あけののさん、今回の作文はとても楽しい読み心地でした。

まず、授業(じゅぎょう)中に起こったユーモラスな出来事を詳細(しょうさい)描写(びょうしゃ)されており、読んでいるこちらまで笑いが伝わってくるようでした。文章からはあけののさんがどれだけその場面を楽しんだかが伝わり、感情(かんじょう)表現(ひょうげん)豊か(ゆたか)で良かったです。また、過去(かこ)経験(けいけん)現在(げんざい)の出来事を結びつける手法を使って、作文に深みを加えている点も素晴らしい(すばらしい)です。これにより、単なるエピソードの紹介(しょうかい)留まら(とまら)ず、あけののさんの人となりや感じ方がよく表現(ひょうげん)されています。

さらに、お母さんとの会話を取り入れることで、家族のエピソードも織り(おり)交ぜ、読者にとって親しみやすい内容(ないよう)となっています。このように、他の人の話を取り入れることで作文が一層(いっそう)立体的になっています。

また、ことわざ「多く笑う者は、幸福である。多く泣く者は、不幸である。」を引用することで、作文のテーマを強調し、教訓も含め(ふくめ)ています。これが作文の深い意味を加え、読者に考えさせるところがあります。

結びの部分で、再び(ふたたび)授業(じゅぎょう)のシーンに言及(げんきゅう)することで、作文の始まりと終わりがしっかりと繋がり、非常(ひじょう)にまとまりのある結末を迎え(むかえ)ています。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-前の話聞いた話がよく書けています
-ことわざがよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 いつまでも笑って、いつまでも幸福に na 05月1週 あけのの
字数/基準字数:
1345字/500字
思考点:64点
知識点:61点
表現点:71点
経験点:61点
総合点:70点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙15種15個100%64点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙35種46個76%61点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙94種155個61%71点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙28種49個57%61点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1345字
 64点
 61点
 71点
 61点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 15種 15個 (種類率100%) 64点
。しかし,。だから,。例えば,あると,ことにより,たらしい,と思う,なので,やろう,写すため,妻によって,止めるため,笑わせるため,見ると,関わらざる,

■知識語彙 35種 46個 (種類率76%) 61点
不幸,会員,体操,体験,健康,先生,免疫,効果,医師,博士,向上,呼吸,哲学,大体大,存在,安定,幸福,授業,時間,期待,残念,気分,爆笑,特別,犯人,理由,発散,瞬間,簡単,考案,視界,言葉,軽減,週間,部分,

■表現語彙 94種 155個 (種類率61%) 71点
いつ,お母さん,こころ,こと,すべて,そう,そこ,たくさん,とき,ところ,なん,もの,よう,インド,クラスメート,コンロ,ステージ,ストレス,ノート,ホワイト,ボード,ヨガ,ループ,一,不幸,中,人,会員,体操,体験,健康,先生,免疫,写すため,分,分の,前,力,効果,動き,医師,博士,向上,呼吸,哲学,回,声,多く,大体大,大笑い,妻,字,存在,安定,家,年,幸せ,幸福,度,心,授業,方,時,時間,期待,止めるため,残念,気分,気持ち,法,爆笑,特別,犯人,理由,発散,瞬間,私,笑い,笑わせるため,簡単,絵,考案,者,落ち着き,視界,言葉,話,誰,軽減,近く,週間,部分,隣,魔,

■経験語彙 28種 49個 (種類率57%) 61点
きく,しまう,だす,てる,できる,と思う,なれる,はらう,やる,ゆく,れる,入る,写す,始まる,感じる,描く,書く,止める,泣く,生まれる,知る,笑う,笑わせる,組み合わせる,聞く,聞こえる,過ごす,関わる,

■総合点 70点

■均衡点 6点
 

いつまでも笑って、いつまでも幸福に
   小5 あけのの(akenono)  2025年5月1日

 「ギャハハハハ」「アハハハハ」

私は、ホワイトボードに描いてある絵を見て、大爆笑をする。国語の時間に先生が描いた絵がとても面白く、思わず笑ってしまったのだ。私は、授業中だからと笑いを止めようとしたが、そうしようとするうちに笑いはどんどん大きくなっていった。

 私が4年生のころ、国語の時間にまどみちおさんのニンジンという詩を習った。その詩は、

 にんじん おふろあがり

というものだった。そのイメージをするために、担任の先生が絵を描いた。先生は、とても上手にイメージのしやすい絵を描いたつもりらしいが、イメージのしやすいどころかとても面白い絵になっていた。それは、ニンジンが鍋の中でゆでられている絵だった。ニンジンには顔があり、その顔はキョトンとしていて、鍋の下のコンロの部分はステージのようになっていた。私は、その絵を見た瞬間に笑いだしてしまい、授業中にも関わらず大爆笑をしてしまった。笑いを止めるために絵を見ないようにしたが、その隣に書いてある字をノートに写すために前を見ると、その絵が視界の中に入ってしまい、また笑いだすという魔のループが始まってしまったのだ。私は本当によく笑う方で、一週間に一回は大体大爆笑をしている。本当に面白いことがあると、30分ほどは笑ってしまう。なので、この時も45分の授業時間をほぼすべて笑って過ごした。

「もう、いつまで笑ってるの?」

「なんか、私も笑いそう」

というクラスメートの声や、

「どうしたのですか。」

という落ち着きはらった犯人の先生の声が聞こえた。犯人が描いた絵は、まるで誰かを笑わせるためにあるようだった。少し先生が恨めしかったが、その時はとても幸せな気分だった。

 お母さんは、私ほどではないがよく笑う。しかし、大笑いしているのを見たことはあまりない。だから、大笑いしたことについてきいてみた。お母さんは、笑いヨガというものを、やろうとしていたらしい。笑いヨガ(ラフターヨガ)は、笑いの体操とヨガの呼吸法を組み合わせた健康法だ。1995年にインドの医師マダン・カタリア博士とその妻によって考案された。特別な理由がなくても笑うことで、ストレス発散や免疫力向上が期待できるとされている。お母さんは、一度家の近くにあった笑いヨガができるところへ体験に行ったそうだ。簡単な動きをしながら、笑うものだったという。残念ながら、お母さんはそこの会員にはならなかったけれど、笑っているときは本当に大爆笑をした時のように幸せな気分だったそうだ。私は、お母さんの話を聞いて、笑いヨガという存在を初めて知った。また、やはり笑うというのはとても良いことなのだと感じた。

 笑いによる効果は、たくさんある。例えば、ストレスの軽減や、免疫力向上、心の安定などだ。笑うことにより、幸せな気持ちが生まれて、ストレスが少なくなってゆき、こころも安定するのではないかと思う。哲学者アルトゥール・シューペンハウアーの言葉に、「多く笑う者は、幸福である。多く泣く者は、不幸である。」という言葉がある。このように、笑う人は幸福になれるのだ。私は、またホワイトボードを見る。

「ギャハハハハ」「アハハハハ」