自分の生活と心の動きを丁寧(ていねい)にたどりながら、「夢中になれる生き方」についてじっくり考えている素晴らしい意見文です。読む人の共感を呼ぶ表現がたくさんありました。

【総評】
 夢中になれることの大切さを、自分自身の体験をもとに明確に伝えようとしていて、読者に「自分も何かに夢中になりたい」と思わせる力を持っています。四段落構成の型を守りながらも、個人的な体験(スマホと向き合う苦労や、家族の中で卓球(たっきゅう)の道を選んだ話など)を通して、主張に説得力を持たせることができています。結びも主題と名言に呼応し、深いまとめになっていました。

【段落ごとの講評】

■第一段落(生き方の主題)
 主題の提示として「夢中になれる人間になりたい」という言葉がはっきり示され、読む人にとってもわかりやすい出発点になっています。卓球(たっきゅう)とゲームという異なる場面を並べて示し、幅広い(はばひろい)「夢中」の姿を描け(えがけ)ているのもよい工夫です。

■第二段落(方法1:スマホから離れ(はなれ)挑戦(ちょうせん)する)
 「スマホから離れる(はなれる)努力」と「ゲームを通じての成長」がうまく結びついています。失敗談やユーモアのにじむ表現(レンジでチンなど)を通じて、読み手の心を和ませる工夫も見られます。自分の苦手意識を認めつつ、成長の過程を丁寧(ていねい)描い(えがい)ている点が好印象です。

■第三段落(方法2:環境(かんきょう)を整える)
 家族との関わり、好きな選手の話、地域の出来事などを織り交ぜながら、「環境(かんきょう)づくり」の重要性を具体的に述べられています。「死ぬ前には現地で観戦したい」という夢をストレートに書く姿勢も、文章に個性を与え(あたえ)ています。やや話題が拡散気味なので、後半に向けて「環境(かんきょう)」についての焦点(しょうてん)をもう一度絞る(しぼる)とさらに良くなります。

■第四段落(主題再提示・名言の引用)
 名言をもとに、冒頭(ぼうとう)の主題に立ち返る形で結ばれており、意見文として非常に完成度が高いまとめです。「やりすぎは良くない」「苦手意識も減らしたい」というバランス感覚も大変良く、読む人に安心感を与える(あたえる)締めくくり(しめくくり)になっています。

【特に優れていた点】
・自分の体験を生き生きと描写(びょうしゃ)している点
・主題がぶれずに最後まで一貫(いっかん)している点
・名言を活用した深い結び
・ユーモアと共感を呼ぶ語り口

【考えを深めるための質問】
 あなたが「夢中になれる人間になる」ために、次に挑戦(ちょうせん)してみたい新しいことは何ですか?それをするには、どんな「環境(かんきょう)づくり」や「工夫」が必要だと思いますか?
 


■思考語彙 21種 28個 (種類率75%) 79点
 確か, 第,。しかし,。だから,。確か,いれば,しよう,するため,するので,たから,たので,と思う,と考える,なので,ので思う,られざる,られるので,れざる,を考える,多いので,続くと,

■知識語彙 61種 108個 (種類率56%) 80点
下校,世界,両方,中国,中学生,人間,以上,以前,休暇,何事,免許,利用,動画,卓球,原因,名言,地域,場面,夢中,大事,大会,実行,対処,対策,小学生,左右,後悔,得意,意識,感覚,成績,挑戦,方法,時刻,時間,最近,有利,本格,来車,東京,機会,毎日,水谷,物事,現地,環境,直接,相手,確保,自分,自覚,苦手,観戦,試合,試行錯誤,財産,退勤,運転,選手,部分,順位,

