寒すぎたピナクルズ
小4 なな(akasona)
2025年5月1日
「わぁーすごく寒いよー。風邪ひいちゃう。」
と私は思わず叫んでしまいました。私はお父さんとお母さんと一緒に十一月にピナクルズ国立公園にハイキングをしに行きました。この場所には2300万年前の火山噴火によって形成されたとがった岩の塔がたくさんあります。ピナクルズという名前もそのとがった岩の塔が由来です。ピナクルズはいい天気でしたが朝早かったので地面や草木が白くなっているのが見えました。最初は何だろうと思い外に出て確認すると、その正体は霜でした。私の住んでいるサンフランシコは海がすぐそばにあるので夜に0度以下になることはありません。なので、霜を見るのは私にとってはとてもめずらしいことでした。ピナクルズは内陸にあるので朝晩はとても寒くなり、この辺りでは霜が降りたり水たまりがこおったりすることは普通なんだと思いました。そんな寒い場所ですが、昼になると二十度を超えるのでコートの下には半袖のTシャツを着ておかないと暑くて大変なことになります。まるでピナクルズの気候は砂漠みたいだなと思いました。
私はこのハイキングのために朝五時にがんばって起きました。ピナクルズには車がおける駐車場が近くに少ししかないため、私たちの車が駐車できなくなると困るからです。まだ外は薄暗くて近所の風景がいつもと違う感じがしてとても新鮮でした。ピナクルズの近くに行くととがった岩の塔があちこちに突き出ていました。いつもとは違ってとても不思議な光景でした。地震が来たら落ちてしまいそうな大きな岩がたくさんあって少し怖かったです。ハイキングの中でも一番楽しみにしていたのは洞窟探検です。洞窟の中は真っ暗でヘッドライトがないと全く見えませんでしたが、お父さんが先頭に立って誘導してくれたので順調に進めました。本の中のお話のように冒険しているみたいでボーケーっとしているひまはなく、わくわくドキドキしました。天井から水がたくさん垂れてきて髪の毛が濡れてしまいました。
お母さんにも子供のころ家族と一緒にハイキングをしたことがないか聞いてみました。お母さんの家族はハイキングが好きではなかったのであまり思い出はないそうですが、尾瀬という場所へお父さんとお母さんと一緒にハイキングへ行ったのを思い出したそうです。水芭蕉という花が咲いている湿原の中を歩いてとても心地良かったそうです。インターネットで尾瀬の写真を探してみましたが、自然いっぱいでとてもきれいな場所だと思いました。私も今度行ってみたいです。
私はただ普通の場所をハイキングするのはあまり好きではありませんが、今までに見たことがないような変わった風景を見るのは大好きなので、もっと違う場所へいろいろ行ってアメリカや日本の自然を満喫してみたいなと思いました。