みきひささん、今回の作文はとても楽しく読ませていただきました。

グッピーの飼育(しいく)についての詳しい(くわしい)説明(せつめい)があり、あなたの観察(かんさつ)力の鋭さ(するどさ)が感じられますね。
特に(とくに)、グッピーの色の遺伝(いでん)についての部分は、科学(てき)知識(ちしき)をしっかりと理解(りかい)していることが伝わっ(つたわっ)てきて、素晴らしい(すばらしい)です。
また、母親の子ども時代のセキセイインコの話を取り入れることで、文章に深みが出ています。
前の話聞いた話がよく書けていますね。

動物と人との関係(かんけい)について深く考え、どうすればより良い(よい)関係(かんけい)築ける(きづける)かを提案(ていあん)している点も、感心しました。
ですますがよく書けていますし、心の中で思ったことがよく書けています。

動物を大切に思う気持ちがとても伝わっ(つたわっ)てきて、読んでいるこちらも動物たちに優しく(やさしく)接し(せっし)たいと改めて(あらためて)思いました。
これからも、みきひささんのさらなる成長(せいちょう)素敵(すてき)な作文を楽しみにしています。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-たとえがうまく使われています
-前の話聞いた話がよく書けています
-ですますがよく書けています
-心の中で思ったことがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています
 

森リン評価 動物との信頼貯金 ta 05月2週 みきひさ
字数/基準字数:
1438字/400字
思考点:77点
知識点:54点
表現点:58点
経験点:63点
総合点:63点
均衡点:1点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:1点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種29個69%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙24種35個69%54点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙66種128個52%58点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙29種46個63%63点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1438字
 77点
 54点
 58点
 63点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 29個 (種類率69%) 77点
。しかし,。だから,。確か,いるから,いるので,するから,すると,たから,たらしい,だろう,できるかも,と思う,ないので,なくすため,の思う,は思う,みると,を考える,人間にとって,探そう,

■知識語彙 24種 35個 (種類率69%) 54点
世界,人間,信頼,動物,危険,場所,大切,天敵,失敗,安心,小学生,心配,想像,普段,毎日,生活,発見,白色,緑色,自分,自由,貯金,青色,黄色,

■表現語彙 66種 128個 (種類率52%) 58点
。確か,こと,そう,ところ,なくすため,ほう,ぼく,まわり,もの,よう,インコ,セキセイインコ,一,一つ,世界,中,二,二つ,人,人間,体,信頼,僕,兄,前,動物,匹,危険,場所,外,大切,天敵,失敗,安心,家,小学生,心配,想像,手,日,時,普段,木,母,毎日,生き物,生活,発見,白色,目,空,窓,絆,続き,網,緑色,自分,自由,話,貯金,青色,頃,頭,餌,鳥かご,黄色,

■経験語彙 29種 46個 (種類率63%) 63点
あげる,おく,しまう,しれる,できる,と思う,なくす,のせる,の思う,は思う,られる,を考える,付き添う,凝らす,出る,慣れる,捕まえる,探す,止まる,深める,育てる,走り回る,逃げる,逃げ出す,遊ぶ,違う,閉める,飛び回る,飼う,

■総合点 63点

■均衡点 1点
 

動物との信頼貯金
   小4 みきひさ(mikimiki)  2025年5月2日

 「やっぱり可愛いな~。」

僕は、グッピーを飼っている。グッピーの中でもブルーグラスを飼っている。グッピーを飼いたかった理由は、尾びれが長く可愛いからだ。特にオスのグッピーの尾びれはとても長く、水草やポットの間を優雅に泳いでいる。その様子から、オスは王子様で、メスは女王様のようだ。グッピーが泳いでいる様子を見て、いつも綺麗だなとうっとりしている。一年前に、リビングで三センチのオスのブルーグラス二匹とメスのブルーグラスを二匹飼い始めた。けれども、今は全体で三十匹くらいに増えた。二センチ以上のものが七匹、一センチくらいのものが十四匹、生まれたばかりの赤ちゃんが九匹くらいいる。水槽を眺めて、

「こんなに多いんだ。多いな。大丈夫かな。」

と不安になる。水槽がバコンと破裂しないかと心配になる。グッピーはきっと仲間が増えて、満足していると思う。

 ブルーグラスからは、ブルーグラス、レッドグラス、ブラオが生まれる。それぞれ、ブルーグラスは青色、レッドグラスはオレンジ色、ブラオは灰色の体をしている。ブルーグラスの色は遺伝子によって決まる。Rは赤く発色する遺伝子、rは赤く発色させない遺伝子であり、RRの場合はレッドグラス、Rrの場合はブルーグラス、rrの場合はブラオになる。僕の水槽は色とりどりの色で塗られているように感じている。このようにいろいろな色があるのは、観賞用の魚になるように改良されたからだろうと考える。

 母は小学生の頃、フワフワしているセキセイインコを二匹飼っていたそうだ。一匹は頭が白色で体が青色、もう一匹は頭が黄色で体が緑色のセキセイインコがいたらしい。小学生の母は、ある日、セキセイインコを手にのせて遊んでいた。すると、家の窓から外に逃げ出してしまって、ヒヤッとしたらしい。その時、母はもっと広いところで遊んでみたかったのかなと思ったようだ。ぼくも母と同じでインコが広い場所で空を自由に飛び回りたかったのではないかと思った。いつもは小さな鳥かごで育てられているので、広い外の世界に行きたいのではないかと僕は想像した。しかし、母の話の続きは僕の想像とは違った。目を凝らして見てみると、逃げたセキセイインコが家の前にある木に止まっていたそうだ。母と兄はインコを網で捕まえたそうだ。やっぱり家のほうが慣れていていいなとインコは思ったからだろう。もし、自分だったら、すぐに家のまわりを走り回っているだろう。なぜなら、危険なところにセキセイインコがいないかなと心配するからだ。

 人間にとって、生き物は大切なものである。だから、母は逃げたセキセイインコを探そうとしたのだろう。母の失敗をなくすために、二つできることを考えてみた。一つ目は、窓を閉めておくことである。窓などを閉めることで、動物が逃げなくなるだろう。窓の外から天敵が来ることもないので、動物は安心して生活することができる。確かに、外に出ることで動物はいつもとは違う発見ができるかもしれない。でも、外の世界には人間でも恐い生き物がいるから、やはり家の中で生活したほうがいいのだと思う。二つ目は、普段から、動物と人間との絆を深めることが大切だと思う。毎日遊んであげたり、餌をあげたり、動物の思うことに付き添う。そしたら、家の外で遊んでも逃げないようになるのではないかと思う。僕は、人との信頼貯金のように、これから動物とも絆を深めていきたいと思った。