■表現語彙 122種 223個 (種類率55%) 83点
 確か,。確か,いろいろ,うち,こと,この間,すぎ,するため,そう,とき,もの,よう,わけ,アイテム,オリンピック,ゲーム,ゴール,サイン,スポーツ,スポーツカー,スマ,テニス,ホ,メダリスト,ライバル,レース,一,下校,世界,両方,中,中国,中学生,二,人,人間,今,以上,以前,休暇,何,何事,兄,免許,利用,前,動画,卓球,原因,名言,地域,場面,夢中,大事,大会,大好き,好き,姉,始め,実行,対処,対策,小学生,左右,彼,後悔,得意,心,意識,感覚,成績,挑戦,方,方法,日,早め,時,時刻,時間,最近,有利,本格,来車,東京,機会,母,毎日,水谷,法,父,物事,現地,環境,生,的,直接,相手,確保,私,自分,自覚,苦手,観戦,試合,試行錯誤,負け,財産,身,車,退勤,遊び,運転,過ぎ,道,選手,部,部分,金,隼,頃,順位,頭,

■経験語彙 41種 62個 (種類率66%) 80点
せる,つく,できる,と思う,と考える,なれる,ので思う,もらう,やめる,やる,られる,れる,を考える,争う,会う,伸ばす,住む,使う,使える,入る,分かる,取る,増える,増やす,始める,感じる,戦う,持つ,挙げる,整える,歩む,死ぬ,残す,減る,競う,続く,行う,見つける,負ける,関わる,離れる,

■総合点 88点

■均衡点 8点
 

本当の夢中とは
   中3 あおてね(aotene)  2025年5月2日

  私が最近、夢中になっていることはスポーツで言うと卓球、日常生活だったらスポーツカーなどでレースをするゲームだ。卓球は小学生の頃から遊びの感覚から始め、中学生になって卓球部に入って本格的にやるようになった。ライバルに負けたり、負けが続くと辛いが、大事な試合で成績を残すことができた時はとても嬉しい。また、卓球を通していろいろな人と関わることができるのも良い部分だ。スポーツカーでレースをし順位を競うゲームは、元々兄がやっていて面白そうと思ったのと将来車の免許を取るときに車を運転する感覚が少しでも身についていたら有利かなと思って始めた。私は何か夢中になれる人間になりたい。

 第一の方法として、スマホの世界から離れていろいろなことに挑戦することだ。最近、スマホの利用時間が以前より増えた。自覚はあるのになかなかやめられず毎日スマホの見過ぎで後悔している日が多い。今は、いろいろな対策法を考えながらスマホの世界と戦っている。いろいろな対処法を実行している中で夢中になったのがスポーツカーでレースをし順位を争うゲームだ。スマホの利用時間が長い原因として動画の見過ぎが挙げられるので、スマホを見るのならせめて頭を使えるようなことをしようと考えた。どうやったら相手より早くゴールできるのか、アイテムをどの場面で使うかと試行錯誤をするので思った以上に頭を使う。このゲームに夢中になれたのはいろいろなことに挑戦したから見つけられたのだと思う。だから、いろいろなことに挑戦し、試行錯誤をすることは大事だと分かった。

 第二の方法として、好きなことができるように環境を整えることだ。私は、スポーツでは卓球に夢中になっている。父と母はテニスをしているが、父と兄が卓球はでき、姉は卓球観戦が大好きなので私はテニスと卓球両方ともできた。しかし、私はテニスより卓球の方が面白いと感じ卓球の道を歩むことにした。今では卓球をするのも観戦をすること両方好きになった。ついこの間自分が住んでいる地域に東京オリンピック金メダリストの水谷隼選手が来た。私はこの機会に彼に会いに行った。卓球を生で見るのは初めてだったのでとてもいい時間となった。私が、好きな選手は中国選手などが多いので死ぬ前には世界大会を現地で観戦して、直接サインをもらいたいと思う。オリンピックや世界大会を観戦できるように休暇の日をもっと増やしたり、卓球をする時間を確保するために、下校時刻や退勤時間を早めにするという方法もあると思う。確かに、環境に左右されずに何事もできる人はすごいがやはり物事を行うときには環境も大事になってくる。

 確かに、夢中になれることばかりやっていれば良いというわけではない。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」と言う名言があるように、私は何か夢中になれる人間になりたい。しかし、何事もやりすぎは良くない。自分の得意を伸ばしつつ、苦手意識も減らせるようにしたい。