思考語彙 22種 25個 (種類率88%) 82点
 確か,。しかし,あるから,いこう,いるので,きめざる,ざる考える,するべき,せざる,たから,だから,と思う,に考える,のに対して,は第,また第,を考える,使えるので,思うから,考えると,選手にとって,高いから,

■知識語彙 45種 110個 (種類率41%) 68点
一体,一生懸命,人間,今年,企業,価値,保育,保育園,健在,半分,名言,商売,変化,大事,大体,大切,大工,実例,小学,少年,年生,年間,心臓,換算,文化,新庄,本当,毎日,満足,特性,理由,監督,硬式,社会,給料,自分,自身,見学,財産,軟式,転職,軽視,道具,選手,野球,

■表現語彙 102種 241個 (種類率42%) 74点
 確か,うち,おかげ,お父さん,お金,きっかけ,こと,そう,そのもの,それ,ところ,みたい,もの,よう,ギリギリ,クラブ,グラブ,グローブ,サラリーマン,ダメ,チーム,プレー,プロ,ボール,一,一体,一生懸命,七,万,三,中,二,五,人間,今,今年,企業,価値,保育,保育園,健在,僕,円,化,十,千,半分,名言,商売,回,士,変化,夢,大事,大体,大切,大工,子ども,実例,小学,少年,年,年生,年間,度,心,心臓,手入れ,換算,文化,新庄,方,昔,時,木,本当,毎日,満足,父,物,特性,理由,百,監督,目,硬式,社会,給料,腕,自分,自身,見学,話,財産,軟式,転職,軽視,道具,選手,野球,間,頃,

■経験語彙 33種 41個 (種類率80%) 69点
いける,きめる,くれる,ざる考える,しまう,てる,できる,と思う,に考える,やる,れる,わかる,を考える,作る,使う,使える,働く,入る,収まる,変える,変わる,始める,扱う,持つ,気付く,決める,活かす,生まれる,続ける,見える,買い換える,超える,辞める,

■総合点 77点

■均衡点 4点
 

森林関係の研究所に
   中1 あえなて(aenate)  2025年5月1日

 木が本来持っている価値を生かすこと、商品として木を高く売ることは、必ずも一致しない。気自体が持っている価値を活かすか、商品としての木の価値を優先するかをめぐって、気に田鶴悪者たちもまた動揺してきた。山の木を単なる商品にしてしまわないためには職人的な腕が生きていなければいけない。木の特性を活かしていこうとする大工の腕などが健在である間は、木と人間は一体化して、木の文化をも作り続けることができる。

お金に換算せず考える方がいいと思う。

 その理由は第一にお金に換算せずに考える方がいいと思うからだ。僕は今も小学三年生に始めた野球を一生懸命にやっている。なので今の夢はプロ野球だ。プロ野球選手は野球の道具を大事にしている。自分の商売道具だからだ。その中でも元プロ野球選手の新庄選手はとても自分の道具を大事にしていたそうだ。新庄選手はプロに入ってから、十七年間一度もグローブを買い換えてないそうだ。しかも七千五百円という決して高くないグローブを。その七千五百円は自身の初給料だったということ。大体やすいグローブだったら、すぐにダメになってしまう。だけど、新庄選手はそのグローブをずっと大事にしてきたのだ。そのきっかけは新庄選手のお父さんが新庄選手に「自分の商売道具は大切にしろ」と言われたからだ。新庄選手は「グラブは野球選手にとって心臓みたいなもの。僕はこの七千五百円のグラブのおかげでギリギリのプレーでもボールが収まってくれたし、メイプレーが生まれた」と言っている。僕も、今年から、少年野球の軟式から、硬式のクラブチームへと変わった。その大きな変化はボールの変化だ。その変化とともにグローブも変わる。軟式の野球ではグローブが一万円くらいだったのに対して硬式のグローブは五万円を超えてくるものばかりだ。少年野球では二、三回グローブを変えた。でも硬式のグローブはちゃんと手入れしたら新庄選手みたいに長く使えるので、毎日手入れをして長く使っていきたい。新しいチームの監督も道具をとても大切にしているので大切に扱いたい。

 また第二の理由としては、お金に換算して物の価値を考えると、そのものの本当の価値が見えなくなることがあるからだ。その実例は父が転職した話だ。父は昔大企業のサラリーマンだったそうだ。その企業はそこそこ給料も良かったのだ。それまではその企業で満足していたそうだ。しかし僕が生まれてから転職したそうだ。その理由は、僕が保育園に入るとなった時に、保育園の見学に行ったそうだ。そこで父が気付いたのは「社会は子どものことを軽視している」と気付いたそうだ。そこで父は、そこそこ給料が良かったサラリーマンを辞めて保育士になろとしたのだ。そして保育士になった。もともと働いてたところよりも保育士の方が給料は半分くらいだった。だけど給料が高いからという理由だけできめずに決めた。父は保育士をやってもう十年目だがサラリーマンの頃より満足しているそうだ。

 確かに、物の価値をお金に換算した方がわかりやすい。しかし「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」という名言があるようにお金は換算できないものの価値というものも大事にするべきだ。